横浜市西区。京急線戸部駅から徒歩数分。京急のガード沿いから少し入った路地の一角に、南インド料理の「ミールス」とネパール料理の「ダルバート」を提供しているお店『スパイスコーナーベンジー(Spice Corner Benzie)』は、あります。
2021年2月にオープンしたこのお店、店主は日本人の方。ランチタイムとディナータイムに営業しており、週替わりで「ミールス」と「ダルバート」を交互に提供しているようです。どちらが提供されるかはお店のインスタでチェック!
『スパイスコーナーベンジー』の外観と店内の雰囲気

『スパイスコーナーベンジー』の外観
こちらが、『スパイスコーナーベンジー』の外観です。
グレーの壁に明るい緑の屋根と窓枠、扉。ちょっとレトロな感じの味のある雰囲気の店が前です。

「Spice Corner Benzie」
お店の看板。店名の「ベンジー」が何に由来しているのかは、わかりません。

店頭の看板。テイクアウトも可です。

店頭の掲示板にもスケジュールあり。オレンジがダルバート、緑がミールスの日
店頭の掲示板には、本日のメニューと、お店のスケジュールが貼られていました。
カレンダーのオレンジ色がダルバートの日、緑色がミールスの日です。
テイクアウトも可。支払いはPayPayのほか、クレジットカード払いも可です。

『スパイスコーナーベンジー』の店内
『スパイスコーナーベンジー』の店内です。
昭和レトロっぽい風情の店内は、落ち着いた雰囲気で広さはそこそこ。
座席は、カウンター4席 テーブル3名席 テーブル4名席 テーブル6名席があり、合計17席。
平日遅めのディナータイムに、事前に電話予約して訪問しましたが、お料理を食べている間にテーブル席は埋まり、カウンター席にも入れ替わりでお客さんが何人か訪れていました。お客さんは、女性2人連れやおひとり様女性など。
店員さんは、厨房で一心不乱に調理しているリーゼントの髪型が渋い店主さんと、接客やサーブを担当する若い女性の方(最近入った様子)の2名体制。

「MEALS READY」

壁に掲げられた曼荼羅
店内の内装はシンプルですが、「MEALS READY」のパネル(ダルバートの日は「DHAL BHAAT READY」?)、曼荼羅などが飾られていました。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『スパイスコーナーベンジー』のメニュー

本日のメニュー「ミールス」

アラカルトメニュー

ドリンクメニュー

ドリンクメニュー
こちらが、『スパイスコーナーベンジー』のメニューです。
メインメニューは、日替わりなので手書き。アラカルトメニューは、ネパール料理の居酒屋料理が多い感じ。
メインの注文は「南インドミールス」オンリーですが、カレーの種類やオプションを選択できます。
カレーの種類は下記の4種類。
- キーママター(チキンキーマ)
- ペッパーマトン
- スカロップコザンブ(※ホタテのタマリンドテイスト)
- ゴビダル(カリフラワー入りの豆の煮込み)
カレーは、1種がけ〜4種がけまで選択できます。
- 1種がけ:1,250円
- 2種がけ:1,600円
- 3種がけ:1,900円
- 4種がけ:2,100円
オプションとして、チリペースト(50円)、バスマティライス変更(150円)、フレッシュコリアンダー(100円)、レモンライス変更(300円)、南インドのパパド(150円)、チャパティ1枚(150円)が追加・変更できます。
今回は、2人とも3種がけを選択。カレーは2人で4種類食べられるようにチョイスしました。オプションは、バスマティライス変更と南インドのパパドを追加。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
ちなみに、手書きの日替わりメインメニューですが、店主さんが描いたと思われるイラストが描かれています。
本日のメニューのイラストは「寸胴」。お店のインスタを見ると、毎日違ったイラストが描かれていて、その内容も芸能人やスポーツ選手の似顔絵、食材、アニメキャラ、よくわからないものなど様々。
味のある絵柄と、チョイスする題材の脈絡の無さ、意味不明さがなかなかGood★

「キングフィッシャー」(750円)
まずは、お飲み物から。
インド定番のビール「キングフィッシャー」です!
アルコール度数6%のスタンダードなビール。炭酸が強めでスッキリ、適度なコクがあるインドの定番ビール。安定の美味しさ♪
ビールをぐびぐび飲んでいると、ほどなくしてお料理が運ばれて来ました!
「南インドミールス」3種がけ

「南インドミールス」3種がけ(1,900円)
こちらが、『スパイスコーナーベンジー』のミールス。
「南インドミールス」3種がけです。
大きめの銀色のプレートの上に、バスマティーライス、カトリが3つ(後でもう1つ来ました)、副菜が5種載っています。
プレート上のおかずの内容は↓です。
- ラッサム
- かぼちゃのエリセ
- なすとオクラのティーヤル
- バナナとプチトマトカーラン
- キャベツのポリヤル
- 砂肝と大根のウールガイ
- ブレンドライス(150,200,250,300g)
ライスはグラム数を選べたので、今回は250gにしました。
ホールスパイスがごろごろと見える、いかにも美味しそうなビジュアル。
さっそく、いただきましょう〜♪

ラッサム、ペッパーマトン、スカロップコザンブ

キーママター、スカロップコザンブ

ゴビダル、ラッサム、かぼちゃのエリセリ
『スパイスコーナーベンジー』の南インドミールス。
日本人男性シェフらしい、ビビッドでシャープな、メリハリの効いたお味の美味しいミールスでした♪
「ラッサム」は、辛さはそれほどないものの、トマト感がかなり強めで濃厚感あり。「スカロップコザンブ」もタマリンドの酸味がビビッドに効いていてインパクトあり。
「ペッパーマトン」は、ブラックペッパーがガツンと効いたビターで濃厚なお味。ホールのカルダモンやシナモンがゴロゴロ入っていて、程よい硬さで肉の旨味のあるマトンとの相性抜群♪ 「チキンキーマ」もスパイスゴロゴロで、優しいお味のチキンキーマにシャープなスパイス感を加えています。
「ゴビダル」も別のベクトルでインパクトあり。ギーの風味がかなり効いていて、ダルのお味とベストマッチ! このギーの風味、美味しいです♪

バナナとプチトマトカーラン、キャベツのポリヤル、砂肝と大根のウールガイ

かぼちゃのエリセリ、なすとオクラのティーヤル
副菜もそれぞれ美味しい♪
バナナの甘さがマスタードシードなどのスパイスと不思議なコンビネーションを見せる「バナナとプチトマトカーラン」、シンプルだけどマスタードシードやウラド豆、ココナッツの食感が美味な「キャベツのポリヤル」、砂肝の食感とカレーリーフの香り、マイルドな酸味と滑らかなオイル感がGoodな「砂肝と大根のウールガイ」などなど。

ライスはバスマティライスに変更(150円)、南インドのパパド追加(150円)
カレーとおかずをそれぞれ、存分に味わった後、最後は、バスマティライスの上に、カレーやおかずを掛け、パパドを砕いて散らして、混ぜ混ぜしていただきました♪
混ぜていただくと、スパイスの風味や素材の味と食感がミックスされて、また違った美味しさ★
いただいた南インドミールス。全体的にカレーとラッサムは濃いめの味付けで、ビビッドかつシャープな感じ。副菜のおかずは5種とも優しく食べやすいお味。トータルでバランスが取れたお味のミールスでした♪
しかしながら、個人的には、カレーとラッサムが結構ガツンと来すぎたので、カレーは2種がけくらいがちょうどよかったかも。

「フローズンミシュティドイ」(250円)、「マサラチャイ」(400円)
食後のデザートは、「フローズンミシュティドイ」をいただきました。
「ミシュティドイ」は、牛乳を沸騰させ、黒砂糖やジャガリーで甘くし、一晩発酵させ、仕上げにカルダモンを加えて作られるバングラデシュで定番のヨーグルトを使ったスイーツ。
ほど良い酸味と控えめな甘さ、フローズンの食感が美味しい♪
デザートのお供は、「マサラチャイ」
カップにかなり多めに入って出てきました! スパイスが結構効いていて、結構甘さも強め。もうちょっと甘さ控えめの方が好みかも。

『スパイスコーナーベンジー』
横浜・戸部にある南インド料理の「ミールス」とネパール料理の「ダルバート」を提供しているお店『スパイスコーナーベンジー(Spice Corner Benzie)』
いただいた「南インドミールス」は、スパイスガッツリでビビッドなお味のカレーと、優しく食べやすい副菜のコントラストがGoodなミールス。カレーや副菜、一品一品が美味しいです♪
次、訪問したら、ぜひ、ネパール料理の「ダルバート」をいただいてみたいです★
『スパイスコーナーベンジー』の地図・アクセス・営業時間
南インド料理店










コメント