高田馬場駅から徒歩5分。早稲田通りを200mほど進み、路地を左折してすぐのところに、ミャンマー料理のお店『セィーサー』は、あります。
お店のオープンは2023年5月。ミャンマー人が大好きなカラオケ付きの飲み放題の酒場で、店名のサブタイトルにも「Karaoke & Restaurant」と書かれています。
『セィーサー』の外観と店内の雰囲気

『セィーサー』の外観
こちらが『セィーサー』の外観です。
看板には「ミャンマー料理」の表記は無く、たぶん、お店の存在を知っている在日ミャンマー人か、物好きな日本人しか入らないと思われます。

お店はこの階段を降りた地下1階
お店はこの階段を降りた地下1階にあります。
電飾で飾られた階段の下に「WANTED DEAD OR ALIVE」と書かれているのが少々不気味ですが、階段を降りて行きます。

『セィーサー』の入り口
こちらが、『セィーサー』の入り口。
扉から見える店内は、明るい雰囲気。
扉を開けて中に入ると、店内に居た数組のお客さんが一斉にこちらを見ました。
全員、ミャンマー人のようです。

『セィーサー』の店内
店内空間はそれほど広くはないものの、明るく席間もゆったりとしていて開放的な感じ。座席は30〜40席程度でしょうか。
お客さんは、全員ミャンマー人でグループ客や女性2人組、おひとり様男性などがおり、全体的に若めな印象です。
スタッフは、接客担当をしている優しい雰囲気の親父さんと、腕にタトゥーを入れた若い青年、厨房ではおばちゃんとその娘風の女性がおりました。家族経営でしょうか。

店内に掲げられたカレン民族同盟の党旗
店内には、ミャンマーの仏塔や風景写真などが無い代わりに、「KAREN REVORUTION DAY」と書かれた軍人たちの写真や、カレン民族同盟の党旗が掲げられていました。
ミャンマーの少数民族「カレン族」の方が経営するお店のようです。
「Karaoke & Restaurant」という店名のとおり、テレビモニターからはミャンマー歌謡が延々と流れており、マイクや機材なども置かれていました。
このお店は、在日のカレン族が集まる、彼らの憩いの場である様子。
さて、日本語堪能な店主さんに案内されて座席に着席。メニューを見てお料理を選びましょうか〜。
『セィーサー』のメニュー
グランドメニュー














ランチメニュー(の一部)






こちらが、『セィーサー』のメニューです。
グランドメニューとランチメニューがありますが、どちらも注文できるとのこと。
大きめの料理写真が載っていて、メニュー名は日本語表記されているものと、ビルマ語(カレン語?)のみのものがあります。
モヒンガーやお茶の葉サラダ(ラペットゥ)、ダンパウなど、今まで食べたことのあるミャンマー料理があり、トムヤムクンなどのタイ料理もありますが、未知の料理もたくさん。
カレン族独特の料理があるなら、それを注文したいところですが、全く知識がないので、フィーリングで選ぶことにしました。
それでもって、頼んだ料理は↓
- お茶の葉っぱのサラダ(ミャンマー風)(1,000円)
- プラーヌンマナオ(1,500円)
- カニカレー(ライス付き)(1,200円)
- 豚チェーオー(スープ入り)(1,000円)
ミャンマー料理店に入ったら絶対に食べたくなってしまう「ラペットゥ」。見た目豪華な魚料理「プラーヌンマナオ」。ホットペッパーでも一押しされていた「カニカレー」。寒いので温かいスープものとして「豚チェーオー」

ホワイトボードメニュー
店内には、ホワイトボードメニューもありました。
ビルマ文字のため、全く読めませんが、Google画像翻訳で確認したところ、生マンゴーサラダや丸豚の甘酢炒め、子羊のグリルなどがありました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
実食レビュー:豚チェーオー、カニカレー、プラーヌンマナオ、お茶の葉サラダ

「アサヒスーパードライ」(650円)
まずは、お飲み物から。「アサヒスーパードライ」
安定の美味しさ♪
グビグビ飲みながら待っていると、お料理が運ばれてきました。

「お茶の葉っぱのサラダ(ミャンマー風)」(1,000円)
「お茶の葉っぱのサラダ(ミャンマー風)」。ミャンマー料理の定番「ラペットゥ」です。
お茶の葉とキャベツに、炒ったそら豆、トマト、ニンニクやゴマなどを和えたサラダ。
『セィーサー』の「ラペットゥ」は、干しエビやピーナッツなどが入っておらず、唐辛子の辛さもあまりないシンプルな「ラペットゥ」でしたが、十二分に美味しい♪
香ばしい油の風味とお茶の香り、クリスピーな豆の食感がたまりません。

「プラーヌンマナオ」(1,500円)
続いてのお料理は、「プラーヌンマナオ」
こちら、美味しそうなので頼んでしまいましたが、こちらは、ミャンマー料理と言うよりは、プラー(魚)をマナオ(タイのライム)でヌン(蒸す)タイ料理。魚はティラピアでしょうか? ライムではなくレモンが使われていました。

魚の身の中に入ったパクチー?の茎
この「プラーヌンマナオ」は、個人的にちょっとイマイチでした。
全体的にレモンの酸味があまり効いておらず、唐辛子も入っていないので、淡白な白身が味気なく感じられ、魚の泥臭さも目立ってしまっている感じ。
フライを選んだ方が良かったかも。

「カニカレー(ライス付き)」(1,200円)
続いて、「カニカレー(ライス付き)」
カニを使ったドライタイプのカレー。ライス付きです。店主さんがカニを剥く用のビニール手袋を用意してくれました。

「カニカレー」
この「カニカレー」、殻を剥くのに難儀しましたが、かなり美味しかったです♪
カニに纏わり付いたグレイビーは、卵や唐辛子、カレーリーフが入った、甘辛く香ばしいお味。カニの身はもちろん美味しいですが、このグレイビーが旨い!
シンガポールのチリクラブにカレーリーフを加えたような風味です。
パラパラのバスマティライスと一緒にいただくと最高です★

「豚チェーオー(スープ入り)」(1,000円)
ラストのお料理は、「豚チェーオー(スープ入り)」
「チェーオー」とは、ビーフンを使った麺料理。ミャンマー定番の麺料理のひとつです。スープ無しとスープ有りが選べますが、こちらはスープ有りの方。
具材は、ビーフンに、豚肉団子、魚の練り物、豆腐、青梗菜のような青菜など。
肉団子をつけて食べる用にと、スイートチリソースが付いていました。
「チェーオー」にも色々なバリエーションがあるようですが、『セィーサー』の「チェーオー」は、シンプルであっさりさっぱりなタイプ。
仄かにお肉の出汁が感じられるスープは、辛さもなく塩気も控えめでお肉や野菜そのものの味を楽しめる感じ。するするといただけるビーフンが美味しい♪ 体が温まります!
ちなみに、スイートチリソースはつけない方が美味しい気がしました。

店主さんがくれた魚の干物
こちらは、店主さんが「これ、食べてみて!」とくれた魚の干物。
日本で食べられている乾物ともよく似た、癖が無く食べやすい味。美味しいです♪

「Channa striata(snakehead murrel)」という魚だそう
いただいた干物は、「Channa striata(snakehead murrel)」という魚を使っているのだそう。店主さんがスマホで魚の画像を見せてくれました。

「ミャンマーミルクティー」(350円)
食後のお飲み物は、「ミャンマーミルクティー」
練乳の甘さ、上にのったミルク湯葉。少し甘さ強めな気もしましたが、食後の良いお口直しとなりました♪

ランチメニューの看板
高田馬場にあるミャンマー料理のお店『セィーサー』
店内に飾られた写真や旗から、カレン族の方が経営するお店と推察されます。
ミャンマー定番のお茶の葉サラダ「ラペットゥ」や、カレーリーフが香る「カニカレー」、さっぱりとした味のスープ麺「チェーオー」が美味でした♪
何度も声を掛けてくれる店主さんの優しさも嬉しい。ガチミャンマーな店内の雰囲気も最高です。
次回訪れた際は、お肉系のカレーや混ぜご飯をいただいてみたいです。
『セィーサー』は、ネット予約出来ます!
『セィーサー』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『セィーサー』の地図・アクセス・営業時間
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