コロンビアは、世界有数のコーヒー豆生産大国。その生産量はブラジル、ベトナムに次いで世界第3位です。
コロンビアコーヒーとは?
コロンビアのコーヒーは、苦味と酸味のバランスが良く、キレのあるすっきりとした味わいとフルーツのような芳醇な香りが特徴。
品種は、アラビカ種の一種であるバリエダ・コロンビア種とカトゥーラ種が中心です。
コロンビアのコーヒー豆は、コロンビアのコーヒー農家が協力して立ち上げた「FNCコロンビアコーヒー生産者連合会」という機関によって、高い品質とブランドが管理されており、世界的に高い評価を受けています。
そんな、美味しいコロンビアコーヒーを本場コロンビアのカフェで飲みたい!
そこで、今回はコロンビアで訪れたおすすめのカフェをご紹介します★
「フアン・バルデス・カフェ(Juan Valdez Café)」
「フアン・バルデス・カフェ(Juan Valdez Café)」ボゴタ:93公園前店
「フアン・バルデス・カフェ」ボゴタ:93公園前店のカウンター
コロンビアのカフェと言えば、「フアン・バルデス・カフェ(Juan Valdez Café)」★
コロンビア人なら誰もが知っているコロンビアNo1コーヒーチェーン店です。
「フアン・バルデス・カフェ」は、2002年にFNCコロンビアコーヒー生産者連合会によって設立された「プロカフェコル」によってフランチャイズ展開されているカフェ。
第一号店は、首都ボゴタのエルドラド国際空港店で、現在はコロンビア国内の他、メキシコ、ボリビア、アメリカ、スペイン、コスタリカ、パナマ、ペルー、エクアドル、チリ、韓国、マレーシアなどに310店舗が展開されています。
「フアン・バルデス・カフェ」メデジン:ポブラド店
「フアン・バルデス・カフェ」の店内
店内にはコーヒーがたくさん売られています。
メデジン:ポブラド店のカウンター
ティント(ブラックコーヒー)。料金は、5,050COP(173円)
「フアン・バルデス(Juan Valdez)」とは、コロンビアの最高品質のコーヒー豆を世界に広めたいという思いから、FNCコロンビアコーヒー生産者連合会によって作り出された、コロンビアコーヒーのイメージキャラクターのこと。
「フアン・バルデス」は、口髭を生やし、真っ白なソンブレロを被り、ポンチョを肩に掛け、カリエルという鞄を持ち、タパピンチェという前掛けを掛け、マチェテというナタを持ち、アルパルガタスという履物を履いた典型的なコロンビアコーヒー生産者の格好をしたキャラクターです。
コロンビアコーヒーのシンボルとなった「フアン・バルデス」は、テレビや雑誌などの広告に登場し、フアン・バルデス・コーヒーやカフェのロゴにも採用されるなど、コロンビアコーヒーの魅力を世界に伝える伝道師的な存在になっています。
「フアン・バルデス」の描かれたロゴは、100%コロンビアコーヒーの品質を示す証ともなっており、また、そのロゴの商標利用料として生じた利益は、コーヒー生産者たちに還元されているのだとのこと。
「フアン・バルデス・カフェ」カルタヘナ:ボカグランデLa Mansión店
カルタヘナ:ボカグランデLa Mansión店のカウンター
ケーキの種類も豊富
カルタヘナ:ボカグランデLa Mansión店の店内
ティントとチョコレートケーキ(10,300COP:354円)
「フアン・バルデス・カフェ」カルタヘナ:ラファエル・ヌニェス国際空港店(14,000COP(476円))
コロンビアの大きな町にはどこにでもある「フアン・バルデス・カフェ」
店構えや店内の雰囲気は、日本にあるスターバックスやタリーズコーヒーなどと似たような雰囲気で、パンやケーキなどの軽食メニューも充実しています。
居心地の良い店内空間と、フアン・バルデスブランドの高い品質のコーヒーが魅力♪
コロンビアの三大コーヒーチェーン店の中でも、一番美味しく感じました!
フアン・バルデスのコーヒー豆
フアン・バルデス・コーヒーのセット
フアン・バルデス・コーヒーのセット
こちらは、ボゴタのエルドラド国際空港で購入したフアン・バルデスのコーヒー豆です。
豆のものから挽いて粉にしたもの、豆の種類も豊富で数種類のコーヒーのセットもあります。
コロンビア土産に最適です★
料金は、コーヒー豆と4種セット合計で、80,250COP(2,732円)でした。
「オマ・カフェ(Oma Cafe)」
「オマ・カフェ(Oma Cafe)」ボゴタ:ウサケン店
こちらは、「オマ・カフェ(Oma Cafe)」
コロンビアのコーヒーチェーンのひとつです。
コロンビアには、コロンビア中で見掛けるコーヒーチェーン店が3つあります。
人気No.1コーヒーチェーン店の「フアン・バルデズ・カフェ(Juan Valdez Cafe)」、近年急激に店舗数を増やしつつある「トスタオ(TOSTAO)」、そして、この「オマ・カフェ(Oma Cafe)」です。
「Oma Cafe」は、「Juan Valdez Cafe」よりもリーズナブルで、「TOSTAO」よりもちょっとお値段高めの印象。
コーヒーとブラウニー。料金は8,600COP(297円)
訪れたのは、ウサケンのモールの中に入っていた店舗。
座席数も少なく、かなりコンパクトなお店でした。
注文したのは、コーヒーとブラウニー。料金は8,600COP(297円)
コーヒーを頼むと小さなコーヒー豆チョコが付いてくるのが嬉しいです♪
93公園沿いにある「Oma Cafe」
「Oma Cafe」の店内
コーヒー豆やチョコレートが販売されています。
こちらは、93公園沿いにある「オマ・カフェ(Oma Cafe)」本店。
93公園沿いの「Oma Cafe」本店は、簡素で狭いウサケンのお店とは違って、広々としてスタイリッシュな雰囲気。
ゆったり出来そうな店内です。
オマカフェのコーヒー豆チョコレート
「オマ・カフェ(Oma Cafe)」でコーヒーを注文すると、小さなコーヒー豆チョコが付いてくるのですが、これが美味しいんです★
この「コーヒー豆チョコ」、ばら撒き土産用としてぴったりであるものの、ボゴタに無数にある「Oma Cafe」店舗でも、ここ93公園沿いの「Oma Cafe」本店でしか販売されていないのだとか。
サイズがいくつかあり、180gのタイプを2袋、50gの小さいのを3袋、そして、個包装の店内提供用のものも売ってもらいました。
料金は、62,700COP(2,167円)
バラマキ土産として最適。美味しいです★
「トスタオ(TOSTAO)」
コロンビアの人気カフェ「トスタオ(TOSTAO)」
「トスタオ(TOSTAO)」は、2017年頃からボゴタやメデジンで爆発的に店舗数を増やし続けているコーヒーチェーン店で、何と言っても価格が激安なのが特徴。
ブラックコーヒー1杯が、コロンビアNo1のコーヒーチェーンである「Juan Valdez Café」の約半額ほど(70円ほど)でいただくことができます。
しかも、そのお味はかなり美味しいともっぱらの評判!
「TOSTAO」のコーヒー
こちらが、「TOSTAO」のコーヒーです。
見た目は紙コップで安っぽいですが、お味はさすがコロンビア!って感じの美味しさ★
「Juan Valdez Café」に比べると味は少し落ちる感じですが、十分美味しいです。
「Juan Valdez Café」やスタバと違って店内空間は簡素で狭いので、そういうところでコストが削減され、「美味しいのに安い」が実現できているのかもしれません。
サンタフェ区の「TOSTAO」
「TOSTAO」の前でコーヒーを飲む人々
こちらは、サンタフェ区のトーレ・コルパトリアビル前の広場にあった「TOSTAO」の店舗。
コーヒースタンド店舗で座席はありません。みんな広場のベンチに座ってコーヒーを飲んでいました。
「クレープス&ワッフルス(CREPES&WAFFLES)」
「クレープス&ワッフルス(CREPES&WAFFLES)」
コロンビアで人気のカフェ&スイーツのお店「クレープス&ワッフルス(CREPES&WAFFLES)」です。
「クレープス&ワッフルス」は、1980年にオープンしたクレープやワッフル、アイスクリーム、サラダなどを提供するコロンビア生まれのカフェ&レストランチェーン。
2人の大学生によって始められたそうですが、現在ではコロンビア国内だけでなく、ブラジルやメキシコ、ペルー、スペインなどにも店舗展開するインターナショナル・チェーン店となっています。
「クレープス&ワッフルス」の店内
独身女性と生活に困窮している女性のみを雇用していることでも知られています。
「クレープス&ワッフルス」のボゴタ・エルドラド国際空港店の店内です。
シンプルで機能的で広々としていてセンスの良い雰囲気。
居心地の良い空間です。
ちなみに、「クレープス&ワッフルス」は、コロンビア国内の店舗においては、独身女性と生活に困窮している女性のみを雇用していることでも知られています。
「クレープス&ワッフルス」のコーヒー
コーヒーに三角のチョコが付いています。
バナナとレーズンのクレープ
注文したのは、ブラックコーヒーとバナナとレーズンのクレープ。
料金は、14,300COP(495円)
クレープはまずまずのボリューム。結構甘かったですが、すっきりとして深みのあるコーヒーと良いマッチング。
美味しいです♪
「EL BUHO CAFE」
Estadio駅の駅前にあるカフェ「EL BUHO CAFE」
「EL BUHO CAFE」のオープンテラス
コーヒー(3,500COP:121円)
こちらは、メデジンのメトロBライン「Estadio」駅の駅前にあるカフェ「EL BUHO CAFE」
オープンテラスの簡素なカフェです。メデジンには、こういう簡素なカフェが至る所にあります。
まずまず美味しいコーヒーを飲みながら、オープンテラスの座席で道行く人を眺める。
こういう時間、好きです♪
料金は、3,500COP(121円)でした。
「サロン・マラガ(Salón Málaga)」
「サロン・マラガ(Salón Málaga)」の外観
「サロン・マラガ(Salón Málaga)」は、50年前のメデジンのタンゴ文化の熱狂を今に伝えるクラシカルなカフェ&バーです。
場所は、メトロのAラインとBラインの乗換駅である「San Antonio」駅の駅前にあります。
SALON MALAGA MUSICA ANTIGUA DE COLECCION
「サロン・マラガ(Salón Málaga)」の店内
「サロン・マラガ(Salón Málaga)」の店内の様子です。
「サロン・マラガ」は、1957年にオープンした老舗のカフェ&バー。
1950年代、メデジンはアルゼンチン生まれの音楽「タンゴ」が熱狂的に支持されていました。
この「サロン・マラガ」は、その当時の空気感を残す数少ないカフェ&バーとして知られ、夜にはタンゴのライブショーも鑑賞することができるのだそうです。
雰囲気抜群のクラシックな内装
コロンビアに「タンゴ」が根付くようになったのは、アルゼンチンの国民的英雄として知られるタンゴ歌手「カルロス・ガルデル」の影響によります。
1935年、彼はコロンビア各地を回り、熱狂的に受け入れられたそうですが、メデジンでの公演の直後、飛行機事故に遭ってこの世を去ったのだそうです。
ガルデルの死後、メデジンではタンゴ人気が沸騰。熱烈なタンゴファンを多く生み出したのだとのこと。
現在でもメデジンでは、毎年6月には「国際タンゴフェスティバル」が開催されるなど、タンゴ人気は高いのだそうです。
コーヒーは、一杯3,000COP(104円)
注文したのは、ブラック・コーヒー。料金は3,000COP(104円)
コロンビアでは、ブラック・コーヒーのことを「Cafe Tinto」と呼ぶそうです。
その「Cafe Tinto」をいただきながら、お店の内装や人々が談笑する様子を眺めます。
コロンビアでいただくコーヒーはどれも美味しいですが、このクラシカルな雰囲気の中で飲むと、さらに美味しさはひと塩★
お店の様子を描いた絵が飾られていました。
「サロン・マラガ」はメデジンのタンゴ文化の中心的な存在です。
1957年創業の老舗
店内の壁には、往年のタンゴ歌手の写真やレコードジャケット、クラシックな蓄音機やジュークボックスなども置かれていました。
タンゴの音楽やダンスのライブも見たかったですが、今回はコーヒーを飲むだけ。いつか機会があれば、メデジンでのタンゴショーを鑑賞してみたいです。
「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」
「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」
「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」は、ボゴタの北部「チコ・ノルテ地区」にあるカフェ。
美味しいコーヒーが飲める日本人経営のカフェということで、現地在住の日本人には有名なお店であるとのこと。
ボゴタの一日ツアーの日本人ガイドさんに連れて行ってもらいました。
「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」のカウンター
様々な種類のコーヒー豆が売られています。
この「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」、30年以上もコロンビアに在住されている日本人の方が2011年に立ち上げたお店であるのだとのこと。
何でも、当時、コロンビアには欧米や日本のコーヒー専門店のような焙煎や抽出にこだわったお店はほとんどなく、コロンビア人にも本当に美味しい飲み方のコーヒーを飲んでもらいたいという思いからこのお店をオープンさせたのだそう。
店内にあったコーヒーを焙煎する機械
コーヒーを焙煎する店舗スタッフ
コーヒーの生豆
「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」の店内
今回、時間がなく店内でコーヒーをいただくことは出来ませんでしたが、「キリ・カフェ(KIRI CAFE)」では、ブレンドされたコーヒー豆ではなく、コロンビア各産地ごとの希少種の豆を使ったコーヒーをハンドドリップで提供してくれるのだそう。
収穫して間がないフレッシュな豆を使った、しかも、ここでしか飲めない希少種の豆のコーヒー。
飲みたかったな〜。
ブルボン種のコーヒー豆
ティピカ種のコーヒー豆
店内でコーヒーはいただけませんでしたが、お土産のコーヒー豆を購入しました。
ブルボン種とティピカ種の豆をひと袋ずつ。料金は、34,000COP(1,175円)でした。
家で煎れて飲みましたが、お味は、すごい美味しかったです♪
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