アルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」の町。
私の泊まった宿は、「プラサ・デ・オンス」という広場のまん前にありました。
そこから中心街「セントロ」へ行くには地下鉄(スブテ)が便利です。
ブエノスアイレスの地下鉄(スブテ)
ブエノスアイレスの「スブテ」は、かなりの歴史があるそうです。
私がよく利用したAラインは1913年に開通されたのだとのこと。
レトロスブテの外観
レトロスブテの車内
一昔前の銀座線の車両を更に古くしたような年代物の車両で木製です。
扉や窓、ランプなんかもレトロな感じでとても雰囲気がいいです。
けれども、よく故障もするらしく、私も一度車内の電気が点かなくなり屋根から煙が出るといった故障に出くわしました!
丸ノ内線の車両が使われているBライン
Bラインの丸ノ内線の車両
ブエノスアイレスには全部で5つのラインが走っています。
そのひとつ、Bラインには赤地に白の波型ラインの入った、かつて東京の丸の内線で走っていた車両が活躍しています。
Bラインの丸ノ内線の車両
Bラインの車内
おそらく日本から船で何十台もの車両を運搬したのでしょう。
日本で役目を終えた車両が地球の反対側で、今度はアルゼンチンの人々を乗せて走っているのです。
私はこの車両を見るためだけにBラインに乗りに行ったのですが、なんだか嬉しい気持ちになりました。
メジャーリーグのスタジアムでイチローやダルビッシュを見ているような気分になったのです。
私は、海外で活躍している懐かしい日本製の車両に向かって、
「お疲れ様!頑張って!」
と声を掛けたくなりました。
名古屋市営地下鉄の車両
名古屋市営地下鉄の車両
名古屋市営地下鉄の車両
サブテの駅構内の様子
ブエノスアイレスには、丸ノ内線の他にも、名古屋市営地下鉄で使われていた車両などが走っています。
南米やアジアの国々では、日本の中古の電車やバスがよく走っていますが、日本人として、何だか懐かしくも嬉しくなりますね♪
旅行時期:2003年7月
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