インド、カルナータカ州南部にある町「ウドゥピ」は、スリ・クリシュナ寺院を擁する寺院都市として古くから栄えてきた町。
寺院の食事から生まれたとされる純菜食の「ウドゥピ料理」のふるさととしても知られています。
『Thimmappa Fish Hotel(ティンマッパ・フィッシュ・ホテル)』は、そんな、ピュアベジなウドゥピ料理とは真逆の、ノンベジの魚料理をガッツリといただけるお店。50年前から続く人気店です。
『Thimmappa Fish Hotel(ティンマッパ・フィッシュ・ホテル)』の外観と店内の雰囲気

こちらが、『ティンマッパ・フィッシュ・ホテル』の外観です。
お店は、ウドゥピ中心部からマルペ・ビーチ方面へ向かう途中の大通り沿いにあります。
15時過ぎという、かなり中途半端な時間帯に訪問しましたが、お店の前には行列が出来ていました!
かなり繁盛している様子。

『ティンマッパ・フィッシュ・ホテル』は元々、約50年前に Thimmappa氏とその妻が小さな屋台としてスタートさせた海鮮食堂がルーツだと言われています。地元民が次第にその味を支持し、現在ではウドゥピの人気魚料理店として知られるようになったのだとのこと。
お店の看板は、創業者である Thimmappaさんの死後、息子さんが父のレガシーを称えて掲げたものだとも言われているそう。
人波を掻き分け、さっそく店内へ。

店内に一歩足を踏み入れてみて、びっくり!
体育館を思わせるような広大な部屋にテーブルがずらり! そして、お客さんがぎっしり!
それぞれのテーブルの上には鮮やかなグリーン色のバナナの葉が敷かれ、皆一様に手食で一心不乱に食べています。
圧巻の光景!
こんな壮大な食風景を見るのは初めてかも。


大勢の人々がミールスを食べている光景に圧倒されていると、お客の席順を管理しているらしきお店のスタッフがやって来て、名前を訊いてきました。
さっそく、自分たちの名前を伝達。
ほどなくして名前を呼ばれ、スタッフが自分たちを空いた座席へと案内してくれました。
客の回転はかなり早そうです。
『Thimmappa Fish Hotel(ティンマッパ・フィッシュ・ホテル)』のメニュー

座席に座り、手洗い場で手を洗った後、さっそくお料理の注文です。
上の写真は、店の入り口にあった『ティンマッパ・フィッシュ・ホテル』のメニュー。
メニューには、ビリヤニやチキンギーローストなどもありますが、このお店の売りは、何と言っても地元で獲れた新鮮な魚介を使った魚料理!
ライスとフィッシュカレー、野菜のおかず、アチャールなどがセットになった「ミールス」をベースに、スパイスで味付けされた魚介のフライを追加するのがスタンダードな注文の仕方で、魚介は、アンジャル(King Fish:サワラ)やポンフレット(Pomfret:マナガツオ)、バングデ(Bangude:サバ)、ディスコ・フィッシュ(Disco Fish)、シルバー・フィッシュ(Silver Fish)、エビ(Prawns)、イカ(Squid)など、様々な種類があります。
それでもって、今回注文したのは↓の料理。
- Meals(₹50)
- Anjal(₹300)
- Prawns(₹200)
- Squid(₹120)
ベースのミールスに、魚介は3品。アンジャルのタワフライ。エビのギーロースト。イカのブラックペッパーフライをチョイスしました。


ドリンクは、「ペプシコーラ」と、マンガロールローカルの「TAZA」というライムソーダを注文。
ペプシはお馴染みの味。「TAZA」はちょっと甘過ぎかも。
ドリンクをちびちび飲んでいると、向こうからスタッフがやって来て、テーブルの上に無造作にバナナの葉をパサっと。
バナナリーフに盛られたフィッシュミールスと、名物の魚介のフライ

こちらが、テーブルの上に敷かれたバナナリーフ。
まずは、コップに入った水を掛けて、バナナの葉を手で洗います。
洗い終えると、それを見計ったかのように、次々とスタッフが現れ、個々の料理をバナナの葉の上にサーブしていきます。


マッゲ・コッデル(キュウリの煮込み料理)が置かれ、レモンピックルが添えられ、サンバルが載せられ、マッタライスがドサっと盛られ。


そして、ライスの上にフィッシュカレーがドシャッと掛けられました。
これで、ミールスが完成!
さらに、追加で頼んだ魚介のフライも次々と登場。

こちらが、注文したお料理のすべてです。
一番左が、アンジャルのタワフライ。右上がイカのペッパーフライ。右下がエビのギーローストです。
さっそく、いただきましょう〜♪

まずは、ライスとフィッシュカレーをいただきます。
大粒で赤いマッタ米は軽い食感。フィッシュカレーはココナッツミルク感のあるマイルドなお味で、主張はそれほど無いけど、お米によく馴染み、スイスイといただけます。
時折、サンバルやマッゲ・コッデルを混ぜたり、アチャールを齧ったりしながら、味変も楽しみつつ。
細切れになったフィッシュカレーの魚は少し骨が多め。

続いて、魚介料理。
まずは、「Prawns(エビ)のギーロースト」です。
プリっとした小ぶりのエビは濃厚なマサラで味付けされていて、ギーのコクがかなり効いています。
辛さは控えめですが、濃いめのお味。
マイルドなフィッシュカレーと打って変わるコントラスト。
マッタ米とも合います。

続いて、「Squid(イカ)のブラックペッパーフライ」
ブラックペッパーの辛味がピリリと効いたイカフライ。
カレーリーフの香りがアクセント。
スタンダードなお味ですが、ギーローストとはまた違った味と食感で、これまたGood!

大トリは、「Anjal(サワラ)のタワフライ」
これが、抜群の美味しさでした♪
アンジャルのクセのない白身に、スパイシーで旨味たっぷりなマサラが纏わり付いていて、食べ終わるのが惜しくなるほどのレベル。
アンジャルのタワフライは、マンガロールの『ギリマンジャ』や、カンヌールの『オデン』でもいただきましたが、ギリマンジャよりもスパイス感強めで、オデンよりもザクザク感が少ない感じ。
マッタ米が進みます♪

ライスやサンバルを少しお代わりし、あっという間に完食!
満足のランチとなりました。


お店の滞在時間は、待ち時間とお会計も合わせて40分ほど。
待っている人が数多くいるので、すぐに退店。
かなりの回転率です。
滞在中、店内は常に満席状態。
お客さんは、ほぼ全員インド人ですが、肩を露わにした若い女性や、黒づくめのムスリムの女性。家族連れから男性おひとり様まで多種多様。
ベジタリアン以外のウドゥピのあらゆる人に愛されているお店のようです。

ピュアベジのふるさと「ウドゥピ」にある老舗魚介料理レストラン『Thimmappa Fish Hotel(ティンマッパ・フィッシュ・ホテル)』
体育館のような広大な店内で、満員のお客さんがミールスを食べる光景は圧巻!
バナナリーフに大粒のマッタ米やフィッシュカレー、サンバルなどが盛られた「ミールス」も旨いですが、何より、スパイシーなマサラが塗された「アンジャル」をはじめとした魚介のフライが最高!
カルナータカ海岸部の魚介料理の美味しさを堪能できるお店です。
『Thimmappa Fish Hotel(ティンマッパ・フィッシュ・ホテル)』の地図・アクセス・営業時間
- 住所:Udupi – Malpe Rd, Adi-udupi, Udupi, Karnataka 576103 インド
- 電話:+919845763799
- 営業時間:12:00~16:00 19:00~22:00
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