茨城県南西部にある常総市向石下。その北部、関東鉄道常総線石下駅から車で6分ほど。県道24号線沿いの場所に、「亀仙人街」という2階建ての商業施設があります。
今回ご紹介する『ランディワ』は、その「亀仙人街」の1階にあるスリランカ料理店です。
常総市には、スリランカ人のコミュニティがあり、市のスリランカ人人口密度は全国一。近くには、なんと名誉領事館もあるのだとか。
『ランディワ』は、そんなスリランカ人コミュニティの中心的なお店。20年以上も営業している老舗のスリランカ料理店です。
お店の場所は、カオスな雰囲気の商業施設「亀仙人街」の1階
亀仙人街
こちらが、『ランディワ』が入った商業施設「亀仙人街」
昭和な風情が感じられる古い建物に、大きな「亀仙人街」の文字。インパクト抜群の外観です!
「亀仙人街」には、現在10店舗ほどのテナントが入っており、『ランディワ』の他には、タイ料理屋が2店舗、フィリピン料理屋、アジア系のカラオケ店が3店舗、タイマッサージ店、リサイクルショップなどがあります。
ちなみに、“亀仙人”というと、漫画「ドラゴンボール」に出てくるキャラを思い浮かべますが、新潮社出版の書籍「北関東の異界 エスニック国道354号線 絶品メシとリアル日本(著:室橋裕和)」によると、「亀仙人街」という名前は特にドラゴンボールとは関係がなく、施設のオーナーの先祖の名前をベースに名付けられたものであるとのこと。
この「亀仙人街」の建物の、1階の右隅にあるのが、スリランカ料理店『ランディワ』
『ランディワ』の外観
店頭に置かれた象
こちらが、『ランディワ』の外観です。
お店の看板には、「インド・スリランカレストラン」とありますが、インド料理の提供はしておらず、スリランカオンリーである様子。
店頭には象の家族の置物が置かれていました。
訪問したのは土曜の13時頃。お店の周囲は静まり返っていて、店内の様子も見えないのでちょっと不安になりましたが、OPENの文字が掲げられているので、どうやら営業している様子。
とにかく、中に入ってみることにしましょう〜!
『ランディワ』の店内
店内は結構広いです。
こちらが、『ランディワ』の店内です。
店内は、思いのほか広々としていて、昭和の時代っぽい古さを感じさせるものの、天井も高く、照明やテーブル・椅子などの調度品も高級感がある印象。
座席数は24席くらい。訪問時はお客さんは誰もいませんでしたが、お料理をいただいている間に、おひとり様男性(日本の方)が2名来店しました。
応対してくれた店員さんは、もちろん、スリランカの方です。
スリランカ国旗やスリランカの写真が飾られています。
スリランカの写真
シーギリヤ・ロック
店内には、スリランカ料理店らしく、スリランカ国旗や、シーギリヤ・ロックをはじめとしたスリランカの写真がたくさん飾られていました。
正面の壁には大きなテレビモニターもあり、スリランカ料理についてのドキュメンタリー映像が延々と流されていました。
さてさて、そろそろテーブルに置かれたメニューを見て、お料理を選びましょうか〜♪
『ランディワ』のメニュー
「ライスセット」
「マトンビリヤニ」「チョプシライス」
「コットゥロティ」
「チョップシー」「オムレツ」
「ビリヤニ」
「チャーハン」「コンボライス」
「ヌードル」「コンボヌードル」
「スープ」「サラダ」
「カレー」
「ロティ」
「デビル」
「ショーティース」
「デザート」「ドリンク」
こちらが、『ランディワ』のメニューです。
メニューの品数は結構豊富で、セットメニューの、「ライスセット」(スリランカプレート)、「ビリヤニ」(チキンとマトン)、「チョプシーライス」、「コットゥロティ」(チキン・ポーク・マトン・ミックス)、「デビル」(ホットバターいか・フィッシュ・チキン・マトン・ポーク・エビ)、カレー(チキン・マトン・ポーク・エビ・ソーヤミート・卵・インゲン・ダール・野菜ミックス)、ロティ。チキンロールやワデ、パティス、サモサなどのスナックなど、スリランカの定番料理が揃っています。
チャーハンやフライドヌードル、オムレツ、サラダ、スープなどもあり。
デザートも、「アイスクリーム」「ワタラッパン」「ヨーグルトとキトゥルハニー」の3種がありましたが、残念ながらこの日は提供していませんでした。
今回注文したのは、店員さんにおススメされた「ライスセット」(スリランカプレート)。カレーは、チキン(1,000円)・ポーク(1,100円)・マトン(1,200円)からのチョイスでしたが、2人でそれぞれチキンとポークを選ぶことに。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
スパイスの深みを感じさせる辛めのカレーが美味♪
「ライスセット」
ほどなくして、お料理が運ばれてきました♪
「ライスセット」です。
プレートの中心にパパダムの載ったライス、その周りに4種のおかず。別の器でカレー。
おかずは、茄子のモージュ、水菜のサンボル、パリップ(豆のカレー)、じゃがいもカレー。スリランカ料理の定番のおかずたちです★
さっそくいただきましょう〜♪
茄子のモージュ、水菜のサンボル、パリップ、じゃがいもカレー、バスマティライス、パパダム
まずは、4種のおかずから。豆の形が残ったパリップは豆の旨味たっぷりの優しいお味。柔らかな食感と旨味が沁み込んだ定番の茄子のモージュ。カレーリーフ香るシンプルなスパイス使いのじゃがいもカレー。シャキシャキ食感がGoodな水菜のサンボル。
いずれも、スリランカ料理らしい味付けで美味♪ パラパラのバスマティライスに合います★
「チキンカレー」
「ポークカレー」
そして、美味しかったのがカレー。
「チキンカレー」「ポークカレー」とも、お肉がたっぷり!
それぞれ、違った個性のある味付けですが、ブラックペッパーやクローブなどのスパイスがビシッと効いた深みのあるお味。辛さは結構強めですが、インパクトのある辛さが優しい4種のおかずたちとコントラストを成していて、ライスの上に掛けて、おかずと一緒にいただくと、ベストマッチな味わい★
『ランディワ』の「ライスセット」(スリランカプレート)、美味しいです♪
さっそくいただきます♪
ライスのボリュームが結構ありましたが、おかずもカレーも美味で、パパダムを砕いて混ぜつつ、あっという間に完食!
満足のスリランカプレートでした★
ランプライスの提供や、ライブクッキングのイベントもあり
茨城県常総市。アジア系の店舗が集まる商業施設「亀仙人街」にあるスリランカ料理のお店『ランディワ』
常総市在住のスリランカ人に20年以上も愛されてきたスリランカプレートのお味は、納得の美味しさ。本場のお味♪
スパイスの深みを感じさせる辛めのカレーは、これぞスリランカ!という感じの美味なカレーでした★
日によっては、ビュッフェスタイルでの提供もしているそう。都内のスリランカフェスにもよく出店しているので、是非とも次回は、ビリヤニやスリランカのスナックを食べてみたいなと思います。
◉『ランディワ』の地図・アクセス
- 住所:茨城県常総市向石下899-3
- アクセス:関東鉄道常総線石下駅より2.7km
- 営業時間:11:30~22:00
- 定休日:不定休
- 予約:『ランディワ』のネット予約はこちら(AutoReserve)
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