茨城県南西部にある常総市。人口6万1千人のこの町には約6,080人の外国人が暮らしており、町の外国人比率は10.1%。茨城県ではトップの数字です。
そんな常総市には、在住外国人御用達のレストランや食材店、礼拝をするための寺院がいくつもあるのだそう。
外国人が多く住む常総市ってどんなところなのか、気になったので行ってみることにしました。
常総市ってどんなところ?
ところで、そもそも常総市ってどんなところ?常総市にはなぜ外国人が多いの?ってことで、ちょっと調べてみることにしました。
常総市は、茨城県南西部。東京都心から約50kmの場所にあり、隣接する市区町村は、つくば市、つくばみらい市、坂東市、下妻市、守谷市、結城郡八千代町、千葉県野田市の7市。市の面積は123.64㎢。町は南北に広がっており、市の東に小貝川、中央に鬼怒川が流れ、全体的に平坦な土地です。
市の中心は、南部にある水海道。2006年に当時の水海道市は、北部の石下町を編入し、常総市となっています。交通は、市の南北を関東鉄道常総線と国道294号が縦断し、中央部を圏央道が横切り、常総I.Cがあります。
常総市にはなぜ外国人が多いの?
江戸時代から鬼怒川の水運で栄えてきた常総市ですが、1970年代以降、大規模な工業団地が造成され、多くの工場や事業所が進出することとなります。
常総市に外国人が増え始めたのは、入国管理法が改正された1990年以降のこと。この改正により、多くの外国人が工業団地での働き口を求め、常総市にやってくるようになりました。
ちなみに、常総市に住んでいる外国人の内訳は、令和4年1月時点で、ブラジル人34%、フィリピン人22%、ベトナム人15%、スリランカ人5%、ペルー人4%、その他20%となっています。
参考:
茨城県 在留外国人の状況等(出入国在留管理庁「在留外国人統計」/令和4年6月末現在)
広報常総 2022年4月号 多文化生通信 vol.1 外国人が活躍できるまち常総
常総市へのアクセスと地図
常総市へのアクセスは、鉄道を使った場合、秋葉原からつくばエクスプレスに乗り約30分。守谷で関東鉄道常総線に乗り換えて10分。都内から1時間ほどで中心駅である「水海道」駅に着きます。
車を使った場合は、常磐自動車道に乗って谷和原ICで降り、国道294号を北上すると到着します。渋滞がないと所要時間は1時間弱です。
ちなみに、今回は車で訪問しました。
スリ・サンブッダローカ寺(スリランカ寺):つくば市
「スリ・サンブッダローカ寺」の門
まず、最初に訪れたのが、常総市ではなく、お隣のつくば市にあるスリランカ寺院「スリ・サンブッダローカ寺」。
日本で一番大きいと言われるスリランカ寺院とスリランカ仏像があるというので、行ってみることにしました。
日本に一定期間住む在日スリランカ人は、全国で3万4千人ほど。ネパール人と同じく、出稼ぎで来日する人が多く、特に千葉県や神奈川県、茨城県など関東近郊に多く居住しているのだそう(茨城県のスリランカ人は3,200人ほど)。
上の写真が、「スリ・サンブッダローカ寺」の入り口です。
お寺は、つくば市の中西部。常総市寄りにある手子生地区の田園に囲まれた集落の一角にありました。
「スリ・サンブッダローカ寺」の塀。怖い目をした象がズラリ!
こちらは「スリ・サンブッダローカ寺」の塀。
塀には、象の彫刻がズラリと並んでいます。目がちょっと怖い。。
スリランカ国旗と日の丸と、それと、仏教かなんかの旗でしょうか?
さっそく、お寺の敷地に入ってみます。
土曜日のお昼時。手子生の集落も、お寺の境内も、人の姿も車の通りも全くなく、静まり返っている感じ。風の音だけが聴こえます。
「スリ・サンブッダローカ寺」の仏像
立派な真っ白な仏陀。お米がお供えされていました。
駐車場に車を停め、すぐ左手にドーンと見えるのが、この純白の「釈迦牟尼坐像」。高さ8メートル。
蓮華座の上に鎮座したそのお顔は、本場スリランカの仏像よりも遥かに端正な顔立ち。
千葉産のお米がお供えされていました。
動画は風が強くてあまりよく聴こえませんが、仏像の辺りではお経がスピーカーから延々と流されていました。
ちなみに、千葉県の香取市には、日本で最初にできたというスリランカ寺院「蘭華寺」があり、そこには純白の仏像ではなく、純白の仏塔(ストゥーパ)が田園の中に建っているのだそうです。いつか見てみたいです。
ちなみに、「スリ・サンブッダローカ寺」には、ほとんど人がおらず、途中、スリランカ人僧侶がひとり出てきたのですが、ずっとスマホで電話中でした。
寺院の本堂には美しい絵が描かれているそうで、それも見てみたかったのですが、本堂への入り口がどこにあるかわからず。。
「スリ・サンブッダローカ寺」では、毎週日曜にスリランカ人の子供たち向けの日曜学校を行うなど、テーラワーダ(上座部仏教)の教育・実践活動を行っているほか、在住スリランカ人コミュニティの憩いの場、地域の友好親善・相互理解の場としての役割も担っているのだそう。
「スリ・サンブッダローカ寺」の情報
- 住所:茨城県つくば市手生子1000
- HP:http://srisambuddhaloka.jp/
亀仙人街
「スリ・サンブッダローカ寺」から県道24号線を西へ。常総市に入り、小貝川と鬼怒川を渡ってしばらく進んだ左手に、インパクトのある建物が見えてきます。
「亀仙人街」です。
昭和な風情が感じられる古い建物に、大きな「亀仙人街」の文字。インパクト抜群の外観です!
「亀仙人街」は、1990年代に建てられたという商業施設。現在は、スリランカ料理店、タイ料理屋、フィリピン料理屋、アジア系のカラオケ店が3店舗、タイマッサージ店、リサイクルショップなど、国際色豊かな10店舗ほどのテナントが入っています。
北関東のエスニックコミュニティをレポしている書籍北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―によると、オープン当初は、入居するお店も来店するお客も日本人が多かったそうですが、高齢化や過疎化で地域が寂れていく中、次第に外国人の入居が多くなっていったのだそう。
訪問したのは、土曜日のお昼過ぎでしたが、広々とした敷地内は閑散としていて、タイ人と思われる子供たちが数人、ボールを使って遊んでいました。
「亀仙人街」の敷地には、メインの建物以外にもいくつか店舗があります。
フィリピン雑貨店、タイ古式マッサージ、タイ人向けカラオケ店など、アジア系の店が多いです。
いずれのお店も店内の様子が見えず、クローズドな雰囲気なので、実際に営業しているかどうかは不明。夜はもう少し賑わうのかもしれません。
こちらは、「亀仙人街」のメインの建物に入った店舗。
タイレストラン、フィリピン系のカラオケ屋、フィリピン料理店。
このうち、フィリピン料理店にはお客さんが結構入っていて、カウンターにはお料理もいくつか並べられていました。
「亀仙人街」の情報
- 住所:茨城県常総市向石下899-16
- 営業時間:10時00分~22時00分
スリランカ料理店『ランディワ』
こちらは、亀仙人街の1階にあるスリランカ料理店『ランディワ』
今回は、このお店でランチをいただくことにしました♪
こちらのお店も店内の様子が見えないのでちょっと不安になりましたが、OPENの文字が掲げられているので、どうやら営業している様子。
とにかく、中に入ってみることにしましょう〜!
こちらが、『ランディワ』の店内です。
応対してくれた店員さんは、スリランカの方。訪問時はお客さんは誰もいませんでしたが、お料理をいただいている間に、おひとり様男性(日本の方)が2名来店しました。
注文したのは、店員さんにおススメされた「ライスセット」(スリランカプレート)。カレーは、チキン(1,000円)・ポーク(1,100円)・マトン(1,200円)からのチョイスでしたが、2人でそれぞれチキンとポークを選ぶことに。
スパイスの深みを感じさせるチキンとポークのカレーも、優しい味付けがスリランカらしい4種のおかずも、本場スリランカの食堂を思わせるシンプルかつ満足のいくお味。
美味しいスリランカプレートをいただけました♪
ちなみに、先述の「北関東の異界 エスニック国道354号線 絶品メシとリアル日本」によると、この『ランディワ』の店主のスニルさんは、茨城県のスリランカ人コミュニティの世話役的な存在だそうで、県内のスリランカ人の保護や便宜を図るため、常総市内(ここ『ランディワ』の近く)に名誉領事館まで作ってしまったのだそう(スニルさんは名誉領事であるとのこと)。
こんな地方都市の町外れに、スリランカ名誉領事館があるなんて、ちょっとびっくりです。
「ランディワ」の情報
- 住所:茨城県常総市向石下899-3
- 営業時間:11:30~22:00
- 定休日:不定休
スパイス・ランカ(Spice Lanka)
食後、亀仙人街の敷地内にあるスリランカ食材店「スパイス・ランカ(Spice Lanka)」で、スリランカ食材を物色。
こちらが、「スパイス・ランカ(Spice Lanka)」の店内です。
結構広々とした店内で品数も豊富。
スリランカ食材がこれだけ揃ったお店はなかなかありません。
この地域に、スリランカ人が多く住んでいることが窺えます。
並べられている商品は、ゴラカやグリーンカルダモン、フェネグリークシード、クローブなどのスパイス。ウンバラカダ(モルディブフィッシュ)、セイロンティーやサマハン。ライオンビールやスリランカのエナジードリンク。タマリンドや各種缶詰やペースト。スナック菓子、豆やお米、お肉や魚。クリケットのバットまで売られています。
店員さんはスリランカ男性の方お一人。お客さんは誰もいませんでした。
「スパイス・ランカ(Spice Lanka)」の情報
- 住所:茨城県常総市向石下899-3
- 営業時間:10:00~22:00
- 定休日:無休
- HP:http://www.spicelanka.jp/
「亀仙人街」を出た後、日本には珍しいというイスラム教シーア派のモスクが常総市内にあるというので、行ってみることにしました。
マーカズ ムハンマド アライ ムハンマド ジャパン (シーア派モスク)
こちらが、「マーカズ ムハンマド アライ ムハンマド ジャパン 」
ここは、イスラム教シーア派のモスクで、日本ではシーア派のモスクは、ここ常総市と、埼玉県三郷市にあるのみなのだそう(千葉県にもあるという情報もあり)。
シーア派は、イスラム教の二大宗派のひとつ(もうひとつは、最大多数派のスンニ派)で、イスラム教徒全体の10〜20%を占めている宗派です。
シーア派は、指導者を預言者ムハンマドの血を引くアリーの子孫から選ぶべきと考える宗派で、信徒はイラン、イラク、アゼルバイジャン、レバノン、イエメンなどに多く存在し、パキスタンやサウジアラビア、シリア、バーレーン、アフガニスタンなどにも大きなコミュニティがあるそう。
この、「マーカズ ムハンマド アライ ムハンマド ジャパン」ですが、ハラールのパキスタン料理を提供する「マーフレストラン」が併設されていることで有名。
しかしながら、訪れたこの日(土曜日)は、レストランもモスクもお休みの日ということで、建物の写真だけ撮ってモスクを後にしました。
ちなみに、「マーフレストラン」のメニューとしては、「ニハリ」や「パヤ」、「チキンカラヒ」「ビリヤニ」などがあるそう。
いつか、再訪の機会があれば、独特だという礼拝堂内の食堂の雰囲気や、美味しいというパキスタンカレーを味わってみたいです。
マーカズ ムハンマド アライ ムハンマド ジャパン (シーア派モスク)の情報
- 住所:茨城県常総市馬場441-8
- 営業時間(マーフレストラン):日月水金(11:00~15:00 18:00~22:00)火木(18:00~22:00)
- 定休日(マーフレストラン):土曜日
- HP:http://www.markazmuhammadallaymuhammad.com/
Shri Ram Mandir(ヒンドゥー寺院):下妻市
スリランカ仏教寺院、イスラム教シーア派のモスクを訪れたので、お次はインドのヒンドゥー教ということで訪れたのが、常総市のお隣の下妻市にあるヒンドゥー寺院「Shri Ram Mandir」
「Shri Ram Mandir」は、関東鉄道常総線宗道駅から徒歩3分ほどの場所にあります。
こちらが、ヒンドゥー寺院「Shri Ram Mandir」の外観。
元々ここは、ギダストアーという下妻のローカルスーパーマーケットのあった場所なのだそう。それを在日インド人の実業家の方が買取って、ヒンドゥー寺院&在日インド人の憩いの場としたのだとか。
参考:
ヒンドゥー化する北関東【急増する異国の信仰施設】 集英社オンライン
訪問した時、人の姿が全く見えず、敷地内は静まり返っていました。
正面の大きな建物は工事中。内部はガランとした印象。
上の写真は、正面右手の建物の内部。立派な祭壇があり、ヒンドゥー教の戦いと勝利の女神「ドゥルガー神」が祀られていました。
ドゥルガーの脇には、シヴァ神とその妻パールヴァティ、猿の神ハヌマンなどの絵も飾られています。
久々にヒンドゥー寺院の極彩色の神様が並ぶ祭壇を観覧。
「これぞインド!」って感じ。インドに行きたくなってしまいました。
Shri Ram Mandir(ラーマ寺院)の情報
- 住所:茨城県下妻市宗道177-1
- HP:https://srhtjp.com/
水海道駅
ヒンドゥー寺院「Shri Ram Mandir」を訪れた後は、国道294号線を南下。
常総市の中心駅である「水海道駅」を目指します。
グランドオープンしたての「道の駅常総」へ向かう大渋滞に巻き込まれたものの、30分ほどで水海道駅に到着しました。
水海道駅は、常総市の中心駅とは言うものの、かなりローカル感溢れる駅。
駅前ロータリーはガランとしており、タクシーが数台。駅の向こうにはホテルルートインの建物がポツンと。辺りには関東鉄道常総線のディーゼル音が響き渡っていました。
水海道駅を訪れたのは、駅前が「異国」だという話を聞いたから。
駅前にある数少ない商店のうち、メインのスーパーがブラジル系のスーパーマーケット「T.K STORE」。そして、もう1店舗、ネパール系の食材店「Joso Spice Foods & Kebab Center (Việt Shop)」があり、地方の小さな駅であるにもかかわらず、異国の風情を漂わせているというのです!
「ブラジリアンタウン」常総市
常総市に住むブラジル人は、1,857人(令和4年度)。常総市に住む外国人の1/3、常総市の人口の約3%がブラジル人です。
これは、茨城県内でも突出して多い数字で、常総市は全国でも、群馬県の大泉町や太田市、栃木県小山市、愛知県の豊田市や豊橋市、静岡県浜松市、岐阜県の美濃加茂市や可児市、大垣市などと並んでブラジル人の多い「ブラジリアンタウン」となっています。
1990年に出入国管理法が改正され、3世までの日系人とその家族が無制限に受け入れられるようになると、多くの日系ブラジル人や日系ペルー人が来日し、日本で働くようになります。
この時来日した日系人のほとんどがブルーカラーの人たちで、彼らは期間労働者を多く雇用する群馬県大泉町や茨城県常総市などの工場地帯に集まり、働くようになりました。これが「ブラジリアンタウン」の成り立ちです。その後、彼らは定住し、永住権や日本国籍を取得していくこととなります。
なお、現在は日系ブラジル人やペルー人の流入はほとんどなくなり、リーマンショック以降の不況により本国へ帰国する人も増え、人口も減少傾向。在日日系人の高齢化も進んでいるとのこと。
その代わりとして増加しているのが「技能実習制度」を利用して来日し、農業・漁業・建設関係・製造業・宿泊業など様々な分野で就労を行う東南アジアや南アジアの人々。
2019年4月の入管法改正では、在留資格「特定技能」が新設されるなど、制度の整備も進み、北関東や東海の「ブラジリアンタウン」は、ネパールやベトナム、スリランカなど様々な国の人が集まる「多国籍タウン」へと急速に変わりつつあるようです。
さてさて、「ブラジリアンタウン」の話はこれくらいにして、そろそろ、水海道駅前のブラジルスーパー「T.K STORE」の中に入ってみることにしましょう〜♪
T.K STORE
こちらが、ブラジル系のスーパーマーケット「T.K STORE」
外観はブラジル感はあまりなく簡素な感じ。“GLOBAL MARKET”と書かれています。
さっそく中に入ってみましょう〜♪
「T.K STORE」内の海外送金ショップです。
在日外国人にとっては、一番大事な場所。本国では、彼らの稼ぎを家族が首を長くして待っています。
「T.K STORE」の店内です。
店内は結構広々としていて、たくさんの商品が整然と陳列されていました。
さっそく、商品を物色していきましょう〜♪
こちらは、「イースターエッグ」
ブラジルで毎年、イースターの期間限定で販売されるダチョウの卵ほどの大きさのチョコレートです。
ブラジルでは、親しい人同士で贈り合うのが習慣になっており、期間中、ブラジルのスーパーマーケットでは、この「イースターエッグ」が天井からズラリとぶら下げられて販売されるのが風物詩となっているのだとか。
ブラジル料理の定番「フェイジョアーダ」に使われる豆。豆の種類がたくさんあります。レトルトもあり。
スパイスや穀物系など。「バイア風スパイスミックス」(食塩、クミン、コリアンダー、米粉、ウコン、黒胡椒、オレガノ、唐辛子)というのが気になりました。
ブラジルと言えば、やっぱり「シュラスコ」!お肉です♪
お肉はさすがの品揃え! ありとあらゆる部位のお肉が勢揃いです★
こちらは、パンコーナー。
ブラジルのフランスパン「ポン・フランセース」。フランスパンを軽くした柔らかな食感のフランスパン。購入して食べましたが、美味でした★
「ガラナ」や「インカコーラ」などのソフトドリンク、南米定番のお菓子「アルファホーレス」。野菜はケールがたくさん売られていました。
群馬県大泉町の「スーパータカラ」や、東京・五反田の「キョウダイマーケット」、愛川町の「サボールラティーノ愛川」と同様、店内のお客さんは、ほぼラテンアメリカ系や日系ブラジル・ペルー人と思われる方。
茨城の地方都市、常総市の中心駅「水海道」駅前にあるメインのスーパーですが、ここは完全に「ブラジル」になっていました★
T.K STOREの情報
- 住所:茨城県常総市水海道宝町2861-4
- 営業時間:10:00〜20:00
- 定休日:火曜日
- HP:https://www.tkstore.co.jp/
ジョウソウ スパイス フーズ&ケバブセンター(Joso Spice Foods & Kebab Center :Việt Shop)
こちらは、駅前にある「ジョウソウ スパイス フーズ&ケバブセンター(Joso Spice Foods & Kebab Center :Việt Shop)」
ネパール人夫妻が経営されている多国籍スーパー。店頭には、ネパールとベトナムの国旗がはためいています。
お店の脇には、テイクアウトのケバブサンドも販売。ドネルケバブのドラムが回転しています。ケバブサンドやケバブラップをワンコインでいただくことができます。
こちらが、「ジョウソウ スパイス フーズ&ケバブセンター」の店内。
簡素な店内ですが、ネパールやベトナムの食材をはじめとした商品がきちんと陳列されています。
訪問時、店内にお客さんはいませんでした。
店内には、スパイスや豆、お米やアタ粉などの穀物、カレーのベースなどのネパール食材。フォーやブンボーフエなどの米麺、ベトナムの調味料ヌクマムなどのベトナム食材がメインに販売されていました。
チャパティを捏ねる木製の台や、チャパティを焼く平なフライパン。ネパールのアクセサリーなども販売。
スタンダードな品揃えのネパール&ベトナム食材店です。
Joso Spice Foods & Kebab Center (Việt Shop)の情報
- 住所:茨城県常総市水海道宝町2725-1
- 営業時間:10:00〜20:30
- 定休日:無休
- HP:https://joso-foods-kebab-center-viet-shop.business.site/
茨城のお店で購入したエスニックお土産
茨城のお店で購入したエスニックお土産です。
こちらは、水海道のブラジルスーパー「T.K STORE」で購入したブラジルスナックとピーナッツ菓子。
軽めの食感のブラジルスナックと、小麦粉でコーティングされたピーナッツ菓子。どちらも美味しい。
「T.K STORE」で購入した「ポン・フランセース」と「ポンデケージョ」
フランスパンを軽くした柔らかな食感の「ポン・フランセース」、タピオカの粉で作ったモチモチ食感のチーズパン「ポンデケージョ」
こちらは、亀仙人街のスリランカ食材店「スパイス・ランカ」で購入した、スリランカのセイロンティー・ブランド「ムレスナ」のセイロンティー。
まだ飲んでいません。
まとめ
人口の10.1%、約6,080人の外国人が住むという、茨城県南西部にある常総市。
町には在留外国人御用達のエスニック食材店やレストランが点在し、近隣の市町村含め、スリランカの仏教寺院やイスラム教シーア派のモスク、ヒンドゥー教の寺院もあります。
ブラジル人が多く居住する常総市。中心駅の水海道駅前には、ほぼブラジル人しかいないブラジルスーパーがあり、異国感を味わうことができました。
異国の風情を感じることができる「常総市」、今や当たり前のように外国人が暮らしている地方都市の雰囲気を垣間見ることができる面白い町です。
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