アラビアレストラン ゼノビア(広尾)|都内では希少なシリア料理のレストラン

アラビアレストラン ゼノビア(広尾)|都内では希少なシリア料理のレストラン

広尾、ゼノビア アラブ・中東料理
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東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩5分のところに、シリアを中心とした本格的アラビア料理のレストラン『ゼノビア』はあります。

2015年6月にオープンしたこのお店、都内では数少ないシリア料理のレストランです。

ちなみに、店名の「ゼノビア」は、シリアにある世界遺産の古代遺跡「パルミラ」を治めていた「ゼノビア女王」から採られています。

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アラビア感満点のエキゾチックな店内

広尾、ゼノビア『ゼノビア』の入口

広尾、ゼノビアお店は地下1階にあります。

広尾、ゼノビア入口からアラビアンな雰囲気

 

お店は、外苑西通りから西に進んだ広尾散歩通り沿いの地下1階にあります。

アラビアンランプでライトアップされていたり、入口の扉にアラビックなタイルが飾られていたり、入口からアラビアンな雰囲気満点です♪

広尾、ゼノビア『ゼノビア』の店内

広尾、ゼノビアシックでオリエンタルな雰囲気

 

『ゼノビア』の店内です。

ブラウンを基調としたシックでオリエンタルな雰囲気。

店内はアラビア風の装飾やインテリアで埋め尽くされている感じ。

広尾、ゼノビアアラビアンランプが飾られています。

広尾、ゼノビアアラブの人形たち

広尾、ゼノビアイエメンの短剣「ジャンビーヤ」

 

店内はゆったりとした空間で、座席数は45席。アラビア風座敷の半個室もあります。

訪問したのは休日のディナータイムで予約していきましたが、18時半頃入店した時はお客さんはおらず、しばらくしてインド人のグループがひと組、アラブ人の夫婦がひと組来店しました。

 

シリアは、アラビア半島の東地中海に面した国。現在では内戦のイメージが強くなってしまいましたが、紀元前から続く歴史と豊かな文化遺産を持った美しい国です。

中東のお料理と言えばレバノン料理が有名ですが、シリアとレバノンはもともと同じ国だったので、お料理もよく似ています。

「マッザ(メゼ)」という野菜や豆を使った前菜。マッゼのひとつである「ホンモス(フムス)」などのペースト料理。豆を使ったコロッケ「ファラフェル」。パセリを使ったサラダや肉の串焼き「ケバーブ」などなど。

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『ゼノビア』のメニュー

広尾、ゼノビアマッザ(前菜)メニュー

広尾、ゼノビアサラダ、スープなど

広尾、ゼノビア一品料理

広尾、ゼノビアケバブ、ナン、ライス

さて、メニューを見てお料理を選びましょう〜♪

コースもありましたが、今回はアラカルトで注文。

定番の「マッザ(前菜盛り合わせ)」と、パセリのサラダ「タッブーラサラダ」「レンズ豆のスープ」「ファラフェル」。メインに「シシカバブ」と、グルメ本の紹介で美味しそうだった「シュシュバラック」を注文することに。

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ホカホカのアラビアナンに載せていただく、マッザ(メゼ)やカバブ、ファラフェルが美味しい♪

広尾、ゼノビア「グラスワイン」500円

 

まずは、お飲み物です。

ビールにしようか迷いましたが、今回は「グラスワイン」をチョイス!

ワインの詳細は聞き逃してしまいましたが、普通に美味しく飲みやすいワインでした。

ワインを飲みながら待っていると、お料理が運ばれてきました〜♪

広尾、ゼノビア「タッブーラ」1,500円

 

「タッブーラ」(パセリのサラダ)です。

「タッブーラ」(タッブーレ、タブーリ)は、細かく刻んだパセリをメインに、トマト、ミント、玉ねぎ、ブルグル(小麦の挽き割り)、レモン汁、オリーブオイルなどを混ぜて作るサラダ。

東地中海のレバント地域(シリアヨルダン、レバノン、イスラエル、パレスチナ)などで前菜(マッザ、メゼ)のひとつとして日常的に食べられているサラダです。

この「タッブーラ」がめちゃくちゃ美味しい★

独特の風味のパセリと刺激のある玉ねぎに、レモンの酸味がマッチしていて、とても爽やか!刻んだパセリの食感もNiceです♪

広尾、ゼノビア「前菜盛り合わせ(ジャバティ付き)」1,600円

 

続いて、「マッザ(前菜)」の盛り合わせが運ばれてきました!

盛り合わせは3品から選べるので、「ホンモス」「ムハンマラ」「ミックスピクルス」をチョイスしました。

真ん中の白いペーストが、「ホンモス(フムス)」(ひよこ豆とゴマのペースト)。ひよこ豆の旨みにゴマやオリーブオイル、レモン汁などがインパクトを加えた中東料理定番のペースト。いつ食べても美味しい♪

左のオレンジ色のペーストが、「ムハンマラ」(唐辛子とくるみのペースト)。唐辛子のピリッとした感じと、胡桃の味わいが独特で、ホンモスとはまた違った美味しさ。

ムハンマラの右が、「ミックスピクルス」です。

スタンダードなピクルスですが、その酸味がペーストやパンとの付け合わせにピッタリ!

広尾、ゼノビア「ジャバティ(薄いナン)」

 

前菜盛り合わせには、「ジャバティ」という薄いナンが付いてきます。

インドのチャパティをさらに薄くした感じ。シンプルだけど美味しい★

広尾、ゼノビアアラビアンナン(250円)

 

こちらは、アラビアンナン。別で注文しました。「ホブス」と呼ばれる中東で広く食べられているパンです。

ジャバティよりも少し厚みがあって、食べ応えがあります。

個人的にジャバティよりもこちらの方が好みでした。

広尾、ゼノビアホンモス、ムハンマラ、ミックスピクルス

 

中東料理は、この「マッザ(前菜)」がとにかく美味しいです★

ジャバティやアラビアンナンに、ホンモスなどのペーストやタッブーラサラダ、後から出てくるファラフェルやカバブなどを挟んで頂くのがたまりません♪

広尾、ゼノビア「レンズ豆のスープ」650円

 

こちらは、「レンズ豆のスープ」

柔らかく煮込まれたレンズ豆が入ったダルみたいなスープ。

優しいお味。レモンを絞ると爽やかな酸味が絡んで美味しいです★

広尾、ゼノビア「ファラフェル」900円

 

「ファラフェル」です。

潰したひよこ豆とそら豆にパセリやコリアンダーなどを混ぜ、丸めて揚げた中東風のコロッケです。

「タヒーニ」(ゴマペーストのソース)を付けても、ジャバティやアラビアンナンに挟んで食べても美味しい★

サクサクいただけます♪

広尾、ゼノビア「シシカバブ」1,800円

 

「シシカバブ」です。

クミンやパセリなどのスパイスやハーブが練り込まれたマトンの挽き肉を串に刺して焼いた、中東料理の定番です。

スパイスやハーブがマトンの臭みを和らげていて食べやすい。

もちろん、ジャバティやアラビアンナンに挟んで食べてもいけます!

広尾、ゼノビア「シュシュバラック」1,400円

 

こちらは、「シュシュバラック」

挽き肉をもちもちの皮で包んだシリア風水餃子を具材にしたヨーグルトソースのスープです。

グルメ本に掲載されていて、美味しそうだなと思ったので注文。

けれども、ヨーグルトの酸味とマトンの臭みがちょっと強過ぎて、個人的にはあまり好みではありませんでした(汗)

広尾、ゼノビアアラビアコーヒーを淹れる

 

食後のデザートのお供にってことで、アラビアコーヒーを頼みました。

アラビアコーヒーは、粉に挽いたコーヒー豆を取っ手の付いた鍋に入れ、水を注いで煮立て、上澄みを飲むコーヒーの飲み方。トルココーヒーと同じものです。

アラブでは、「カフワ・アラビーヤ」と呼びます。

写真は、コーヒーを煮立てる炉に火を焚いているところ。

広尾、ゼノビアコーヒーが沸いてきました。

 

取っ手の付いた鍋「イブリーク」にコーヒーと水を入れ、煮立てます。

広尾、ゼノビアカップに入れて出来上がり!

 

ほどなくして沸いたコーヒーをカップに入れて出来上がり!

広尾、ゼノビア「アラビアコーヒー」600円

 

淹れたコーヒーの上澄みを飲むのがアラビアコーヒーの飲み方です。

お味は、苦味が強く濃いめでドロっとした感じ。この素朴な味わいと深みがたまりません!

広尾、ゼノビア「シリアの焼き菓子」600円

 

デザートは、「シリアの焼き菓子」。ナッツをつかったシリアの小さなパイ「バクロア(バクラヴァ)」です。右の赤いお飲み物は「ミントティー」

オスマン帝国で発明されたデザートで、薄いフィロ生地を何層も重ね、ピスタチオやクルミ、ヘーゼルナッツなどを挟んで焼き上げ、濃厚なシロップを掛けて作ります。

トルコを初め、中東や地中海地域、アゼルバイジャン、ボスニア、中央アジアなど幅広い地域で食べられているお菓子です。

バクラヴァも地域によって作り方や味に違いがあるそうですが、今回いただいたバクラヴァは、シロップの量が少なめで甘さも若干控え目な感じでした。

広尾、ゼノビア『ゼノビア』のキャッシャー

広尾、ゼノビアタイルで飾られた入口

広尾、ゼノビアシリア料理レストラン『ゼノビア』

 

広尾にあるシリアを中心とした本格的アラビア料理のレストラン『ゼノビア』

アラビアンな雰囲気の中、「フムス」や「ファラフェル」、「タッブーラサラダ」や「シシカバブ」など、美味しいシリアのお料理を堪能できるお店です。

シーシャ(水タバコ)も用意されているようで、お客のインド人が吸っていました。

ちなみに、麻布十番には、カフェ専門の「ゼノビアカフェ」というお店もあり、こちらは、シーシャやアラビアンコーヒー、デザートなどをメインに提供しているそう。

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◉『ゼノビア』の地図・アクセス

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