JR銀座線京橋駅から徒歩2分。有楽町線銀座一丁目駅から徒歩3分。銀座桜通りから首都高をくぐったビル街の一角に、南インド料理のお店『ニラー 南インド料理 京橋店』があります。
お店のオープンは2025年7月。東陽町や虎ノ門、月島にも店舗があるグループの4店舗目のお店である様子。
今回は、限定フェア「23種類から選べるミニドーサフェア」があるというので、行ってみることにしました。
『ニラー 南インド料理 京橋店』の外観と店内の雰囲気

『ニラー 南インド料理 京橋店』の入り口
こちらが、『ニラー 南インド料理 京橋店』の入り口です。
お店はビルの地下1階にあります。

入り口の立て看板

『ニラー 南インド料理 京橋店』は階段を降りた地下1階
地下へ向かう階段の壁には、タンジャヴールのプリハディシュワラ寺院やマドゥライのミナークシ寺院、インド舞踊バラタナティアムなどの写真が飾られていて、このお店が南インド・タミル料理のお店であることがわかります。

『ニラー 南インド料理 京橋店』の店内
こちらが、『ニラー 南インド料理 京橋店』の店内です。
店内はそれほど広さはないものの、座席が効率的に配置されている感じ。
座席数は54席。この日は土日限定のミニドーサフェア。ディナータイムでの訪問でしたが、お客はおひとり様女性やカップル、女性2人組などがパラパラと来店し、合計10人ほど。全員日本人で年齢層は高めでした。
スタッフはインド出身の女性が3名ほど。皆さん美人で日本語は堪能です。

インド映画のポスターが壁にたくさん

映画にちなんだ限定メニューもある様子
店内の壁には「マーク・アントニー」「’96」「銃弾と正義」など、インド・タミル映画のポスターがたくさん貼られています。
話によると、このお店の経営主体は、日本でインド映画を配給しているインド人経営の会社「SPACEBOX」なのだそうで、お店のコンセプトも「インド映画」であるとのこと。
映画にちなんだ限定メニューも提供されるようで、新作の上映開始後は、日本のインド映画好き女子たちがこぞって来店するのかもしれません。
さて、そろそろ座席に座り、メニューを見て注文するお料理を選びましょうか〜。
『ニラー 南インド料理 京橋店』のメニュー
今回は「ドーサフェア(DOSAI FESTIVAL)」での訪問。概要は↓です。
ドーサフェア(DOSAI FESTIVAL)
- 内容:23種類のドーサからお好きな5種類を選べる。チャトニ3種とサンバルはお代わり自由
- 料金:2,000円(税込)
- 開催日時:10/18(土)、/19(日)、/25(土)、/26(日) 11:00-15:00(L.O.14:30) 17:00-21:00(L.O.20:30)
23種類もドーサを用意しているなんてすごい!
23種の内訳は↓です。

23種類のドーサ

スタンダード、チーズ、ボリューミーがある
これだけ多種多様なドーサがメニューにあるのは、日本では見たことがありません。
どれにするか迷った挙句、チョイスしたのは↓です(2人分:10種)。
- コーン型ドーサ
- ラヴァ・ドーサ
- ラギ・ドーサ
- マイソール・マサラ・ドーサ
- オニオン・ポディ・ドーサ
- カンブ・ドーサ
- アダイ・ドーサ
- ベジタブル・コットゥ・ドーサ
- バター・ドーサ
- チーズ・ドーサ
2人でドーサ10枚はかなりキツい気がしないでもないですが、初めて食べるドーサも多いので、ここはチャレンジ!
ちなみに、通常のレギュラーメニュー(の一部)はこちら↓




チキンやマトンのカレーやミールスが魅力的。ほかに、タンドール料理やビリヤニもあります。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

「ラッシー」(500円)

「バナナラッシー」(600円)
まずは、お飲み物。
「ラッシー」と「バナナラッシー」です。
ラッシーは薄味でスッキリしたタイプ。バナナラッシーはバナナ感が強く、バナナジュースみたいな感じでした。
ちびちび飲みながら待っていると、最初のドーサが運ばれてきました!
コーン型ドーサ

「コーン型ドーサ」
「コーン型ドーサ」
薄く焼いたドーサを円錐(コーン)形に巻いた、目にも楽しい一品。きれいな三角形に仕上がるのは匠の技!
まず、手始めはこれ!
円錐(コーン)形のプレーンのドーサ。
ほど良くパリパリとした食感。生地の酸味は強め。
付け合わせは、サンバル、シンプルなココナッツチャトニ、にんにくの効いたトマトチャトニ、もうひとつはスープ状で豆が入っていたので、ラッサムでしょうか? 酸味はあまり感じませんでしたが。
チャトニとラッサム?はそれほど好みではなかったものの、兎にも角にもサンバルが旨い!
延々とドーサにサンバルをつけて食べてました。
ラヴァ・ドーサ

「ラヴァ・ドーサ」
続いて、「ラヴァ・ドーサ」
セモリナ粉(小麦の一種)で作る、薄くてパリパリのスナック感覚ドーサ
薄くてパリパリした部分ともちっとした部分がある生地。
生地にはカレーリーフとホールのブラックペッパーやクミンが練り込まれていて、特にブラックペッパーのパンチがかなりのインパクト!
『アヒリヤ青山店』で食べた「ラバオニオンマサラドーサ」とはまた違った美味しさ♪
ラギ・ドーサ

「ラギ・ドーサ」
こちらは、「ラギ・ドーサ」
雑穀のラギ(フィンガーミレット)を練り込んだドーサ。食物繊維が豊富で少し茶色い生地。
ずっと食べたいと思っていたラギ(シコクビエ)を使ったドーサ。
生地は適度な柔らかさ。発酵の酸味と仄かな甘味、苦味があって、滋味深いお味。
かなり好みのドーサです。
マイソール・マサラ・ドーサ

「マイソール・マサラ・ドーサ」
お次は、「マイソール・マサラ・ドーサ」
生地の内側にマイソール地方特有のスパイスソースを塗り、じゃがいもを包んだドーサ
メニューには、”マイソール地方特有のスパイスソースを塗り”と書かれていましたが、「食べ歩くインド 南・西編」の記述によると、「マイソール・マサラ・ドーサ」はマイソールとはあまり関係がなく、ムンバイで生まれたものらしいとのこと。

「マイソール・マサラ・ドーサ」の中身
「マイソール・マサラ・ドーサ」の中身です。
ドーサの中にはスパイシーなじゃがいもマサラが入っています。
ピリ辛に味付けされたじゃがいもが美味しい♪
オニオン・ポディ・ドーサ

「オニオン・ポディ・ドーサ」
「オニオン・ポディ・ドーサ」
ポディ(スパイスと豆粉)と玉ねぎで辛さとまろやかさどちらも楽しめるドーサ
スタンダードなドーサの中に、ポディと微塵切りされた玉ねぎが入っています。

「オニオン・ポディ・ドーサ」の中身
「オニオン・ポディ・ドーサ」の中身です。
玉ねぎの食感と辛味と甘味。ポディの豆の旨味。こちらも美味♪
カンブ・ドーサ

「カンブ・ドーサ」
「カンブ・ドーサ」
雑穀のカンブ(パールミレット)を練り込んだドーサ。ミネラルが豊富で香ばしい風味と軽やかな食感。
こちらも初めていただきました。カンブ(トウジンビエ)を使ったドーサです。

「カンブ・ドーサ」の内側
「カンブ・ドーサ」の内側です。
お味は、ラギ・ドーサとはまた違った、独特な雑穀の風味。
ほんのりとした甘味。ココナッツチャトニと合います♪
しかしながら、6枚食べたこの辺でちょっとドーサに飽きてきたのも事実。
穀物ばかり食べているので、お腹も膨れてきました。
他のお客さんが食べているカレーや肉料理などを羨ましく感じてしまう始末。
ドーサフェアを2人とも頼むのではなく、1人はカレーや肉料理を頼んだ方が満足感を得られたのでは?と思うことしきり。
けれども、まだあと4枚もあります。
気を取り直して、無くなったサンバルとココナッツチャトニをお代わりしつつ、次のドーサの到着に備え、臨戦態勢を整えます。
アダイ・ドーサ

「アダイ・ドーサ」
鮮やかな黄色のビジュアル。「アダイ・ドーサ」です。
複数の豆類を混ぜて作る、厚めの生地が特徴。もちっとした食感で、南インドの伝統的な家庭料理
これも初めて食べました。
黄色い色はターメリックの色? 生地は厚手で柔らかく豆の風味が強め。これまでのドーサとは一線を画する味と食感。
美味しいけど、かなりお腹にたまる感じ。
ベジタブル・コットゥ・ドーサ

「ベジタブル・コットゥ・ドーサ」
「ベジタブル・コットゥ・ドーサ」
刻んだドーサと野菜のスパイス炒め
スリランカには、ロティを使った「コットゥ・ロティ」、タミルやケララにはパロッタを使った「コットゥ・パロッタ」という料理がありますが、こちらは、そのドーサバージョン。
野菜と混ぜ合わされているのでドーサ感はあまり感じず、スタンダードなマサラ野菜炒めを食べているような感じ。普通に美味しいです。
バター・ドーサ

「バター・ドーサ」
こちらは、「バター・ドーサ」
ギーの代わりにバターを使って焼いたドーサ。ギー・ドーサよりもまろやかなバターの風味が特徴。
バンガロールで食べられている「ベンネドーサ」(ガリッとした厚手の生地にベンネ(バター)がたっぷりと沁み込んだドーサ)を想起して注文。
もちろん、ベンネドーサとは別物ですが、カロリー高そうなバターの風味がドーサに絡んで美味しい♪
チーズ・ドーサ

「チーズ・ドーサ」
ラストの10枚目は、「チーズ・ドーサ」
たっぷりのチーズを包んだピザのようなドーサ
インド料理店のメニューによく見かける「チーズドーサ」ですが、食べるのはこれが初めて。
いただいてみると、かなり美味しい!
インドのパニールとは違う、チーズの塩気がドーサ生地の酸味とベストマッチ♪

ミニドーサの数々
いただいたドーサの数々。
メニューには「ミニドーサ」と書かれていて、確かにインド料理店で出される”フルの”ドーサと比べると小ぶりでしたが、それでもまあまあの大きさ。
10枚(2人で)食べたら、もうお腹いっぱい。
しばらくドーサは食べたくないかも。

「ミルクコーヒー」(600円)
食後は、「ミルクコーヒー」を注文。
攪拌の泡立ちが少なく、コーヒーの苦味も足りない感がありましたが、スティックシュガーを全部注ぎ込み、糖分補給。
良いお口直しとなりました。
京橋にある南インド料理のお店『ニラー 南インド料理 京橋店』
今回は、2025年10月開催の「ドーサフェア(DOSAI FESTIVAL)」での訪問。
提供されていた23種のドーサのうち10種を賞味しました。
「ラギ・ドーサ」「カンブ・ドーサ」「アダイ・ドーサ」など、初めて食べるドーサも多く、バラエティに富んだドーサの味の違いを楽しめたのが収穫です。
5種類のドーサで2,000円とお値段もリーズナブル。
『ニラー 南インド料理 京橋店』は、ネット予約出来ます!
『ニラー 南インド料理 京橋店』は、ネット予約することが出来ます!
週末や時間帯によっては混雑することも考えられるので、事前にネット予約していくと安心です。
※お店の事情により、ネット予約が急遽中止になることもありますので、詳細はリンク先の食べログやホットペッパーグルメ、一休などの店舗ページをご確認ください。
『ニラー 南インド料理 京橋店』の地図・アクセス・営業時間
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