JR神田駅西口から徒歩6分、出世不動通り沿いの一角に、モロッコ料理のお店『レストラン モロッコ』はあります。お店は、大手町駅や都営新宿線小川町駅からも同じくらいの距離の場所にあります。
2019年11月にオープンしたこのお店、食べログの記載によると、都内で最も古いモロッコ料理店であるとのこと。
真っ赤な外観がインパクトある、都内で最も古いモロッコ料理店
『レストラン モロッコ』の外観
こちらが、『レストラン モロッコ』の外観です。
インパクトのあるモロッコ国旗カラーの真っ赤な壁が印象的。
モロッコ国旗とタジン鍋のイラストのロゴ
タジン鍋をデザインしたお店のロゴの旗と、モロッコ国旗も飾られています。
雰囲気のあるアーチ型の入り口ドアを開けて店内へ♪
『レストラン モロッコ』の店内
『レストラン モロッコ』の店内です。
小ぢんまりとした狭めの店内。座席はテーブル席のみで32席。
ディナータイムにネットで事前予約して訪問しましたが、座席はほぼ満席状態でした。
お客さんは、日本人のグループ客が多めで、モロッコ人らしきグループもいました。
お店は家族経営っぽい感じで、モロッコ人の男女が数人、日本人のママさんもいました。店員さんによっては日本語がうまく伝わらないこともあり。
美しい絨毯とモロッコの陶器の数々
棚に並べられた陶器や真鍮製の小物入れなど
ミントティーのグラスやポット
アラベスクの壁掛け
店内の内装は簡素ですが、壁や棚などには、美しい絨毯とモロッコの陶器、ミントティーのグラスやポット、アラベスクの壁掛けなど、モロッコらしい工芸品が至る所に飾られていて、モロッコ感あります♪
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『レストラン モロッコ』のメニュー
コースメニュー
前菜、サラダ、スープ、串焼き
タジン、クスクス
ワインリスト
こちらが、『レストラン モロッコ』のメニューです。
メニューの品数はそれほど多くなく、厳選されている感じ。
定番の、ひよこ豆のペーストや、ハリラスープ、串焼きがあるほか、メインはタジンとクスクス。タジンは3種類(羊肉とプルーン・鶏肉と野菜・ミートボール)、クスクスは4種類(野菜と鶏肉・野菜と牛肉・野菜と羊肉・カラメルされた玉ねぎとレーズンの甘いソースが掛かったクスクスロイヤル)。
魅力的なお料理が多いですが、いろいろ考えた挙句、選んだのは↓です。
- バラエティサラダ(600円)
- ハリラスープ(780円)×2(1,560円)
- 羊肉とプルーンのタジン(2,800円)
- 野菜と鶏肉のクスクス(2,800円)
- パン(300円)
- メルウィ(モロッコのトラディショナルなクレープ)とミントティー×2(2,000円)
- グラスワイン×2(2,600円)
メインは、「羊肉とプルーンのタジン」と「野菜と鶏肉のクスクス」。サラダにハリラスープ、パン。お飲み物は、グラスワインの赤と白。
デザートは後で頼みましたが、モロッコのトラディショナルなクレープ「メルウィ」を頼みました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
美味しい♪ 「羊肉とプルーンのタジン」「野菜と鶏肉のクスクス」「メルウィ」
白ワイン(ドメーヌ・ウレド・タレブ・インペリアル・ブラン)
さっぱりとした味わい
まずは、お飲み物から。
こちらは、「白ワイン」(ドメーヌ・ウレド・タレブ・インペリアル・ブラン)です。
モロッコ最古のワイナリーである「タルヴィン」が製造する白ワインで、滑らかな口当たりと程よい果実味、さっぱりとしたお味。
飲みやすいワインです。モロッコ料理に合いそうです♪
赤ワイン(ドメーヌ・ウレド・タレブ・インペリアル・ルージュ)
葡萄の果実味が濃厚
こちらは、「赤ワイン」(ドメーヌ・ウレド・タレブ・インペリアル・ルージュ)
プラムやカシスのようなベリー系の果実味が濃厚なコクのあるお味。
深みのある風味が羊肉に合いそう★
ワインをちびちび飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました。
「バラエティサラダ」(600円)
まずは、前菜。「バラエティサラダ」です。
トマトと玉ねぎ、ピーマンなどのフレッシュ野菜を各種スパイスやレモン汁で和えた定番サラダ。
レモンの酸味と仄かな苦味が美味しい♪
「ハリラスープ」(780円)
サラダをいただいていると、「ハリラスープ」が到着しました!
「ハリラスープ」は、トマトをベースに、ひよこ豆やレンズ豆、たまねぎやにんにく、しょうが、唐辛子、ブラックペッパーやコリアンダーなどのスパイスで味付けしたスープ。
モロッコでは日本の味噌汁並みに飲まれているモロッコを代表するスープで、栄養満点のため、ラマダン(断食)の日没後の夕食の時に必ず飲まれるスープであるとのこと。
お豆のお味が濃厚♪
お豆のお味が濃厚♪
トマトの酸味と豆の旨味がとっても美味しく、にんにくやしょうがが効いていて、ほんとあったまる感じ♪
お次は、メインのタジンとクスクスですが、到着までかなり待ちました。。
というのも、シェフひとりで、すべてのお客さんのお料理を一種類ずつまとめて調理しているようで、お料理の種類によっては、出てくるまでに時間が掛かってしまうようなのです。
「羊肉とプルーンのタジン」(2,800円)
それでもって、しばらくして運ばれてきたのが、こちら。
「羊肉とプルーンのタジン」です。
スープの中に羊肉の骨付きの塊肉がゴロゴロ。プルーンとカットされたゆで卵が載っています。
モロッコ料理は、プルーンを使うことがよくあり、現地モロッコでもプルーンの載ったタジンをいただいたことがあります。
食欲をそそるビジュアル。さっそく、いただきましょう〜♪
羊肉の旨味とプルーンの甘味、スパイスの風味
骨付きの羊肉は、臭みが抑えられ、食べやすいお味。甘いプルーンとほっくりとしたゆで卵と意外と合います。
そして、羊肉の旨みとプルーンの甘味、スパイスの風味が沁み込んだスープが最高に美味しい♪
初めていただく、奥深い風味でした★
フランスパンと一緒にいただきます♪
「羊肉とプルーンのタジン」と一緒にいただいたのが、柔らかいフランスパン。
旨みの詰まったタジンのスープに付けていただくと、本当に美味しい♪
あっという間にフランスパンが無くなりました。
「野菜と鶏肉のクスクス」(2,800円)
続いて、メインのもう一品、「野菜と鶏肉のクスクス」です。
こちらも、出てくるまで、かなり時間が掛かりました。
大きめのお皿の上に、クスクスと、カブやキャベツ、ニンジンなどのお野菜、ひよこ豆、チキンが載っています。
結構ボリュームあります!
鶏肉と野菜の旨味、クスクスの食感、優しいお味
鶏肉と野菜の旨味と、クスクスの食感がGood! 全体的に優しいお味です。
美味ですが、個人的には、辛味調味料の「ハリッサ」があると、味に変化が出るので良いのになと思いました。
「メルウィ」(モロッコのトラディショナルなクレープ)
食後のデザートは、「メルウィ」(モロッコのトラディショナルなクレープ)
この「メルウィ」がめちゃ旨でした♪
南インド料理の「パロタ(ポロタ)」のような、外身サクサク、中身モチモチの食感のクレープ生地に、はちみつとシナモン、白ゴマが掛かっています。
「メルウィ」の生地の食感と香ばしさ、はちみつの甘味、シナモンの風味がマッチして、たまらない美味しさ★
「ミントティー」
「メルウィ」と一緒にいただくお飲み物は、「ミントティー」
店員さんが銀色のポットから注いでくれました♪
さっぱりとした甘さで美味しい! 「メルウィ」のお供としてぴったりです★
「メルウィ」が美味♪
「メルウィ」と「ミントティー」、タジンやクスクスなど、お肉料理を食べた後のお口直しとして最高のコンビでした♪
アーチ型の入り口がいい感じ♪
裏口にあるケバブの焼き器
『レストラン モロッコ』
神田にあるモロッコ料理のお店『レストラン モロッコ』
都内で最も古いというモロッコ料理店のお料理は、期待を裏切らない美味しさ♪
羊肉の旨味とプルーンの甘さのマッチングが抜群の「羊肉とプルーンのタジン」や、鶏肉と野菜の旨味とクスクスの食感がGoodな「野菜と鶏肉のクスクス」、生地がサクサクで香ばしい、デザートの「メルウィ」、いずれも美味でした★
しかしながら、お料理のお値段が結構高めな感じ。それと、料理の提供にかなり時間が掛かるのが難ありなところ。スタッフの方は全員親切で感じの良い方ばかりでした。
◉『レストラン モロッコ』の地図・アクセス
- 住所:東京都千代田区内神田1-5-9 丸山ビル 1F
- アクセス:JR神田駅西口から徒歩6分、東京メトロ大手町駅から徒歩6分、都営新宿線小川町駅から徒歩6分
- 営業時間:火~金 11:30~14:30 17:30~22:00
- 定休日:日曜日
- 予約:『レストラン モロッコ』のネット予約はこちら(食べログ)
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