『カイラスヴィラ』の入り口
『カイラスヴィラ』の看板
『カイラスヴィラ』ランチメニュー
『カイラスヴィラ』のカイラス山の絵
ネパールの定食「ダルバート」をランチタイムで食べられる
東京メトロ日比谷線の人形町駅から徒歩30秒。人形町交差点の角に、ネパール料理店『カイラスヴィラ』はあります。
2009年にオープンしたこのお店、ネパールの定食「ダルバート」をランチタイムで食べられる都内でも貴重なお店です。
お店はビルの2階にありますが、交差点のところに呼び込みのネパール人の店員さんがいつもいるので、すぐにわかります。
ちなみに、店名の『カイラスヴィラ』とは、チベットにあるヒンドゥー教やチベット仏教、ボン教、ジャイナ教の聖地「カイラス山」(Kailash:कैलास)から取られています。
「カイラス山」は、6,656mの未踏峰の山で、信仰の山のため登頂許可を降りません。
山の周りには約52㎞の巡礼路があり、チベット仏教徒やボン教徒は、山の周りをぐるりと歩く「コルラ」という巡礼を行うことでも知られています。
『カイラスヴィラ』の店内
『カイラスヴィラ』の店内です。
落ち着いた雰囲気の店内。座席は27席(カウンター席が3席)。
このお店、2009年のオープン当時から何回か通ったことがあるのですが、その頃とお店の雰囲気が少し変わっていました。
当時は、ヨガ教室の案内が壁に貼られていたり、ネパール、チベット関係の本とかが並べられていたりしたのですが、そういうものがなくなっていて、お店のスタッフもシェフも以前とは違う人である様子。
オーナーが変わったのかもしれません。
『カイラスヴィラ』のメニュー
さて、さっそく注文です。
注文するのは、もちろん「ダルバートセット」(Dal Bhat Set)!
ベジタブルとノンベジタブルをチョイスできます。
ベジタブル、またはチキンカレー、豆のカレー、アチャール、サグ(ほうれん草)、パパド、ライス、サラダ、スープ、ソフトドリンクがついて1,150円。
コストパフォーマンスいいです。
丸い銀のお皿に載って出てくるネパール定食「ダルバート」
セットのスープ
セットのサラダ
セットのスープとサラダです。
スープは、以前は、バターの風味が香るチベット的なスープだったのですが、普通っぽい野菜スープに変わっていました。
サラダも、インド料理店でよく出てくるオレンジソースがかかった普通のサラダです。
シェフが変わったためでしょうか。バタースープ結構好きだったので、ちょっぴり残念です。
ダルバートセット(1,150円)
出てきましたー!
丸い銀のお皿に載せられた「ダルバートセット」!
「ダルバート」(dālbhāt:दालभात)とは、ネパールの代表的な家庭料理で、ネパールでは毎日食べられている日本の定食にあたる料理です。
「ダル」は豆、「バート」はご飯の意味。
それに、野菜などの「タルカリ」と漬物の「アチャール」の4つがセットになっています。
ダルとベジタブルカレー
タルカリとアチャール
パパド
サービスの一品
豆の旨味とクミンの香りが効いていて、ショウガがアクセントを付けているダル。
かぼちゃやニンジンなどの野菜がゴロリと入ったベジタブルカレー。
ピリリと辛味の効いたほうれん草の炒め物「タルカリ」
ジャガイモ(アル)とダイコン(ムラ)のミックスアチャール(漬物)。
パリパリの豆せんべい「パパド」
どれも美味しい!
5年前に訪問した時と変わらない美味しさです。
特に、このお店の「タルカリ」と「アチャール」は、個人的にかなりお気に入り。
お店の方が豆でできた揚げボール的なお料理をサービスしてくれたのも嬉しかったです(これもなかなか美味しかった)。
ただ、少し残念だったのは、ライス。
以前は、ネパール・インドの長粒米が使われていたのですが、今回は短粒の日本米。
日本米でも美味しく食べられますが、やっぱりインド・ネパール料理には、長粒のお米の方が合いますねー。
セットのラッシー
食後は、セットドリンクの「ラッシー」
『カイラスヴィラ』の「ダルバート」は、そこそこスパイシーなので、甘く濃厚なラッシーはぴったり。
お口の中をクールダウンさせてくれます。
スープやライスが変わったのは、ちょっと残念でしたが、「ダルバート」の美味しさは開店当時と変わりません。
ランチタイムにリーズナブルなお値段でネパール定食「ダルバート」をいただける『カイラスヴィラ』
貴重なお店です!
◉『カイラスヴィラ』の地図・アクセス
- 住所:東京都中央区日本橋人形町3-7-11 三福ビル 2F
- アクセス:人形町駅から60m
- 営業時間:11:00~15:00 17:30~23:00
- 定休日:無休
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