2005年にユネスコ世界自然遺産として登録された知床半島。手つかずの自然が残っている「最後の秘境」です。
その知床半島の真ん中あたりを横切っている、全長23.8kmの知床横断道路をドライブしました! やっと晴れ間がのぞき、とても気持ちのいいドライブでした!
宿泊した「知床第一ホテル」
北海道旅、3日目の朝。初めて青空を見ることができました♪
朝食を済ませ、チェックアウトしてドライブへ出発です!
宿泊した『知床第一ホテル』。ロビーは天井が高く広々としていて、壁一面のガラス窓など、とても開放的で気持ちのいいホテルでした。ホテル内も、色々探検すればよかったな~と後悔。。
さぁ、ドライブスタートです!
大自然に囲まれた知床横断道路
知床横断道路に向け出発~と、道を間違えたようで。。目の前には巨大な岩が! そして、トンネルがあったのでくぐってみることに。トンネルの先は、有料駐車場になっていて、「知床観光船 おーろら」の乗船場があるようで、引き返しました。
この時スルーしたこの巨大岩! なんと、『オロンコ岩』という高さ60mの有名な岩でした。「オロンコ」とは、先住民族「オロッコ族」あるいは「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語が由来とされているのだとか。
そして、岩の上には展望台があって、そこからの眺望は『知床八景』の一つにも数えられてるそう。
道を間違えて引き返しただけの場所でしたが、たまたま写真も撮っていて、後からでもオロンコ岩だということが分かって良かったです!
オホーツク海沿いを北上します。
プユニ岬
「プユニ岬」
知床横断道路に入る手前の、『プユニ岬』に寄りました。「プユニ」とは、「穴のあるところ」を意味するアイヌ語。
流氷の最初の接岸地、水平線に沈む夕陽の名所で、ここからの眺望も『知床八景』の一つに数えられてるそうです。
青空で、とても気持ちのいい眺めです。
知床横断道路に入りました! お天気も良く、サイコーです⁂
・・・と思ったら、標高が高くなるにつれて、モヤってきました。
植物も、高山植物のような明らかに平地とは違う種類です。何だか不思議な雰囲気。”秘境”という感じです。。
知床峠
知床横断道路の中間あたりに位置する『知床峠』。
気候の変化が著しく、雪崩や崖崩れなど道路管理に厳しい条件となっているため、降雪により北海道内の国道で唯一通行止めになります。今年は、5月1日に開通して、11月9日(つい一昨日)17時から冬期通行止めになったそうです。
モヤがかかっていて遠くの景色は一切見えませんが、峠からの眺めは『知床八景』の一つに選ばれていて、羅臼岳やハイマツの樹海、天候が良ければ北方領土の国後島も望むことができるそうです。
前日に見た「オシンコシンの滝」も含めて、「知床八景」のうち、”四景”を回ることができました!(景色は見られませんでしたが・・・)
「知床峠」のバス停留所。こんなとこにもバスが来るんですねー。
気温も結構低く、モヤがかかっているので、神秘的というかこの世とは思えない景色。。不思議な気持ちになります。
知床峠を越えて、羅臼へ向かいます。
「道の駅 知床・らうす」でランチ
羅臼に到着。「道の駅 知床・らうす」で、ランチをすることにしました~♪
羅臼産の海産物や、「知床羅臼鮮隊 ラウフィッシャー」グッズ
海産物がたくさん売られていましたー。
そして、北海道に来てこれは外せません!!
そうです! どどーんと、「うに・いくら丼」!
やっぱり、これ食べなくちゃねー。
この「うに・いくら丼」2,900円也。高い・・・?
けど、せっかく来たから食べるべし!ってことで食べちゃいましたー。
おー、うにが濃厚で、いくらもプッチプチで美味しい~! 北海道の海の幸、最高ですな。ボリュームもたっぷりで大満足。お腹いっぱいです。。
お腹も満たされたところで、次は羅臼から南下していきます?
最果ての地!?「トドワラ」
羅臼から海岸沿いを南下した途中、標津温泉の先に、野付半島という細長い半島があります。
その半島の先に、「トドワラ」という立ち枯れたトドマツの残骸が湿原上に立ち残り、荒涼とした不思議な風景を作っているスポットがあるのです。
野付半島は延長28kmあり、日本最大規模の砂嘴(さし)です。砂嘴とは沿岸流により運ばれた漂砂が静水域で堆積して形成された、くちばし形の地形のことだそうです。
細長いので、右にも左にも海が見えます。この何もない道を、ひたすらまっすぐ走っていきます。車もほとんど走っていなく、2~3台すれ違ったかな。お天気も良くないし、なんだかちょっと不安になってきます。。
20分くらい走ったでしょうか。トドワラの入口「野付半島ネイチャーセンター」に到着しました。
「野付半島ネイチャーセンター」は、トドワラへの遊歩道入口にあたる半島先端部に位置し、野付半島周辺の動植物や地理、歴史を解説展示しています。ここには、2~3組のお客さんがいました。寂しい・・(笑)
ここからトドワラまでは、徒歩30分くらい。往復1時間かかります。でも、せっかく来たので、トドワラまで歩いてみましょう!
遊歩道の入口手前には、「野付半島」の石碑や、トドワラの途中まで連れて行ってくれる有料の馬車が。この馬車、興味あったのですが、運行しているのかも分からず、とりあえず歩いていくことに。
どんよりお天気で人気もなく、”最果ての地”という感じ。
植物が生い茂る中をひたすら歩いていくと、急に開けてきて海にでます。
風も出てきて、結構寒いです。”最果て感”がハンパないです。。。
立ち枯れたトドマツの残骸がたくさん見られるかと思ったのですが、ほとんど見られず、年々腐朽したトドマツの枯れ木は風化・消滅しつつあるようです。いずれは何もない湿原になると予想されているとのこと。
左の写真の橋を真っすぐ行って、左に曲がったところが右の写真。まだまだ先まで行けます。誰もいないし、ちょっと不安だけど行ってみましょう!
橋を渡り切ったことろ。まだ先まで行けます。・・・が、風も少し強くなってきたので、この辺りで引き返しましょう。
動画も撮ってみましたよ。風の音が凄くて、まさに”最果ての地”漂ってます。。
来た道を引き返し、また30分ほどかけてネイチャーセンターへ戻ります。
無事に生還(笑) 良かった。
「トドワラ」のバス停がありました。7月中旬〜8月中旬の間だけ、標津から路線バスを運行しているようです。
そして、車に乗り込み野付半島の来た道を戻ります。
ナラワラ
トドラワの手前にあった「ナラワラ」で降りてみました。ナラワラは、立ち枯れたナラの木の林立地で、こちらはトドワラに比べれば腐朽が進んでおらず、枯木が原形をとどめています。
奥に、ナラワラが見えます。
お天気の悪さが、最果て感を増長させた感じですが、なかなか見られない光景を見ることができましたー!
そして、ここから一路釧路空港へ? 北海道の旅もこれで終わりです。
レンタカーを返却し、釧路から東京に帰ります✈
たんちょう釧路空港
お天気が良かったのは、3日目の午前中だけでしたが、雨には降られず良かったです。
王道の札幌、富良野、美瑛もいいけど、道東の大自然とちょっと地味な感じも、なかなか渋くて楽しむことができました★
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