アイヌコタン内にあるアイヌ料理のお店 民芸喫茶 ポロンノ
阿寒湖温泉にある、アイヌの人たちが暮らす集落「アイヌコタン」内に、アイヌ料理のお店『民芸喫茶 ポロンノ』はあります。
アイヌ料理ってどんな料理なのでしょう。。。
Wikipedia によると、
アイヌ民族の食文化は漁労や狩猟で得られた鮭や鹿、山野の採集で得られたオオウバユリの鱗茎やドングリや山菜、畑で栽培された雑穀やジャガイモを素材とする。特徴としては、油脂をふんだんに使った味付けが挙げられる。
調味料は塩のほか、タラ、イワシ、ニシン、サメ、アザラシ、エゾシカ、ヒグマなどの脂肪を用いた。近世以降は味噌も使用された。また、コンブや動物の骨、魚の焼き干しを使って出汁をとる文化をもっていた。香辛料としては、ギョウジャニンニクやキハダの実、タネツケバナを利用した。
とのこと。
ここ『ポロンヌ』では、山菜や鹿肉を使った本格アイヌ料理や、オリジナル料理が楽しむことができます。
おすすめメニュー
やっぱり鹿肉の料理が名物なんですね~。鹿は食べたことないなぁ。
『めふスパ』!? ”めふん”とは何でしょ。。
・・・”めふん”は、「オスの鮭の中骨に沿って付いている血腸を使って作る塩辛」のことだそうです。
あまり馴染みのないお料理ですよね。
さぁ、店内に入ります。
伺ったのは、オープンと同時の11:30頃だったので、他にお客さんはいませんでした。
木のテーブル、木の椅子にランプなど、雰囲気のある店内。
各テーブルにあるランプやお砂糖の入れ物などは、テーブルによって違い、どれも素敵です!
下に敷いてあるマットの模様もアイヌっぽくていいですね♪
テーブルの上にあるメニューもアイヌの文様ですね。
メニューの文様もそれぞれ違います。渋くていいです!
壁にも飾りが。ナイフでしょうか。。
このランプシェード、とっても素敵です!
お店の奥は、カウンターになっていて、壁面にはたくさんの本や漫画。
レトロな感じです!
名物『ポッチェピザ』と『ハスカップジャムヨーグルト』
さて注文ですが、実は朝ごはんを食べてからそれほど時間が経ってなく、あまりお腹空いてなかったんです。。
で、選んだのがコチラ。
名物『ポッチェピザ』
生地にポッチェイモを使ったピザです。
ポッチェイモとは、アイヌ民族の間で、じゃがいもを使った保存食として伝わる料理。
作り方は、、、
・冬に、雪の中にじゃがいもを埋める。
・雪の中でじゃがいもが凍り、発酵する。
・春に雪とともに溶け出したじゃがいもの皮をむき、潰し、水を張った桶などで何度も洗う。
・澱粉質が沈殿したらそれを漉して乾燥させる。
・その状態で保存する。
・食べるときは、保存したじゃがいもを水で戻し、練ったりして成形して焼く。
生地を作るのに、とても時間がかかっているのですね。
お味はというと、生地はモチっとしていて素朴な味です。ピザなので、チーズがトロっとたくさん乗っていて、美味しかったですよ。具は、サラミと山菜です。
生地がモチっと噛み応えがあるので、意外にお腹にもたまります。
『ハスカップジャムヨーグルト』
見た目、普通のブルーベリーヨーグルトという感じ。
「ハスカップ」は、アイヌ語で、「枝に実るもの」という意味で、昔からアイヌの人々にとって、貴重なビタミン源だったそうです。アントシアニンがブルーベリーの10倍も含まれていると言われていて、女性に嬉しい果実です。甘酸っぱく、疲れた体によく効きます!
お味は、甘酸っぱくて爽やかで、もちろん美味しかったです♪
お腹が空いていたらもっと色々食べたかったのですが。。。
1品だけですが、初めてのアイヌ料理が食べられて、思い出になりました。
◉『民芸喫茶 ポロンノ』の地図・アクセス
- 住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-8
- 営業時間:5月~10月10:00~21:30 11月~4月 12:00~20:30
- 定休日:不定休
- 電話:0154-67-2159
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