恵比寿駅西口から徒歩5分ほど。
お洒落なレストランが点在する静かな界隈に、シンガポール料理店『新東記』はあります。
都内にシンガポール料理店は数あれど、このお店はシンガポール人のオーナーによる本物のシンガポール料理のお店。
2006年には、シンガポール政府観光局に「第一号認定シンガポール料理店」の称号を受けたという都内屈指のシンガポール料理店です!
マーライオンやシンガポール国旗のある、気さくな雰囲気の店内
お店入り口の案内板
お店入り口の案内板です。
シンガポールの風景や代表的なお料理などが写真付きで紹介されています。
わかりやすいですね!
お店は階段を上がって二階にあります。
サカナバルの二階にある『新東記』
お店の入り口
二階のお店の入り口からは恵比寿駅とその向こうの都心のビル群が見えます。
夜景が綺麗です。
店内の様子
店内の様子です。
座席は、カウンター5席、テーブル27席の合計32席。
壁には赤と白のシンガポール国旗が見えます。
現地の食堂のような、肩肘張らないざっくばらんな雰囲気です。
壁にはシンガポール政府観光局のポスターが貼られていたり
テーブルの上にはマーライオンが置かれていたり
コースターは「タイガービール」のロゴだったり
さてさて、さっそくお飲物の注文といきましょうかー!
マーライオン生ビール
ドリンクメニューを見ると、「マーライオン生ビール」とあります!
これは頼まなくてはと思い、とりあえず「Glass Beer」(450円)の方を注文。
「マーライオン生ビール」なんて、初めて聞きます。それに、写真のマーライオンロゴが入った「マーライオン・ピューターカップ」で出てくるなんて、ちょっとワクワク。
しかし・・・。
マーライオン生ビール
出てきたのは、普通のグラス。
しかも、味は「アサヒ・スーパードライ」でした・・・。
店員さんに聞くと、「マーライオン生ビール」はビールそのものは「アサヒ・スーパードライ」だそうで、「マーライオン・ピューターカップ」で出されるのは「大ジョッキ」だけなのだとのこと。
「マーライオン生ビール」を頼むなら「大ジョッキ」で頼まないとダメです。
お通しのえびせん
「マーライオン生ビール」を飲み、お通しのえびせんを食べながらお料理を選びます。
さて、何にしようかな?
香菜と胡瓜のサラダ(880円)
まず、サラダとして頼んだのが「香菜と胡瓜のサラダ」
レタスとパクチー、にんじんの千切りに「パクチードレッシング」がかかっています。
この「パクチードレッシング」がなかなか美味しかったです。
ミントソースのパクチー版みたいな感じ。
シンガポール定番のヌードルスープ「ラクサ」と薬膳スープ「バクテー」が絶品!
ラクサ(1,500円)
お次は「ラクサ」
シンガポール料理の定番中の定番!
お店のメニューにはこんな風に紹介されてました。
究極のアジアンヌードル
ラクサとはクリーミーなココナッツミルクに濃厚なエビのダシ、それに秘伝の自家製のチリペースト等を加え、辛いだけではない絶妙な味の麺料理。
シンガポール人だけではなく、一度食べた人をとりこにするプラナカン料理を起源に持つ屋台料理の定番の定番です。
お店のメニューより
この「ラクサ」、伊達にイチオシしていません。
ココナッツミルクにエビのダシがほんと、うまく効いています。
ほんと、美味しいです。
さすが、シンガポール政府観光局認定店です!
ちなみに、「プラナカン」とは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のこと。
この「ラクサ」は、中華料理に起源を持つ麺料理なんですね。
ミニ肉骨茶(バクテー)650円
次に頼んだのは「ミニ肉骨茶(バクテー)」
「ラクサ」と並び、シンガポール料理を代表する汁系のお料理です。
お店のメニューの紹介によると、
シンガポールの国民的スタミナ料理
長時間煮込んだスペリブの薬膳スープ
その起源は19世紀にまで遡ります。
中国から渡ってきた労働者がシンガポールに持ち込んだと言われています。
当時は栄養価の低い粗末な食事を補うために作られたものですが、今や、シンガポールの代表的な、とても人気のある料理となっています。
お店のメニューより
とのこと。
スパイスとしては、スターアニスやシナモン、クローブ、コショウ、ニンニクなどが使われていて、スープは肉の旨みが染み込んだ濃厚な茶褐色になっています。
独特な風味があって、まさしく「薬膳スープ」って感じの味ですが、とっても美味しい。
付け合わせで、味噌ダレっぽい甘辛ソースが付いてますが、これなしでも全然美味しいです。
タイガービール(650円)
タイガービールのロゴ
「マーライオン生ビール」を飲み終えたので、お次は「タイガービール」行きます!
「タイガービール」は、シンガポールを代表するビール。アルコール度数は5%。味が濃く甘みがあり、きめの細かい泡が特徴のビールです。
美味しいけど、個人的には「シンハービール」の方が好みかな。
シンガポールスリング(1,280円)
こちらは、「シンガポールスリング」
シンガポールのカクテルと言えばこれ!
1915年、シンガポールの「ラッフルズ・ホテル」のロングバーのバーテンダーだった「厳崇文」が産み出したカクテルです。
ドライジンをベースに、チェリーブランデー、レモンジュース、ソーダ水などをミックスして作ります。
う〜ん、シンガポールですねー。
食べるラー油ワンタン(750円)
お料理を追加注文。
「食べるラー油ワンタン」です。
胡麻(ごま)油に赤唐辛子を入れて熱し、油にその辛味や色を溶かし出した調味料。
今話題のラー油料理の中に一番が合うのはワンタンでしょ!
お店のメニューより
とのこと。
う〜ん、中華料理屋で出てくるような普通のお味かなぁ。
でも、上に載ったパクチーとネギがアクセントになっていて、美味しかったです!
サンバル海鮮炒め(1,580円)
こちらは、「サンバル海鮮炒め」
イカとエビを自家製サンバルでピリ辛く炒める。
スパイシーさと本来の海鮮の甘さで満足することと間違いなし!最高のお酒とともに・・・
お店のメニューより
海鮮炒めは、チリやシンガポール醤油など、いくつかバリエーションがあったのですが、このサンバル味を選んで正解でした。
「サンバルソース」美味しいです!
「サンバル」とは、唐辛子や赤タマネギ、ニンニクをベースに、塩、コショウ、エビの発酵品、トマトなどを挽いてペーストにして炒め、酢やライムで香り付けをしたインドネシアやマレーシア、シンガポールなどでよく食べられている調味料のこと。
ちなみに、南インド料理の「サンバル」とは何の関係もありません。
この「サンバル」が程よい柔らかさのイカやプリプリのエビによく絡んで美味しい。
中華系の料理が続いていましたが、最期にマレーっぽい味を食べられて満足しましたー。
シンガポールコピー(500円)
コンデンスミルクを混ぜたところ
ジャスミンティー(550円)
コップがかわいい
食後は、「シンガポールコピー」(コーヒー)とジャスミンティー。
「シンガポールコピー」は、コンデンスミルクがたっぷり入っていて甘いですが、個人的にはちょっと甘さが足りず中途半端な感じがしました。
ジャスミンティーは、安定の美味しさでした。
シンガポール料理には、他にも「サテー」や「海南鶏飯」「チリクラブ」「フィッシュヘッドカレー」など代表的な料理がたくさんあります。
中華系の料理とマレー系の料理がミックスされた、バラエティーに富んだシンガポール料理。
なかなか満足できましたー。
◉『新東記』の地図・アクセス
- 住所:東京都渋谷区恵比寿南1-18-12 竜王ビルⅡ 2F
- アクセス:恵比寿駅から187m
- 営業時間: [月~金]11:30~14:30 17:30~23:00 [土日祝]11:30~15:00 17:30~23:00
- 定休日:無休
- 電話:03-3713-2255
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