東京メトロ千代田線「根津駅」より徒歩すぐ。不忍通り沿いに面してモダンな外観のお店があります。2024年5月にオープンしたウズベキスタン料理のお店『グランド サマルカンド(GRAND SAMARKAND)』です。
このお店、伝統的なウズベキスタン料理や、ロシア料理とのミクスチャー料理をメインに提供しているお店であるとのこと。
今回は、ウズベキスタンの国民的なお料理である「プロフ」と、人気の麺料理「ラグマン」を食べにお伺いしました★
明るくお洒落な雰囲気のウズベキスタン料理のお店
『グランド サマルカンド』の外観
こちらが、『グランド サマルカンド』の外観です。
全面ガラス張りで、明るくお洒落な雰囲気の店構え。モスクが描かれた黒いシックな看板もいい感じ♪
ちょうど、お店を出るところでしょうか。お店の前には、ウズベキスタン人らしき若者たちが集っていました。
モスクが描かれたシックな看板
店頭のメニュー看板
豊富なウズベキスタン料理のメニュー
店頭に置かれたミルクバターパン
店頭には、日本語で書かれたメニュー看板が掲げられています。
豊富なウズベキスタン料理のメニュー。テイクアウトも可能なようで、ウーバーイーツにも対応しているとのこと。
『グランド サマルカンド』の店内
こちらが、『グランド サマルカンド』の店内です。
店内は細長い造りで、手前に座席が並び、奥に厨房があります。座席は、テーブル席のみで20席ほど。
遅めのディナータイムでの訪問で、入店時はお客さんはおらず。食べている間に、日本人と西洋人のカップルが来店しました。
若めのウズベキスタン人の店主さんが調理と接客も対応。店内にはウズベキスタン人の奥様もいましたが、赤ちゃんの対応をしていました♪
サマルカンドのレギスタン広場の写真
こちらもレギスタン広場?
お店の内装は明るく落ち着いた雰囲気。
壁には、サマルカンドのレギスタン広場の写真が飾られています。
写真を見ているだけで、サマルカンドに行きたくなってきました★
クーラーボックスに並べられたスイーツ
ウズベキスタンダンス体験会の案内
クーラーボックスには、スイーツがたくさん並べられていたり、壁には、ウズベキスタンダンス体験会の案内が貼られていたり。
さて、座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『グランド サマルカンド』のメニュー
プロフやマンティ、ドルマなど
サムサ、ラグマン、ジズビズ
ペリメニ牛肉、マストワ、シールワ
デザートメニュー
ドリンクメニュー
こちらが、『グランド サマルカンド』のメニューです。
お料理は、伝統的なウズベキスタン料理と、ロシアとウズベキスタンのミクスチャー料理とのことですが、ロシアっぽい名前の「ペリメニ牛肉」や「マストワ」がミクスチャーなのかな?
兎にも角にも、考えた挙句選んだお料理が↓
- プロフ(1,500円)
- ドルマ(1,400円)
- ペリメニ牛肉(1,500円)
- ラグマン(1,700円)
- オールパイアイスクリームセット(1,500円)
ウズベキスタンの国民食でもあるピラフ「ポロフ」と、定番の「ラグマン」。ミクスチャーらしき「ペリメニ牛肉」、前菜的な「ドルマ」。食後はデザートの盛り合わせ「オールパイアイスクリームセット」を頼みました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
人参の甘味とラム肉の旨味がたまらない「プロフ」、味付け濃いめのドライタイプの「ラ・グマン」
瓶ビール(750円)
まずは、お飲み物から。
瓶ビール。アサヒのスーパードライです。
ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。
「プロフ」(1,500円)
ほどなくして、お料理が登場!
「プロフ」です♪
「プロフ(Plov)」とは、ウズベキスタンのピラフのこと。ウズベキスタン料理を代表する国民的なお料理です。
トルコの「プラウ」(ピラフの語源)を起源とするお料理で、シルクロード一帯で食べられていますが、ウズベキスタンの「プロフ」は、中央アジアの中でも特に洗練されていると言われています。
プロフは、カザン(qazan)と呼ばれる特別製の大釜で肉、玉ねぎを大量の油で炒め、人参、ひよこ豆、うずらの卵、レーズンなどを入れて煮込み、それにお米を加えて炊きあげて作られるのだそう。
お米に人参、牛肉、ラム肉、ひよこ豆、レーズン、あんず、ゆで卵
めちゃくちゃ美味しい♪
『グランド サマルカンド』の「プロフ」。ひと口食べて、これは美味しい♪
ほどよく油っこい大粒のお米に、どっちゃりと入った人参の甘味がベストマッチ! クミンの風味も効いています。
ゴロゴロ入った牛肉&ラム肉は柔らかくてジューシーで、ひよこ豆の食感やレーズン&あんずの甘さも良いアクセント。ほっくりとしたゆで卵もいい感じ。レモンを搾り掛けて酸味を加えるのもGood!
「ドルマ」(1,400円)
続いて、「ドルマ」
ひき肉とご飯をぶどうの葉で巻いて煮込んだ料理。ヨーグルトソースを付けていただきます。
トルコ語で「詰める」を意味する「dolmak」が語源となったトルコ由来の料理で、7世紀にはその原型が既にあったのだそう。
ブドウの葉で包んだお米とひき肉
ヨーグルトソースを付けていただくと美味♪
この「ドルマ」がなかなかの美味★
ブドウの葉は、桜餅の桜の葉みたいな風味で、中に入った適度な硬さのお米や、ジューシーなひき肉との相性が抜群! 爽やかなパクチーの風味も良いアクセント。
さらに、ヨーグルトソースを付けていただくと、美味しさが格段にアップ♪
「ペリメニ牛肉」(1,500円)
3品目は、「ペリメニ牛肉」
トマトベースのスープの中に、細かくカットされた牛肉とジャガイモ、人参。そして、ウズベク餃子の「マンティ」が入ったスープです。
ヨーグルトソースを掛けていただきます。
ヨーグルトソースを掛けて
小ぶりのマンティが入っています。
ロシアの風を感じさせるトマトベースのスープ。
スタンダードなお味ですが、モチモチの厚手の皮に包まれて、中にジューシーな牛肉団子が入った「マンティ」が美味しい♪
ヨーグルトソースとのマッチングも良いです★
「ラグマン」(1,700円)
そして、「ラグマン」
「ラグマン」は、手延べ麺を主体とした料理で、これも中央アジアでよく食べられている人気の料理。ラグマンには、焼うどんのような汁なしのラグマンと、スープラグマンがありますが、ウズベキスタンではスープラグマンが多い感じ。
メニューには、
うどん入りスープ。トマトベースで野菜もたっぷり。ほかに具をうどんの上にのせたスープなしのラ・グマンもある。
と記載されていましたが、今回提供されたのは「ラ・グマン」でした(特に指定は無し)。
汁無しの「ラ・グマン」は、現地ウズベキスタンでも食べたことがありますが、ウイグル(新疆)の「ラグメン」とは別物。
ドライタイプの「ラ・グマン」
『グランド サマルカンド』の「ラ・グマン」は、麺の食感が日本の焼うどんのような感じ。具材は、ラム肉、パプリカ、ピーマン、玉ねぎなどで、胡麻が掛けられています。
味付けは、トマトベースではあるものの、酸味は弱めで、味付けは濃いめ。お肉の旨味がダイレクトに感じられて美味しい♪ パクチーも爽やかでGood!
「オールパイアイスクリームセット」(1,500円)
食後のデザートは、4種のスイーツの盛り合わせ「オールパイアイスクリームセット」を選びました。
4種のスイーツは、アップルパイ、メドヴイク、チョコイチゴケーキ、パッハラワ。
真ん中にアイスクリーム。そして、カットオレンジが載せられています。
メドヴイク
アップルパイとチョコイチゴケーキは、海外でいただく洋スイーツのようなスタンダードなお味。
「パッハラワ」(バクラヴァ)は、高田馬場のウズベキスタン料理店『サマルカンドテラス』でいただいた「パフラヴァ」と同じ、厚い生地でナッツがザクザク入った重量感あるバクラヴァ。
一番美味しかったのが「メドヴイク」(はちみつ入りケーキ)。ぽそぽそした素朴な食感のケーキですが、ほんのりとはちみつの風味が効いていて、甘過ぎず美味でした★
「チャイ」
お飲み物は、「チャイ」
メニューにはありませんでしたが、ウズベキスタンのお飲み物といったら、やっぱり「チャイ」を飲みたいので、頼んでみたところ、あるとのことだったので提供してもらいました♪
ウズベキスタンの「チャイ」は、緑茶(コク・チャイ)と紅茶(カラ・チャイ)の2種類あり、北部では紅茶が、南部では緑茶がよく飲まれているのだとか。
『サマルカンドテラス』では、紅茶(カラ・チャイ)が提供されましたが、ここ『グランド サマルカンド』では、緑茶(コク・チャイ)の提供。
ちなみに、ティーポットは「チョイナク」と言い、カップは「ピヨレ」と呼ばれます。
油っぽいウズベキスタンのお料理には、さっぱりとしたお茶が本当に合います。
店頭に飾られていたリシタンの陶器
『グランド サマルカンド』
根津にあるウズベキスタン料理のお店『グランド サマルカンド(GRAND SAMARKAND)』
ウズベキスタンの国民的料理「プロフ」や、人気の麺料理「ラグマン」をはじめとしたウズベキスタン料理を提供しているお店。
人参の甘味とラム肉の旨味がたまらない「プロフ」も、味付け濃いめのドライタイプの「ラ・グマン」も満足できるお味♪ ブドウの葉の詰め物料理「ドルマ」もとっても美味でした★
◉『グランド サマルカンド』の地図・アクセス
- 住所:東京都文京区根津1-1-19 シティハイツ根津 102
- アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」から50m
- 営業時間:10:00~21:00
- 定休日:水曜日
- 予約:『グランド サマルカンド』のネット予約はこちら(食べログ)
コメント