都営新宿線曙橋駅A1出口から徒歩5分。駅から大通りを新宿方向へ進んだ左手に、ミャンマー料理のお店『ゴールデンバガン』は、あります。
2015年1月にオープンしたこのお店、ミャンマー・シャン州出身の夫婦が営むミャンマー料理店であるとのこと。
メディアにも多く紹介されている人気のミャンマー料理店です。
ミャンマー・シャン州出身の夫婦が営む人気ミャンマー料理店
『ゴールデンバガン』の外観
こちらが、『ゴールデンバガン』の外観です。
大通り沿いにある綺麗な店舗。店頭には観葉植物がたくさん置かれています。
目立つ黄色い店名看板
立て看板もあります。
黄色い看板がインパクトあり! バガン遺跡に蓮の花がデザインされたロゴマーク。
『ゴールデンバガン』の店内
『ゴールデンバガン』の店内です。
明るい雰囲気の店内。入り口から入って左手にカウンター席と厨房があり、右手にテーブル席があります。奥には個室の座敷席もあり。
座席は、カウンター席10席、4人掛けテーブル席2卓8席。座敷席は10名が入れるとのこと。
ディナータイム18時半頃に、事前電話予約の上訪問。お客さんは、ミャンマー人の2人組やグループ客、日本人女性4人組など。
スタッフは、厨房で働く店主さんと、ミャンマー人男性スタッフ。フロアーで接客するミャンマー人女性スタッフが1名。店主の奥様の姿はこの日は見えませんでした。
カウンター席と厨房
漬物のボトル
素焼きの鍋
案内されたのは、カウンター席。
カウンターの上には、素焼きの鍋や漬物のボトル、ピーナッツのボトルなど、色々な物が置かれていました。
象や寺院が描かれたタペストリー
縁起もののフクロウ
ハチミツとかそばとかレシピ本とか
ミャンマーのお茶
店内の壁や棚には、ミャンマーのものがたくさん!
象や寺院が描かれたタペストリー、縁起もののフクロウの張り子。ハチミツとかそばとかレシピ本とか、ミャンマー関係の本が置かれていたり、ミャンマーのお茶が売られていたり。
「ヨウッテー・ポエー」の糸繰り人形
ミャンマーの伝統糸操り人形劇「ヨウッテー・ポエー」の人形と、それを描いたタペストリーもありました!
本日のおすすめ
厨房のところには、綺麗な日本語で書かれた「本日のおすすめ」が!
でっかいひょうたんも置かれていました★
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『ゴールデンバガン』のメニュー
こちらが、『ゴールデンバガン』のメニューです。
人気料理ベスト5
揚げ物
サラダ
サラダ
炒め物
炒め物
肉料理
肉料理
魚料理
魚料理
スープ
スープ
ご飯もの
ご飯もの
麺類
麺類
おつまみ
おつまみ
デザート
ドリンク
綺麗な写真付きで、日本語とビルマ語と英語で料理名が書かれ、どんな料理なのかがわかる素晴らしいメニュー。
料理の種類も豊富で、料理はカテゴリごとに分類されていて、人気料理ベスト5など、選びやすい案内もあります♪
ミャンマー人の女性店員さんが、初めてなら「人気料理ベスト5」を選ぶのがおすすめとアドバイスしてくれました★
それでもって、選んだお料理が↓
- ミャンマー伝統の発酵お茶の葉サラダ(ラペットッ) (1,000円)
- ひよこ豆で作ったシャン豆腐のカリッと揚げ(トフジョー) (900円)
- バナナの葉で包み発酵させたシャンの豚挽肉ソーセージ(ヌ・ソム・ムー) (950円)
- 春雨と鶏肉の極旨スープ(チャーザンヒンカー) (1,500円)
- 北シャン州の魚の蒸し物(パーチョ) (1,100円)
「人気料理ベスト5」から、定番のお茶の葉サラダ「ラペットッ」、シャン豆腐揚げ「トフジョー」、発酵ソーセージ「ヌ・ソム・ムー」、魚蒸し「パーチョ」の4品。スープは「チャーザンヒンカー」にしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
どれを食べても美味しい♪ ミャンマー・シャン州の絶品料理の数々
「ビアラオ」(650円)
まずは、お飲み物。
ラオスのビール「ビアラオ」を頼みました!
「ビアラオ」は、ラオスの国内シェア90%以上と言われる、ラオスの国民的ビール。
アルコール度数は5.0〜6.5。材料としてお米が使われているのが特徴で、スッキリとした飲み口ながら、しっかりとしたコクも感じさせるラガービールです。
間違いない美味しさ♪
ちなみに、ミャンマービールは、ミャンマーの軍事政権が販売しているビールなので、ミャンマー本国でも、日本でもミャンマービールの不買・不売運動が起こっているそうで、ここ『ゴールデンバガン』のメニューにもありませんでした。
お通し(ミャンマー風ゴーヤの煮込み)
こちらは、ビールと一緒に提供されたお通し「ミャンマー風ゴーヤの煮込み(チェッヒンカーティーチェッ)」
メニューの記載によると、ゴーヤ・干しエビ・玉ねぎ・ニンニクをナンプラーで味付けして煮込んだミャンマーの田舎の味で、店主さんの父が作っていた思い出の味だそう。マンダレーなど北部の食べ方であるとのこと。
素朴なお味ながら、酸味と甘味、苦味、干しエビの旨味が混じり合ったお酒に合う一品。美味しいです♪
ゴーヤ煮込みをつまみに、ビアラオをぐびぐび飲んでいると、程なくして一品目のお料理が運ばれて来ました!
「ミャンマー伝統の発酵お茶の葉サラダ(ラペットッ)」(1,000円)
「ミャンマー伝統の発酵お茶の葉サラダ(ラペットッ)」
ミャンマーの国民食。「お茶の葉(ラッペ)を混ぜた(トッ)」という意味のラペットッ。発酵させた茶葉にピーナッツや揚げニンニク、干しエビ、ゴマ、豆、唐辛子などを混ぜて塩をふりかけ、ピーナッツオイルで和えています。発酵させている茶葉の苦味・酸味・渋みが味の決め手!
ミャンマー全土で食べられているお茶の葉サラダ「ラペットゥ(ラペットッ)」です。
「ラペットゥ」は大好物なので、色々なお店でいただきましたが、ここ『ゴールデンバガン』の「ラペットゥ」は、今までいただいた中でも特に美味と感じられる一品でした★
辛さは控えめなものの、発酵茶葉の風味と干しエビの旨味、ニンニクの旨味、ナッツや豆の食感、野菜の食感とフレッシュさ、ほどよいオイリー感。その全てのバランスが最高!
ビールを飲みながら、これだけを延々と食べ続けられそうなほどの美味しさです♪
「ひよこ豆で作ったシャン豆腐のカリッと揚げ(トフジョー)」(900円)
続いて登場したのがこちら。
「ひよこ豆で作ったシャン豆腐のカリッと揚げ(トフジョー)」
中はトロトロ、そとはカリッ!ひよこ豆で作ったシャン豆腐を揚げたもの。店主夫妻の故郷の味です。お好みでチリソースをつけて、熱々を召し上がれ!
これも美味しい♪
カリッとした薄皮を齧ると、クリームコロッケの中身のような熱々のシャン豆腐が入っています。チリソースとの相性も抜群です★
「バナナの葉で包み発酵させたシャンの豚挽肉ソーセージ(ヌ・ソム・ムー)」(950円)
お次はこちら。
「バナナの葉で包み発酵させたシャンの豚挽肉ソーセージ(ヌ・ソム・ムー)」
バナナの葉で包んで豚肉を発酵させ蒸したソーセージ。日本の酢の物の様に、ちょっと酸っぱく発酵した豚の旨味がクセになる味と評判!!ミャンマーの珍味です。
これも抜群に美味しかったです★
メニューの表記とはイメージが違って、豚挽肉ソーセージとお米を和えたようなお料理でしたが、発酵豚挽肉の酸味と旨味がたまらない美味しさ!ご飯との相性も抜群♪
トッピングされた、揚げたニンニクや唐辛子、ネギなどと一緒に食べると最高です★
スープの鍋がセッティングされました。
スープ料理は土鍋にて。
タイのトムヤムクンなどでも使われるような素焼きの土鍋がテーブルに置かれました。
女性店員さんが、ライターで土鍋に着火!
「春雨と鶏肉の極旨スープ(チャーザンヒンカー)」(1,500円)
こちらが、土鍋の蓋を開けたところ。
「春雨と鶏肉の極旨スープ(チャーザンヒンカー)」です。
スープは、ほどよい酸味がある、さっぱりとしたお味。鶏肉のダシがかなり効いています。具材は、ほろほろと崩れる鶏肉と、春雨、キクラゲ、ゆで卵、刻みネギなど。
シンプルだけど、いくら啜っても食べ飽きない、まさに「極旨」のスープでした★
「北シャン州の魚の蒸し物(パーチョ)」(1,100円)
ラストの一品は、「北シャン州の魚の蒸し物(パーチョ)」
店主の母直伝の味!タラなどの白身の魚に、シャンの葉っぱ(パァッパァィ)、パクチー、レモングラス、たまねぎ、パプリカ、しょうが、パクチープランツを入れて、秘伝の味付けをしてバナナの葉で包んで蒸しています。
この魚の蒸し物もめちゃ旨!!
フワフワの白身の魚に、何とも表現しようのない複雑な風味。レモングラスやショウガ、パクチーはわかるけど、シャンの葉っぱ(パァッパァィ)とは? ミャンマー納豆も使われている様子。
これもビールに合う一品★
「ミャンマーの米ケーキ(サヌインマキン)」(500円)
食後のデザートは、「ミャンマーの米ケーキ(サヌインマキン)」
スタンダードなものはセモリナ粉を使うようですが、こちらはお米が使われている様子。ココナッツ風味のケーキで、上にポピーシードが掛かっています。
先日「ミャンマーまるごとマーケット」で食べた「サヌインマキン」は、まさにケーキという感じでしたが、こちらのは、葛餅とかインドのハルヴァとかに近い感じ。
素朴な食感と優しい甘さが美味しい♪
「ミャンマーミルクティー(ラペッイエー)」(500円)
デザートのお供は、「ミャンマーミルクティー(ラペッイエー)」
コンデンスミルクに濃いめの紅茶を注いで作るミャンマーのミルクティー「ラペイエ(ラペッイエー)」。
甘さ控えめで少し薄い感じもするけど、麦茶の様な香ばしさがあり、飲んでいて満足感がある不思議なお味。飲みやすく美味しいです♪
サービスのマンゴーの寒天
こちらは、お店の方がサービスでくれた、マンゴーの寒天。
さっぱりして美味しい♪ 食後のよいお口直しとなりました★
『ゴールデンバガン』
曙橋にあるミャンマー料理のお店『ゴールデンバガン』
ミャンマー・シャン州出身の夫婦が提供するお料理は、どれを食べても美味しい♪
バナナの葉で包み発酵させたシャンの豚挽肉ソーセージ「ヌ・ソム・ムー」や、北シャン州の魚の蒸し物「パーチョ」のお味は、新鮮な驚き!
そして、何より、ミャンマー料理定番のお茶の葉サラダ「ラペットゥ(ラペットッ)」のお味が抜群! これだけを延々と食べ続けられそうなほどの美味しさです♪
ぜひ、また再訪して、メニューにある他のお料理もいただいてみたいです★
◉『ゴールデンバガン』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区富久町8-20 カーサ富久町 1F
- アクセス:都営新宿線曙橋駅A1出口から徒歩5分
- 営業時間:(月〜土)11:30~14:30 17:00~22:00 (日・祝)17:00~22:00
- 定休日:無休
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