本州の西の端、山口と広島の旅3日目★
プランは2泊3日で、レンタカーを利用してドライブ周遊。
2日目は、朝、角島を観光した後、一気に東へ。岩国の錦帯橋を訪問し、広島県の宮島で厳島神社を観光。広島市内で宿泊しました。
3日目は、朝、広島市内を散歩。平和記念公園と原爆ドームを見て、ランチは南インド料理店「ケララ食堂」でミールスをいただき、そのまま広島空港から羽田へと帰る行程です。
広島市内早朝散歩。ホテルから歩いて平和記念公園へ
広島の宿「ホテル・ビスタ」
写真は、宿泊した広島の宿「ホテル・ビスタ」
ビジネスホテル風のホテルで、ちょっと部屋は狭めだったものの、そこそこ快適に過ごせました(料金はダブルで11,500円)。
ビュッフェ形式のホテルの朝食
ホテルの朝食はビュッフェ形式。内容は普通な感じ。
朝食を済ませた後は、広島市内を朝のお散歩。さっそく出発です!
路面電車「広電」
時刻は8時。そんなに時間があるわけでもないので、ホテルのある八丁堀から西へ歩き、原爆ドームを見て、平和記念公園を通り抜け、そのまま路面電車に乗って戻るルートを歩きます。
メインストリートである相生通りでは、広島市民の足「広電」(路面電車)が行き来していました。走っているバスの数も多いです。
朝早い時間のせいか、小雨がパラついている天気のせいか、歩いている人はあまりおらず、お店もまだ閉まっている所が多い感じ。
負の世界遺産「原爆ドーム」を見る
「原爆ドーム」が見えてきました。
15分ほど歩いたところで、「原爆ドーム」が見えてきました。
原爆ドームは、相生橋の南、元安川沿いの一角に建っています。最寄駅は広島電鉄(路面電車)の「原爆ドーム前」駅。
「原爆ドーム」
平成8年(1996年)世界遺産に登録されました。
「原爆ドーム」の碑文
原爆ドームの建物や敷地内に入ることは出来ません。
敷地の前には、世界遺産に登録されたことを記した碑文(平成8年)と、原爆ドームを永久保存することを宣言した碑文(昭和42年)が置かれています。
下は、昭和42年の碑文の内容です。
原爆ドーム
昭和20年8月6日、史上はじめての原子爆弾によって破壊された旧広島県産業奨励館の残骸である。
爆弾はこの建物のほぼ真上約600メートルの空中で爆発した。
その1個の爆弾によって20万をこえる人々の生命が失われ、半径約2キロメートルに及ぶ市街地が廃墟と化した。この悲痛な事実を後世に伝え人類の戒めとするため国の内外の平和を願う多数の人々の寄金によって補強工事を施しこれを永久に保存する。昭和42年8月6日 広島市
猿楽町通り周辺の解説版
「原爆ドーム」
戦後、原子爆弾の惨禍を示すシンボルとして知られるようになった原爆ドームですが、1960年代には風化が進んで崩落の危険が生じるようになりました。
市民からは、原爆ドームを見る度に当時のことを思い出すので壊して欲しいという意見があり、広島市当局も、保存には経済的な負担がかかり、その財源を復興支援や都市基盤整備に使うべきだという意見が主流で、一時は取り壊される可能性が高まっていたそうです。
その流れを変えたのが、広島市内で被爆した女子高校生徒「楮山ヒロ子」さんの日記です。
楮山さんは、“「あの、いたいたしい、産業奨れい館だけがいつまでもおそるげん爆を世にうったえてくれるだろうか」”(1959年8月6日付、原文ママ) ※参考:Wikipedia「原爆ドーム」 などと、日記に書き遺し、被爆の後遺症によって16歳で亡くなりました。
この日記に感銘を受けた人々によって、保存を求める運動が盛り上がり、1966年(昭和41年)に広島市議会が原爆ドームを永久保存することを決議することになったのだとのこと。
平和記念公園を歩く
「平和記念公園レストハウス(被爆建物)」
「平和記念公園レストハウス(被爆建物)」です。
内部は、被曝の実相を伝える展示や被爆したピアノの展示、地域の特産品の販売コーナー、喫茶ホールなどがあります。まだ、営業時間前だったので、トイレのみ利用しました。
「原爆の子の像」
たくさんの折り鶴
「原爆の子の像」は、被爆による白血病で亡くなった佐々木禎子さんと、原爆の犠牲となった子供たちのための慰霊碑。たくさんの折り鶴が寄せられています。
「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」
「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」は、1952年に広島平和記念公園の敷地内の、広島平和記念資料館と原爆ドームを結ぶ直線上に設置された慰霊碑。設計は建築家の丹下健三です。
「原爆犠牲者の霊を雨露から守りたい」という趣旨から、屋根の部分がはにわの家型をしています。慰霊碑には、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という碑文が刻まれており、中央の石棺には国内外を問わず、死亡した原爆被爆者全員の氏名を記帳した名簿が奉納されているのだとのこと。
平和記念公園
小雨の降る中、追悼と鎮魂の思いを胸に、平和記念公園を後にします。
朝、9時頃、公園内には人の姿は少なく、とても静かでした。
帰りは、鯉城通りの乗り場から広島電鉄の路面電車に乗車。八丁堀まで戻り、ホテルをチェックアウト。ランチをいただきに『ケララ食堂』へと向かいます。
日本最大!広島電鉄(広電)の路面電車
新型の路面電車(5両編成)
広島は路面電車の町。広島市内を歩いていると、路面電車の姿がやたらと目立ちます。
広島市を走っている路面電車は、「広島電鉄」(通称:広電)の路面電車。
「広電」は、日本最大の路線網を持つ路面電車で、その路線は軌道線が6路線、鉄道線が1路線(路面電車の車両が乗り入れる宮島線)。総延長は35.1kmにも及びます。
また、年間輸送人員は5500万人だそうで、これも日本一であるとのこと。
3両編成の路面電車
3両編成の新型路面電車
1両の路面電車
旧型の路面電車(元京都市電の車両)
広島駅に到着
「広電」の路面電車は、走っている車両がバラエティーに富んでいることでも知られています。未だ現役で走っているという原爆被爆した旧型車両から、最新式の低床式の車両まで。車両編成も1両から長い5両編成まで。
そのため、広電は、「路面電車の博物館」と呼ばれているのだそうです。
都会の大通りを自家用車やタクシー、バスなどと並んで路面電車が縦横無尽に走り回る様子。まるで、ヨーロッパの街のよう。不思議な感じです。
南インド料理店『ケララ食堂』
さて、ホテルのチェックアウトを済ませた後、路面電車に乗ってJR広島駅へと向かいます。
ここで、JR芸備線に乗ってひと駅。矢賀という駅を下車して、徒歩10分ほどのところに、南インド料理店『ケララ食堂』はあります。
JR芸備線に乗って矢賀へ
まずは、広島駅からJR芸備線に乗って矢賀へと向かいます。
JR芸備線の車両は、国鉄時代から走っている赤い色のディーゼルカー。
何だか懐かしい感じがします。
JR芸備線の車内
矢賀駅
広島駅から矢賀駅まではひと駅で5分ほど。すぐに到着しました。
ここから歩いて『ケララ食堂』までは10分ほど。
『ケララ食堂』の外観
こちらが、南インド料理店『ケララ食堂』です。
住宅街の中に、一風変わった平屋の建物が建っています。
「Spice Curry KERALA SHOKUDOW」
お店の入り口には、流木みたいな木があって、その横に黄緑色のお店の看板が架かっています。「Spice Curry KERALA SHOKUDOW」!
さっそく、お店の中に入っていくと、順番を待っているお客さんがひと組。しばし、並んで待つことにします。
『ケララ食堂』の店内
10分ほどで席が空いたとのことで、店内に案内してもらえました。
お店の内装は古民家風の雰囲気で、所々にインドっぽい飾りが飾られています。
メニューは、ミールススタイルの「カレーセット」がメインで、「カレーセット」はカレー1種、2種、3種から選べます。「プレーン・ドーサ」や「エッグ・ドーサ」もメニューにありました。
注文したのは、「カレー3種セット」(1,400円)。本日のカレーはチキン、鯛(広島産)、ひよこ豆の3種です。それと、「プレーン・ドーサ(チャトニ付き)」(600円)も注文。
「カレー3種セット」(1,400円)
しばらくして、さっそくお料理が運ばれてきました!
「カレー3種セット」です。
お味は、本当に抜群に美味しかった★
スタンダードだけどパンチの効いた「チキン」カレー、鯛の旨味が奥行きのある味を醸し出している「鯛(広島産)」のカレー、優しいお味と豆の食感がGoodな「ひよこ豆」カレー。お味のバランスが良くていくらでもいただけちゃいそうな「サンバル」。
ラッサムも頼めば良かったとちょっと後悔しましたが、ほんと美味しかったです♪
「プレーン・ドーサ(チャトニ付き)」(600円)
そして、こちらが「プレーン・ドーサ(チャトニ付き)」
このドーサ、お味も皮のパリパリ&しっとり具合も、インドで食べたドーサとおんなじ!
チャトニに付けて、カレーも付けて、美味しくいただきました〜★
「クルフィ(インド風アイスクリーム)」(350円)
デザートは、「クルフィ(インド風アイスクリーム)」
さっぱりとしたクルフィのアイスにカルダモンやシナモンの香りと味がベストマッチ!
上に載ったピスタチオの食感もGoodです。チャイと合います★
お食事からデザートまで、大満足しました♪
『ケララ食堂』の詳細はこちら↓
JR芸備線に乗って再び広島へ
食後、再び雨の中を歩いて矢賀駅へ。そこからJR芸備線に乗って広島へ。
広島駅からは、リムジンバスに乗って広島空港に向かいました。
リムジンバスは50分ほどで広島空港に到着しました。
JAL262便で広島空港から羽田へ
JAL262便で羽田へ。富士山が見えます。
広島発羽田行きのJAL262は、広島空港を16:35分に出発。
木更津付近。海ほたるが見えます。
東京タワー、遠くにはスカイツリー
お台場上空
羽田空港には18:10分の到着。
秋芳洞(秋吉台)、元乃隅神社、角島大橋、錦帯橋など、山口県の絶景と名所を訪問し、広島県の厳島神社、平和記念公園を巡った2泊3日の旅。
山口と広島にある南インド料理店『まなまな』と『ケララ食堂』でミールスをいただき、岩国名物「岩国寿司」、広島のそばが入ったお好み焼きをいただき、心もお腹も満足した旅となりました★
山口・広島で買ったお土産
山口・広島で買ったお土産をご紹介します。ほぼ食べ物か調味料です。
広島名産かきカレー(中辛)
岩国れんこんチップス
広島空港で買った「広島名産かきカレー(中辛)」。牡蠣が結構大きめ。意外とスパイシーで美味しかったです。
「岩国れんこんチップス」は、山陽自動車道の玖珂PAで買いました。素朴な塩味でなかなか美味しい。
レモスコ
瀬戸内産広島レモン、海人の藻塩、青唐辛子
檸檬胡椒(青辛)
レモスコ仕立て
「レモスコ」と「檸檬胡椒(青辛)」は、広島駅の駅ビル内にある物産コーナーで購入。パスタに掛けてみたり、そうめんに入れたり、色々使えそうです。
海人の藻塩
萩の塩
「海人の藻塩」は広島空港で、「萩の塩」は山口県角島のホテル内の土産物屋で購入。
まだ使ってません。
レモンケーキ
広島駅ビル内にある物産コーナーでで買った「レモンケーキ」
都内でもレモンケーキは色んな所で売ってますが、この広島の「レモンケーキ」は美味しかった★
山口名物外郎
山口名物の「外郎」。ゆずとあずきと抹茶味。
山口の外郎は名古屋のに比べて、柔らかくて食べやすいです。
夏みかんマーマレード
上品なほろ苦さと爽やかな香り
角島のホテル内の土産物屋で買った「夏みかんマーマレード」
普通のマーマレードよりもピールの存在感が結構あります。
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