インド・カルナータカ州南部。アラビア海に面した港町「マンガロール(Mangalūru:ಕುಡ್ಲ)」
魚介を使ったお料理と、バラエティに富んだティファンで知られる“美食の町”で、市内には数多くの有名レストランがあります。
そんなマンガロールの食を楽しみにしていたのですが、お腹を壊してしまい、滞在4日間のうち2日間寝込むこととなってしまいました(涙)
今回は、体調不良の中で訪れたレストランと見どころ、宿泊したホテル。そして、腹痛寝込みの経緯・顛末についてご紹介します。
アラビア海に面した”美食の町”「マンガロール」
「マンガロール」は、グルプル川とネトラバティ川という2つの川に囲まれた町。アラビア海とはグルプル川を挟んだ幅500mほどの細長い半島で隔てられています。
町の人口は約72万人。住民の約7割はヒンドゥー教徒ですが、キリスト教徒やイスラム教徒も多く、影響力を持っており、インドの中でも、3つの主要宗教のバランスが取れている町として知られています。主要言語はトゥル語。
南インドの中でも急速に発展しつつある町のひとつですが、街は緑が多く、穏やかで開放的な雰囲気です。
マンガロールMAP
町の中心は、マンガロール・セントラル駅の北側にある「KSRロード」
その「KSRロード」沿いに、「シティ・センター・モール」という大きなショッピングモールがあります。
今回宿泊したホテルも「KSRロード」にありました。
町の見どころは多くはありませんが、「聖アロイシウス・カレッジ礼拝堂」や「クドローリ寺院」「セントラル・マーケット」などがあり、アラビア海沿岸にあるいくつかのビーチも見どころのひとつ。
そして、何より”美食の町”ということで、市内に数多くあるマンガロール料理のレストランが最大の見どころかもしれません。
しかしながら、今回は体調不良ということもあり、観光名所は2ヶ所、レストランは4ヶ所のみの訪問となりました。
マンガロールの見どころ
聖アロイシウス・カレッジ礼拝堂
こちらは、「聖アロイシウス・カレッジ礼拝堂」
1882年に建てられたカトリックの礼拝堂で、聖アロイシウス・カレッジの敷地内にあります。
明るい水色の外観が魅力的♪ 入り口付近には、学生らしき若者もちらほらいました。
「聖アロイシウス・カレッジ礼拝堂」の内部です。
バロック様式の内部は明るい雰囲気。地元の参拝客が何人か祈りを捧げていました。
マンガロールは、カトリックの信者が多いことで知られています。
聖堂の内部は、聖書の物語が描かれたプレスコ画で埋め尽くされています。
なかなか荘厳な雰囲気。
セントラル・マーケット
「KSRロード」の南から南西へと続く「マーケット・ロード」を進んでいくと、マンガロールの台所「セントラル・マーケット」があります。
たくさんの個人商店が並ぶ「マーケット・ロード」。この辺りは下町の雰囲気。
地図にあった「セントラル・マーケット」の辺りに到着。
しかしながら、「セントラル・マーケット」は、どうやら改装中のようで、中に入ることは出来ず。マーケットの敷地の前に、たくさんの青果屋台が軒を連ねている状態。
敷地の前に並んだ屋台を見て回ることにします。
屋台は延々と続き、探せば精肉や鮮魚のお店もあったのかも知れませんが、この辺で切り上げ。
シティ・センター・モール
こちらは、「KSRロード」沿いにある、マンガロールで2番目に大きいショッピングモール「シティ・センター・モール」
宿泊していたホテル「ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)」の目の前にあったので、買い物のために何度か訪れました。
「シティ・センター・モール」には、衣類や靴、室内装飾品、電化製品、化粧品に至るまで、あらゆるものが揃っており、国内外の大手ブランドのアウトレット(ボディショップ、ファブインディア、ベネトン、プーマ、レイバン.etc)が多数入っているほか、フードコート、マクドナルド、ケンタッキーなどのファーストフード店、カフェ、アラブ料理やタイ料理、インド料理などのレストランがあり、ホラーハウス、ボーリング場、映画館などのアクティビティも充実しています。上層階には、大きなスーパーマーケット(SPAR)もあります。
しかしながら、モール内の導線がわかりづらいのが難。。一番利用するスーパーマーケットへの行き方がわからず、結構迷いました。
スーパーマーケット(SPAR)は、かなり広く、食材のみならず、日用品の品数もかなり豊富!
体調を崩していたので、病人食として、バナナとヨーグルト、ゲータレードを買ったり(Rs.176:¥320)、お土産用にカップヌードルを買ったりしました(Rs.45:¥76)。
こちらが、購入したカップヌードル「マトン・ローガンジョシュ」。
食レポは↓
マンガロールのレストラン
“美食の町”マンガロール。アラビア海で獲れた魚介を使った「フィッシュターリー」や「ギーロースト」。「マンガロールバンズ」や「マンガロールバジ」などのバラエティに富んだティファン。
マンガロールには、そんな魅力的なマンガロール料理を提供する有名なレストランがたくさんあります!
マンガロールの、海へと繋がるグルプラ河岸にほど近い、BUNDER(バンダー)地区の路地の一角にあるお店『GiriManja’s(ギリマンジャ)』
このお店は、マンガロールの中でも、特に評価の高い人気店。魚介を使ったお料理で有名なお店です。
いただいた「フィッシュ・ターリー」は、ふわふわのボイルドライスと、まろやかなココナッツ風味のおかずのマッチングが美味しい♪
そして、とにかく、白身の魚にスパイシーなマサラが塗されたお店の名物「タワフライ」が絶品でした!
料金は、お飲み物のコーラと合わせて、Rs350(¥638)
その他にも上記の3店舗を訪問。詳細は↓をご覧ください。
マンガロールのホテル:ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)
マンガロールで宿泊したホテルは、「ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)」
町の中心「KSRロード」沿いの「シティ・センター・モール」の真ん前にある立地抜群の3つ星のホテルです。
予約は、ホテル予約サイト「agoda」にて。1泊5,032円でした。
こちらが、宿泊した「ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)」のお部屋。「スーペリア・シングルルーム」です。
部屋はそれほど広さはないですが、調度もセンス良く落ち着いた風情。掃除も行き届いていて清潔。とても居心地が良いお部屋です♪
A/C、薄型テレビ完備。Wifiの繋がり具合も良好。ベッドの寝心地も良く、そんなに景色は良くないですが、窓からはマンガロールの街並みを見渡せます。
コンパクトながら、バスルームの使い勝手も良好。
洗面台も広く、アメニティグッズも充実していて、ホットシャワーの熱さも湯量もGood!
ホテルのレストランも利用しました。
体調を崩していたので、中華風のコーン卵スープをいただきましたが、美味しかったです♪ ペンネ・ゴルゴンゾーラや中華風の甘辛チキン、フレッシュジュースも美味。
ホテルのスタッフは、とても親切。フロントのスタッフは空港への送迎手配を的確にしてくれたし、ルームスタッフは廊下ですれ違う度に丁寧に挨拶してくれるなど、ホテル全体のサービスクオリティが高く、徹底されている感じ。
立地も良いし、お値段もリーズナブル。お部屋の居心地の良さも、スタッフのサービスも二重丸◉。
マンガロールに再訪したら必ずまた宿泊したい、おすすめのホテルです★
「ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)」の地図
「ホテル サイ パレス マンガロール (Hotel Sai Palace Mangalore)」
- 住所:KSR Road, opposite Citi center mall, Hampankatta, Mangaluru, Karnataka 575001 インド
- TEL:+919930809900
- HP:https://saipalacehotels.com/our-hotels/hotel-sai-palace-navaratna/overview/
- チェックイン時間:14:00 チェックアウト時間:12:00
インド・マンガロールでお腹を壊してダウン|その経緯と顛末
事の発端は、マンガロールの前に滞在していた「ハンピ」
リキシャをチャーターしての遺跡巡りの途中、ローカルレストランでミールスを食べたのですが、それが当たってしまった様子(汗)
その日の晩から、猛烈な腹下し発生!!他に何も食べてないので、このミールスが原因なのは間違いありません。
痛みはなく、熱や吐き気、悪寒などもなかったのですが、下痢が止まらず、30分置きにトイレに駆け込む始末。腹部膨満感もあり(滝汗)
ハンピの後は、飛行機でマンガロールに向かい、その後、北のウドゥピ、ムルデシュワラと移動する予定だったのですが、移動し続けるのは厳しいと感じ、予定を変更。
ウドゥピとムルデシュワラへの訪問を取りやめ、鉄道と宿泊予定のホテルを急遽キャンセルし、マンガロール4連泊に変更することにしました。
翌日、ハンピ村からタクシーで空港へ。飛行機でバンガロール〜マンガロールと乗り継ぎ、なんとか無事にホテルに到着。
しかし、マンガロールのホテルに着いてからも体調は良くならず、着いた夜もトイレに何度となく駆け込む状況(涙)
ひと晩寝た翌朝、すぐに薬屋に行って、インドの薬を買うことにしました。
持参の正露丸を飲んでも改善が見られないのと、以前、ラーメシュワラムでお腹を壊した時、インドの薬を飲んだら良くなったからです(詳細は↓)。
こちらが、薬を購入したホテル近くの薬屋。
薬屋の主人に具体的な症状をGoogle翻訳アプリで伝えたところ、すぐに2種類の錠剤と1種類のカプセルを用意。飲み方の説明もしてくれました!
薬のお値段はRs.260(¥473)
こちらが、購入したインドの薬。
黄色のカプセルが朝昼晩の1日3回、オレンジの錠剤が朝と晩の1日2回、青い錠剤が朝1回飲むようにとのこと。さっそく服薬。
さらに、ホテルの目の前の「シティ・センター・モール」で、食料としてバナナとヨーグルト、水分補給用のゲータレードを購入。療養開始です!
すると、薬を飲んでから翌日には、かなり体調が改善! 翌々日には食事を食べに行けるくらいまで回復させることが出来ました♪
ひと安心。そして、インドの薬、恐るべき効き目です!
予定していたウドゥピとムルデシュワラには行けず、マンガロールのレストランも半分くらいしか食べに行けませんでしたが、どんなに気を付けていても、下痢・食当たりはインド旅では付き物。
今回は、予定を変更しやすいスケジュールだったのと、居心地の良いホテルで療養できたのが良かったです。
ハンピに居る時にインドの薬を飲んでおけば、もう1日回復を早めることが出来たかも。
町もあまり見て回れず、訪問できなかったレストランも多い「マンガロール」
いつか、リベンジ再訪したいと思います。
インドの病気(下痢・食当たり) 覚え書き
- 「生水を飲まない」「火が通っていないものを食べない」「疲れたら休んで抵抗力を落とさない」。これで病気になる確率は下がるものの、罹る時は罹るものと思っておく。
- 2日間くらい寝込むことを前提に予定を組む(変更できるような予定にする)。
- 体調が悪化したら、すぐにインドの薬を買って飲む(自然回復を当てにしない方が吉)。
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