日本の“ブラジルタウン”として、全国でもその名を知られている群馬県大泉町。
大泉町の在住ブラジル人人口は、令和4年9月30日現在で4,577人。町の総人口の10.9%、在住外国人人口の56%を占めています。
そんな大泉町在住ブラジル人御用達のお店が『レストラン ブラジル』
お店のオープンは1990年。大泉町にはじめてできた老舗ブラジル料理レストランです。
テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ Season2」でも紹介されたお店です。


『レストラン ブラジル』の外観と店内の雰囲気

カナリアイエローとグリーンのブラジルカラーの『レストラン ブラジル』の外観

『レストラン ブラジル』の看板
こちらが『レストラン ブラジル』の外観。
お店の場所は、東武小泉線西小泉駅から徒歩5分。東武小泉線の線路の西を南北に走る「グリーンロード商店街」の通り沿い。カナリアイエローとグリーンのブラジルカラーの外観が目印です。
さっそく、店内に入ってみましょう〜♪

『レストラン ブラジル』の店内

店内は明るく広々とした雰囲気
こちらが『レストラン ブラジル』の店内。
店内は明るく広々とした雰囲気。昔ながらのレストランといった感じの内装です。
座席数はテーブル席のみで64席。
土曜日のランチタイムに訪問しましたが、客入りは4割程度。お客さんは、日本人と在住ブラジル人が半々くらいでしょうか。
スタッフは、ブラジル人の方?日系の方?とても親切丁寧な接客でした。

ブラジル音楽のPVが流れる店内。サラダバーもあります。

カウンター横のお菓子販売コーナー

ブラジル濃厚プリン、パッションフルーツムース
店内のモニターからは、ブラジル音楽のPVが流れていて、“ブラジル”な雰囲気。
カウンター横には、ブラジル産と思われるお菓子が販売されていました。

有名人のサインがたくさん!孤独のグルメの松重さんのも
大泉町でおそらく一番有名なお店だと思われる『レストラン ブラジル』
店内の壁には、有名人のサインがたくさん飾られていました。
もちろん、目に止まったのは、孤独のグルメの松重さんのサイン★
さてさて、座席に座り、メニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『レストラン ブラジル』のメニュー

『レストラン ブラジル』ランチタイムメニュー

シュラスコメニュー

単品メニュー。フェイジョアーダなど

単品メニュー。ピカーニャなど

ドリンクメニュー
こちらが『レストラン ブラジル』のメニューです。
ランチメニューでリーズナブルに済ませるか、お店の真髄を確かめるためにアラカルトメニューを選ぶかということですが、もちろん、ここは後者。
やっぱり、このお店に来たら「シュラスコ」(ピカーニャ)は食べたい!
ということで、チョイスしたお料理は↓です。
- ガラナ 194円
- カシュー 389円
- フェイジョアーダ 1,101円
- ケールの炒め物 269円
- エスペトン・デ・ピカーニャ(300g) 2,521円
- ライス(小)×2 102円×2
ブラジルの国民的な豆煮込み料理「フェイジョアーダ」は、ぜひ食べたい。豪快な串焼き「シェラスコ(ピカーニャ)もマスト。ってことで、結局スタンダードなチョイスとなりましたが、魚のココナッツミルク煮込み「ムケッカ」や、牛テールのトマトベース煮込み「ハバーダ」もかなり気になりました。
いただく機会があれば、ぜひ、食べてみたいです★
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「ガラナ」

「ガラナ」194円
まずは、お飲み物から。
こちらは、ブラジルの国民的炭酸飲料である「ガラナ」。
「ガラナ」は、ムクロジ科ガラナ属のガラナという植物で、ブラジル・アマゾン川流域が原産地。赤い実の中に入った直径8mmほどの黒い種子を粉砕し、抽出したエキスが「ガラナ飲料」のベースです。
ガラナはカフェインの含有率が世界最大(コーヒーの約3倍)。滋養強壮や鎮痛剤として、また、動脈硬化の予防にも効き目があるといわれています。
「ガラナ・アンタルチカ」は、アマゾン原産100%の種子を使用して製品化されたガラナ飲料。1921年に生産が開始された、ブラジルのトップシェアを誇るガラナ飲料です。
味は、コーラとジンジャーエールの中間っぽい感じ。さっぱりとしていて美味しい♪
「カシュー」

「カシュー」389円
「カシュー」です。
「カシュー」は、カシューナッツの実(カシューアップル)を使ったフルーツジュース。カシューナッツの実は、パプリカのような色と形をした果実(ナッツ部分は種子で実の外側に突き出ている感じ)。
ブラジル原産の果物で、ブラジルでは果実はジュースとして飲まれています。
カシューのジュースは、初めて飲みましたが、お味はりんごジュースとピーチネクターを合わせたような味。ちょっと酸味もあります。
唸るほどではないけど、普通に美味しいジュースです★
さてさて、お飲み物をちびちび飲みながら待っていると、程なくしてお料理が運ばれてきました〜♪
「フェイジョアーダ」

「フェイジョアーダ」1,101円
「フェイジョアーダ」です。
フェイジョアーダはブラジルの代表的な料理で、黒豆とお肉の煮込み料理でブラジル国民にもっとも親しまれている料理のひとつです。牛肉のほか、足、耳、スペアリブやしっぽなどの豚肉の部位を一緒に煮込む方法が伝統的な作り方です。
「フェイジョアーダ」はブラジル、ポルトガル、アンゴラ、サントメ・プリンシペ、東ティモールなどで食べられていますが、国や地域によって具材や作り方が異なります。
ブラジルのフェイジョアーダは、黒豆(黒隠元豆)、豚の脂身、豚や牛の干し肉または燻製肉、リングイッサという生ソーセージ、豚の耳や鼻、足、尾、皮などをニンニクと岩塩でじっくり煮込んで作られます。
付け合わせとしては、バターライスやパン、千切りにしたケール、バターやベーコンで炒めたキャッサバと一緒に食べられることが多いそう。
アフリカから連れて来られた奴隷たちがブラジルで考案した料理だというのが一般的に言われている起源です(異説あり)。

ご飯に掛けていただきます。

お肉やソーセージ、お豆がゴロゴロ
『レストラン ブラジル』のフェイジョアーダですが、さすが、在住ブラジル人向けの老舗レストラン。めちゃくちゃ美味しかったです★
お味は、黒っぽい見た目とは違って、まろやかでクセのないお味。黒インゲン豆の旨味と、様々な部位の豚肉の脂質がスープに溶け込んでいて、こってり濃厚。
味付けはニンニクと塩。甘味や酸味はなく、塩気は結構あり、ご飯が進む感じ。
そして、中に入っている様々な種類のお肉が、これまた美味しい♪
牛肉、豚肉、ソーセージ、それぞれ違った味わいで楽しめます。特にソーセージが美味でした★
「ケールの炒め物」

「ケールの炒め物」269円
フェイジョアーダの付け合わせとして頼んだのが「ケールの炒め物」
ケール(コウヴェ)の千切りをガーリックで炒めたシンプルな炒め物で、こってりとしたフェイジョアーダの付け合わせとして相性抜群!
本当は「ファロファ」と呼ばれるバターやベーコンで炒めたマンジョッカ芋(キャッサバ)の粉も付け合わせの定番らしいのですが、その存在を知らなかったので、注文し忘れてしまいました。次回食べる時は注文したいです。
ご飯やケールと一緒にフェイジョアーダをいただいていると、来ました!すごいのが!
「エスペトン・デ・ピカーニャ(300g)」

「エスペトン・デ・ピカーニャ(300g)」2,521円
どーん!
「エスペトン・デ・ピカーニャ(300g)」です!
イチオシ‼︎牛イチボの串焼き。ブラジルではとても人気があり、牛一頭から2.2kg程しかとれない貴重な部位です。
ブラジル料理と言えば“シュラスコ”。シュラスコの定番「ピカーニャ」。
串に刺さって直立した牛イチボのビジュアルはインパクト抜群!
焼き加減はミディアムにしました。

牛イチボの串焼き
「エスペトン・デ・ピカーニャ」のお味ですが、言わずもがな、間違いなく美味しい★
味付けは岩塩のみですが、牛イチボのお肉がジューシーで旨味たっぷり!焼き加減も程よい感じ。う〜ん、旨いです♪

お皿に盛り付けたところ
ブラジル料理の定番「フェイジョアーダ」とシュラスコ「ピカーニャ」
想像以上に美味しかったです!もっと他のお肉も食べたい★
ちなみに、孤独のグルメの五郎さんも、フェイジョアーダとピカーニャを食べています。五郎さん、フェイジョアーダのうまさにビックリして、ピカーニャを百獣の王の気分で喰いちぎっていました。

『レストラン ブラジル』
日本の“ブラジルタウン”群馬県大泉町にある老舗ブラジル料理店『レストラン ブラジル』
黒豆と様々な部位のお肉を煮込んだブラジルの国民食「フェイジョアーダ」も、貴重な部位”牛イチボ”を使ったシュラスコの定番「ピカーニャ」も絶品のお味でした♪
さすが、30年以上愛されているお店。大泉町でブラジル料理を食べたいなら『レストラン ブラジル』に行けば間違いありません。
『レストラン ブラジル』の地図・アクセス・営業時間
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