八王子駅から徒歩10分。国道20号線を西に進んで右折。北小路を抜けた通りの左手に、メキシコ料理のお店『TACOSUAVE (タコスアベ)』は、あります。
お店のオープンは、2021年11月。
完全手作りの自家製トルティーヤを使ったタコスが美味しいという評判を聞いて、行ってみることにしました。
メキシコ愛に溢れた店内の雰囲気が最高♪
『TACOSUAVE (タコスアベ)』の外観
こちらが、『TACOSUAVE (タコスアベ)』の外観です。
可愛らしい外観のお店。明るくカラフルな色彩がいかにもメキシコって感じ♪
TACO
電飾がメキシコっぽい感じ
タコスとミネルバビールの絵
お店の壁には、タコスとミネルバビールの絵が描かれていました。
さっそく、店内へと入っていきましょう〜。
『TACOSUAVE (タコスアベ)』の店内
こちらが、『TACOSUAVE (タコスアベ)』の店内です。
店内は小ぢんまりとしていて、厨房の向かいにカウンター席が5席、テーブル席は4卓ほど。合計20席くらいでしょうか。
休日ディナータイムの訪問で、電話で事前予約していきました。
店内は満席で、次の予約も入っているようで、かなり盛況。予約はしていった方が良さそうです。
入り口からメキシコ
店内はメキシコ感満点♪
壁や棚などには、メキシコの民芸品がたくさん飾られており、メキシコをモチーフにした絵も描かれています。
メキシコの民芸品がところどころに
十字架がたくさん!
パペルピカドとズラリと並んだお酒
メキシコやグアテマラによくある太陽と月の壁飾り
マリア像
カラフルな『TACOSUAVE (タコスアベ)』の店内
店主ご夫妻はメキシコを何度も訪問されているそう。
店内の風情から、溢れ出るメキシコ愛が感じられます★
案内されたカウンター席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『TACOSUAVE (タコスアベ)』のメニュー
TACOSメニュー
OTHERSメニュー
スペシャルメニュー
ドリンクメニュー
テキーラ、メスカル
こちらが、『TACOSUAVE (タコスアベ)』のメニューです。
お料理メニューは黒板に書かれており、日によって変わる様子。メインのタコスは5種類。
ホワイトボードにはスペシャルメニューもありました。
それでもって、今回選んだのは↓の料理。
- 自家製チップス&サルサ・デ・モルカヘテ(石器モルカヘテで作るサルサ)( Chips & Salsa de morcajete)(700円)
- イサキのセビチェ」(Ceviche de pescado)(1,210円)
- 放牧豚アル・パストール(Pastured Pork Al Pastor)(1P 400円)
- 放牧豚カルニータス(Pastured Pork Al Carnita)(1P 500円)
- きのこのタコス(Mushroom Taco)(1P 400円)
- 「フィッシュフライ タコス」(Fried Fish Taco)(1P 400円)
前菜2品とタコス4品。タコスは1人1Pずつ注文。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
在来品種のとうもろこし「八列とうきび」を使ったタコスが絶品!
「コロニアル(COLONIAL)」(800円)
まずは、お飲み物から。
メキシコのビール「コロニアル(COLONIAL)」です。
MINERVA社のオリジナルビール。メキシコビールの飲みやすさとクラフトビールの特徴ある良さ双方を持ち合わせた、ケルシュタイプのシトラスを思わせるフルーティーなビール。ABV5%
お店の壁にも絵が描かれていたビール。
フルーティーで爽やか、かつビールらしい味わいもあって美味♪
「FCポップサイダー」(950円)
こちらは、「FCポップサイダー」
岩手県に住むアメリカンが造るドライなテイストが魅力のハードサイダー。
遠野産ホップ使用、りんご(alc4.5%)
ポップなラベルとは対照的に、ドライでハードなお味。りんごの風味がビターな感じ。
お酒をいただいていると、程なくしてお料理が運ばれてきました。
「イサキのセビチェ」(1,210円)
「イサキのセビチェ」 (Ceviche de pescado)です。
魚介を使ったマリネ料理である「セビチェ」は、メキシコでもポピュラーな料理。
トルティーヤチップスが添えられての提供。
ライムの酸味が沁みたレアなイサキの白身、まろやかなアボカド、フレッシュなトマト、パクチーの香り。美味です!
とうもろこしの素朴な旨みが感じられる自家製のトルティーヤチップスと一緒にいただくと、なお美味しい★
「自家製チップス&サルサ・デ・モルカヘテ」(700円)
続いて、「自家製チップス&サルサ・デ・モルカヘテ」(石器モルカヘテで作るサルサ)( Chips & Salsa de morcajete)
「モルカヘテ」とは、アステカ時代からメキシコの家庭で使われてきたサルサ作りに使われる石臼のこと。
フレッシュなトマトの酸味と唐辛子の深みのある辛さがたまらない美味しさ♪
もちろん、トルティーヤチップスとの相性抜群です。
3種のサルサ
さらに、テーブル上に置かれた3種のサルサを付けていただくのも、また美味しい。
- 緑唐辛子MIXのサルサ(Salsa picante verde)
- スモーキーサルサモリータ(Chile Morita Smoky Salsa)
- 八王子産自家製ハバネロ(Habanero)
3種のサルサを出したところ
3種のサルサを出したところ。
3種のサルサのうち、特に「スモーキーサルサモリータ」が美味でした。
結構辛いですが、口に含むとスモーキーな香りが充満します。
「放牧豚アル・パストール」(1P 400円) 「放牧豚カルニータス」(1P 500円)
前菜2品を食べ終えたところで、メインのタコスが運ばれてきました。
まずは、「放牧豚アル・パストール」と「放牧豚カルニータス」
「放牧豚アル・パストール」(Pastured Pork Al Pastor)は、メキシコで人気ナンバーワンだという焼いた豚肉のタコス。アラブ人が持ち込んだケバブの影響を受けたタコスとのこと。
唐辛子の深みのある辛さと豚肉のジューシーな旨味。パイナップルの甘さと玉ねぎのザクザク感が美味♪
「放牧豚カルニータス」(Pastured Pork Al Carnita)は、煮込んだ豚肉のタコス。メキシコ伝統の定番のタコスです。
ほろほろに煮込まれた豚肉がたまらない美味しさ!
ちなみに、『TACOSUAVE (タコスアベ)』では、「アニマルウェアフェア」(快適な環境下で家畜を飼養するという考え方)に沿った放牧で育てられた豚を使用しているとのこと。
タコス生地そのものも、上に載った具材も美味
上に載った具材も美味ですが、タコス生地そのものも絶品!
『TACOSUAVE (タコスアベ)』では、北海道で育てられた在来品種のとうもろこし「八列とうきび」をタコス生地に使っているのだそう。
北海道で育った在来品種のトウモロコシ「八列とうきび」
「八列とうきび」(上の写真)とは、実が1周8列に並んだ細長い形をしたとうもろこしで、明治から昭和初期にかけて、北海道で最も多く栽培されていたとうもろこし。
スイートコーンと違って甘味は少なめですが、噛めば噛むほど香ばしい旨味と香りが出てくる昔ながらのとうもろこしなのだとか。
「きのこのタコス」(1P 400円)
さて、お次のタコスが到着しました。
「きのこのタコス」(Mushroom Taco)です。
こちらも美味! つるっとしたマッシュルームの食感とまろやかな風味、玉ねぎのザクザク感。香ばしいタコスの味と合います。
「フィッシュフライ タコス」(1P 400円)
「フィッシュフライ タコス」(Fried Fish Taco)
フィッシュフライのシャクシャクした食感にタルタルソース。フレッシュな生野菜とのコンビネーションがGood!
「オアハカ直送 チョコラテ(HOT)」(800円)
食後のお飲み物は、「オアハカ直送 チョコラテ(HOT)」をいただきました。
メキシコのローカルで飲まれているホットチョコレートで、上にシナモンが掛かっています。
このチョコラテが抜群に美味しかったです!
甘過ぎず、しつこ過ぎず、それでいてカカオの深みのある風味がしっかりと感じられます。ミルクとのバランスもちょうどよく、上に掛かったシナモンは、インド料理などで口にするシナモンとは、ちょっと違った香味を感じました。
店内に描かれた「八列とうきび」の絵
店内の壁に描かれたグアダルーペの聖母
八王子にあるメキシコ料理のお店『TACOSUAVE (タコスアベ)』
完全手作りの自家製トルティーヤを使ったタコスは、評判通りの美味しさ♪
トルティーヤは北海道産の在来種とうもろこし「八列とうきび」を使っており、とうもろこし本来の味を楽しむことができます。
アル・パストールやカルニータス、セビチェなどの素材のチョイスや味のバランスも最高! 食後にいただいた、オアハカローカルのチョコラテも絶品でした★
店主ご夫妻のお話や店内のディスプレイからも、お二人のメキシコ愛が感じられるお店。珠玉のメキシコ料理店です。
◉『TACOSUAVE (タコスアベ)』の地図・アクセス
- 住所:東京都八王子市本町12-14
- アクセス:JR中央線八王子駅徒歩10分
- 営業時間:16:00~21:00
- 定休日:月曜日、火曜日
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