サマルカンドテラス(高田馬場)|本物のプロフが食べられるウズベキスタン料理店

サマルカンドテラス(高田馬場)|本物のプロフが食べられるウズベキスタン料理店

高田馬場、サマルカンドテラス 中央アジア料理
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JR高田馬場駅から徒歩4分。駅前交差点からさかえ通りを100mほど進んだ右手の雑居ビルの3階に、ウズベキスタン料理のお店『サマルカンドテラス』はあります。

2021年10月にオープンしたこのお店、現地の雰囲気そのままの店内で、本場さながらのウズベキスタンプロフ(ウズベキスタンのピラフ)をいただけるということで、注目されているお店です。

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本場と同じプロフ鍋が置かれた、ウズベキスタンの雰囲気満点の店内

高田馬場、サマルカンドテラス『サマルカンドテラス』はビルの3階

高田馬場、サマルカンドテラスプロフ、ラグムン、ケバブ。中央アジア料理

お店は、さかえ通りの一角にある新しめのビルの3階にあります。

1階は、中国食材メインのアジア食材店、4階には、タニシ麺の専門店「螺友」。

「SAMARKAND TERRACE TASTE OF SILKROAD」。チャイポットがデザインされたシンプルなお店ロゴ。黒板メニュー看板には、「HALAL(حلال)」の文字。

さっそく、エレベーターに乗って3階へと向かいます。

高田馬場、サマルカンドテラス『サマルカンドテラス』の店内

 

こちらが、『サマルカンドテラス』の店内。

お店に入ると、さっそく、ウズベキスタン出身と思われる3人の店員さんが出迎えてくれました(後で女性のスタッフも来ました)。

店主は、アリズイクロブ・アクマルさん。サマルカンドの出身だそう。

高田馬場、サマルカンドテラス入り口から見たカウンター

 

お店の内装は、コンクリート打ちっぱなしで、シンプルで明るい雰囲気。お洒落なカフェ風です。座席はテーブル席のみで合計30席。店内は結構広々とした印象。

訪問したのは、休日のディナータイム。事前に電話予約して訪問しましたが、お客さんは3割ほどの入りだったので、予約なしでもOKかも。

お客さんは、ウズベキスタン人と日本人のカップル、日本人の2人組、ご近所在住と思われる東南アジア系のグループなどなど。

高田馬場、サマルカンドテラス店頭のメニュー看板

高田馬場、サマルカンドテラスアトラスデザインのウズベキスタンポット

高田馬場、サマルカンドテラス壁に掲げられたスザニ

高田馬場、サマルカンドテラスヒヴァの写真

店内の壁や棚には、ウズベキスタンの写真や、アトラス柄のポット、スザニのタペストリーなどが飾られています。

ウズベキスタンらしい雰囲気です

ヒヴァやブハラ、サマルカンドなど、ウズベキスタンの街を思い出します♪

高田馬場、サマルカンドテラスカウンターのお惣菜

高田馬場、サマルカンドテラスコブルマ・バラク(揚げギョウザ)、マンティ(蒸しギョウザ)もあります。

 

こちらは、入り口正面にあるキッチンカウンターの様子。

カウンターには、様々なウズベキスタンのお惣菜が並べられています。

コブルマ・バラク(揚げギョウザ)、マンティ(蒸しギョウザ)、クルチャ・ナン(中央アジアの主食パン)、サモサ(ひき肉入りパイ)、メニューも表示もないので、どんな料理なのかはわからないですが、煮込み料理や肉料理もいくつか並んでいました。

高田馬場、サマルカンドテラスプロフの鍋

 

こちらは、カウンターの並びに設置されている「プロフ鍋」

「プロフ(Plov)」とは、ウズベキスタンのピラフのこと。ウズベキスタン料理を代表する国民的なお料理です(「オシュ」という別名もあります)。

上の写真の、白いタイルの中に埋め込まれたこの大鍋(「カザン」と言う)、現地のウズベキスタンの食堂にあるものと同じものです!

ウズベキスタンや中央アジアのレストランは日本にもいくつかありますが、この本場さながらの「プロフ鍋」があるお店は、ここ『サマルカンドテラス』だけなのではないでしょうか!

高田馬場、サマルカンドテラス「ラズベリージュース」と「アプリコットジュース」

高田馬場、サマルカンドテラスウズベキスタンスイーツ

高田馬場、サマルカンドテラス「パフラヴァ」(ドライフルーツとクルミの焼き菓子)500円

 

ジュースやスイーツも充実しています。

ジュースは、「ラズベリージュース」と「アプリコットジュース」。スイーツは、「ナポレオンケーキ」(パイ生地とクリームを重ねたケーキ)、「パフラヴァ」(ドライフルーツとクルミの焼き菓子)、「メドヴィー」(はちみつ入りケーキ)などがありました。アルコールの提供はない様子。

高田馬場、サマルカンドテラス『サマルカンドテラス』のメニュー

 

さて、注文ですが、この黒板に書かれたセットメニューと、あとはカウンターに札で書かれたアラカルトメニュー。札がないお料理もあるので少しわかりづらいですが、店員さんに聞きつつ、お料理を選びます。

それでもって、チョイスしたお料理は↓です。

  • プロフセット 1,300円
  • ラグマンセット 1,300円
  • ショルバ
  • ケバブ
  • ラズベリージュース 200円
  • アプリコットジュース 200円

2人で、プロフとラグマンのセットをそれぞれ選び、ショルバ(スープ)とケバブを単品で注文しました。

注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

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プロフ鍋で作られたプロフ、ラグマン、ショルヴァ、ケバブ、パフラヴァを賞味

高田馬場、サマルカンドテラス「ラズベリージュース」200円(グラス)

高田馬場、サマルカンドテラス「アプリコットジュース」200円(グラス)

まずは、お飲み物から。

「ラズベリージュース」「アプリコットジュース」です。

店内で手作りで作られており、ドライフルーツが使われた自然な味わいなのだとのこと。

お味は、甘さ控えめでさっぱり。ちょっと薄めな感じもしましたが、油っこいウズベキスタン料理には合いそう。

ちびちび飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理が運ばれてきました〜♪

高田馬場、サマルカンドテラス「プロフセット」1,300円

 

「プロフセット」です。

「プロフ」は、トルコの「プラウ」(ピラフの語源)を起源とするお料理で、シルクロード一帯に広まっているお料理のひとつ。ウズベキスタンの「プロフ」は、中央アジアの中でも特に洗練されていると言われています。

プロフは、カザン(qazan)と呼ばれる特別製の大釜で肉、玉ねぎを大量の油で炒め、人参、ひよこ豆、うずらの卵、レーズンなどを入れて煮込み、それにお米を加えて炊きあげたお料理。

現地ではお肉は羊肉がメジャーですが、『サマルカンドテラス』では牛肉が使われていました。

セットには、サラダとピタパンのような薄いナン、ヨーグルトソースも一緒に付いてきました。

高田馬場、サマルカンドテラスプロフとナン

 

さてさて、『サマルカンドテラス』のプロフのお味ですが、本当に絶品でした!

少し硬めのお米はパラパラとしていて、クミンの香りとお肉や玉ねぎの旨味が沁み込んでいる感じ。お米は少し油っこいです。

ほろほろと崩れるような牛肉も美味★ひよこ豆の旨味やうずら卵のアクセントもGood!

そして、何よりにんじんの甘さがプロフの美味しさを際立たせています。添えられたヨーグルトソースを掛けて味変を楽しむのもNice!

さすが、プロフ鍋で作ったプロフ。本場さながらのお味(現地で食べたプロフよりも美味しいかも)でした♪

高田馬場、サマルカンドテラス「ラグマンセット」1,300円

高田馬場、サマルカンドテラスラグマン

 

こちらは「ラグマンセット」

「ラグマン」は、手延べ麺を主体としたスープ料理で、これも中央アジアでよく食べられている人気の料理。ラグマンには、焼うどんのような汁なしのラグマンと、写真のようなスープラグマンがありますが、ウズベキスタンではスープラグマンが多い感じ。

このスープはトマトベースのスープで、牛肉(本場は羊肉主体)とかにんじん、じゃがいも、ピーマン、だいこんなどが入っています。上にかかっているのは香菜(コリアンダー)とディル。麺は小麦粉で作った手延べ麺。

コシのある麺に、スパイスやハーブの風味、トマトの酸味が効いたスープが絡んで美味♪スープを吸ったお肉も美味しい★

けれども、麺の量がちょっと少なかった気が。

高田馬場、サマルカンドテラス「ショルバ」と「ケバブ」

高田馬場、サマルカンドテラス「ケバブ」

 

こちらは、「ショルバ」「ケバブ」

それぞれ頼みましたが、一緒のお皿に載って出てきました!

「ショルヴァ」は、東ヨーロッパから中東、中央アジア、インドまで味や素材のバリエーションはあるものの広く飲まれているスープ料理。ウズベキスタンやキルギスでも頻繁に食卓に出てくるスープです。

ウズベキスタンでは、トマトベースのタイプが多いのですが、今回いただいたのはトマトを使わないタイプ。あっさりしていて美味しいですが、トマトベースの方が好きかも。

「ケバブ」は鶏肉のケバブ。注文の時「ケバブ」と頼んだら鶏肉のものが出てきました。ちなみに、現地で肉串は「シャシリク」と呼ばれています。

ピタパンのようなパンでお肉と生玉ねぎを包み、ピリ辛のソースに付けていただきます。もちろん美味しい♪

けれども、ウズベクでケバブと言ったら羊肉なので、やっぱり羊肉のケバブを食べたかったかな。

高田馬場、サマルカンドテラス「ブラックティー(ポット)」500円

 

食後は、「ブラックティー(ポット)」をいただきました。

ウズベキスタンのお飲み物と言えばお茶。お茶は、緑茶(コク・チャイ)と紅茶(カラ・チャイ)の2種類あり、北部では紅茶が、南部では緑茶がよく飲まれているのだとか。

お茶は「チョイナク」というティーポットで出され、「ピヨレ」というカップに注いでポットに戻すのを3回繰り返した後、飲むのが作法なのだそう。

油っぽいウズベキスタンのお料理には、さっぱりとしたお茶が本当に合います。

ウズベキスタンでは、朝も昼も夜も、お食事中もおやつ時もいつでも皆お茶を飲みます。

高田馬場、サマルカンドテラスウズベキスタンのティーバッグ

高田馬場、サマルカンドテラスカラフルなティーカップ

 

今回、ちょっと残念だったのは、お茶がティーバッグだったこと。

ティーバッグでもいいんですが、でっかいポットにティーバッグが1つだけだったせいか、お茶が薄い!

油っこいプロフを食べた後には、チャイを何杯も飲みたいので、ここは改善して欲しいところです。

高田馬場、サマルカンドテラス「パフラヴァ」(ドライフルーツとクルミの焼き菓子)500円

 

食後のデザートは、「パフラヴァ」(バクラヴァ

トルコで生まれ、中東で広く食べられている、薄いパイ生地にクルミやピスタチオ等のナッツを砕いたものを挟んで焼き上げ、シロップに浸したお菓子です。

バクラヴァにも様々なバリエーションがあり、ウズベキスタンの「パフラヴァ」は、トルコ風の極薄生地の多重層の造りとは違い、より厚い生地で少ない層とより厚いナッツの層で作られるのが特徴。

トルコのに比べ、サクサク感とシロップ感はあまりなく、甘さが控えめな代わりに重量感あります。トルコのとは違いますが、これはこれで美味しい★

『サマルカンドテラス』は、ネット予約出来ます!
『サマルカンドテラス』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)

高田馬場にあるウズベキスタン料理のお店『サマルカンドテラス』

現地の雰囲気そのままの店内で、本場さながらのウズベキスタン料理をいただけるお店。

特に、日本ではこのお店にしかない(と思われる)「プロフ鍋」で作られる「プロフ」(ウズベキスタンピラフ)のお味は絶品!現地で食べたものよりも美味しく感じられるお味でした★

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◉『サマルカンドテラス』の地図・アクセス

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