バンガロールに到着した翌朝。
南インドの軽食「ティファン」のモーニングを食べるため、朝6時に起床しました。
この日は、バンガロールを観光&街歩き・食べ歩き。料理教室にも行く予定。
宿泊した「ザ チャンセリー ホテル (The Chancery Hotel)」
こちらは、宿泊した「ザ チャンセリー ホテル (The Chancery Hotel)」
日本人ビジネスマン御用達として知られているホテル。バンガロール中心部のMGロード近くにあり、立地条件は最高です。
さっそく、ホテルの入り口でウーバーを呼ぶと、すぐに到着。
最初の目的地、バンガロールを代表的するティファン店『MTR(Mavalli Tiffin Rooms)』へと向かいます。
『MTR』で「マサラ・ドーサ」と「ライス・イドゥリ」を賞味
『MTR』の外観
『MTR』は、バンガロール市内に9店舗ありますが、今回訪れたのは本店であるラールバーグロード店(LALBAGH ROAD)。
MGロード近くのホテルからウーバーに乗って15分で到着(₹100)!
朝7時半に訪問したところ、お店の前は大勢のお客さんでごった返していました。
入り口で待つテイクアウト待ちのお客さん
『MTR』は、1924年創業の歴史あるお店。インド国内に12店舗(うち、バンガロールに9店舗)、海外に7店舗を展開する、バンガロールを代表するティファン店です。
「Rice Idli」(₹47)
「Masala Dose」(₹124.76)
いただいたのは、「Rice Idli(ライス・イドゥリ)」と「Masala Dose(マサラ・ドーサ)」
熱々ほかほかの「ライス・イドゥリ」は、酸味控えめで粒感のある生地に弾力のある食感が美味。くどさのないほんのりとした甘味のあるサンバルや、ミントの風味と青唐辛子の辛味が効いたチャトニも唸るほどの旨さ。
『MTR』名物の三角の形に成形された「マサラ・ドーサ」は、生地の表面は硬めで、内側はもっちりとして柔らか。酸味はあまりなく、食べると油がジュワッと口の中に広がり、たまらない美味しさ♪ サンバルやチャトニとの相性も抜群で、さらに、ギーを付けていただくともう最高!
「Coffee」(₹57.14)
食後は、南インド定番の「Coffee」
しっかりと泡立てられたフィルターコーヒーは、濃厚なコーヒーの風味とまろやかなミルクのバランスが絶妙で、「旨い!」を連発してしまう美味しさ。
大満足のモーニングとなりました★
『MTR』の住所・営業時間
- 住所:14, Lal Bagh Main Rd, Doddamavalli, Sudhama Nagar, Bengaluru, Karnataka 560027 インド
- 電話:+919886894128
- 営業時間:6:30~11:00 12:30~20:30
『MTR』でドーサとイドゥリを食べた後は、ティファン屋のはしご。
お店の前でウーバーを呼び、次の目的地『Brahmins’ Coffee Bar』へ。
『Brahmins’ Coffee Bar』で「イドゥリ・ワダ」を賞味
『Brahmins’ Coffee Bar』の外観
『Brahmins’ Coffee Bar』は、バンガロールで最も古い地区のひとつであるチャムラージペット(Chamarajpet)地区の一角にあります。
『MTR』からウーバーに乗って15分(₹130)
到着すると、お店の前は多くのお客さんで賑わっていました。
渋い看板とティファンを立ち食いするお客さん
お店の外に設置された簡易テーブルで立ち食い
『Brahmins’ Coffee Bar』には座席はありません。
食券(レシート)を厨房スタッフに渡して料理を受け取ると、お客さんはお店の外へ。
店外に設置された簡易テーブルで立ち食いするスタイルです。
「イドゥリ・ワダ」(₹50)
いただいた、グリーンのミントチャトニの上に乗った「イドゥリ・ワダ」は、さすがの美味しさ!
口の中で溶けるような柔らかさの「イドゥリ」も、サクふわ具合がこれ以上ない「ワダ」も絶品♪
水分多めでスパイシーなチャトニに付けていただくと最高です。
『Brahmins’ Coffee Bar』の住所・営業時間
- 住所:Pushp Kiran, 19, Rangarao Rd, near Shankar Mutt Road, Shankarapura, Bengaluru, Karnataka 560004 インド
- 電話:+919845030234
- 営業時間:6:00~12:00 15:00~19:00
『Brahmins’ Coffee Bar』で「イドゥリ・ワダ」を食べた後、次の目的地は、バンガロール最大の市場「KRマーケット」
『Brahmins’ Coffee Bar』から「KRマーケット」までは、ウーバーに乗ると9分で着きますが、歩いても30分弱なので、歩いて行くことにしました。
歩いてKRマーケットまで
オートリキシャと牛
都会的な街並みのバンガロールですが、所々にインドらしいものがあります。
インドと言ったらオートリキシャと牛!
バンガロールはウーバーが便利なので、オートリキシャはほとんど使いませんでした(他の町ではガンガンに利用しました)。
サリーを着た女性
サリーを着た女性もバンガロールでは少なめ。女性も男性も日本と同じような格好をした人が多数派。
他の町では、特に女性はサリーやパンジャービードレスなど伝統服を着ている人がほとんどな感じ。
バンガロールは高原にあるため気候がいい
バンガロールは高原にあるため過ごしやすい気候です(標高は920m)
道もそこそこ整っているし、快適に散歩できます。
路上の花売り
謎な木の実がたくさんぶら下がっています。
スイカ屋、犬、バイク、車、寺院の門塔、椰子の木
大量のバナナリーフ
御座や暖簾、籠など
りんご?の大八車を押す人
ブーゲンビリアが咲いています。
バンガロールフォートの入り口
路上の野菜売り
30分ほど歩いたところで、KRマーケットの入り口の、マイソール通りとクリシュナラジェンドラ通りの交差点が見えてきました。
「KRマーケット」でインドらしい混沌を味わう
「KRマーケット」の市場エリアの入り口付近
「KRマーケット」は、バンガロール最大の繁華街であるMGロード周辺から南東へ2kmほど。市内で最も古く最も混雑したエリアである「カラシパリャ(Kalasipalyam)」地区にあります。
近代化されたバンガロールの街の中でも、最もインドらしい場所と言われる「KRマーケット」。バンガロールで最も大きく、賑わいのある市場です。
交差点からマーケットエリアへと入ると、一気に風景が混沌としてきます。
繁華街のMGロード周辺では感じられなかった“インド”らしい風景がそこには広がっていました。
唐辛子が山積みされたスパイス屋
英国植民地時代の煉瓦造りの建物
「KRマーケット」は、英国植民地時代の1928年に造られました。
設立当初からの赤と白の煉瓦造りの建物は現在は使われておらず、今は1990年代に建てられたコンクリート造りの3階建ての建物がメインで使われているとのこと。
マーケットには1,200以上もの業者が集まっており、毎日10万人以上の人が訪れているのだとか。
コンクリート造りのメインの市場
コンクリート造りのメインの市場へと入っていきます。
「KRマーケット」は、地下階に花や野菜、果物。2階に乾物、3階は工具や工作機械の店が多く入っているとのこと。
野菜売り場
宗教用具の店
メインの建物の中を歩いてみましたが、それほど目を引くものは見つけられず、ぐるっと周っただけで外に出てしまいました。
しかしながら、帰国後「KRマーケット」についてネットで調べてみたところ、なんと、ここにアジア最大の花市場があったということが判明!
悔しい気持ち満点ですが、今度バンガロールに再訪した時の楽しみとしてとっておくことにしましょう。
『KRマーケット』の住所・営業時間
- 住所:15, Dharmaraya Swamy Temple Rd, Old Tharagupet, Dodpete, Nagarathpete, Bengaluru, Karnataka 560002 インド
- 電話:+918022352828
- 営業時間:4:30~22:30
KRマーケットを見た後は、市場の混雑から離れたBengaluru Fort付近に移動してからウーバーを呼びました。
次の目的地は、「ANOKHI Raintree」。滞在中着るインド服を購入しに行きます。
「ANOKHI Raintree」でインドのブロックプリント服を購入
お洒落なショッピングスポット「Raintree」
KRマーケットからウーバーで16分ほど。
英国時代の19世紀後半に建てられたバンガローを利用したショッピングスポット「Raintree」に到着しました。
美しい緑の木々を眺めながら敷地内を歩いていくと、バンガローの一角に、「ANOKHI Raintree」の店舗がありました。
「ANOKHI Raintree」の店舗
「アノーキ(Anokhi)」は、インド北西部ラジャスターン地方の町「ジャイプル」生まれのハンドメイドブランド。
インド伝統の「ブロックプリント」(木版)を使った衣料品や布製品が有名で、インド全土に26店舗あります。
バンガロール市内には2店舗あり、そのうちのひとつがここ「ANOKHI Raintree」です。
「ANOKHI Raintree」の店内
ブロックプリントで柄が付けられた服がたくさん
ベッドカバーやクッションカバーなどもあり
「ブロックプリント」とは、木に細かな模様を彫り込んだハンコのようなもの。
図柄をプリントする際に、色ごとにブロックプリントが必要になるので、かなり手が込んでいます。
ここで、メンズのシャツ1枚(自分用)とレディースの服2着(妻用)を購入(合計₹7,250)。
『ANOKHI Raintree』の住所・営業時間
- 住所:Raintree”, 4, High Ground, Sankey Rd, opp. Windsor Manor Bridge, Lower Palace Orchards, Guttahalli, Bengaluru, Karnataka 560052 インド
- 電話:+918022354397
- 営業時間:10:00~19:00
- HP:https://www.anokhi.com/bengaluru/bangaluru-raintree/
「ANOKHI Raintree」で服を購入した後は、ウーバーを呼び、ランチを食べに目的の店『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』へと向かいます(₹189)。
所要40分ほど、12時少し前に到着。
「Hotel Nalapaka」で北カルナータカ・ミールスを賞味
『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の外観
市内西部のラジャジナガル(Rajaji Nagar)の商業エリアの一角に、北カルナータカ料理のお店『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』は、あります。
北カルナータカ料理とは、カルナータカ州北部の内陸部で食べられている料理のこと。
北カルナータカ料理は、主にベジタリアン料理で、小麦や雑穀を主食とし、ロティの種類が豊富。スパイシーで素朴な料理が多いとのこと。
『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の店内
『Hotel Nalapaka(ホテル・ナラパカ)』の店内です。
12時頃入店した時はお客さんはいなかったのですが、食べ終わった頃には満席状態になっていました。
注文したのは、お店の定番メニューである「Jowar Rotti Meals(Full)」(₹249)
スタッフがサーブ用の容器を持って次々とおかずを盛っていきます。
「Jowar Rotti Meals(Full)」(₹249)
こちらが、「Jowar Rotti Meals(Full)」
北カルナータカ料理を初めていただきましたが、想像以上に美味でした。
いただいた「Jowar Rotti Meals(ジョワール・ローティー・ミールス)」は、もろこしを使った香ばしい「ジョラダ・ローティー」や、トロみとコクのある「茄子のパルヤ」がたまらない美味しさ♪
ベジオンリーで雑穀が主食であるにもかかわらず、満足度はかなり高かったです。
『Hotel Nalapaka』の住所・営業時間
- 住所:28, 12th Main Rd, near Navarang Theatre, 1st Block, Rajajinagar, Bengaluru, Karnataka 560010 インド
- 電話:+918023523108
- 営業時間:7:30~22:00
「ホテル・ナラパカ」で充実のランチをいただいた後は、次の目的地「Museum of Art&Photography」へ。
ミュージアムは、宿泊していた「チャンセリー・ホテル」から数分の場所にあるので、一旦ウーバーでホテルへと戻り、購入した服を部屋に置いてから歩いて向かうことにしました。
「ホテル・ナラパカ」から「チャンセリー・ホテル」までは、ウーバーで50分ほど(₹256)。ミュージアムまではホテルから歩いて5分ほど。
「Museum of Art&Photography」でインドのアートを鑑賞
「Museum of Art&Photography」の入り口
「Museum of Art&Photography」(MAP)は、インドのバンガロールに拠点を置く私立美術館で、12世紀から現在までのインドの美術、織物、写真、工芸、デザインのコレクションを保管しています。2023年2月のオープンです。
ミュージアムの塀には「ゴンド画」らしき魅力的な絵が一面に描かれていました。
「ゴンド画」はビビッドな色彩と連続したパターン模様が特徴
ミュージアムの塀には「ゴンド画」らしき魅力的な絵が一面に描かれていました。
「ゴンド画」はビビッドな色彩と連続したパターン模様が特徴です。
エントランス中庭の人物を象った鉢
MAPには2万点以上の美術作品が収蔵されており、その多くはインド亜大陸からのもの。
近代・現代美術、写真、伝統工芸、大衆文化、前近代美術と織物、工芸とデザインの6つの部門に分かれていて、膨大なコレクションには写真や先住民アーティストの作品も含まれているとのこと。
ムガル朝時代らしき絵画
灯篭の窓に描かれた細密画
ヒンドゥー教の神様の絵
Ramlila Festival Ajodhya Lucknow
映像の展示
「Museum of Art&Photography」の展示室
神様の絵。カラフルな色彩がGood
ゴンド画の孔雀の絵
古い映画ポスター
ミュージアムショップ
先住民族の絵や彫像を見ることを目的に訪れたのですが、展示品をあまり見つけられず。
見逃した展示室があったのかな?
「Museum of Art&Photography」(MAP)の場所・営業時間
- 住所:22, Kasturba Rd, Shanthala Nagar, Ashok Nagar, Bengaluru, Karnataka 560001 インド
- 電話:+91 80 6933 4100
- 営業時間:10:00~18:30
- HP:https://map-india.org
ミュージアムを見た後は、17時から料理教室に行く予定だったのですが、2時間ほど時間に余裕があったので、近くのカフェで休憩することにしました。
「The Third Wave Coffee」でスペシャルティコーヒーを飲む
「The Third Wave Coffee」の外観
訪問したのは、「The Third Wave Coffee」のLavelle Road店。
「The Third Wave Coffee」は、バンガロールで初めてスペシャルティコーヒーを提供したというカフェ。現在では国内に100店舗以上を構える人気カフェチェーンです。
コーヒーの世界には、ファーストウェーブ(インスタントコーヒーの普及:19世紀後半〜1960年代)、セカンドウェーブ(風味を重視するスターバックスなどのシアトル系コーヒーの潮流:1960年代〜2000年頃)、サードウェーブ(シングルオリジン・浅煎り・ハンドドリップ・ダイレクトトレードを重視:2000年以降)という3つの波があるそうですすが、この第3の波をそのまま店名にしてしまったのが、「The Third Wave Coffee」です。
「The Third Wave Coffee」の店内
カルナータカ州チクマガルール産のコーヒー豆を販売
パンやクッキー、ハンバーガーなども販売されています。
「Americano」(₹229)
コーヒーは、「Americano」(₹229)を注文。
カルナータカ州チクマガルールの農園で作られたコーヒー豆を使った、フルーティーな酸味を感じさせる浅煎りハンドドリップコーヒーは、さすがに美味しい♪
店内は、ちょっと高めの日本のカフェチェーンと似たお洒落でゆとりある空間。バンガロールの若者たちが談笑したり、ラップトップパソコンで作業したりしていました。
ここで、1時間ほどゆったりと休憩。
Third Wave Coffee | Lavelle Road
- 住所:Corporation No 13, Old no 4/1, Ground Floor, Lavelle Road Junction, Walton, North, Bengaluru, Karnataka 560001 インド
- 電話:+918951941704
- 営業時間:8:00~0:00
- HP:https://stores.thirdwavecoffeeroasters.com/store-pages/third-wave-coffee-lavelle-road-bengaluru/
16時過ぎ、お店を出てウーバーを呼び、料理教室のあるエリアへと向かいます。
「Swamy インド料理教室」でカルナータカ料理を習う
Uberで料理教室のある住宅街に到着
今回の南インド旅の目的のひとつ、料理教室に参加すること。
ネットでいろいろ探し、バンガロールでは「Swamy インド料理教室」に参加しました。
お料理を教えてくれたのは、長く日本のインド料理店で働かれ、日本語が堪能なThomasさんと、その奥様であるプレミさん。
今回は、カルナータカ家庭料理を習いたいとお願いしていたので、カルナータカ家庭料理担当のプレミさんに教えてもらいました。
完成したカルナータカ家庭料理5品
こちらが、教えてもらった料理。どれも美味しい♪
帰国後、さっそく、教えてもらったレシピで作りました。
料理教室での調理の詳細やお味の感想、帰国して作った料理については、下記の記事をご覧ください。
「Swamy インド料理教室」でカルナータカ料理を学び、美味しい料理を味わった後は、ウーバーを呼んでホテルへ(₹149)
前日、早朝に日本を発って、夜中の2時にホテル着。この日も早朝6時から丸一日目一杯活動していたので、さすがにぐったりですが、翌朝もティファンを食べるため6時起きです。
下記がこの日のルートマップ。
この日のルートマップ
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