中央ヨーロッパの国、スロベニアの首都リュブリャナ。
市内は、1.5km四方で、徒歩で回れちゃうようなこじんまりとした街です。
旧市街を囲むリュブリャニツァ川の川沿いには、レストランやカフェのテラス席が並んでいて、とても素敵な雰囲気。
治安も良く街並みも綺麗で、のんびりと散策ができます。
リュブリャナに到着
空港から「GO! Opti(オプティ)」のプライベートバスで、リュブリャナ市街に到着。
宿泊するホテル(アパートメント)は、旧市街の中ですが、旧市街は車の乗り入れが禁止になっているので、旧市街に入る手前で降ろされました。
降りた途端、サーモンピンクにかわいい模様が描かれた建物があり、一気にテンションが上がります。
何の建物か分からなかったのですが、華やかで目を引きます。
奥に見えるのは、フランシスコ教会です。
「アパートメント アンド ルームス メスカンカ」
宿泊は、「アパートメント アンド ルームズ メスカンカ(Apartments and Rooms Meščanka)」。
1泊だけですが、アパートメントに泊まってみたくて、こちらにしました。
場所は、旧市街のリュブリャニツァ川沿いで、レストランやカフェが建ち並ぶ賑やかで便利な場所。
お部屋は、パープルの壁紙で明るい雰囲気。
リビングダイニングキッチンとベッドルームがワンルームになっていて、効率のいい間取りです。
滞在が短かったので、結局キッチンは使いませんでしたが、全体的に清潔でかわいらしいお部屋でした。
「アパートメント アンド ルームズ メスカンカ(Apartments and Rooms Meščanka)」の詳細記事はコチラで↓
リュブリャナ旧市街
アパートメントに荷物を置いたら、ランチへ行きます。
リュブリャニツァ川と並行に走る、市庁舎のある大通り。
車が通らない(トゥクトゥクのような乗り物は通ってますが)ので、歩きやすく広々としています。
奥の丘の上にリュブリャナ城が見えます。
アーモンドにはちみつをからめたお菓子の屋台。
スロベニアは、はちみつが名産でもあるので、こういったお菓子やアーモンドのはちみつ漬けなどが良く売られています。
『Sokol(ソコル)』
昼食は、この大通りにある「Sokol(ソコル)」という、スロベニア料理も楽しめるお店で。
テラス席がたくさんのお客さんで賑わっています。
目印は、このお腹の出たコックさん。
注文したものは、
- Mushroom soup in bread cup
- Domestic style salad(chicory,clacklings,pumpkin seed oil)
- Beefsteak with truffles and noodles
パスタの上にドーンと分厚いステーキが乗ったインパクトのある一皿。
ボリューミー過ぎて、注文したのを後悔したのですが、これがすごく美味しかったのです。
テラス席で、昼間からビールを飲みながらの美味しいお食事、満腹満足のランチでした!
「Sokol(ソコル)」の詳細記事はコチラで↓
塩専門店『PIRANSKE SOLINE(ピランスケ・ソリネ)』
スロベニアの有名な塩専門店『ピランスケ・ソリネ(Piranske Soline)』。
ランチで行った「Sokol」と同じ通りにあります。
アドリア海に面する港町「ピラン」で作られた塩や、塩を使用した製品が売られています。
ピランで作られる塩の製法は、天日塩の中でも他に類を見ない珍しいスタイルで、バランスが良く、白く純度が高いとのこと。
その伝統製法は、2015年にユネスコ世界無形文化遺産認定へのリストに入ったそうです。
ソルトフラワー、ハーブソルトなど色々な種類の塩があります。
スロベニア語表記なので、店員さんに聞くか、事前に調べて行った方がいいかもしれませんね。
大きさやパッケージも色々なので、あれもこれも欲しくなってしまいます。
オリーブオイルやワインもあり、ホント全部買いたくなる!
事前にネットで調べていた、左のプレーンソルトと、右のソルトフラワーを購入しました。
プレーンソルトは、かわいいリネンの袋に入っていてお手頃なので、お土産にもいい感じです。
ソルトフラワーは、真夏の日中にだけできる貴重な結晶体で、世界中で珍重され「幻の塩の花」と呼ばれているそう! これは買わない訳にはいきません。
お店の中央にあったディスプレイ。
塩田での塩作りの写真や、塩田で履く草履のようなもの、帽子が飾られています。
塩は、料理には絶対必要なものなので、お土産にも喜ばれると思います。
まだ旅の最初だったので、たくさん買うのを躊躇してしまいましたが、もっと色々買えばよかったなーと。
裏道で開いていたお店
聖ニコラス大聖堂(リュブリャナ大聖堂)
ランチをいただいた「Sokol」から、ケーブルカー乗り場の方に道なりに歩いていった左手に、「聖ニコラス大聖堂(リュブリャナ大聖堂)」があります。
上の写真の奥に見える、2つの尖塔の建物です。
大聖堂の入口。扉が重厚です。
うわー、豪華!
もともと、リュブリャナ大聖堂はゴシック様式でしたが、18世紀初頭、バロック様式の建物に建て替えられたそうです。
金色の装飾がアクセントになっていて目を引きます。
教会って、大小かかわらず厳かな雰囲気が漂っていて、神聖な気持ちになりますよね。
天井のフレスコ画が素晴らしい!
大聖堂の裏手には、お土産もの屋さんの露店が並んでいました。
はちみつのお店
木箱のお店
三本橋、プレツェーレノフ広場、フランシスコ教会
リュブリャナ市街の中心部にあたる、三本橋からプレツェーレノフ広場。
この日は、何やらシロクマの巨大着ぐるみ像がゆらゆらと立っていました。
三本橋は、新市街と旧市街を結ぶ3本の橋です。
この橋は、中世の時代からヨーロッパとバルカン半島を結ぶ通商路の一部だったものが、1929~1932年に建築家ヨジェ・プレチュニクにより、歩行者用に2本の橋が付け足されて、今の形になったそう。
手前が旧市街で、三本橋を渡ったことろがプレツェーレノフ広場。
ピンクの建物が、フランシスコ教会です。
フランシスコ教会のピンク色が青空に映えます♪
橋のたもとでは、焼きトウモロコシを売る屋台が。
隣のおじさん、食べてますけど。。
三本橋から見るリュブリャニツァ川。
遊覧船も走ってるようですね。
フランシスコ教会の周りは、工事をしているようで柵や網が立っていました。
フランシスコ教会のデザインや装飾品は、イタリアの影響を受けているとのこと。
素人にはよく分かりませんが、装飾や色使いが聖ニコラス大聖堂と似ている感じがしました。
人気のアイスクリーム屋さん『cacao』
旧市街から三本橋を渡って、川沿いに右手に歩いていったところに、人気のアイスクリーム屋さん「cacao」があります。
行列ができていたので、すぐに分かりました。
向かいには、イートインのお店もあります。
チョコとレモンのダブルを購入(2.30ユーロ)。
テラス席もありましたが、暑いので、買ってすぐにアイスが溶け出してしまいました。
写真を撮ってる間にも、ドロドロとすごい勢いで溶けていきます(汗)
手がベトベトにながら、あまり味わうこともできず、急いで食べました。
美味しかったけど、チョコとレモンという組み合わせは、イマイチだったかも。。
並んでます
「cacao」から、川沿いに歩いて行きます。
対岸に見えるのは、聖ニコラス大聖堂と、丘の頂上に見えるリュブリャナ城の旗。
川沿いのテラス席で寛ぐ人がたくさんです。
お天気もいいし、のんびりしていていい雰囲気♪
肉屋の橋、竜の橋
次の橋は、「肉屋の橋」です。
その名の通り、近くに肉屋があったから、とか。。ホントだろうか。。
橋の真ん中にある像は、スロベニア人彫刻家ヤコヴ・ブルダルの作品だそう。
欄干のそばに立っている人たちの足元は、ガラス張りになっていて、下が見下ろせるようになっています。
それほど高くはなくても、割れるのではないかと不安になります。
たくさんの南京錠!
色んなとこに良くある光景ですが、恋愛スポットとしてとても人気があるそう。
恋人たちが永遠の愛を誓い、南京錠を橋にかけ、一生鍵が開かないよう鍵を川に投げ入れるそうです。
そして、手すりにはなぜか亀のオブジェが。
肉屋の橋からさらに歩いて行くと、「竜の橋」があります。
竜(ドラゴン)は、リュブリャナのシンボルです。
1895年のリュブリャナ大地震によって崩落した肉屋の橋の代わりに、リュブリャナ市長イヴァン・フリーバルの任期中に建てられた、リュブリャナ初の鉄筋コンクリートの橋だとのこと。
なかなか迫力のある竜です。
ご紹介した3つの橋の中では、一番人通りが少なかったです。
竜の橋を渡った先にあったオブジェ。
よく、その都市名がオブジェになっているのを見ますが、リュブリャナは何故か『WOW』!
リュブリャナ城
竜の橋を渡って、ヴォドゥニコフ広場を突っ切ると、リュブリャナ城に行くことができるケーブルカー乗り場があります。
リュブリャナ城の入場料とケーブルカー往復で、一人13ユーロ。
ケーブルカーは、結構急で高いことろまで上ります。
丘の上は、お城があって、城内に展示があるくらいかなーと思ってたら、ビックリ!
綺麗な中庭に、オシャレなカフェやレストランもあります。
8月のとても暑い時期だったので、外でのんびりという感じではなかったのですが、過ごし易い時期だったら、この中庭やカフェでゆっくりするのもいいですね。
お城から一望できる市街。
特別な景色ではないけど、遠くの山まで見えて気持ちがいいです。
敷地内にある教会。
現在は、結婚式会場として使われているそうです。
こじんまりとしていて、可愛らしい教会です。
リュブリャナ城は、1144年に建設され、16世紀の大地震で一部が壊れたあとに改築されたものです。
刑務所として使われていた時期もあったそう。
リュブリャナ城の歴史などが分かる展示室もあるのですが、資料の展示が多く、地味な感じでした。
一通り回って、再びケーブルカーで下ります。
ケーブルカーは、全面ガラス張り。
かなり急です。
ケーブルカーを降りて、また旧市街の大通りに戻ります。
雰囲気のいい通り。
リュブリャナ市街を1周する観光列車「ウルバン」。
利用はしませんでしたが、1周8.00ユーロで途中下車もできるそうです。
リュブリャナのシンボル ”ドラゴン” のお店、その名も「DRAGON SHOP」。
マグネット、全部ドラゴン!!
ハチミツ専門店『Honey House』
スロベニアは良質なハチミツが穫れることでも有名です。
街中にあったハチミツのお店「Honey House」。
良く見ると、日本語で「ハニーを見た」って書いてある(笑)
天井が高くて、オシャレな店内。
色々な種類のハチミツがあります。
何を選んだらいいか分からないので、事前にネットで調べたリンデンハニー(菩提樹のハチミツ)を購入。
・・・したのですが、なんと翌日移動の飛行機に乗るとき、うっかり手荷物にハチミツを入れてしまい、あえなく没収(涙)
はぁ、すごく楽しみにしてたのに。。
幸い、自宅用の1つしか買ってなかったので、ダメージが少なくてよかったです。と、前向きに考えました。
一旦、アパートメントに戻ります。
アパートメントの前の通りは、テラス席が並び賑わってます。
スーパーで買った、ラズベリーの炭酸ジュースで一息。
炭酸弱めで飲みやすかったです。
『Julija Restaurant(ユリヤレストラン)』
夕食は、スロベニア料理もいただける人気のお店『Julija restaurant(ユリアレストラン)』。
事前にメールで予約をしていきました。
予約して正解。とても人気のお店で、続々とお客さんが来てましたが、予約なしだとほとんど入れていませんでした。
メニューが黒板に書かれていますが、細かくてよく分からない。。
店内もお客さんで賑わっていました。
注文した、「ポルチーニとアスパラガスのペンネ」と、「タコのガーリックソテー」。
ペンネは手打ちでモチモチ、タコは柔らかくて、とても美味しかったです♪
Jurlija Restaurant の詳細はコチラ↓
夕食を終えた後、8時過ぎでもまだ明るいです。
色合いが素敵な建物が並んでいます。
どのお店にもテラス席が。
少し薄暗くなってきて、明かりが灯り始めました。
空はまだ明るいけど、街中は人通りも少なく夜の雰囲気に。
遠くから、賑わっているような声が聞こえてきたので、何かやっているのかなと思って、声がする方に歩いて行ったら、何かの会場に観客がたくさん!
会場の手前でバスケの練習をしている人たちが。
・・・ということは。
やっぱりバスケでした。
スロベニアは、バスケが人気なのでしょうか。かなり盛り上がってましたよ。
リュブリャナで3on3のエキシビジョンが開かれてました【スロベニア】
すっかり暗くなりましたが、街の中心部はまだ賑わっていました。
まだまだ食事やお酒を楽しんでいる人たちはたくさんで、テラス席も大盛況!
みなさん、夏の夜を楽しんでいました。
明日は、早朝からバスでブレッド湖に向かうので、あまり遅くならないうちにアパートに戻りましょう。
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