上野駅浅草口から徒歩すぐ。駅前のビルの5階に、ウイグル料理のお店『シープマン』は、あります。
お店のオープンは、2024年10月。曙橋にあるウイグル料理店『タンドールマスター』と同じ経営主体のお店で、シルクロードの異国情緒漂う店内で本格的なウイグル料理をいただけるお店であるとのこと。
かなり評判が良いというので、行ってみることにしました。
ウイグル風情満点のエキゾチックな雰囲気の店内
『シープマン』はビルの5階
『シープマン』はビルの5階にあります。
さっそく、エレベーターに乗って5階へ。
『シープマン』の入り口
5階まで上がってエレベーターを降りると、そこが『シープマン』の入り口。
今回は、ネットで事前予約して行ったので、名前を告げると、少し待って欲しいと言われました。
店内を見ると、ほぼ満席状態。直前のお客さんがまだ離席しておらず、席が空いていなかったみたいです。
羊をデザインしたお店のロゴ
扉の装飾も中央アジア的
羊のミニチュア
絨毯の色合いもいい感じ♪
入り口で待ちつつ、お店の中の様子を見てみると、入り口には羊をデザインしたお店のロゴが掲げられていたり、扉に中央アジア的な装飾があったり、レジ下に羊のミニチュアがあったり、床には渋い色合いの絨毯が敷かれていたりと、ウイグルな雰囲気満点。
いい感じです♪
ほどなくして、席が空いたようで、店員さんが予約席まで案内してくれました。
『シープマン』の店内
こちらが、『シープマン』の店内です。
店内はそこそこ広く、総座席数は30席。テーブル席のほか、ウイグル風の座敷の席もあります。ドラムセットが置かれたライブスペースもあり。
店内は中国人客で満席状態
店内は満席で、お客さんは中国の方が大半。日本人カップルや、中央アジアの方と思われるヨーロッパ系の顔立ちをした3人組もいました。
厨房内で調理をするスタッフも、ホールで接客するスタッフも、結構な人数がいる感じ。
天井の装飾、壁に掲げられた羊の絵
エキゾチックなランプの灯り
店内空間は、とにかくウイグル風のエキゾチックな装飾が素晴らしいです。
中央アジア的な草木模様の布が随所に飾られ、天井にはランプがいくつも吊り下げられています。壁には羊の遊牧風景を描いた絵が飾られていました。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『シープマン』のメニュー
『シープマン』のメニュー
こちらが、『シープマン』のメニュー。
しかしながら、『シープマン』のお料理の注文の仕方は、テーブルの上のポップに記載されたQRコードから注文用のWEBサイトにアクセスし、掲載された料理を選ぶスタイル。
さっそく、WEBサイトにアクセスし、お料理の物色開始です!
メニューはかなり豊富ですが、やっぱり気になるのが、ウイグルの手延べ混ぜ麺「ラグメン」と、中央アジアのピラフ「ポロ」。そして、ラムの串焼きです。
ほかに、メニューの中で目を引いたのが「肉のラック(jiazirou)」という料理と、「1メートルバーベキュー(yimikaorou)」。特に「肉のラック」は、他のお客さんが頼んでいるのを見ましたが、ビジュアルインパクト結構ありました!
それでもって、今回注文したのは↓のお料理。
- 大皿鶏(きしめん付き)dapanji(3,680円)
- ラム串 一個(yangrouchuan)(380円)
今まで多くのウイグル料理店に訪問しましたが、定番メニューのひとつ「大皿鶏」を食べたことがありませんでした。
一度、食べてみたいと思っていたので、今回初注文!
定番のラム串も食べたかったので、一緒に注文。
結局、これだけで満腹になりました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
奥深くスパイシーなスープが旨い「大皿鶏(ダーバンチー)」
「青島ビール」(700円)
まずは、お飲み物から。
「青島ビール」です。
苦味少なめですっきりとしたお味の中国定番のビール。安定の美味しさ♪
しかしながら、他のお客さんでビールを頼んでいる人はほとんどいませんでした。
ビールをぐびぐび飲んでいると、最初のお料理が運ばれてきました!
「ラム串 一個(yangrouchuan)」(380円)
定番のラム肉串焼き「ラム串(yangrouchuan)」です。
ウイグル料理店に行くと必ず羊肉の串焼きを頼んでいますが、『シープマン』の「ラム串」が一番美味しかったかも。
唐辛子やクミンが塗されて香ばしいのは同じですが、とにかくラム肉そのものが大きくジューシーで美味しい♪
「大皿鶏(きしめん付き)dapanji」(3,680円)
そして、メインのお料理がドーンと登場!
「大皿鶏(きしめん付き)dapanji」です。びっくりするくらい大きなお皿に載って出てきました!
「大皿鶏(ダーバンチー)」は、1980年代に新疆ウイグル自治区沙湾で四川省出身の漢民族のシェフによって考案されたスパイシーな鶏肉シチュー。ウイグル料理というよりは中国料理と考えられていましたが、シェフがこのお料理をハラールにしたことで、地元のウイグル人にも人気を博し、中国全土に広まったのだそう。
『シープマン』の「大皿鶏」は、お皿の上に、ぶつ切りの鶏肉、大きめにカットされたジャガイモ、ネギ、ピーマン、パプリカ、ウイグル風のナン、そして、大量の唐辛子が載っていて、見た目からしてスパイシーでボリューミーな一品。
きしめん
別皿で「きしめん」が付いています。きしめんの量はそれほど多くありません。
店員さんに、きしめんを大皿鶏の中に入れるように勧められたので投入。
準備が整ったところで、さっそく、いただきましょう〜♪
きしめんを大皿鶏に入れていただきます。
『シープマン』の「大皿鶏(ダーバンチー)」のお味ですが、めちゃくちゃ美味しかったです★
深みのある赤い色のスープには、大量の唐辛子とニンニク、生姜、八角、クミン、花椒などが溶け込んでいて奥深くスパイシーな風味。もちろん、結構辛いです。
その辛いスープが沁み込んだ、弾力のある鶏肉が旨い! 大きめカットのジャガイモ、ネギやピーマン、パプリカなどの野菜とのマッチングもいい感じ。
そして、ゴマの風味が感じられるウイグル風のナンが辛いスープの味を吸って、これまた美味しい! もちろん、量は少なかったですが、コシのあるきしめんもスープが絡んで最高のお味です。
スープの味が沁み込んだウイグル風のナンがこれまた美味しい!
う〜ん、これは美味しい!
周りのテーブルを見ると、かなり多くのお客さんがこの「大皿鶏(ダーバンチー)」を頼んでいました。
しかしながら、この「大皿鶏(ダーバンチー)」、量が多過ぎ!
美味しいけど、この料理だけを延々と食べ続けると、ちょっと飽きてくるのも事実。
今回は2人での注文でしたが、4人前くらいはありそうなので、4,5人で訪問して注文するのがベストかもしれません。
「バハリ(bahali)」(480円)
食後は、デザートをいただきました。
「バハリ(bahali)」です。
「バハリ」は、卵、ハチミツ、バター、クルミ、干しぶどうなどを使って作られるウイグル族のクルミケーキ。
素朴なお味で、これ、結構美味しい♪
「ミントティー(bohecha)」(680円)
デザートと一緒にいただいたお飲み物は、「ミントティー(bohecha)」
メニューの写真では伝統的な形のポットが掲載されていましたが、満席でポットが足りなくなったらしく、上の写真のようなガラス製のポットでの提供。
さっぱりとしたミントティーの風味が、脂っこい「大皿鶏」のお口直しとしても、甘い「バハリ」のお供としても最適。
爽やかな気分でお食事を締めることができました★
店内でライブ演奏もあり
ちなみに、『シープマン』では店内でライブ演奏も行われていて、お料理を食べている間に、2回、演奏がありました。
この日は、ギター&ヴォーカルとドラムのペアの、ポップでジャジーな演奏。なかなか良かったです。日によっては、ウイグルの伝統音楽の演奏も行われる様子。
ウイグル感満点の店内の雰囲気
上野にあるウイグル料理のお店『シープマン』
ウイグル風の装飾で飾られた店内は、エキゾチックかつ居心地のよい雰囲気。
弾力のある鶏肉やゴマ風味のナンが入った「大皿鶏(ダーバンチー)」や、大きめでジューシーなラム肉が旨い「ラム串」など、お料理のお味も絶品♪
ぜひ、また再訪し、ラグメンやポロなどをいただいてみたいです。
◉『シープマン』の地図・アクセス
- 住所:東京都台東区上野7-2-1 南大門上野駅前ビル5階
- アクセス:上野駅より徒歩3分
- 営業時間:12:00~15:30 17:00~4:30
- 定休日:火曜日
- 予約:『シープマン』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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