2019年に大阪から東京の三田に移転しセンセーショナルを巻き起こした南インド料理のお店『ゼロワンカレーA.o.D』。その店主さんが東京・大手町に2号店を2022年2月にオープンさせました。
お店の名前は『ゼロツー・ナシカンダール トーキョー』。提供するお料理はなんと!マレーシア屋台料理。マレーシアの屋台で食べられるぶっかけ飯「ナシカンダール」の日本初の専門店です★
マレーシアの屋台ぶっ掛け飯「ナシカンダール」
『ゼロツー・ナシカンダール トーキョー』の外観
こちらが『ゼロツー・ナシカンダール トーキョー』の外観です。
場所は東京のど真ん中、巨大なビルが建ち並ぶ大手町の駅に直結した大手町ファイナンシャルシティ グランキューブの1階。
赤と緑と黄色の派手な看板が目を引きます。
ところで、そもそも「ナシカンダール」とは何なのか。ちょこっとご説明。
「ナシカンダール」とは、マレーシアで食べられているカレー風味のぶっ掛け飯です。
インドのタミル地方からマレーシアに移民してきたムスリムが生み出した料理だと言われています。発祥の地はペナン島なのだとか。
ちなみに、マレー語でナシはご飯、カンダールは肩で担ぐ天秤棒のことだそう。
19世紀のペナンで貿易に従事していた移民労働者のために、ご飯とおかずを天秤棒で担いで、ストリートで食べられるぶっ掛け飯を提供したことが始まりのようです。
現在では天秤棒で売られることはなく、屋台や食堂で一般的に食べられているのだとか。
店頭のメニュー看板
こちらは店頭のメニュー看板。
ワンプレートにたくさんのおかずが載っていて豪華!いかにも美味しそうです♪
ランチタイムでお客さんがいっぱいで店内の写真は撮れなかったのですが、店内はシンプルでスタイリッシュ。高さのあるテーブルと椅子が並び、ファーストフード店やチェーン店のカフェみたいな雰囲気。気軽にお食事をいただける、まさに”ナシカンダール”を食べるのにぴったりの空間です。
ちなみにお店の外にはテラス席もいくつかあって、夏などはテラス席でお食事するのも気持ち良さそう。店内にはマサラワーラーの武田尋善氏によるカンダールの絵も描かれていました★
ナシカンダールの注文方法
このお店、ファーストフード店や学生食堂のように、カウンターでお料理をチョイスして自分で席まで運ぶセルフサービスのスタイルなのですが、お料理の注文手順がちょっと独特。
お料理は「ナシカンダール」のみではあるものの、メインのおかず(5種から)、ライス(2種のうち1つ)、副菜(6種から3つ)、カレー(6種から2つ)、追加トッピングのそれぞれをチョイスしていき、自分好みのナシカンダールにすることができます。
メインのおかず
さて、それではメインのおかずから選んでいきましょう〜!ベースとなるメインのおかずは下です。選ぶおかずによってお値段が変わってきます。
- エッグ・ナシカンダール(半熟マサラエッグ)1,200円
- グリルチキン・ナシカンダール(グリルチキン)1,350円
- ラム肉カトゥレット・ナシカンダール(ラム肉のカトゥレット)1,550円
- フィッシュ・ナシカンダール(フィッシュ・フィンガー・フライ)1,550円
- ベジタリアン・ナシカンダール(ポテトギーロースト)1,100円
- 全部乗せ・ナシカンダール(マサラエッグ、グリルチキン、ラム肉のカトゥレット、フィッシュフィンガーフライ、ポテトギーロースト)1,980円
- シンプル・ナシカンダール(メイン無し)1,000円
今回は、スタンダードな「エッグ・ナシカンダール」をチョイスすることにしました。
ライス
ライスは2種類から選ぶことができます。
- ベーシックライス
- ナシブリヤーニ(+100円)
ご飯大盛り(Large)は+50円、少なめ(Small)は−50円です。
ナシブリヤーニとは現地でよく食べられているバスマティライスを使ったビリヤニ風のご飯。
今回はナシブリヤーニにしました。
副菜
副菜は6種類の中から3つを選ぶことができます。カウンターの目の前に並べられているので、好みの副菜を選んでいきましょう〜!
今回並んでいた副菜は下記です。
- 季節の青菜炒め
- カブと大根のココナッツ煮
- キャベツとニンニクの芽の炒め物
- パクチーとバミセリの和え物
- ビーツのパチャディ
- ライタ
今回は、キャベツとニンニクの炒め物、パクチーとバミセリの和え物、ビーツのパチャディの3種をチョイスしました。
ちなみに、バミセリとは米粉でできた極細の麺のことです。
カレー
カレーは6種類の中から2種類を選ぶことができます。
- 骨付きチキンカレー
- 天使の海老とイカのカレー
- 季節野菜のベジマサラ
- ダール・フライ
- 短角牛とポテトのマサラ
- 鴨肉のマサラ
今回は、骨付きチキンカレーと天使の海老とイカのカレーを選択。
トッピング・追加
ひと通りお料理の選択をすると、お店の方が「もやしとオクラをトッピングしますか?」と聞いてきました。もやしとオクラのトッピングは無料とのことなので、トッピングをお願いすることに。
ちなみに、有料でメインのおかずの追加(ポテトギーロースト+100円、マサラエッグ+200円、グリルチキン+350円、ラム肉のカトゥレット+550円、フィッシュフィンガーフライ+550円)や、カレーの追加(1種+450円)、副菜の追加+100円、辛さ増し+100円なども可能です。
マレーとインドが融合したバラエティに富んだぶっ掛け飯!
「エッグ・ナシカンダール」1,200円
こちらが、マイ・チョイスの「エッグ・ナシカンダール」です★
「エッグ・ナシカンダール」をベースに、ライスはナシブリヤーニ、副菜はキャベツとニンニクの炒め物、パクチーとバミセリの和え物、ビーツのパチャディの3種、カレーは骨付きチキンカレーと天使の海老とイカのカレーの2種、もやしとオクラをトッピングしています。
う〜ん、見るからに美味しそう♪そして、ボリューミー!
さてさて、さっそくいただきましょう〜★
カレー6種のうち2種、副菜3種、ライス2種のうち1種を選べる
骨付きチキンカレー、ビーツのパチャディ、パクチーとバミセリの和え物
天使の海老とイカのカレー、トッピングもやし、オクラ、キャベツとニンニクの芽の炒め物
食べる前から美味しいに決まっていると思っていましたが、「エッグ・ナシカンダール」のお味、最高でした★
ご飯の上に載った、お肉、海老、イカ、季節の野菜、卵、ヨーグルト、スパイスの効いたカレーのグレービー。それぞれのお味に強烈なインパクトはありませんが、素材そのものが美味しく、バラエティに富んだおかずがブレンドされると、たまらない美味しさになります♪
特に、スパイスのガッツリ効いたマサラエッグと旨味たっぷりの海老が美味でした〜♪
インド風のカレーのグレービーとバミセリやもやしなどの東南アジアっぽい素材とのマッチングもなかなか。マレーシア屋台料理がこんなに美味しいとは初めて知りました★
大手町に登場したマレーシア屋台料理ナシカンダールの専門店『ゼロツー・ナシカンダール トーキョー』
これはリピ必至!是非再訪して、別のセレクションを味わってみたいです★
◉『ゼロツー・ナシカンダール トーキョー』の地図・アクセス
- 住所:東京都千代田区大手町1-9-2 グランキューブ 1F
- アクセス:東京メトロ大手町出口C2cより徒歩6分
- 営業時間:11:30~20:30
- 定休日:無休
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