ラトビアからリトアニアへ。
まず、リガからバスでリトアニアのシャウレイという街へ行き、そこから「十字架の丘」へ。おびただしい数の十字架に圧倒されました!
十字架の丘からシャウレイへ戻り、列車でリトアニアの首都ビリニュスへ向かいます。
ラトビア・リガからリトアニア・シャウレイ「十字架の丘」へ
ラトビアともお別れです。
ホテルで朝食を食べ、バスターミナルへ向かいます。
バスターミナルは、中央市場の向かい側。ホテルから歩いて行ける距離です。
出発は9時ちょうど。
「Klaipeda」行きのバスに乗って、シャウレイまで行き、そこから『十字架の丘』へ行きます。
バスターミナル内の様子。
バスは「リュクスエクスプレス(Lux Express)」というバス会社。タリンからリガへの移動もこのバスを利用しました。
チケットは、事前にこちらのHPから予約しました。
11.50ユーロ。9:00リガ発、11:25シャウレイ着。所要時間2時間半です。
「RIGA-KLAIPEDA」
キレイで立派なバスで安心です。
十字架の丘へ行くのに、スーツケースをガラガラ引いて観光する訳にはいかないので、シャウレイのバスターミナルで荷物を預けます。
バスターミナルの中に荷物を預けられる場所があって、そちらに預けました。
事前に調べていたのですが、11:30~12:30はお昼休みでクローズしてしまうとのこと。
シャウレイの到着が11:25の予定だったので、間に合うか不安だったのですが、ちょうど30分頃で事務所はまだ空いていて、無事荷物を預けることができました。料金は忘れてしまいましたが、1~2ユーロだったと思います。
まずは、バスの時間をチェック。
十字架の丘へ行くには、JONISKIS(ヨニスキス)行きのバスに乗って、”ドマンタイ”というところで降ります。
このまますぐに出発するには、12:15に乗ってしまってもいいのですが、お昼ご飯を食べたかったので、13:10発で行くことにしました。
1時間半近く時間があるので、シャウレイの街を散策してランチできるところを探します。
シャウレイの街はこじんまりとしていて、見どころはそれほどなさそうですが、のんびりとした雰囲気がいい感じです。
建物の壁にアートな作品が。
バスターミナルの前の通りを左に歩いて行くと、チョコレート博物館があります。
チョコレート博物館なのに、「candy shop」と書いてありますね。
ここはカフェも併設されていて、オシャレな感じだったのですが、お昼ご飯が食べたかったので。。
6~7分歩くと、シャウレイの目抜き通り”ヴィリニアウス通り”に来ました。
”ヴィリニアウス通り” は、車が通れない歩行者専用道路になっています。
お店やカフェなどが並んでいますが、人通りもそれほど多くなく、賑わっている感じはしませんでした。
学校らしき建物がありました。若い女性がたくさんいたので、女子大でしょうか。
結構歩きましたが、ここ!といったお店はなく、結局バスターミナルに戻ることに。。
あ~疲れた(汗)
結局バスターミナルにあった『HESBURGER』に入ることにしました。
『HESBURGER』は、フィンランドのハンバーガーショップですが、フィンランドでHESBURGER には行かなかったので、ちょうど良かったです(笑)
うーん、文字が読めないので、写真で決めるしかないですね。
まぁハンバーガーなので、そんなに当たりはずれはないでしょう。
写真を指差し注文。2セットで7.00ユーロです。
お味は、普通に美味しかったです。
さて、出発時間に近づいたので、バスに乗り込みましょう!
「JONISKIS(ヨニスキス)」行き。普通に大きなバスです。
シャウレイから十字架の丘の最寄り停留所の「Domantai(ドマンタイ)」までは、約15分。
多分みんなドマンタイで降りるんだろうなーと思っていましたが、実際降りたのは私たちと日本人の女性のみ。
しかも、周りには何もないこんなところで降ろされて、どっちに行けばいいやら。。
すると、一緒に降りた日本人の方が、迷わず歩いて行ったので、こっそり?着いて行きました(笑)
地球の歩き方に、行き方が詳しく載ってましたね。
この写真に写っているT字路を左に歩いて行きます。
T字路を曲がると、長~い一本道が。
周りを見渡しても、何もない。。ホントにこの先に十字架の丘があるのだろうか、と不安になてきます。
行ったのはGWだったので、お天気もよく気持ちのいい気候でしたが、冬に訪れる人もいるようで、雪道だったりしたら、不安以外の何物もない感じですよね。。
この道を20分くらい歩きます。なかなか遠い。。
途中、ペンションのような宿泊施設の看板がありました。
天使のような妖精のようなオブジェが。宿泊施設の名前が『Angel~』なので、天使ですね。
あと1kmの看板が! やっと半分くらい!?
どんどん歩いて行くと、左手にお店のような建物が見えて来ました。
そこへ近づいてみると、売店に十字架がたくさん売られています。
やっと着いた~!
この売店で十字架を買って、十字架の丘にその十字架を置いていくのです。
十字架は、小さいものだったら1ユーロで買うことができます。
この通路を通ると、その先に十字架の丘へと続く道があります。
お~! ついに十字架の丘です。
遠くからでも、物凄い数の十字架があるのが分かります。
丘の脇にも連なっている十字架。
ここ十字架の丘の最初の十字架は、1831年のロシアに対する蜂起の後、処刑や流刑にされた人々のために建てられたと言われているそう。
その後、ソ連軍により十字架がなぎ倒されては、また建てるということが何回か繰り返され、1990年には5万本もの数になったとか。
今では、カトリックの聖地としてたくさんのリトアニア人が訪れ、十字架を捧げて帰って行くのだそう。
そして、近年はますます盛んになっていて、海外からの旅行者も十字架を残していくようになったのだとのこと。
こんなカラフルで可愛らしい十字架もありました。
十字架、十字架、十字架だらけで、本当に圧倒されます。。
丘の裏側に行くと、ちょっとした展望台になっていて、周りを見渡すことができます。
丘の裏側にも十字架が続いていますね。
かなりの密集地帯。この部分だけでも、何個あるのやら。。
リトアニア人にとっての自由と信仰の聖地だと思うと、何とも言えない思いになります。
もっとゆっくりしたい気持ちもありましたが、シャウレイへ戻るバスの時間に遅れてはいけないので、早めに丘を後にしました。
帰る時も、後ろを振り返り写真を撮り、目に焼き付けます。
一生分以上の十字架を一気に見ました。。
まだ時間がありそうなので、売店を物色。
十字架の他、琥珀のアクセサリーや木製コースターなども売っていて、小さいカラフルな十字架を記念に買って帰りました。
そして、来た道をまた歩いてバス停まで戻ります。
戻りは15:02出発のバスにしたので、十字架の丘は正味1時間くらいの滞在でした。
もう1本前のバスで来て、もう少しゆっくりしても良かったかなーと思いました。
シャウレイのバスターミナルに戻り、ビリニュスへ向かう列車の時間まで、ターミナルに併設のショッピングセンターとスーパーをウロウロしました。
オシャレなチョコレートのお店
リトアニアの伝統的なケーキ「シャコティス」。見た目がインパクト大です!
LEGO のアシカとペリカン。
これスゴい。相当大きいです。。
カエルもありました。
子供たちがレゴで遊べるスペースも。
スーパーマーケット『Rimi』。
Rimi はラトビアのスーパーですが、バルト三国では、三国ともにたくさんあるようです。
お肉いっぱい
お魚はやっぱりサーモンがメイン!?
お惣菜もあります。
ドライフルーツの量り売り
これ、謎の物体でした。。何でしょ。
シャコティスまた発見!
パン屋さん
シャコティス食べてみたいけど、なかなか大きいサイズなのでお土産に持って帰るにしてもかさばるし、この場で食べるにも食べきれない量。。
スーパーをぐるっと1週し、そろそろ列車の駅へ向かいましょうか。
シャウレイからリトアニアの首都ビリニュスへ
お次は、いよいよバルト三国最後の都市ビリニュスです!
シャウレイからビリニュスへは、列車で入ります。
出発予定は17:25。ちょっと早いけど、することもないので、もう駅へ向かいましょう。
バスターミナルからシャウレイ駅までは、歩いて6~7分。
スーツケースをガラガラ引きながら、移動します。
すると見えてきました、シャウレイ駅。結構こじんまりしてます。。
閑散とした素朴な駅だけど、なんだか情緒があります。
切符売り場と待合室
シュールな銅像
列車の本数も少ないようで、列車の出発時間近くにならないと人も駅員さんもいない感じ。
駅なので、ちょっとしたカフェくらいあるかな、と思って早めに来たのですが、カフェなどありゃしない。。
まったりしながら時間を潰します。。
窓口に係の人がやってきました。やっと切符が買える。
シャウレイからビリニュスまで、9.70ユーロ。17:25シャウレイ発20:03ビリニュス着です。
貨物列車などが走っていきます。
な、ながい。。!!
そして、やってきました! ビリニュス行きの列車。
3両しかない、かわいらしい電車です。
のどかな風景
途中の駅
列車の車内
車内で買ったコーヒーとプリングルス
電車は近代的でとても綺麗でした。
駅で電車を待っているとき、飲み物すら買えなかったので、車内の自販機でコーヒーと車内販売でプリングルスを購入。
プリングルスがやけに美味しく感じます。。
シャウレイからビリニュスまでの列車の車窓
約2時間半でビリニュスに到着!
曇り空で、明るいですが夜8時過ぎなので、ちょっと寒い。
ビリニュス駅舎内
ビリニュス駅
駅前のトロリーバスで、旧市街のホテルへ向かいます。
タリンやリガに比べると、田舎な感じがします。
トロリーバスの運賃は2.00ユーロ。運転手さんに直接支払います。
地図を見ながら、ホテルの近くの停留所で降ります。
そして、無事にホテルにチェックイン。
『City Hotels Rūdninkai (シティホテルズ ルドニンカイ)』
荷物を置いたら、夕食を食べに行きます!
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