JR御徒町駅南口から徒歩3分ほど。駅の南西の路地の一角に、中国東北地方のラム肉料理専門店『羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)』はあります。
2016年11月にオープンしたこのお店、中国湖南省料理のお店『香辣里』や東北大鍋料理『味坊鉄鍋荘』、北京式大衆酒場『老酒舗』などを都内各所に次々とオープンさせた中国地方料理トレンドの仕掛け人、梁宝璋氏率いる「味坊集団」が経営するお店。
ここでしか味わえない羊肉料理をいただけるとのことで、連日多くのお客さんで賑わっている人気店。テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ Season6」でも紹介されたお店です。
孤独のグルメでも紹介!中国東北地方のラム肉料理専門店
『羊香味坊』の外観
こちらが『羊香味坊』の外観です。
お店は、雑居ビルの1階。お洒落目な居酒屋って感じの窓の広いオープンな雰囲気のお店です。
『羊香味坊』の看板
『羊香味坊』の看板です。
さっそく、店内に入って行きましょう〜♪
カウンター席
お店は、1階と2階があり、座席数は全部で76席。
平日の19時頃の訪問。2階席は見ていませんが、1階席は満席に近い状態。カウンター席が数席空いていたので、座ることができました。
カウンター席はちょっと狭いです。
お客さんは、日本の方も中国の方もいましたが、仕事帰りの日本の方が多い印象。女性グループやおひとり様(男性も女性も)も多く、居酒屋的に利用されていることが伺えます。
『羊香味坊』のキッチン
カウンター席の目の前は調理場。料理人の方が料理を作る様子を間近で見ることができます★
でっかい中華鍋に具材や油、調味料をドシャっと入れ、炎を立ち昇らせながら強火で一気に炒め、サッとお皿に盛り付ける職人芸を目の当たりに!
小籠包や焼売が蒸されている様子や、肉串がジュージュー焼ける様子、鍋から麺を掬い上げて器に入れ、調味料を振り掛ける様子など、見ていて飽きません♪
カウンター席上に掲げられたメニュー
さてさて、『羊香味坊』のメニューですが、店名の通り、羊肉料理が中心。
羊串焼き(ラムショルダー・ラムレバ・ラムランプ・ラムネックなど)、ラムスペアリブなどの焼き物系。ラム肉入り焼き餃子やラム肉焼売、ラム肉のお焼きなどの点心。ラム肉のスープや麺、ラム肉炒飯などなど。
炒め物や冷菜も種類豊富で、香菜(パクチー)、蘑菇醤(きのこの醤)、落花生と唐辛子の粉醤、山椒醤油、焼き唐辛子粉醤、発酵唐辛子の醤など薬味の種類が豊富なのも嬉しい♪
今回は、ビールをいただきながら、下記のお料理を注文しました。
- 茹で野菜の田舎醬で食べる冷菜 660円
- ラムスペアリブ(ハーフサイズ) 1,100円
- ラム肉焼売(3個) 660円
- 魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺) 990円
- 発酵唐辛子の醬 55円
クミンがまぶされた「ラムスペアリブ」と黒酢を掛けると旨い「ラム肉焼売」
「サッポロ黒ラベル(樽生)」550円 「発酵唐辛子の醬」55円
まずは、お飲み物。ビールは「サッポロ黒ラベル(樽生)」です。
薬味「発酵唐辛子の醬」も一緒に運ばれて来ました。
ビールをぐびぐび飲みながら待っていると、お料理が登場!
「茹で野菜の田舎醬で食べる冷菜」660円
「茹で野菜の田舎醬で食べる冷菜」です。
茹でただけの青菜とかぶですが、野菜につける「田舎醬」が抜群に美味しい★
味噌っぽい、ドロっとした調味料で、甘さと塩辛さ、発酵の酸味も少し感じられる複雑なお味。
田舎醤の旨味で茹で野菜が一気にビールに合う美味しいご馳走になります♪
ビールを飲みながら、茹で野菜に田舎醤を付けていただいていると、お目当ての一品が運ばれて来ました!
「ラムスペアリブ(ハーフサイズ)」1,100円
「ラムスペアリブ(ハーフサイズ)」です。
ラムの骨付き肉にクミンが大量にまぶされています。
手づかみでいただくラム肉は、ほど良い噛み応え。お味も、ラム独特の旨味とクミンの風味のマッチングが最高♪
さらに、先ほどビールと一緒に出てきた薬味「発酵唐辛子の醬」をスペアリブに付けていただくと、酸味と辛味が加わって、たまらない美味しさ♪
夢中でかぶりつき、あっという間に平げてしまいました!
もっと食べたい気分。
ちなみに、孤独のグルメのゴローさんも、スペアリブに「発酵唐辛子の醬」を付けていただいていました。
「ラム肉焼売」(3個)660円
お次は、「ラム肉焼売」(3個)
この「ラム肉焼売」も絶品でした!
まず、少し硬めの焼売の皮自体が美味しい!中に入ったラム肉のミンチは羊の旨味たっぷり♪
さらに、添え付けの黒酢を付けていただくと、黒酢の深みのある酸味がラム肉の旨味とマッチして、思わず唸ってしまうほどの美味しさ★
「魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺)」990円
締めは、炒飯と迷ったのですが、麺料理をいただきました。
「魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺)」です。
白身魚とラムの出汁というスープは、ラムの風味が感じられるものの、パクチーが効いているせいか、意外とさっぱりとしたお味。
麺は日本の田舎そばのような麺でコシはあまりなし。スープの中にはラム肉の欠片がたくさん入っていて、それがスープを沁み込んで美味しかったです★
ラムレバー缶や味坊特製スパイスを販売
お店のカウンター横には、ラムレバー缶(クミン/カレー/麻辣)や、味坊特製スパイスが販売されていました。
どう使うかわからなかったので買いませんでしたが、興味津々です。
『羊香味坊』
御徒町にある中国東北地方のラム肉料理専門店『羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)』
メニューは羊肉だらけ!ラムの骨付き肉にクミンが大量にまぶされた「ラムスペアリブ」、黒酢を掛けていただくと絶品の「ラム肉焼売」、意外とさっぱりとした白身魚とラムの出汁麺「魚羊麺」などなど、どれも美味しい♪
中国東北地方の羊料理を満喫できるお店です。
羊串焼きや羊香炒飯、ラムランプなど、食べてみたいお料理がたくさんあるので、ぜひ、再訪したいなと思います。次回は、冷蔵庫からセルフで選ぶスタイルの自然派ワインもいただいてみたい★
◉『羊香味坊』の地図・アクセス
- 住所:東京都台東区上野3-12-6
- アクセス:JR御徒町駅「南口」から120m
- 営業時間:[平日]11:00~23:00 [土]12:00~23:00 [日・祝]12:00~22:00
- 定休日:なし
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