※前回の記事→ワディ・ダハールにある岩の上の離宮「ロックパレス」【イエメン】
アラビア半島南端にある「イエメン」
中世のアラブの風情を色濃く残すこの国。白い漆喰でデコレーションされた高層の建物が建ち並び、アラブ風の長衣を纏った男性の腰には、日本のサムライのように刀が差してあります。
そんなイエメンの町や風景をご紹介します。
今回は「サナア」の街さんぽです!
世界遺産のサナアの街、ぶらぶら散歩
サナア旧市街の路地
サナア旧市街、石畳の路地
路地に跨がった建物
旧市街の路地は迷路のようです
サナア旧市街の街をぶらぶらと散歩します。
迷路のような石畳の路地をぐるぐると迷いながら、デコレーションで飾られた建物の窓や、ところどころにあるモスク、行き交う人々の様子を眺めます。
雨が降り、水浸しになったタハリール広場
午後、珍しく雨が降りました。結構激しい雨です!
雨に慣れていないサナアの街は、すぐに道が水浸し。男性たちは、長衣を膝までまくってじゃぶじゃぶと道を歩きます。子供たちは水浸しになった街を見ておおはしゃぎ!
ジャンビーアを腰に差したイエメン男性。左に売られているのはカート
カセット屋に描かれたマイケル・ジャクソンの絵
道端にカートが売られているのが見えます。市場にもカートを売るお店がたくさん。
街には野良ヤギがたくさんうろついていましたー。
焼き芋売りの屋台
旧市街の広場で見かけた焼き芋売りの屋台です。
サナアの食事は他のアラブ圏と似ています。
ぐるぐると回転した肉を削ぎ落し、野菜とともにピタパンのようなパンに包んで食べる「シュワルマ」(トルコのドネルケバブに似たもの)や、炒めたライスの上にチキンが載った「チキンライス」。インド料理の「サモサ」や、オクラやジャガイモ、トマトなどの入ったカレー風の料理もあります。
「サルタ」という苦味のある石鍋料理や、クレープ状のお好み焼き「ムタッパカ」というのも食べました。
スイーツ類も美味しくて、アラブの国でよくあるハチミツ漬けのパイやケーキがよく売られていました。
砂糖をどっさりと入れた極甘のフレッシュジュースも定番!
お土産屋でイエメン建築のミニチュアを購入
お土産屋の3人
お土産屋の3人。名前は、カレード(左)、アブラヒム(中)、ノマン(右)といいます。
腰には戦士の誇り「ジャンビーア」が差さっています。
彼らに誘われ、カートを噛み、チャイを飲み、お話ししながら数時間。
3人のお店で買ったイエメン建築のミニチュアです。
持ち帰りに不便なのがちょっと困りもの。持ち帰るとき、ひとつ壊れてしまいました。
旅行時期:1998年3月