東京でグルジア(ジョージア)料理がいただける数少ないお店のひとつ、吉祥寺にあるロシア料理とジョージア料理のお店『カフェ ロシア(Cafe RUSSIA)』に行ってきました!
ピンクを基調とした可愛らしい店内でいただくジョージア料理・ロシア料理は、日本人の口に合い、食べやすくてとても美味しく大満足でした♪
珍しいジョージア料理がいただける、ピンクでおしゃれな「カフェ ロシア」
吉祥寺駅北口を出て、通りを左に歩いていくと、何やら外国人がマイクを使って宣伝をしていました。
「カフェロシア・・・」って言ってます!
ふと見ると、マトリョーシカの顔出しパネルが!! チェブラーシカもいる♪
この日のお目当てのロシア料理とジョージア料理のお店『カフェ ロシア(Cafe RUSSIA)』です。
この方は、お店の宣伝やテイクアウトの案内などをしていました。
お店は、もう少し先のファミリーマートの地下にありました。
階段を下りると、ピンクの壁が印象的なお店が!
入口の隣の小窓やショーケースの感じが、外国の雰囲気漂っていて、テンションが上がります。
ロシア語でメニューが書かれています。全く読めない・・・
でもこれも旅行に来た気分で楽しいですね!
ピンクと白で可愛い店内♪
ピンクはピンクでも、濃くて深いピンクなので、落ち着いた雰囲気。
各テーブルには、感染防止対策のアクリル板が設置されています。
ランプも素敵! お屋敷にあるランプみたいですね。
「前菜盛り合わせ」のメニュー。
これ、オススメです!
17種類もある前菜の中から5品の盛り合わせなのですが、5品中2~3品は自分で選べます(除外3種類あり)。残りはお店の方でバランスを考えて選んでくれるというものです。
1人前980円で、2人前~の注文です。
ロシア料理といえば!のボルシチももちろんあります。
ジョージア(旧グルジア)ワインを飲みながら、ジョージア料理「ハチャプリ」「ハルチョー」「タバカ」.etcに舌鼓♪
クヴェヴリ(アンバー/オレンジ)ワイン 1,000円
「ワイン発祥の地」と言われるジョージアには500種類もの葡萄の亜種が自生し、うち200種ほどがワインづくりに利用されている。8000年の歴史を持つこの地のワインをかのクレオパトラがこよなく愛したため、この地のワインは「クレオパトラの涙」とも呼ばれている。
~お店のメニューより~
ワイン発祥の地と言われているジョージアのワインを、飲まない訳にはいきません!
最近よく見る、”オレンジワイン”があったので、飲んでみることに。
このオレンジワインは、地中に埋めた陶器の甕(クヴェヴリ)で葡萄の皮や種と一緒に長期に渡って発酵貯蔵させ、複雑な味わいを醸し出すジョージア伝統の製法で作られているとのこと。
その製法はユネスコの無形文化遺産にも登録されているのだそうです。
メニューに、「(アンバー/オレンジ)ワイン」と書かれていたので、アンバーとオレンジと両方あるのかと思ったら、後で調べたところ、ジョージアなどの地域ではオレンジワインの醸しの過程が非常に長く、美しい琥珀色となることから「アンバーワイン」と呼ばれているそうなんです。
オレンジワインよりも深い感じでしょうか。
お味は、スモーキーとまではいきませんが、コクがあって渋みがある感じがしました。
ライ麦パン 250円
スープを注文したので、パンが欲しいなーと思いメニューを見ると、「ライ麦パン(天然酵母から育ててつくるライ麦75%の黒パン)」が。
”黒パン” の文字を見ると注文したくなっちゃうんですよね。
バルト三国に行ったとき、どのレストレランに行っても、大体黒パンが出てきて、それが美味しかったんです。
イメージしてたのとはちょっと違いましたが、素朴で、噛めば噛むほど味が出てくる感じで美味しかったです。
スプーンの上に乗っているのは、塩。
たまに塩をちょっと振って食べるとのこと。
面白いですね!
冷たい前菜盛合せ5品 980円
前菜盛り合わせは、2人前~で、写真は1人前。
かなりボリュームがあって、華やか♪
自分で選んだのが、
- 毛皮のコートを着たニシン(ニシンとビーツとポテトのミルフィーユサラダ)
- サーモンのブリニ包み(サワークリームを塗ったロシアのパンケーキで野菜と自家製サーモンを包んだもの)
- バドゥラジャーニ(スパイシーなくるみペーストを塗ったジョージア(旧グルジア)の焼なす料理)
の3種類。お店でセレクトしてくれたのが、
- キャベツのマリネ(ビーツと一緒に漬けるため赤く染まったジョージア(旧グルジア)のピクルス)
と、もう1種類は、多分 - バストゥルマ(ビールにも合う辛くてスパイシーな味付けのジョージア(旧グルジア)の干し肉 )
見た目にもキレイで楽しい♪
それぞれ前菜は単品注文もできますが、結構量が多そうだったので、5種類いただける盛り合わせが断然オススメです!
全部とても美味しかったのですが、特に「毛皮のコートを着たニシン」がお気に入りでした。
またこのネーミングがいいですよね。
このプレートだけで結構お腹が満たされ、満足感バッチリです!
ハチャプリ 1,000円
食べたかった「ハチャプリ」。
メニューの説明書きによりと、パイ生地でもなくパン生地でもない不思議な生地でチーズを包んでオーブンで焼き上げたジョージア(旧グルジア)のピザ、とのこと。
インドのチーズナンのような、プーリーのような感じでしょうか。
揚げものにチーズとはカロリー高そうですが、これは間違いなく美味しいです♪
生地はサクサク、チーズたっぷりで、おやつのよう。
2人でいただいたので1人2切れですが、全部食べたら後が食べられなくなりそうだったので、1切れお持ち帰りにしてもらいました。
食べられなかった分は、スープ以外は全部持ち帰りができるとのこと。
ハチャプリは、アルミホイルに包んで、ビニール袋に入れてくれました。(翌朝、トースターで温めていただきました)
ハルチョー 900円
スープは、ボルシチもいただきたかったのですが、”ジョージア(旧グルジア)を代表するスパイシーで激辛な牛肉のスープ「ハルチョー」”にしました!
これ、とっても美味しかったです♪
スープにはご飯も入っていて食べ応えもあり、お肉と辛さでとても温まります。
韓国料理のユッケジャンにもちょっと似ている感じ(違うかな・・・?)で、ユッケジャンも好きなので、これはかなり好み!
寒い冬にピッタリです。
肉のピロシキ 300円
そして、ロシア料理と言えば!の”ピロシキ”。
ピロシキって、実はあまり食べたことがないかも。
春雨が入っているピロシキは、日本でアレンジされたものだそうで、カレーパンはピロシキからヒントを得て作られたものだとか。。
中身は、シンプルにひき肉と玉ねぎのみ。
生地がサクサクで、普通に美味しかったです。
タバカ 1,200円
この時点で、結構お腹いっぱいになってきましたが、メイン料理の登場です!
ハーブを3ヶ月間発酵させて作った特製ソースでマリネしてオーブンで焼いた鶏料理「タバカ」です。皮はパリパリ、お肉はジューシーなジョージア(旧グルジア)の代表的な料理です。
まさに皮はパリパリ、お肉はジューシー!
シンプルなお料理なので、お腹がいっぱいでも美味しく食べられます。
シャルロットカ 450円
お腹いっぱいでも、スイーツは外せません!
シャルロットカ(ロシアのりんごケーキ 紅茶のクリーム添え)をオーダー。
結構大きかったですが、甘さ控えめで軽いケーキなので、ペロリと食べられちゃいました(2人でシェア)。
ロシア紅茶 450円
ジャムを入れて飲む紅茶をロシア紅茶(ロシアンティー)と言いますが、実際飲むのは初めて。
何だか嬉しいです♪
メニューの説明書きによると、
貴重なブルガリア産ダマスクローズのジャムと一緒にロシアでは、ジャム入れから食べる分を自分のお皿にとって、それを自分のスプーンで食べながら紅茶はプレーンのまま飲むのが一般的です (紅茶に直接ジャム入れるのを好む人もいます)
とのこと。
あ、最初に紅茶にジャム入れちゃいました。。
その後に説明書きを読んだので、お皿にもジャムを添えています(笑)
紅茶にジャムを入れる人もいるというので間違いではないですね。
ローズのジャムってところがまたオシャレですよね♪
確かに、ジャムを食べながら飲んだ方が、ローズの香りと味を感じながら紅茶が飲めるので美味しいと思いました。
国によって色んなお茶の楽しみ方があって、面白いです。
ジョージアの珈琲 450円
ジョージアのコーヒーは、トルココーヒーのように甘くて、煮出したコーヒーの上澄みだけを飲むタイプ。
珈琲は本来「苦い」飲み物ではなく、チョコレート同様「苦くて甘い」飲み物
珈琲と同量の砂糖をゆっくりと煮出したものを、漉さずに上澄みだけを飲みます
最後にカップの底に残った粉を使った珈琲占いが楽しめます
メニューに「珈琲占いが楽しめます」と書いてあります。
なるほど。飲んだ後のコーヒーの粉の形で占うんですね。
飲んだあと、カップの上にソーサーを置いてひっくり返します。
3分ほど待ったあと、カップの底にたまった粉の形でイメージを探します。
うーん、何だろう。。何に見えるかな?
・・・!
「ハート♡」に見えませんか?
ハートは ”愛” だそうです♡
そうそう、コーヒーのお味は、苦くて甘かったです。
店員さんは日本語の上手なロシアの方で、店内の雰囲気も良く、メニューも豊富で美味しい♪
異国気分にも浸れるので、とてもオススメのお店です!
◉『Cafe RUSSIA(カフェ ロシア)』の地図・アクセス
- 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-10 ナインビル B1F
- アクセス:JR吉祥寺駅、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩3分
- 営業時間:11:30~22:00
- 定休日:無休
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