2023年4月に八重洲地区再開発のため、惜しまれつつも閉店した南インド料理の名店『ダバインディア』。
その『ダバインディア』のシェフとスタッフによって、2023年5月12日、御茶ノ水に新店舗がオープンされました。それが、『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』です。
※飯田橋には、『ダバインディア』の元店長とスタッフによるお店『TOKYO BHAVAN(トウキョウバワン)』もオープンしています(↓)。
”飲めるインド料理店”をコンセプトにした、インド・ストリートフードが充実したお店
『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』の外観
こちらが、『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』の外観です。
落ち着いた青の『ダバインディア』とは変わって、『ゴンド』のメインカラーは鮮やかな朱色と水色。
『ダバインディア』と同じデザインの看板
店舗カラーは赤と水色
店頭には、『ダバインディア』と同じデザインの「インド料理」の看板がありました(ダバインディアの時は「南インド料理」でした)。
『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』の店頭メニュー
南インド料理にフォーカスしていた『ダバインディア』とは変わって『ゴンド』のコンセプトは、”飲めるインド料理店”
南インド料理のみならず、インドのストリートフードやお酒に合う一般料理を多く取り揃えているとのこと。もちろんお酒も種類豊富。
『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』の店内
『ゴンド』の店内です。
店内はそこそこの広さで、カウンター席、2人用のテーブル席、4人掛けの丸テーブル席、グルーブで利用できる個室席もあり。
正面の厨房はオープンになっていて、調理している様子が見えます。
土曜のディナータイムに事前予約して訪問したのですが、店内は満席状態。
さすが、人気店の後継店です★
赤・青・黄色のカラフルな壁と落ち着いた木の茶色がベース
お店の内装は、赤・青・黄色のカラフルな壁と落ち着いた木の茶色がベース。
シックな風情は『ダバインディア』の店内を思い出させます。
壁に飾られたゴンド画
お店の内装で特徴的なのは、店内の壁の各所に、インド中部デカン高原に住む先住民族「ゴンド族」の民俗画が飾られていること。
カラフルでユーモラスな「ゴンド画」は、インドに星の数ほどあるフォークアートの中でも、世界的に評価の高い絵画のひとつです。
そう言えば、大ヒットしたインド映画『RRR』のダブル主演のひとり「ビーム」もゴンド族の設定でしたね。
さて、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『ゴンド』のメニュー
ストリートフード&スターターメニュー
カレーメニュー
ドリンクメニュー
こちらが、『ゴンド』のメニューです。
”飲めるインド料理店”のコンセプトに沿って、おつまみ系のストリートフードや単品料理が充実している感じ。
パニプーリやチャート、アルティッキやサモサ。チキン65やチョーレーバトゥレーなど。
タンドール料理も、タンドリーチキンやチキンティッカ、ゴビやプラウンなど充実。『グルガオン』の姉妹店ということで、チーズクルチャもあり、カレーの種類も豊富です★
色々考えた挙げ句、選んだのは↓のお料理。
- ゴンドミールス(南インドの辛いマトンカレー・タミルの魚カレー) 2,400円×2
- ゴンドチキン65 1,100円
- パニプーリ(2PC) 360円
やっぱりミールスを食べたいということで、ミールスをメインに。選択制のカレーは、数ある中から、2人で「南インドの辛いマトンカレー」と「タミルの魚カレー」をチョイス。
おつまみ系として、「パニプーリ」と「ゴンドチキン65」を選ぶことにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
洗練された奥深い味わい「ゴンドミールス」♪
「ペッパーソルトサワー」750円
まずは、お飲み物。
「ペッパーソルトサワー」(インド人が好む黒胡椒と岩塩入りのサワー)です。
ソルティードッグみたいに、ガラスの淵に黒胡椒と岩塩が塗されているのがお洒落。
さっぱりしたサワーに、スパイシーで辛い黒胡椒と岩塩がアクセントになっていて美味しい♪
「パッションワイン」750円
こちらは、「パッションワイン」(華やかなパッションフルーツと赤ワイン入り)
パッションフルーツの酸味が赤ワインに南国っぽいカラフルさを与えてくれています。
こちらも、飲みやすくて美味★
「パニプーリ(2PC)」360円
ほどなくして最初のお料理登場!
「パニプーリ(2PC)」(可愛いボールに魔法の水を注ぎパクッと一口でどうぞ!)です。
「パニプーリ」(パーニープーリー)とは、主に北や西、東インドの屋台で提供されているストリートフード。
小麦粉の生地を中身が空洞の一口サイズのボール状に揚げたもの(プーリー)に、水とタマリンド、チャートマサラなどを混ぜた汁(パーニー)を入れて食べるスナックです。
カリカリ食感とタマリンドの酸味が美味しい♪
しかしながら、1人1個だけだとちょっと物足りない感じ。
「ゴンドチキン65」1,100円
続いて、「ゴンドチキン65」(ヨーグルトマリネしたチキンを揚げ、更にスパイス炒めに)
「チキン65」は、南インドでよく食べられている香辛料を使った鶏肉の唐揚げ。
ショウガやにんにく、青唐辛子、カイエンペッパー、マスタードパウダー、クミン、パプリカなどの香辛料が使われることが多いですが、レシピは様々だそうです。
トマト風味のチキン、カレーリーフ、赤唐辛子、ニンニクの芽
「ゴンドチキン65」は、チリがビビッドに効いた、かなり辛めのチキン65。
トマトの酸味とニンニクの芽の旨味、カレーリーフの香りがベストマッチで、辛いけど止められない美味しさ♪
「ゴンドミールス」(タミルの魚カレー)2,400円
「ゴンドミールス」(南インドの辛いマトンカレー)2,400円
そして、お目当ての「ゴンドミールス」が登場!
銀のターリー皿の上にバナナリーフ、バスマティライス、カトリが5つ。
美しいビジュアルです♪
プレートに載っているお料理は↓
- カレー(南インドの辛いマトンカレー・タミルの魚カレー)
- ひよこ豆カレー
- 小海老のポリヤル
- サンバルカレー&ラッサムスープ
- バスマティライス&プーリ
- パパド
さっそく、いただきましょうか〜♪
ひよこ豆カレー、サンバルカレー&ラッサムスープ
プーリ、バスマティライス、チャトニ
酸味控え目、上品で飲みやすい「ラッサム」。豆の崩れ具合がちょうど良く、ちょっとピリッとした辛味もある「サンバル」。カルダモンが効いていてエキゾチックなお味の「ひよこ豆カレー」。「小海老のポリヤル」シャキシャキのココナッツとプリプリの海老の食感がいい感じ♪
いずれも、そこいらのお店とはひと味違う、洗練された味付け。
プーリやバスマティライスと一緒にいただくと、なお美味しい★
南インドの辛いマトンカレー
そして、カレー2種「南インドの辛いマトンカレー」(粒スパイスとガーリックを効かせた深い味)、「タミルの魚カレー」(程よい酸味のタマリンドソース。南インドの港町チェンナイの味)
2品とも、かなり美味でした♪
特に「南インドの辛いマトンカレー」は、今まで食べたことのないお味。
とにかく、濃くて、奥深い。そして、かなり辛い! その濃厚さとスパイシーさが、マトンとよく合います★
お代わりのサンバル
「ゴンドミールス」は、サンバルとラッサムとバスマティライスがお代わり自由!
今回は、サンバルをお代わりしました♪
最後は、バスマティライスに、サンバルとラッサム、ひよこ豆カレー、小海老のポリヤルを掛け、パパドを砕いて散らして、混ぜていただきました★
美味しい♪ 堪能しました「ゴンドミールス」
「マンゴーラッシー」550円
こちらは、お料理の途中で頼んだ「マンゴーラッシー」
カレーがかなり辛かったので注文。
さっぱりとした甘さの「マンゴーラッシー」、ヒリヒリしていたお口を優しくクールダウンしてくれました♪
ガネーシャ神様
御茶ノ水にオープンした『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』
”飲めるインド料理店”をコンセプトにした、インドのストリートフードや一品料理が充実したお店です。
閉店した八重洲の名店『ダバインディア』のシェフが提供する「ゴンドミールス」は、サンバルもラッサムも海老のポリヤルも洗練された味付け。メインのカレーも、他では食べたことがないような奥深いお味でした★
さすが人気店の後継店! 充実したディナーを堪能できるお店です。
◉『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』の地図・アクセス
- 住所:東京都千代田区神田駿河台3-5-15 荒井ビル 1F
- アクセス:JR御茶の水より徒歩5分、メトロ新御茶ノ水より徒歩1分
- 営業時間:[火~金] Lunch 11:30~15:00 Dinner 17:00~22:00 [土・日・祝] Lunch 11:30~15:30 Dinner 17:00~21:30
- 定休日:月曜日、年末年始休
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