大阪の夢洲で開催されている「大阪・関西万博」に行ってきました!
今回は、「サーチエスニック的」な観点からアジア・アフリカ・中東・中南米の国に絞って周り、食事もランチにアフリカ、ディナーはアラブ料理を賞味。
パビリオン巡りVol.2。今回はトルクメニスタンパビリオンとコモンズ-Aをご紹介します。
アフリカ料理のレストラン「PANAF’」でランチを食べた後、午後いちで向かったのが、「トルクメニスタンパビリオン」
トルクメニスタンパビリオン
こちらが、「トルクメニスタンパビリオン」の外観です。
中央アジアの南西部にある国「トルクメニスタン」。共和制という体制ながら、実質的には独裁国家で、街中には至る所に肖像画が飾られるなど、セルダル・ベルディムハメドフ大統領に対する個人崇拝が強制され、厳しい情報統制が敷かれているなど、「中央アジアの北朝鮮」とも呼ばれている謎の国です。
数ある万博のパビリオンの中でも異彩を放っていると評判だったので、ぜひ訪問したいと思っていました。
そう考えている人は多いようで、パビリオン前にはかなりの行列。
結局、炎天下の中、40分ほど並ぶことになりました。
入り口に入ると、のっけから独裁国家トルクメニスタン!
エントランスの正面に、第三代大統領「セルダル・ベルディムハメドフ」大統領の肖像が掲げられています。
そこから中へと進むと、巨大なスクリーンで「トルクメニスタン」を紹介する大部屋があります。
ここで紹介されている映像が、なかなかすごい!
まるで北朝鮮のような世界観!
トルクメニスタン国家渾身の力作です!!
全編の動画がYOU TUBEにアップされていたのでご覧ください↓
スクリーンの映像に圧倒された後、階段を登って2階へ。
2階はトルクメニスタンの産業や交通、教育や伝統文化などを紹介する展示フロアー。
ここも見応えがあります。
絨毯生産はトルクメニスタンの経済の要。
5月最後の日曜日は「トルクメン絨毯の日」と決められ、国民の休日に指定されているとのこと。
トルクメニスタンは、2020年東京オリンピックのウエイトリフティング女子59kg級で銀メダルを獲得しています。
2階の展示品をひと通り観た後、3階へ。
3階はカフェになっています。
トルクメン絨毯で彩られた座席は居心地が良さそうで、「ピシメ」という揚げパンや「シェク・シェキ」というかりんとうのようなお菓子があり、ウズベクのプロフに似た「パロウ」なども食べられるようですが、残念ながら席は満席。かなり長い行列が出来ていました。
コモンズ-A館
トルクメニスタンパビリオンの近くにある「コロンビアパビリオン」や「クウェートパビリオン」「アラブ首長国連邦パビリオン」などは、結構な列が出来ていたので、並ばずに入れそうな「コモンズ-A館」へ。
予想通り、ほとんど並ばずに入れました。
「コモンズ-A館」は、29の国と地域が合同で出展しているパビリオン。
出展の29の国と地域の内訳は↓です。
「コモンズ-A館」出展の29の国と地域
【アジア】キルギス、スリランカ
【中近東】イエメン
【アフリカ】ウガンダ、エスワティニ、ガーナ、ギニアビサウ、ケニア、コモロ、セーシェル、ブルンジ、マラウイ、モーリシャス、ルワンダ
【ヨーロッパ】北マケドニア、コソボ
【中南米】グレナダ、スリナム、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、トリニダード・トバゴ、バルバドス、ボリビア
【大洋州】パラオ、サモア、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア
たくさんの国のブースがあり、雰囲気は以前訪問した「ツーリズムEXPOジャパン」と似たような感じ。


さっそく、各国のブースを覗いてみましょう〜♪
ボリビア
南米の内陸国「ボリビア」
アンデス山脈とアマゾンのジャングル、世界最高所の首都ラパスと、世界最大のウユニ塩湖がある国です。
「ティワナク遺跡」のポンセ像の写真と、アンデスの弦楽器「チャランゴ」と笛「サンポーニャ」
「ティワナク遺跡」は、ここがどういう社会形態を持っていたのか、なぜ滅びたのか、どんな民族によって造られたのか明らかにされていないという謎の遺跡。
雨季になると湖面に薄っすらと水が張り、空に浮かんでいるように感じるという、世界最大の塩の湖「ウユニ塩湖」
その「ウユニの塩」も販売されていました。
キルギス
中央アジアの内陸国「キルギス」
国土の40%が標高3,000mを超える山国で、天山山脈やパミール高原、世界第二位の透明度を持つイシク・クル湖などの風光明媚な景観と、遊牧生活で培われた伝統文化が魅力の国。
キルギスのブースは、羊毛フェルトでできた絨毯「シルダック」やフェルト人形、羊毛で作られたフェルト帽「カルパック」など、フェルトの温かみ溢れる雰囲気。
イエメン
アラビア半島の南端にある国「イエメン」
中世のアラブの風情が色濃く残る街並みが魅力のこの国。首都サナアは現存する世界最古の町のひとつとも言われます。モカコーヒーの産地としても有名。
首都サナアの旧市街には、写真の模型のような、茶色の日干しレンガに白い漆喰でデコレーションされた高層の建物が建ち並んでいます。
そこを歩く、腰に短刀を差した長衣の男たちと、すっぽりと黒いニカーブに包まれた女性たち。まさに中世アラビアそのままの風景。
ワディ・ハドラマウトの中心都市「サユーン」からタクシーで西へ進むと、砂漠の中に忽然と巨大なビルのかたまりが姿を現します。
まるで蜃気楼のように、忽然と砂漠の中に姿を現すのです。
”砂漠の摩天楼都市”と呼ばれる街、「シバーム」です。
何も買いませんでしたが、イエメンのブースでは工芸品や食品などの販売コーナーが盛況でした。イエメンの製品が購入できる貴重な場です。
内戦の影響により、現在は渡航するのが難しくなってしまいましたが、イエメンは自分が訪れた国の中でも最も印象深い国のひとつ。
いつかまた、再訪したい国です。
ブルンジ゙
東アフリカの内陸国「ブルンジ」
四国の1.5倍ほどの小さな国で、主産品はコーヒー豆。
ブルンジのブースは、カフェが充実していました。
スペシャルティコーヒーのほか、カヌレパフェが美味しいと話題です。
ブースでは、コーヒー豆のほか、はちみつも販売。
ブルンジのはちみつは濃厚で独特な味わいであるとのこと。
ブルンジのブースで「ブルンジスペシャルティコーヒー」をテイクアウト購入。10分ほど並びました。
「コモンズ-A館」の外のベンチに座り、コーヒーを飲んでひと休み。
左が「アイスコーヒー(M)」(600円)、右が「コーヒーフロート(M)」(800円)
深みのある甘さが感じられる美味しいコーヒー♪
コーヒーを飲み終えた後、「コモンズ-D館」へと向かいます。
大阪・関西万博の記事




関連記事





