ラッソーラ(市ヶ谷)|激辛だけど美味♪ 世界一辛い「ブータン料理」を堪能

市ヶ谷、ラッソーラ グルメ
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JR中央・総武線市ヶ谷駅から徒歩7分。市ヶ谷駅の南東、二七通り沿いの雑居ビルの2階に、ブータン料理のお店『ラッソーラ』は、あります。

オーナーシェフは、ブータンの現地で料理の勉強の経験を持つ日本人の方。ネットの情報によると、代々木上原のブータン料理店『ガテモタブン』のメインシェフだった方だそうで、2021年12月に独立してこのお店を開いたのだとか。

ブータン料理は、世界一辛い料理として知られるお料理。唐辛子をメイン食材として使うお料理です。

ちなみに、お店のお料理に使う唐辛子は、ブータンから直接買い付けているものなのだそう。

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ブータン料理の名店『ガテモタブン』のメインシェフが独立オープンさせたお店

市ヶ谷、ラッソーラ『ラッソーラ』の店頭メニュー

市ヶ谷、ラッソーラブータン王国の家庭料理レストラン

『ラッソーラ』の店頭メニュー看板です。

象、猿、うさぎ、キジが描かれた看板のイラスト。どんな意味合いがあるのでしょう?

看板には、「激辛というわけでなく、美味しくいただける辛さとなっております」と書かれていますが、果たして・・・

市ヶ谷、ラッソーラお店入り口のアツァラの仮面

 

2階のお店の入り口には、「アツァラ」の仮面が飾られていました。

「アツァラ」は、ブータンのお祭り「ツェチュ」で行われる仮面舞踏「チャム」に登場するキャラクターで、観衆に混ざっておどけたり悪戯をしたりする人気者。輪廻の世界を人々に伝える役割を担っている存在だそうです。

市ヶ谷、ラッソーラ『ラッソーラ』の店内

 

『ラッソーラ』の店内です。

明るいオレンジ色に塗られた店内。天井からはチベット仏教の五色の祈祷旗「タルチョ」が掛かっています(「タルチョ」とはチベットの五色の祈祷旗で、青・白・赤・緑・黄の色それぞれが天・風・火・水・地を表しています。)。

座席数は、テーブル22席、カウンター4席の合計26席。

平日のディナータイムの訪問でしたが、お客さんは4組ほど。グループ客とおひとり様2組、女性2人組など。

スタッフは、厨房で調理をする日本人オーナーシェフと、ホールで接客するブータン人男性の方の2名体制でした。

市ヶ谷、ラッソーラオレンジ色の壁。天井からはタルチョが架かっています。

市ヶ谷、ラッソーラワンチェク国王夫妻の写真

市ヶ谷、ラッソーラ薬師如来(バイシャジャグル)のタンカ

 

落ち着いた雰囲気の店内。壁にはチベット仏教のタンカがいくつか掛けられており、書架にはブータン関係の本がたくさん!

ワンチェク国王夫妻の写真も飾られていました♪

市ヶ谷、ラッソーラバーカウンター

市ヶ谷、ラッソーラお香やスパイスなども販売

市ヶ谷、ラッソーラオーガニックバーム、レモングラスティー、ブータン産はちみつ

市ヶ谷、ラッソーラブータンのとうがらし

市ヶ谷、ラッソーラブータンのお香

 

バーカウンターの所には、ブータンの唐辛子やお香、オーガニックバームやレモングラスティー、ブータン産はちみつなど、ブータンの製品も販売されています。

ブータンの製品を買える場所って、他にはなかなかありません。

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ブータン料理とは?

ところで、このお店のお料理「ブータン料理」とはどんな料理? ということで、ちょこっとご説明します。

「ブータン料理」は、唐辛子(エマ)を調味料ではなく野菜として食べることが特徴。

あらゆる料理に唐辛子が入っているため、「世界一辛い料理」とも呼ばれています。

主食は赤米が中心で、チーズやバターなどの乳製品もよく使われます。肉は鶏肉やヤク肉、干し牛肉、豚肉などがあり、魚も食べられているのだそう。

調味料は、塩やチーズ、バター、山椒などに限られているほか、調理法のバリエーションも煮込み料理、もしくは炒め料理のみと少なく、油やソースもあまり使いません。

代表的なお料理は、唐辛子とチーズの煮込み料理「エマダツィ」、干し豚肉を唐辛子や野菜と炒めた「パクシャパ」、ブータン餃子「モモ」などなど。

 

さてさて、ブータン料理の説明はこれくらいにして、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪

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『ラッソーラ』のメニュー

市ヶ谷、ラッソーラメニューに書かれたお店の紹介

市ヶ谷、ラッソーラサラダ&モモメニュー

市ヶ谷、ラッソーラチーズ料理メニュー

市ヶ谷、ラッソーラ肉料理メニュー

市ヶ谷、ラッソーラその他メニュー

市ヶ谷、ラッソーラおすすめメニュー

市ヶ谷、ラッソーラドリンクメニュー

こちらが、『ラッソーラ』のメニューです。

メニューには『ガテモタブン』でも見掛けたブータンのお料理(エマダツィ、ホゲ、モモ、チョーメンなどなど)が並んでいますが、初めて見るお料理もいくつか。

少し考えた挙句、やっぱり代表的なお料理を食べることに決めました。

注文したお料理は↓

  • ホゲ(Hogey)990円
  • モモ(4ヶ)(Momo)720円
  • エマダツィ(Ema Datshi)1,150円
  • ライス(Rice)450円
  • シーカムパ(Shikam Paa)1,450円
  • ニャツェム(Nya Tshoem)1,200円

スターターとして「ホゲ」と「モモ」。メインに「エマダツィ」と「シーカムパ」。「ライス」も注文。お魚を使った「ニャツェム」は後で追加注文しました。

注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

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激辛だけど美味♪ 世界一辛い、唐辛子のチーズ煮込み料理「エマダツィ」

市ヶ谷、ラッソーラ「ヒューガルデンホワイトビール」770円

 

まずは、お飲み物。

ベルギーのフルーティーなホワイトビール「ヒューガルデンホワイトビール」です。

コリアンダーやオレンジピールが入ったスパイシーで爽やかなお味。

苦味が少なく飲みやすくて美味しい★

 

ビールをぐびぐび飲みながら待っていると、ほどなくして最初のお料理が運ばれてきました!

市ヶ谷、ラッソーラ「ホゲ」(Hogey)990円

 

「ホゲ」(Hogey)です。

ブータンサラダ。カブとキュウリ、トマト、コリアンダーをカッテージチーズで和えたサラダ。唐辛子と山椒がピリッと効いています。

カブ、キュウリ、トマトなどのお野菜と、カッテージチーズの塩気&旨味が好相性!

そして、唐辛子と山椒がビビッドな辛味を与えています。

この「ホゲ」、かなり辛いです!!

食べ進めていくと、辛さがじんわりとやってきます(汗)

この日食べたお料理の中では、「エマダツィ」に次ぐ辛さでした。

市ヶ谷、ラッソーラ「モモ(4ヶ)」(Momo)720円

 

続いて、「モモ(4ヶ)」(Momo)です。

蒸し餃子。チベット圏から広がったモモですがこちらは豚ひき肉の餡になります。エゼという自家製の唐辛子ペーストをつけながら食べるのがブータンスタイルとなります。

チベットでも、ネパールでも、インドでも食べられている定番の「モモ」

もっちり厚手の「モモ」の皮の中には、豚ひき肉餡がたっぷり!

市ヶ谷、ラッソーラ「モモ」に「エゼ」をつけていただきます。

 

「モモ」にピリ辛の唐辛子ペースト「エゼ」を付けたところ。

「エゼ」は、かなり辛いものの、量を間違えなければ問題ない辛さ。旨味があって美味しい♪ もっちりとした皮と豚ひき肉餡にベストマッチです★

市ヶ谷、ラッソーラ「エマダツィ」(Ema Datshi)1,150円

 

そして、いよいよ登場!

「エマダツィ」(Ema Datshi)です。

トウガラシとチーズの煮込み。ブータンの代表料理のひとつです。トウガラシが主役でトウガラシを野菜として食べるダツィ(チーズ料理)です。ライスと一緒にお召し上がりください。

『ガテモタブン』でもいただいた「エマダツィ」ですが、あまりの辛さに悶絶し、ほとんど食べられなかった記憶があります。。

『ラッソーラ』の店頭には、「激辛というわけでなく、美味しくいただける辛さとなっております」と書かれていましたが、果たして完食できるのかどうか、恐る恐る賞味。

市ヶ谷、ラッソーラトウガラシを野菜として食べる「エマダツィ」

 

スープを啜り、具材の青唐辛子をひと口。

ほどなくして、「うわっ!辛っ!!」

『ラッソーラ』の「エマダツィ」。その辛さですが、やっぱり、とんでもなく辛かったです(滝汗)

「エマダツィ」の具材は、カブとトマトが少しあるほかは、ほぼ全部が唐辛子!

唐辛子は青唐辛子と赤唐辛子があり、それぞれ違った風味があってどちらも美味しいのですが、とにかく激辛!!

ひと口齧っただけで、口の中が大火事状態になります。。

市ヶ谷、ラッソーラ超激辛!! チーズのスープは激旨

 

しかしながら、この「エマダツィ」、チーズのスープ「ダツィ」が本当に美味しいんです★

チーズのまろやかさと塩気がなんとも言えない旨さで、クセになる感じ♪

もちろん、具材の唐辛子だけでなく、「ダツィ」にも唐辛子が染み込んでいて、相当に辛いのですが、辛いと言いつつもスプーンが止まらない状態。

市ヶ谷、ラッソーラ「ライス」(Rice)450円

 

こちらは、「エマダツィ」と一緒にいただいた主食。「ライス」(Rice)

ブータンの主食はライスでして現地の方は色々なおかずと一緒に沢山のライスを食べます。特にダツィとの相性は抜群です。当店ではブータンの東部でよく食べられるカランライス(トウモロコシ入りライス)でご用意しております。

『ガテモタブン』では、主食として赤米と白米のハーフ&ハーフをいただきましたが、『ラッソーラ』のライスは、トウモロコシ入りのライス(カランライス)

この「カランライス」がなかなかの美味しさ♪

トウモロコシの香ばしさが、クリーミーなダツィに合います♪

市ヶ谷、ラッソーラ「シーカムパ」(Shikam Paa)1,450円

 

続いてサーブされたのが、「シーカムパ」(Shikam Paa)です。

干し豚バラ肉と大根とトウガラシの煮炒め。干し肉は旨味が凝縮されていて脂身もコラーゲンたっぷりです。ご希望の方は干していない豚バラ肉の「パクシャパ」(1250円)も、ご用意できますのでお声がけください。 ※シーカムパは調理に少しお時間がかかります。

「シーカムパ」も、美味しかった★

噛み応えのある干し肉は、噛む度に旨みが沁み出してくる感じで、脂身のコラーゲンも、肉の旨味が沁み込んだ大根も、たまらない美味しさ♪

しかも、辛さが控え目なのが有り難いです★

市ヶ谷、ラッソーラ「自家製ラッシー」660円

 

「エマダツィ」があまりに辛く、なかなか食べ進められなかったので、お口をクールダウンさせるために「自家製ラッシー」を緊急投入!

ホッとひと息。お口の火事をかなり鎮めてくれます。

市ヶ谷、ラッソーラ「ニャツェム」(Nya Tshoem)1,200円

 

こちらは、追加注文した「ニャツェム」(Nya Tshoem)

栃木県産アユのとうがらし煮込み

アユの白身はふわふわで柔らかく、トマトベースの味付けや、唐辛子がピリッと効いているのも美味♪

こちらも、辛さは控えめだったので、安心して食べ進められました★

 

結局、エマダツィの具材の唐辛子は辛過ぎて全部食べられませんでしたが(スープの「ダツィ」は全部飲んだ)、「エマダツィ」も「シーカムパ」も「ニャツェム」も「ホゲ」も「モモ」も、『ラッソーラ』のブータン料理は、どれも美味しかったです★

次回訪問した際は、辛さを抑えたジャガイモのダツィ「ケワダツィ」を食べてみようと思います。

ちなみに、帰り際、ブータン人の店員さんに「エマダツィを全部食べれるお客さんっているんですか?」と聞いたところ、結構いるとのこと。

そもそも、『ラッソーラ』のブータン料理は、日本人向けに辛さを抑えているとのことなので、本場のエマダツィはもっと辛いと思われ。

恐るべき「エマダツィ」の辛さ。世界は自分の想像を遥かに超えています。

『ラッソーラ』は、ネット予約出来ます!
『ラッソーラ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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◉ 『ラッソーラ』の地図・アクセス

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