南インド、タミル・ナードゥ(Tamil Nadu:தமிழ்நாடு)の旅、5日目。
早朝、聖地ラーメシュワラムの沐浴場「アグニ・ティーターム」で新年の初日の出と沐浴風景を眺めました。
ホテルで少し休憩し、インド本土とラーメシュワラムのあるパンバン島をつなぐ橋「パンバン橋(The Pamban Bridge:பாம்பன் பாலம்)」を見に行きます。
リキシャに乗ってパンバン橋へ
宿泊していたホテル「ハイアット・プレイス・ラーメシュワラム」から、リキシャを捕まえて、パンバン橋へと向かいます。
程なくしてやって来たリキシャと交渉し、パンバン橋への往復でRs.400(612円)で行ってもらうことになりました。
お値段ちょっと高めですが、パンバン橋までは片道10Kmほどあるし、パンバン橋撮影の時待っていてもらう必要もあるので、まあOKです。
15分ほどでリキシャは「パンバン橋」に到着!
道路橋の右手に前日に列車で通過した鉄道橋が見えます。
橋を通過する列車の姿を見たかったので、事前に列車の時刻をリサーチしたところ、ラーメシュワラム駅を11:15分に出発する列車があるとのこと。
現在の時刻は10:50分。あと、3〜40分くらいで列車が通過する見込みです。
前日、列車で通過した時の様子はこちら→カライクディからローカル列車に乗ってラーメシュワラムへ【南インド(タミル)⑦】
リキシャを降りて、さっそく辺りを見物開始です!
リキシャの運ちゃんには、30分後にまたここで待ち合わせと言われました。
インド最古の海上橋「パンバン橋」
「パンバン橋(The Pamban Bridge:பாம்பன் பாலம்)」は、ポーク海峡を渡り、インド本土とラーメーシュワラムのあるパンバン島とを結ぶ鉄道橋。
1914年2月24日に開通したインド最初の海上橋で、長さは2,065mもあります。
鉄道橋の横には1988年に開通した道路橋が併走しています。
パンバン橋には、鉄道橋の下を船がくぐれるように、橋の中ほどに可動橋部分があります。
現在でも可動橋は稼働しており、貨物船、沿岸警備隊の巡視船、漁船、タンカーなどが1ヶ月に約10隻通過するのだとか。
鉄道橋を見下ろす道路橋には、鉄道橋を見物するインド人観光客がたくさんいて、スマホで記念写真を撮ったりしていました。
鉄道橋の方を見下ろすと、線路の上を歩いている人たちが!!
どこにでも進出しますね、インド人!
パンバン島の風景
パンバン橋(道路橋)の上を歩きながら、パンバン島(ラーメシュワラム側)へと向かいます。
水色の海、白い雲、気持ちの良い風景です♪
パンバン島側の海辺には、素朴な感じの漁村がありました。
地面には魚がたくさん干されていて、辺りは強烈な魚の匂いに包まれていました。
パンバン橋の上からは、ラーメシュワラムへと続く線路が見えます。
もうそろそろ、列車がやってきてもおかしくない時間帯です。
そして、午前11時半頃、ラーメシュワラム側の線路の向こうから、列車の汽笛が聴こえてきました♪
パンバン橋を列車が通過
汽笛の音と共にやってきた列車。
青い海の上に真っ直ぐ延びた「パンバン橋」の上をゆっくりと渡っていきます。
ディーゼル機関車に引かれた列車は、パンバン橋の上をゴトンゴトンと鈍い車輪の音を響かせながら進んでいきます。
列車から乗客たちが手を振っています。道路橋の上ではたくさんの人が写真撮影をしていました。
パンバン橋を渡る列車(ラーメシュワラム)
海の上を渡るパンバン橋をクラシカルなインドの列車がゆっくりと渡る光景。
なかなか見応えがあるものでした★
上の動画は、列車が橋を渡る様子です。
列車の写真や動画を撮っていると、橋の上に居たインド人の若者たちが、「一緒に写真を撮りたい!」と言ってきました。
そう言う人が他にも何人もいて、記念撮影に応じたりしたのですが、この辺りでは日本人が珍しいのでしょうか?
写真や動画をたくさん撮り、橋を渡り終えインド本土へと向かう列車を見送り、待っていてくれたリキシャに再び乗って、ホテルへと帰還です。
インド本土とラーメシュワラムのあるパンバン島をつなぐ橋「パンバン橋(The Pamban Bridge:பாம்பன் பாலம்)」。そして、そこを渡る列車の姿を存分に鑑賞することができました★
ところで、ホテルに戻ってからこの後ですが、前日と同様にお腹の調子が悪くなり、一日中ホテルで寝込むことになります(涙)
本当は、ラーメシュワラム近郊にある眺めの良い寺院「ガンダマダナ・パルヴァターム寺院」や、スリランカとの海峡近くの岬の突端にある廃墟「ダーナシュコディ」などを訪れ、日中の浜辺を歩いて美しい海を眺めたり、ローカルな食堂でミールスを食べたりなどしたかったのですが・・・。
兎にも角にも、インド最古の海上橋「パンバン橋」を列車が渡る光景。見応えあります!
体調悪いのに無理して訪れた甲斐はありました★
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