『タンジャイミールス経堂店』で食べたお料理
小田急線経堂駅北口から徒歩2分。経堂すずらん通り商店街を少し歩いた左手に、南インド料理店『タンジャイミールス経堂店』は、あります。
2024年2月11日にオープンしたこのお店、幡ヶ谷にある人気南インド料理店『タンジャイミールス』の2号店。
タンジャイミールスのオーナーシェフであるカルナニディ・シャンカーさんは、経堂のこの場所にあった名店『スリマンガラム(Sri Mangalam)』のシェフの1人として働いていた方。
『スリマンガラム』は、2022年9月に閉店しましたが(現在は祖師ヶ谷大蔵で営業)、シャンカーさんは、長く働いていたこの場所に思い入れがあったらしく、今回この店舗が空き店舗となったため、2号店としてオープンさせることにしたのだとか。
幡ヶ谷の人気店『タンジャイミールス』が経堂に新店舗をオープン!
『タンジャイミールス経堂店』の外観
こちらが、『タンジャイミールス経堂店』の外観です。
かつての『スリマンガラム経堂店』は、飾り気のないガテン系な印象の佇まいでしたが、『タンジャイミールス経堂店』は、ポップでお洒落な雰囲気。
シャンカーさんと、スリマンガラム店主のマハさんの個性の違いということなのでしょうか。
ちなみに、この経堂の立地ですが、かなり店舗の入れ替わりが激しいことで有名です。
ここ10数年で『タンジャイミールス経堂店』が8店舗目(下記参照)
「東京餃子楼 経堂店」→「アイバンラーメンPLUS」→「博多一幸舎 世田谷経堂店」→「ベコ太郎 経堂店」→「フードタイム」→「スリマンガラム」→「大衆酒場 KoKoRo」→『タンジャイミールス経堂店』←今ココ
かなり店舗の入れ替わりが激しいです!
しかしながら、『タンジャイミールス経堂店』は、広い店舗に移行した「スリマンガラム」と違って既に幡ヶ谷に本店があるため移転の心配は無く、また、お店のインスタによると、「気軽に南インド料理を楽しめるお店」をコンセプトとしているので、学生が多い経堂にはマッチしていると思われます。長く続きそうな予感です!
店頭のメニュー黒板
こちらは、店頭のメニュー黒板。
無骨な黒板にチョークで味のある日本語文字が書かれていた「スリマンガラム」と違って、『タンジャイミールス経堂店』は、英語で書かれた、ちょっぴりお洒落な感じのメニュー黒板。
TODAY’S SPECIALは、FISH CURRY(いわし)とSambar vada(サンバルワダ)。
お店の営業は、当面は11時から15時までのランチタイムのみであるとのこと。
『タンジャイミールス経堂店』の店内
『タンジャイミールス経堂店』の店内です。
店内は、お客さんで埋まっていて座席の写真は撮れませんでしたが、黄色とペパーミントグリーン、オレンジで塗られた内装はポップで明るい雰囲気。
座席は、「スリマンガラム」時代の窓側のカウンター席がテーブル席に変わっていて、ラーメン屋の居抜き感は無くなっています。
厨房ではシャンカーさんが怒涛のごとく調理していて、日本人女性の店員さんも注文とお料理のサーブ、お会計に大忙しの様子。
シャンカーさんは、経堂店でのお仕事を終えた後、ディナータイムは幡ヶ谷の本店で調理をされているとのこと。獅子奮迅の働きぶりです。
『タンジャイミールス経堂店』のメニュー
『タンジャイミールス経堂店』のランチメニュー
ドリンクメニュー
こちらが、『タンジャイミールス経堂店』のメニュー。
ラインナップは、7種類のカレーから選べる「1Curry Set」(800円)、「ベジミールス」(1,350円)、「ノンベジミールス」(1,500円)、「ドーサセット」が3種類(プレイン・マサラ・マトンカリ)、キッズセットもあります。
カレーは、ベジクルマ、サンバル、ネイパルップ、チキンカレー、チキンキーマ、マトンカレー、本日のカレーの7種類。
今回は、初めてということで、「ノンベジミールス」(1,500円)を注文することにしました。カレーは、チキン・マトン・日替わりから選べたので、日替わりカレー(いわし)をチョイス!
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
ランチ:「ノンベジミールス」 日替わりカレー(いわし)
「ノンベジミールス」1,500円
ほどなくして、お料理登場!
「ノンベジミールス」です。
プレートの内容は↓です。
- サンバル
- ラッサム
- クートゥ
- チキンドライ
- 日替わりカレー(いわし)
- ポンニライス
- アッパラム
- ピックル
銀色のプレートの上に5つのカトリ、ポンニライス、ピックル、アッパラムが乗った「ノンベジミールス」は、スリマンガラム経堂店を思い出させるスタンダードなビジュアル。
さっそく、いただきましょうか〜♪
サンバル、ラッサム、クートゥ、ピックル、ポンニライス、アッパラム
水分多めでお豆のとろみが程よいサンバルは食べやすく上品なお味。ドラムスティックが美味しい♪
スッキリクリアーなラッサムは酸味と辛味が控えめながらメリハリがあります。
クートゥは、豆と青菜がたくさん入った濃厚で優しいお味。
サンバル、ラッサム、クートゥのバランスがGood! ポロポロとしたポンニライスとの相性が抜群です♪
チキンドライ、いわしのカレー、サンバル
チキンドライは、カルパシの深い香りが仄かに効いたチェティナード風。お肉は柔らかいけど身が締まっていて食べ応えあり!
いわしのカレーは、酸味と辛味がビビッドに効いた個性的なお味。いわしの身の魚感と、オイリーなスープに沁み込んだ魚の旨味がたまらない美味しさ★
プレート全体としてバランスが良い、満足できる「ノンベジミールス」でした!
最後は、ポンニライスにサンバル、ラッサム、クートゥを掛け、アッパラムを砕いて散らして、混ぜ混ぜして賞味。あっという間に完食です。
ちなみに、ミールスのお代わり(ライス・サンバル・ラッサム)は+100円。「1Curry Set」はライスのお代わりは自由です。
「サウスインディアンフィルターコーヒー」500円
食後のお飲み物は、「サウスインディアンフィルターコーヒー」をいただきました。
シャンカーさんが、コーヒーを空中で攪拌させてくれます♪
攪拌によって泡立った「サウスインディアンフィルターコーヒー」、しっかりとしたコーヒーの苦味と、ミルキーな甘さがGood!
スパイシーなミールスの後の、良いお口直しとなりました★
経堂に誕生した南インド料理店『タンジャイミールス経堂店』
オーナーシェフ、シャンカーさんが営む「タンジャイミールス」の2号店です。
いただいた「ノンベジミールス」は、サンバルもラッサムもクートゥも、食べやすく、洗練されたお味。プレート全体としてバランスが良い、美味な「ノンベジミールス」でした♪
お店は明るい雰囲気で入りやすく、カレーセットは800円からと、お値段もリーズナブル。南インド料理を気軽に楽しめる、おすすめのお店です★
ディナー:「ギーローストドーサ」「ミーンコロンブ」「チキンワルタカレー」.etc
『タンジャイミールス経堂店』、オープン当初はランチタイムのみの営業でしたが、3月からディナーも始めたというので、行ってみることにしました♪
『タンジャイミールス経堂店』のテーブル席
訪問は、平日ディナータイムの19時頃でしたが、結構お客さんは入っていて、7割くらいの入り。
今回は、テーブル席に着席。さっそく、テーブル上のメニューを見て、お料理の物色開始です!
ディナーメニュー
カレー、ミールス、インディアンチャイニーズ
ドリンクメニュー
ミールスの説明
こちらが、『タンジャイミールス経堂店』のディナーメニュー。
ティファンは、イドゥリが2種類、ドーサが7種類。前菜は、野菜系・お肉系・魚介系といろいろあって、どれも美味しそう♪
カレーは、タミル料理のカレーが15種類。こちらも、どれを選ぼうか迷ってしまいます。もちろん、ミールスもあり!
そして、幡ヶ谷の本店にないカテゴリーが「インディアン・チャイニーズ」。これもかなり気になります。
色々考えた挙句、選んだお料理は↓です。
- トマトダニヤラッサム(トマトとドライコリアンダーの酸味スープ)600円
- ギーローストドーサ(スパイスパウダーと精製バター使用ドーサ)1,200円
- ネッティリフライ(ワカサギのスパイス唐揚げ)700円
- チキンワルタカレー(ローストココナッツのセミドライカレー)1,400円
- バンパロッタ(厚めの揚げ焼きうず巻きの平焼きパン)450円
- ミーンコロンブ(魚とタマリンドの酸っぱ辛いカレー)1,350円
- ポンニライス(S)300円
ミールスも魅力的でしたが、今回はアラカルトで注文。
カレー2品とドーサ。スープと前菜を1品頼みました。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
「ラッシー」400円
まずは、お飲み物から。
定番の「ラッシー」です。
濃厚かつ爽やか! お料理の良いお供になります♪
ラッシーをちびちび飲みながら待っていると、それほど時間も経たず、お料理が次々と運ばれてきました。
「トマトダニヤラッサム」600円
「トマトダニヤラッサム」(トマトとドライコリアンダーの酸味スープ)です。
結構大きめの器に入って出てきました!
サラサラのスープで、トマトの酸味とドライコリアンダーの風味が効いた爽やかなスープ。トマト感は結構強めで、辛さもそこそこあり。
普通のラッサムとは、また違った味わいの美味しいスープでした★
「ギーローストドーサ」1,200円
続いて運ばれてきたのが、「ギーローストドーサ」(スパイスパウダーと精製バター使用ドーサ)。
この「ギーローストドーサ」がめちゃくちゃ美味しかったです♪
中身の入っていないプレーンのドーサなのですが、クリスピーな生地にたっぷりと塗られたギー(精製バター)の風味がとても香ばしく、何も付けずドーサのみでいただくだけで満足できる感じ★
2種のチャトニとサンバル
もちろん、ココナッツとトマトの2種の「チャトニ」を付けたり、ティファン用でちょっと甘めだけど甘過ぎず美味しい「サンバル」を付けて食べるのも美味しい♪
あっと言う間に完食! ギーの美味しさを再認識しました★
「ネッティリフライ」700円
お次は、「ネッティリフライ」(ワカサギのスパイス唐揚げ)。
これも美味しかった〜♪
カラッと揚げられた衣とワカサギの旨味、スパイスの風味とカレーリーフの香りがたまりません!
「チキンワルタカレー」1,400円
そして、メインのカレー。
一品目は、「チキンワルタカレー」(ローストココナッツのセミドライカレー)。
ローストココナッツの風味が効いたセミドライのカレー。チキンは柔らかく、みじん切りの玉ねぎの旨味たっぷりのグレイビーは、どんなスパイスが使われているのかわからなかったですが、独特な風味。
お味は、比較的マイルド。もちろん美味です♪
「バンパロッタ」450円
「チキンワルタカレー」と一緒にいただいたのが、「バンパロッタ」(厚めの揚げ焼きうず巻きの平焼きパン)。
ハードな食感のパロッタで食べ応えあり! 「チキンワルタカレー」との相性も抜群♪
だけど、個人的には、普通の柔らかいパロッタの方が好みかな。
「ミーンコロンブ」1,350円 「ポンニライス(S)」300円
2品目のカレーは、「ミーンコロンブ」(魚とタマリンドの酸っぱ辛いカレー)。
「ミーンコロンブ」は、これまで色々なお店で食べましたが、『タンジャイミールス経堂店』の「ミーンコロンブ」は、特に美味しく感じました♪
タマリンドの酸味とトマトの風味がとっても爽やか! 華やかなお味です★
お魚はサバでしょうか? 肉厚の白身に酸味と辛味の効いたスープが絡んで美味♪
ポロポロした「ポンニライス」とのマッチングもベスト!
「ココナッツクルフィ」600円
デザートは、「ココナッツクルフィ」(ねっとり濃厚なインドのアイスクリーム)をいただきました♪
ねっとり濃厚ながら、さっぱりとしていて、かつ、滑らかな口当たり。ココナッツの風味としっかりとした甘さがGood!
「サウスインディアンフィルターコーヒー」500円
クルフィのお供は、「サウスインディアンフィルターコーヒー」(インド製コーヒーフィルター器で淹れる泡立ちミルクコーヒー)。
シャンカーさんが、お馴染みのコーヒー泡立ちのパフォーマンスをしてくれました!
毎回、シャンカーさんが直々に席まで来て泡立ちパフォしてくれるのが嬉しい♪
クルフィとコーヒーで良いお口直し。大満足のディナーとなりました★
『タンジャイミールス経堂店』のディナー。期待に違わぬ満足感です!
メニューのほかのお料理も食べたいものが色々あるので、これから何度も再訪してしまいそうな予感です★
ランチ:マトンカリドーサ
「マトンカリドーサ」(1,200円)
こちらは、ランチでいただいた「マトンカリドーサ」
以前、スリマンガラムで食べたことがある「マトンカリドーサ」ですが、『タンジャイミールス経堂店』でも提供されています。
サンバルとココナッツ&トマトのチャトニ付き。
「マトンカリドーサ」
日本のお好み焼きのような感覚で頂けるマドゥライの名物料理で、ベジが主な「ティファン」の中でも異色の存在。
お好み焼きのような柔らかくてモチッとした生地に、マトンのキーマ、玉ねぎ、カルダモンなどのスパイスが混ぜ込まれています。
マトン臭さは控えめで、味付けは濃いめ。ホールスパイスの香りと玉ねぎの旨み、香ばしいお焦げもGood!
サンバル
トマトとココナッツのチャトニ
付け合わせのサンバルも、トマトとココナッツのチャトニも美味しい♪
マトンカリドーサをちぎって、それぞれに付けて、味のバリエーションを楽しみます★
マトンカリドーサの中身
こちらが、マトンカリドーサの中身。
モチッとした食感。玉ねぎを混ぜたお好み焼き風のティファン「オニオンウタパム」のマトン版みたいな感じです★
店内の祭壇
ポテトマサラ入りの「マサラドーサ」も美味しいけど、個人的には「マトンカリドーサ」の方が満足度高いかも。
大満足のランチとなりました♪
また、食べに行きます!
◉『タンジャイミールス経堂店』の地図・アクセス
- 住所:東京都世田谷区経堂2-3-9
- アクセス:小田急線「経堂」北口より2分
- 営業時間:11:00~15:00
- 定休日:無休
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