南インドのカルナータカ州の州都「バンガロール(ベンガルール)」
この町には、南インド料理の軽食「ティファン」の名店が数多く存在しています。
創業1943年の「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」は、幾多の受賞歴を持つ、バンガロールを代表するティファンの名店。
バンガロール最高の「マサラドーサ」の味を求め、連日のように多くのお客さんが集まる人気店です。
バンガロールで最高のマサラドーサを提供する老舗ティファン店
『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』の入口
入り口の壁に描かれた絵
『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』は、バンガロールの中心部、ガンジーバザールのメインロード沿いにあります。
市中心部のMGロードからは、ウーバーで20分ほど。
お店の営業時間は、6:30~12:00 14:30~20:00。朝7時半過ぎに訪問しましたが、店内の座席は埋まっており、少し待つことになりました。今回は平日の訪問でしたが、休日になると30分待つことも珍しくないそう。
さて、ここで、1943年創業の歴史あるお店『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』の歴史について、少し紹介します。
老舗ティファン店『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』の歴史
創業は1943年。店名の意味は「学生の家」
『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』の開業は1943年。
ウドゥピ近郊出身のベンカタラマナ・ウラルという人物が、ガンジーバザール近辺の学校に通う学生たちに食事を提供する目的で開いたのが始まりです。
店名は、カンナダ語で「学生の家」の意味。
以後、1970年代に別の人物に経営が代わったものの、店名やお店の内装、料理のレシピを変えることはなく、現在でも開業当時のオリジナルの雰囲気を保ち続けています。
お店の名物料理は、サクサクでバター風味の「マサラドーサ」
他の店とは一線を画すその味は多くのお客に愛され、平日は1,500人、休日は2,000人以上が来店。数多くの賞も受賞しています。
創業当初の風情を残したクラシックな趣きの店内
こちらが、『ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)』の店内。
店内は広く、かなりの席数があります。
クリーム色とグレーに塗り分けられた壁、黒と白の市松模様の床。クラシックな趣きながら明るく開放的な雰囲気です。
壁に掲げられた受賞パネルの数々
お客は、おひとり様のおじさん客や年配の夫婦、家族連れ、若いカップルやフーディーなど、老若男女様々。
座席は相席が基本
ほどなくして、スタッフに呼ばれ、空いている座席に着席。
もちろん相席です。
『Vidyarthi Bhavan』のメニュー
「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」のメニュー
こちらが、壁に掲げられた「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」のメニュー(下記)。
- MASALE DOSE ₹75
- SAGU MASALE DOSE ₹80
- PLAIN DOSE ₹70
- UDDINA VADE ₹40
- RAVA VADE ₹40
- IDLI 2 ₹40
- IDLI 1 ₹21
- KHARA BATH ₹40
- KESARI BATH ₹40
- POORI SAGU ₹60
- COFFEE/TEA/KASHAYA ₹24
提供している料理は9種類。このうち、イドゥリとワダは午前中のみの提供。ドーサはいつでも食べられます。
注文したのは、もちろんお店の看板メニューである「マサラドーサ」
手洗い場で手を洗って、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
名物! ドーサを積み重ねて運ぶ、スタッフのパフォーマンス
「マサラドーサ」の到着を待つ人々
「イドゥリ」や「ワダ」など他の料理については不明ですが、このお店では「ドーサ」は全ての注文客の分をまとめて運んでくるスタイル。
みんな、ドーサが運ばれてくるのを待っています。
そして、ほどなくして、お店の奥からドーサを持ったスタッフがやってきました!
大量のドーサを持ったスタッフがやってきました!
ドーサを一枚一枚、お客さんにサーブしていきます。
「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」の名物です。
皿の上に載った大量のドーサを運んでくるスタッフ。
ドーサを一枚一枚、見事な手捌きでお客さんにサーブしていきます。
これが、「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」の名物!
この、ドーサを積み重ねて運ぶというスタイルは、30〜40年ほど前に給仕スタッフのひとりが思いついたアイデアから始まったものだそう。
自分たちのテーブルにもやってきました!
自分たちのテーブルにもやってきて、ドーサをサーブ!
動画は下をご覧ください。
ぼってりとした分厚い生地、焦茶色の焼き色
こちらが、サーブされた「マサラドーサ」
ぼってりとした分厚い生地、焦茶色の焼き色が食欲をそそります♪
続いて、ココナッツチャトニをサーブ
ドーサの載る皿に注ぎ込まれる黄色のチャトニ
続いて、スタッフがココナッツチャトニの入った容器を持ってきて、お皿にサーブ。
ドーサの載る皿に注ぎ込まれる黄色のチャトニ。
絶品!バンガロール最高の「マサラドーサ」
「マサラドーサ(MASALE DOSE)」(₹75)
上から「マサラドーサ」を見たところ
こちらが、「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」の「マサラドーサ(MASALE DOSE)」
見るからに美味しそう♪
さっそく、いただきましょう〜!
相席のおじさんと一緒に「マサラドーサ」をいただく
ドーサの生地を千切り、ひと口食べて、これは美味しい!
ぼってりとした分厚い生地は、外側はカリカリサクサクですが、内側は柔らか。
生地にはベンネ(バター)が沁み込んでいて、そのまろやかな風味と生地の仄かな酸味が絶妙なコンビネーションを作り出しています。
生地の中には「アルーガッデパルヤ」が!
生地の中にはジャガイモのスパイス炒め「アルーガッデパルヤ」が入っていて、ジャガイモのマッシュな食感と、玉ねぎやキャベツの食感、スパイスの風味が香ばしいドーサ生地とベストマッチ!
そして、このアルーの入ったドーサを黄色い海のように広がった「ココナッツチャトニ」に漬けていただきます。
唐辛子の辛味がピリッと効いた「ココナッツチャトニ」。この辛さがアルー入りのドーサに絶妙なアクセントを加えます。
う〜ん、まさに絶品!
「COFFEE」(₹24)
食後は、「COFFEE」を注文。
しっかりと泡立てされた、コーヒーの風味濃厚なフィルターコーヒー。
ビターなコーヒーの風味とミルクのまろやかさ、砂糖の甘味。
完璧なお口直しとなりました★
TIMES、THE WEEK、Trip Adviser。受賞パネルの数々
2023 Zomato Best in Pure Veg Bengaluru
入口にあるキャッシュカウンターでお会計
テイクアウト窓口
次々と訪れるお客さん
お店の写真を撮るインド人も多数
お会計を済ませ、お店の外へと出ると、相変わらず入店を待つお客さんの姿が多数。
インドのフーディーでしょうか。お店の写真を撮る人も少なからずいました。
隣接するテイクアウト窓口
「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」
バンガロールにある、創業1943年の老舗ティファン店「ヴィディヤルティ・バヴァン(Vidyarthi Bhavan)」
お店の名物料理である「マサラドーサ」は、外側サクサクで内側柔らかな分厚いドーサ生地がまず美味しい。生地に包まれたジャガイモのパルヤや、お皿に海のように広がったピリ辛のココナッツチャトニとの相性も抜群です!
バンガロール最高の「マサラドーサ」と呼ばれるのも頷ける絶品のお味でした★
ドーサの皿を積み重ねて運んで来るスタッフのパフォーマンスも必見です♪
『Vidyarthi Bhavan』の地図・営業時間
- 住所:32, Gandhi Bazaar Main Rd, Gandhi Bazaar, Basavanagudi, Bengaluru, Karnataka 560004 インド
- 電話:+918026677588
- 営業時間:6:30~12:00 14:30~20:00
- HP:vidyarthibhavan.in
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