「ニハリ」は、羊や牛の脚の肉を骨髄と一緒に煮込んだシチュー。
近年、北関東を中心にパキスタン人が増加し、パキスタン人御用達のレストランも増加。ニハリを提供するお店も増えてきました。
東京都内・近県で食べた「ニハリ」《絶品》6皿をご紹介します!
「ニハリ」とは?
「ニハリ」は、18世紀のムガル帝国末期の時代に生まれたお料理で、現在ではインド北部やパキスタン、バングラデシュのイスラム教徒によく食べられており、特にパキスタンでは国民食とも呼ばれているのだそう。
“ニハリ”は、ウルドゥー語で「朝」という意味があり、朝食に食べることが多いのだとか。
「ニハリ」は、器の上に羊や牛の骨付き肉がドカッと載ったインパクトのあるビジュアルが特徴。スープは少しとろみがあり、柔らかい肉と滲み出たコラーゲン質がたまりません!
ナワブ・ダイニングカフェ(西新宿)

西新宿にあるパキスタン料理店『ナワブ・ダイニングカフェ』
いただいた「ニハリ」が、ほんと絶品でした★
見た目インパクトのある骨付きのスネ肉は、骨からするりと削ぎ取れるお肉はとろとろの柔らかさで、お肉の旨味がお口の中にとろけ出るような感じ。
ピリッとした青唐辛子や針生姜、コリアンダー、絞り掛けるレモンなどと一緒にいただくともう最高です♪素朴なお味のロティとの相性も抜群!
カラチの空(埼玉・八潮)

埼玉県南東部にある八潮市。この町にはパキスタン人が多く在住し、パキスタンコミュニティが形作られています。その通称“ヤシオスタン”にあるパキスタン料理店が『カラチの空』です。
羊の骨付きの肉がどーんと入っていてインパクト抜群の「ニーハリ」は、濃厚で深みのあるお味。骨付きのマトンはほろほろで柔らかく、とってもジューシー♪ スパイスで臭みも抑えられていて食べやすいです。
さらに、ジンジャー、フライドオニオン、レモン、青唐辛子などを入れると美味しさUP! 特に、レモンの酸味が濃厚なスープにとっても合います♪
ハビビハラルレストラン(西大島)

江東区西大島にあるパキスタン料理店『ハビビハラルレストラン』
サーブされた「ニハリ」は、ドロっとしたカレースープの中に、でっかい骨つきマトンがドカリと!
スープをひと口。ものすごい濃厚! 辛さ控えめのまろやかなスープの中に、骨つきマトンの髄から滲み出たトロットロの旨味たっぷりのコラーゲンがたっぷり!
マトンも柔らかで食べやすく、かつ、しっかりとした肉質で食べ応えもあります。
マトンの臭みが適度に抑えられていていますが、骨の際の部分のお肉ではマトンらしい獣臭も感じられ、マトンフリークも満足のいく仕上がりです。
ハジレストラン(雑色)

雑色にあるパキスタン料理のお店『HAJI RESTAURANT(ハジレストラン)』。パキスタン人のオーナーが営む、本格的なパキスタン料理のお店。
ドカッと入ったマトンのスネ肉がかなりインパクト大の「ニハリ」
マトン肉から滲み出たコラーゲン質が溶け込んだ少しとろみのあるスープは、マトンの臭みも控えめ。マトン肉も柔らかく、ほろほろな感じ♪
骨を手掴みして、骨の周りに付いたお肉とコラーゲン質の髄をむしゃぶりつきます!
さらに、付け合わせのフライドオニオンや針生姜、レモン、青唐辛子を「ニハリ」のスープに加えていただくと絶品♪ 酸味、旨味、辛味の味変で飽きさせません★
ザイカ(糀谷)

京急空港線糀谷にあるパキスタン家庭料理・ハラル料理のお店『ザイカ』
『ザイカ』の「ニハリ」。スープは少しとろみがあり、濃厚で深みのあるお味。
山羊肉も食べ応えがありながら柔らかく臭みもスパイスで抑えられていて食べやすい。
「タンドーリ・チャパティ」と一緒にいただくと最高です♪
ハンディレストラン(千葉・野田)

千葉県野田市で働くパキスタン人中古車業者御用達のお店が『ハンディ(HANDI)レストラン』
いただいた「ニハリ/マトン骨付きモモ肉のカレー」。骨付きマトンの髄が沁み込んだスープは、とろみと旨味があり、骨の周りにがっしりと付いたマトンのもも肉は、とろけるように柔らか。仄かなマトンの獣臭と針生姜や絞り掛けたレモンの酸味のマッチングもベスト! 美味しいです♪
閉店・休業したお店の「ニハリ」


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