今回の南インド旅の目的のひとつ、料理教室に参加すること。
ネットでいろいろ探し、バンガロールでは「Swamy インド料理教室」に参加しました。
日本人の方もたくさん参加されているようで、何と言っても日本語が話せるインドの方とのことなので、これは安心と思いコンタクトを取りました。
最初 Facebookを見て、メールアドレスの記載があったのでメールで連絡を取り、その後はLINEでのやり取り。
連絡をくれたのはThomasさんだったので、?と思い調べたところ、SwamyさんはThomasさんのお父様で、日本のインド料理店でシェフをされていたとのこと。Swamyさんは数年前に亡くなられたそうです。
Thomasさんも長く日本のインド料理店で働かれたとのことで、日本語が堪能です。
事前に、カルナータカ料理を習いたい旨伝えたところ、料理のリストを送ってきてくれました。
その中から、習いたい料理をピックアップしてリクエストをしました。
リクエストしたお料理は、以下4種類。
- Bisi bele bath (vegetable Mix Rice) with Kara boondhi
- Bassaru with Soppina Palya ( Spinach with pigeon peas)
- Chicken Saru (Non vegetarian traditional curry)
- Hesaru Bele Kosambari (Cucumber Moong Dal Salad)
Thomasさんのご自宅でカルナータカ料理を習う
当日、UberでThomasさんのご自宅へ。
日本語堪能なThomasさんがお出迎えしてくれました。
そして、奥様のプレミさんがチャイを淹れてくれました。うれしい!
チャイをいただきながら少しお話をして、早速キッチンでお料理開始です!
今回の先生は、プレミさん。プレミさんは英語と少しの日本語、トーマスさんがいろいろ解説してくださいました。
料理の内容のメモを取ったり手を動かすのは私、復習用に写真や動画を撮るのは夫の担当です。
まずは、Bisi bele bath (vegetable Mix Rice) with Kara boondhi から。
Bisi bele bath(ビシベレバート)は、米を豆と野菜とスパイスで煮込んだリゾットのようなお料理で、かなりスパイシーです。
今回使用した具材は、インゲン・人参・グリーンピース・コールラビ・ピーマン。
お野菜たくさんです。
ビシベレバートのマサラ作り。
写真のチリは、カルナータカのビャダギチリ。
見た目はカシミーリチリと似ていてシワシワしていますが、カシミーリチリよりはもう少し辛みがあるそうです。
チリや豆、スパイスを空炒りしてパウダーにします。
2種類のチリをたくさん使用しているので、スパイシーな香りが広がります。
お野菜を炒め蒸しします。
お米・豆と一緒に煮て、マサラや塩などを加えて出来上がり!
マサラさえ準備しておけば、煮込んで最後にタルカするだけなので簡単です。
この時に、たくさんマサラを作ったので、残りを全部お土産にいただきました。
これでいつでもビシベレバートを作って食べられます!
こちらは、Bassaru with Soppina Palya で使用するほうれん草。
日本のほうれん草とは見た目が違い、茎は細く、葉っぱも小さいです。
Bassaru(バッサール)は、少し酸味のあるラッサムのようなスープで、Palya(パルヤ)はポリヤルのような炒めものです。
豆を煮て、煮汁をバッサールに使用し、豆はパルヤに使用するので、セットで作るもののようです。無駄のないお料理!
あとは、Chicken Saru(チキンカレー)とHesaru Bele Kosambari(ムング豆ときゅうりのサラダ)です。
どちらもシンプルな作り方で、作りやすそう!
カルナータカ料理の完成
次々と調理が進み、完成しました!
●Bisi bele bath (vegetable Mix Rice) with Kara boondhi (ビシベレバート)
インドのお粥「キチュリ」のスパイシー版のような感じ。
レシピよりもだいぶマサラの量は減らしたのですが、結構辛かったです。これは「very spicy」なお料理とのことなので、辛くて正解!
boondhi ブーンディ(ひよこ豆の粉(ベサン粉)の揚げ玉)を入れると、アクセントになって良いですね。
●Chicken Saru (Non vegetarian traditional curry)(チキンサール)
ポピーシードを使ったチキンカレー。
作り方はシンプルでした。ポピーシードが入っているので、あまり馴染みのないお味でしたが、じわじわ美味しい!
●Ragi Modde ( Finger Millet powder)(ラギムッデ)
ラギはシコクビエのこと。
ラギムッデはリクエストしていなかったのですが、チキンサールと一緒に食べるものなので、こちらも組み込んでくれました。
ラギ粉と水と塩だけでできたお団子。素朴で身体に良さそう。
美味しいかと言われるとどうだろう、、という感じです。。
●Bassaru with Soppina Palya ( Spinach with pigeon peas) のバッサール
玉ねぎなどの具材もペーストになっているので、少しとろみのあるシャバシャバなスープ。
前にも書きましたが、パルヤに使うの豆の煮汁を使って作るので、無駄のないお料理です。
こちらもじわじわ美味しい。
●Bassaru with Soppina Palya ( Spinach with pigeon peas) のパルヤ
豆とほうれん草の炒めもの。
味付けはシンプルで美味しい! これ好きですね。
●Hesaru Bele Kosambari (Cucumber Moong Dal Salad)(コサンバリ)
キュウリとムング豆のサラダ。
カルナータカ料理は、豆を使用する料理が多い印象です。
コサンバリにも浸水した生のムング豆が入っていて、ちょっと青臭い感じがまた良いです。
こちらが全部のお料理。全体的に黄色と緑ですね。
カルナータカ料理の印象は、地味で滋味深く、じわじわと美味しさを感じるお料理という印象でした。
トーマスさんファミリーです。息子さんも一緒にパチリ!
とても親切で優しいファミリーでした。
またバンガロールに行って、トーマスさんファミリーに料理を習いたいです。
ありがとうございました!
習った料理を作ってみました
帰国後、習ったお料理をひととおり作ってみました!(ラギムッデ以外)
チキンサールとバッサールは、もっとシャバシャバにしたかったですが、なかなか美味しくできましたよ!
パルヤはとても美味しくて、かなり気に入りました♪
ビシベレバートは、辛さをかなり抑えてしまいましたが、もうちょっと辛くても良かったかも。
ブーンディ(揚げ玉)を省略してしまいましたが、ブーンディも入れて食べてみたい。
チキンペッパーフライも作って一緒に食べたら、メリハリがついて良かったです。
どのお料理も、もっと練習してブラッシュアップしていこうと思います!
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