JR京葉線・東京メトロ日比谷線八丁堀駅から徒歩3分ほど。鍛治橋通りから北に少し入った角のビルの1階に、『西安麺荘 秦唐記 新川本店』はあります。
このお店、中国・陝西省の名物麺料理「ビャンビャン麺」をいただけるお店です。
「ビャンビャン麺」は、このお料理の名前だけに使われるという「ビャン」という漢字が58画もあるということで有名な麺料理。
お店のオープンは2018年9月。神保町や水天宮前、錦糸町にも店舗があるとのこと。
中国・陝西省の名物麺料理「ビャンビャン麺」をいただけるお店
『西安麺荘 秦唐記 新川本店』の外観
こちらが、『西安麺荘 秦唐記 新川本店』の外観です。
屋根の両脇の看板にも、入り口の扉にも、吊り下げられた提灯にも、「ビャンビャン麺」の「ビャン」の文字が書かれています。
さっそく、お店の中に入ってみましょう〜♪
『西安麺荘 秦唐記 新川本店』の店内
『西安麺荘 秦唐記 新川本店』の店内です。
店内は、今どきのラーメン屋っぽい雰囲気。カウンター席とテーブル席があり、座席数は合計24席。
平日の夜遅い時間の訪問だったせいか、お客さんは、中国人の若い女性、日本人の若い男性のみ。それぞれおひとり様でした。
スタッフは全員中国の方。「ビャン」の文字が書かれたシャツを着ています。
スタッフは全員中国の方。4人くらいいて、ずっと中国語が飛び交ってました。
店内にも「ビャンビャン麺」の「ビャン」の文字が至る所にあります。スタッフのシャツにも「ビャン」の文字!
このお店が猛アピールしている「ビャンビャン麺」とは、どんな麺なのか、ちょこっとご紹介します。
ビャンビャン麺とは?
「ビャンビャン麺とは?」
「ビャンビャン麺」は、中国の陝西省でよく食べられている幅広の手延麺。文字のユニークさで話題となり、現在では陝西省のみならず、中国各地にも普及しつつあるのだとか。
麺は、小麦粉に水と食塩を加えてこねて生地を作り、茹でる直前に両手で2,3cmくらいの幅に平たく伸ばして成形して作ります。切って成形するのではないところがポイントで、長いものだと麺の長さが1mになることもあるのだそう。
「ビャンビャン麺」の名前の由来は、メニューにも書かれているように、麺を打つ音? 平たいという意味の言葉が訛ったもの? 販売時の台を叩く音? など諸説あり。
ちなみに、「ビャンビャン麺」のお料理そのものは昔からあったそうですが、「ビャンビャン麺」という名前と、「ビャン」という漢字は比較的最近(20世紀以降?)に生まれた可能性が高いのだとか。
陝西省の咸陽市周辺では、「油潑扯麵」(ヨウポー・チョーミエン)と呼ばれる、茹でた麺の上に唐辛子や刻みネギなどをかけ、それに熱したピーナッツ油をかけて香りを出す食べ方が主流であるとのこと。
さてさて、「ビャンビャン麺」の説明はこのくらいにして、そろそろメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『西安麺荘 秦唐記 新川本店』のメニュー
「油溌麺(ヨウポー麺)」
「西紅柿麺」(トマト麺)
「ジャージャン麺」
「全盛り麺」
『西安麺荘 秦唐記 新川本店』のメニューです。
お店の定番メニューは「汁なし麺」。油溌麺(ヨウポー麺)・トマト麺・ジャージャン麺・全盛り麺の4種類あります。「汁なし麺」には、茹で汁が付いています。
「汁あり麺」も、白ごま麺・タンタン麺・辛口マーラー麺・軟骨麺・サオズ麺・ホルモン麺・牛肉麺があり、麺料理は麺の太さ(ビャンビャン麺、極太のベルト麺、細い麺もあります)や、熱盛りor冷盛り、辛さなどを選ぶことができます。また、炒飯などのご飯類、点心やスープ、サラダ、肉料理など定番の一品料理のメニューも豊富。
いろいろメニューがありますが、やっぱりこのお店に来たら「油溌麺(ヨウポー麺)」を選びたいところ。
「油溌麺(ヨウポー麺)」で、麺はもちろんビャンビャン麺、辛さは基本の中辛で注文しました。
幅広でコシの強い「ビャンビャン麺」。そして、熱した油を麺の上に掛ける「油溌(ヨウポー)」は、間違いのない美味しさ♪
「茹で汁」
まずは、「茹で汁」が運ばれてきました♪
小さな茶碗に入った白湯です。
「汁なし麺には、茹で汁が付いてきます」
こちらが、「茹で汁」についてのメニューの説明。
「茹で汁」は、西安周辺地域で実際にある風習で、麺のでんぷんに含まれる酵素が湯の中に溶けて消化器への負担を和らげ、さらに、ビタミンB群も豊富に含まれているため、栄養補給にも良いのだそう。
実際にこの「茹で汁」、辛味のある「油溌(ヨウポー)麺」のお供として、最高の働きをしてくれました♪
「油溌(ヨウポー)麺」880円
そして、これがお目当ての「油溌(ヨウポー)麺」
幅広の麺(ビャンビャン麺)の上に、キャベツやニンジン、もやしなどの茹で野菜と、ダイスカットされた豚チャーシュー、葱や唐辛子、花山椒などの薬味や調味料を載せ、それに熱い油をかけて香りを出しています。丼の底には、黒酢ダレがあります。
さっそくいただきましょう〜♪
熱した油を麺の上に掛ける「油溌(ヨウポー)」
油の香ばしさがたまりません!
コシの強いビャンビャン麺が食べ応えがあって、とにかく美味しい♪
幅広の麺なので、唐辛子や花椒などの調味料がよく絡みます。キャベツのシャキシャキとした食感も、チャーシューの旨味もいい感じ。鍋の底の黒酢の酸味も良いマッチング! そして、何より「油溌(ヨウポー)」の油の香ばしさがたまりません!
辛味、酸味、旨味、食感。ビビッドでバラエティに富んだ飽きの来ないお味。
これは、美味しい!
辛さはそこそこありますが、「茹で汁」でお口の中を程よく中和しつつ、あっという間に完食!
八丁堀にある中国・陝西省の名物麺料理「ビャンビャン麺」をいただけるお店『西安麺荘 秦唐記 新川本店』
ビャンビャンと麺を伸ばして作る、幅広でコシの強い「ビャンビャン麺」。そして、熱した油を麺の上に掛ける「油溌(ヨウポー)」は、間違いのない美味しさ♪
880円で大満足の食体験を楽しむことができます★
◉『西安麺荘 秦唐記 新川本店』の地図・アクセス
- 住所:東京都中央区新川1-13-6 中央精器ビル
- アクセス:JR京葉線・東京メトロ日比谷線八丁堀駅から468m
- 営業時間:11:00~15:00 17:00~23:00
- 定休日:無休
- 予約:『西安麺荘 秦唐記 新川本店』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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