下北沢駅から徒歩6分。演劇の街下北沢の象徴でもある「鈴なり横丁(ザ・スズナリ)」の横の路地を入った右手に、真っ赤な外観をしたインパクト満点の建物があります。
ここが、スープカレーブームの火付け役とも言われる『マジックスパイス (Magic Spice)』
その東京下北沢店です! 本店は札幌です。
※移転前の情報です。現在は、『マジックスパイス 東京御殿 (魔法薬草)』(東京都世田谷区代沢2-30-14)に移転リニューアル。
ちなみに、Wikipediaではスープカレーについて以下のように書かれています。
1971年に札幌市の喫茶店「アジャンタ」が発売した薬膳カリィがオリジナルとされる。1993年に「マジックスパイス」がそれにソトアヤムというインドネシア料理のエッセンスを加えて「スープカレー」と名付けて売りだしたところ、行列ができるほどの人気店となり、注目された。2002年にはスープカレー店が同市に200店以上も乱立し、スープカレーブームが起こった。2003年、神奈川県の「横濱カレーミュージアム」にマジックスパイスが出店したことにより、スープカレーが全国的に知られるようになった。
スープカレー – Wikipedia
ガネーシャ像、曼荼羅…。とにかくド派手な外観と内装
インド文字風の『マジックスパイス』のロゴ
とにかく派手な外観
この『マジックスパイス』
とにかく派手!
真っ赤な外観というのは、かなりインパクトあります。
お店の壁面には、仏足石やネパールのストゥーパに描かれているような仏陀の目、インドのデーヴァーナーガリー文字に似せた店名ロゴなど、インドやアジアの仏教圏の”アイコン”がたくさんあって、なんともオリエンタル&エキゾチック!
『マジックスパイス』の入り口
『マジックスパイス』、略して『マジスパ』
入り口にあるガネーシャ神様の絵
お店の入り口に入ると、その派手さは一層グレードアップ!
まず、入り口ではヒンドゥー教の神様、かつ、タイでも護法神として信仰されている象頭人身の神様「ガネーシャ神」がお出迎え。
天井には曼荼羅が!
そして、入り口の天井には特大の曼荼羅がどかーんと!
派手派手!インパクトあり過ぎです!
待合所にも黄金ガネーシャ神様。スタッフはがんば中!
入り口から待合所に進むと、ここにも黄金の「ガネーシャ神」が!
よく見ると、後ろに掲げられている「大漁」の絵にもガネーシャ神様がいます。
『マジックスパイス』、略して『マジスパ』、ガネーシャ神様が大好きみたいです。
写真の左には、炎の中に書かれた「がんば中」の文字。
どうやら『マジックスパイス』、かなり軽いノリのお店みたいです。
エキゾチックムード満点の『マジックスパイス』の店内
赤い店内に間接照明。クラブやバーみたいです。
お店のスタッフに案内されて席に向かいます。
店内は、かなり薄暗いです。
壁面や天井は真っ赤な色で、夜は間接照明がその垢を照らし出して、何とも怪しげな雰囲気になっていました。
壁や天井などには、至る所にタイやインドを始めとしたアジアンなものが飾られていて、お店のスタッフの衣装もタイ舞踊やバリ舞踊の踊り子さんのようなエキゾチックな衣装。
店内はスパイスの香りが充満していました。
トイレの入り口にもこんな立派なガネーシャ神様が!
こちらはトイレの入り口にいたガネーシャ神様。
かなり存在感のある立派なガネーシャ神様像です。
ちなみに、トイレは芳しいお香の香りが立ち込めていて、メディテーション系の音楽がかかっていました。
テーブルの上にはキャンドルが
魔法薬草!お箸入れもオリジナル
席に座ると、スタッフがキャンドルに灯を灯してくれます。
暗がりの中でキャンドル灯りを頼りにメニューをチェック!
どなたも首尾よく旅立ちください!覚醒から虚空まで「魔法薬草辛世界」
『マジックスパイス』のカレーメニュー
魔法薬草辛世界
TOKYOおすすめTOPPING
マジスパ・スペシャル・トッピング
『マジックスパイス』のメニューです。
「インドネシア風スープカレー」(Curry Indonesianstyle Soto Ayam)と書かれています。
インドネシアのスープ「ソトアヤム」をベースに各種のスパイスを加えたカレーがこの『マジックスパイス』のメインメニューのようです。
カレーには、具材の違いにより、チキンやビーフ、シーフードなど色々ありますが、カレースープは全部同じである様子。
辛さは7段階から選べます。
この辛さの表現がちょっと面白くて、辛くない順に、
- 覚醒(Awakening)魔法薬草辛世界登竜門
- 瞑想(Meditation)第六感を目覚めさせる
- 悶絶(Ecstasy)涅槃に到達前の軽い停行
- 涅槃(Nirvana)摩訶不思議世界への入り口
- 極楽(Paradise)涅槃を超えたら即直行
- 天空(Raputa)天に舞う如き意識を誘う
- 虚空(Aumair)最上辛宇宙超感覚覚醒
と名付けられています。
トッピングもできるようで、トッピングメニューを見ると、「こんなのトッピングするの?」と思うような、あらゆる食材がズラリ!
「稲荷1丁目(お好み焼き&たこ焼き)」とか、「しらたき先生(しらたき)」とか、「アラヨットナット(納豆)」とか、「カマンベール」とか…。
とりあえず、ここは、「チキン」の「瞑想」でトッピングなしで注文することにしました。
シンハービール
先に頼んだ「シンハービール」を飲みながら店内を観察したり、メニューを見返したりします。
「シンハービール」、美味しいです。
MS初めてのお客様に
選択・飛行方式ご自由に
すると、テーブルの上に色々書かれているのに気付きました!
ちょっと薄暗かったので気付かなかったです。
書かれた内容を見ると、基本は「チキン」であるとのこと。
テーブルの上にある2種のスパイスとマジック酢を調合すると、「甘、辛、酸味」のアジアの「三味一体」を味わえるとのこと。
スープをライスの上にかけても、ライスをスープに浸してもどちらもOK。
辛さは「涅槃」以上がお勧めで、具材も増量になるとのこと。
これ読んで、「涅槃」にすればよかったと思いました。
「甘、辛、酸味」のアジアの「三味一体」を楽しむ
「チキンカレー」(瞑想)
インドネシア風スープカレーであるとのこと
さてさて、カレーが運ばれてきました。
「チキンカレー」(瞑想)です。
見た目、インドネシアの「ソトアヤム」と同じような透明なスープ。
スープの中には具材がたっぷり!
キャベツやニンジン、カボチャ、インゲン、ピーマン、サヤエンドウやたまご、ヤングコーンなど。コンニャクも入っていました。
そして、写真では分かりづらいですが、巨大な骨付きチキンレッグがどっかりと!
まず、スープを啜ります。
あっさり系です。でも、スパイスが結構効いていて美味しい!
辛さはあまり感じませんでした。
もうちょっと辛くてもいいかも。「瞑想」だとちょっと物足りない感じ。
スープに入ったたくさんの野菜。
うん、カレースープが沁みていていい感じ。
それぞれの具材の食感もバラエティーに富んでいて楽しめます。
そして、チキンレッグ。
このチキン、かなりでっかいです!
それに、とても柔らかい。
こちらもスパイシーなスープが沁み込んでいて美味です。
テーブル上の2種のスパイスとマジック酢
辛さがちょっと物足りなかったので、お店のお勧め通り、テーブル上の2種のスパイスとマジック酢をスープに入れてみました。
すると…、
うわぁ〜、美味しい〜。
確かに、「甘、辛、酸味」のアジアの「三味一体」です!
カレースープをライスにかけて、チキンと野菜を合わせて口の中へ。
あっという間に平らげてしまいましたー★
『マジックスパイス』のカレー、カレーと言うよりも「辛いソトアヤム」って感じでしたが、評判通り美味しかったです。
お店の入り口には、ディープかつキャッチーな雑貨が満載!
お店の入り口にはエスニック雑貨がズラリ!
食べ終わって会計をしていると、レジの左手にエスニック雑貨がズラリと並んだ一画があるのを発見!
ちょっと見てみることにしましょう〜★
キーホルダーとかストラップなど
お香や布、洋服など
ガネーシャやシヴァなどの神様の像がたくさん!
アクセサリーやコスメなど
タルチョとか仏像とか
ディープかつキャッチーな雑貨満載
四畳半ほどのスペースに、所狭しと並べられたエスニック雑貨の数々。
雑貨は、ガネーシャやシヴァなどの神様の像や仏像、タルチョとか怪しげなお面とか、ゴテゴテ系のアクセサリー、エスニック風味濃厚な服などがあって、「かわいい」というよりは、「あやしい」という感じのものがメイン。
このお店のコンセプトにピッタリの品揃えです。
そうそう、このお店、お料理と雰囲気も良かったですが、スタッフの対応も素晴らしかったです。
20代の若めの感じのスタッフが多かったですが、案内とかお客さんへの気配りとか、かなり接客が気持ち良かったです。
こういう細かいところも含め、人気店である理由なんでしょうねー。
今度訪問する際は、「涅槃」で「マジック・マッシュ」のトッピングで注文してみようと思います。
◉『マジックスパイス』の地図・アクセス
※移転前の情報です。現在は、『マジックスパイス 東京御殿 (魔法薬草)』(東京都世田谷区代沢2-30-14)に移転リニューアル。
- 住所:東京都世田谷区北沢1-40-15 北沢ゴルフマンション 1F
- アクセス:下北沢駅から315m
- 営業時間: [月~金] 11:30~15:00 17:30~23:00 [土・日・祝] 11:30~23:00
- 定休日:火曜・水曜
- 電話:03-5454-8801
コメント