フィリピンの首都「マニラ」
正式名称は「メトロ・マニラ」というそうです。
「メトロ・マニラ」は、17の行政地域からなる首都圏を形成していて、首都圏人口は約1,155万人。東南アジア有数の巨大都市です。
マニラは、そういった前情報に違わぬ、人と車とでごった返す大都会でした。
エルミタ地区からリサール公園へ
エルミタ地区の風景
ロータス・ガーデン・ホテル
バナウェからの夜行バスで到着した私は、エルミタ地区にあるホテル「ロータス・ガーデン・ホテル」に宿泊することにしました。
部屋はデラックスルームしか空いておらず、3,600ペソ(7,200円)と少し高かったですが、とにかく早く休みたかったのでチェックイン!
ホッとひと息。
3時間ほど仮眠します。
エルミタ地区は、マニラのメインストリートである「タフト通り」と、マニラ湾に面した「ロハス通り」の間にある地区。
旅行者向けのホテルやレストラン、ロビンソンなどのショッピングモールもあり、隣接した北には観光エリアの「マニラ地区」、南にはマーケットなどのある庶民の街「マラテ地区」がある便利な場所なのです。
「リサール公園」
仮眠を済ませた私は、ホテルを出ると、まず、「マニラ地区」にある「リサール公園」へと向かいました。
30℃を超える気温と強い日差し。
歩き始めると、すぐに体じゅうから汗が吹き出てきます。
写真は、リサール公園に立つ「ラプ・ラプ像」(Lapu-Lapu)です。
16世紀、世界一周航海の途上でフィリピンに来航し、キリスト教への改宗を強要したスペイン人「フェルディナンド・マゼラン」
「ラプ・ラプ」は、マゼランに抵抗し、マゼラン軍を撃ち破り、マゼラン本人も討ち取ることに成功した人物です。
「ラプ・ラプ」は、ヨーロッパ人の侵略に対して立ち上がった初めての東南アジア人であるとして、フィリピンでは国民的な英雄とされているそうです。
そんな「ラプ・ラプ像」を横目に見ながら、公園を北へと歩きます。
城壁に囲まれた「イントラムロス」
「イントラムロス」の入り口
公園内を突っ切る「マリア・オローサ通り」を歩いて行くと、石造りの入り口が見えてきました。
「イントラムロス」の入り口です。
「イントラムロス」は、16世紀にスペインが植民地支配の根拠地として利用した城塞都市の跡。
城壁に囲まれた区域には、バロック様式の教会が建ち、石畳の道が遺されています。
「サン・オウガスチン教会」
イントラムロスの目抜き通り「ルナ通り」を北へ歩いていくと、左手に重厚な教会が見えてきます。
「サン・オウガスチン教会」です。
1599〜1606年に建てられたフィリピンで最も古い教会のひとつで、世界遺産にも登録されています。
「サン・オウガスチン教会」内部の回廊
「サン・オウガスチン教会」内部の博物館
「サン・オウガスチン教会」には、博物館も併設されています。
博物館には、植民地時代当時に描かれた宗教画や礼服、宗教用具などが展示されていました。
「サン・オウガスチン教会」の主祭壇
「サン・オウガスチン教会」の主祭壇です。
天井は壁画で埋め尽くされていました。
暑いので、堂内には所々に扇風機が回っています。
巨大なパイプオルガン
でっかい楽譜
教会内にあった納骨堂
壁墓地が並んでいました。
イントラムロスの通り
マニラ大聖堂
「サン・オウガスチン教会」を出てしばらく北へと歩くと、右手に「マニラ大聖堂」があります。
ロマネスク風の建築で、内部のステンドグラスが見ものとのことですが、残念ながら中に入ることはできませんでした。
「マニラ大聖堂」の角を右手に折れ、北東に進むと城壁外に出ます。
そして、すぐ向こうに「パッシグ川」が見えてきます。
パッシグ川に架かるジョンズ橋
川の向こうはチャイナタウン
パッシグ川に架かるジョンズ橋を渡ると、そこはもうチャイナタウン!
中国語の看板や案内表示がたくさん見えてきます。
チャイナタウン
チャイナタウンの入り口にある「親善門」
「親善門」
チャイナタウンの入り口にある「親善門」
フィリピンでは中国系の人は全人口の10%ほど。そのうちの半分、5%の中国人がフィリピンの資本の60%を牛耳っているのだとか。
チャイナタウンのジョリビー
ビノンド教会のミサ
チャイナタウンを歩いて行くと、「ビノンド教会」が見えてきました。
ここでは、ミサが行われていました。
フィリピンは人口の8割がローマ・カトリック信者だそうです。
みんなかなり真剣に祈っています。
紫色のトラック(日本製)
フィリピンのスターがロケしてました。
チャイナタウンの目抜き通り「オンピン通り」を東に向かって歩きます。
中国のアクセサリーを売るお店、中華料理店、食料品を売るお店などが並んでいます。
途中の電気屋さんの前では、フィリピンのスターが撮影をしておりました。
たくさんの地元の人たちが集まってきていて、写真を撮ったりしていました。
フィリピンスターが手を振って応えます!
チャイナタウンの食堂
肉野菜スープと大根餅を食べました
ランチは、オンピン通り沿いにある中華食堂で。
肉野菜スープと大根餅、清涼飲料水(マウンテンデュー)で159ペソ(318円)。
大根餅、美味しかったです!
「キアポ教会」
チャイナタウンを抜けると「キアポ地区」です。
写真は「キアポ教会」。
キアポ地区もぶらぶらと歩こうと思っていたのですが、あまりに暑くかなりバテ気味だったので、高架鉄道に乗ってエルミタ地区へと退散することにしました。
今思うと、もうちょっと歩いておけばよかったかなとも思います。
高架鉄道Line1
チャイナタウンのカリエド駅
チャイナタウンとキアポ地区の境目にある「カリエド駅」から高架鉄道に乗ります。
ホテルのあるエルミタ地区の「ペトロ・ヒル駅」までは、12ペソ(24円)。
綺麗な車体の列車がマニラの高層ビル街を縫うように走っていきます。
高架鉄道はかなり混んでました。
ショッピングモール、ロビンソンの内部
ロビンソン内には寿司屋もあります
ジャパン・ホーム・センター「日本城」
ロビンソン内のゲームセンター
フィギュアのお店
フードコートのフィリピン食
天ぷら、日本グリル
フィリピンステーキ
エルミタ地区に着いた私は、地区にある巨大ショッピングモール「ロビンソン・コマーシャル・コンプレックス」へと向かいました。
冷房が効いているモール内でひと休みです。
広大な店内には、衣料品、食料品、本、CD、雑貨、電気製品、家具、コスメ、おもちゃ、携帯電話ショップ、ゲームセンター、映画館など、あらゆるお店があります。
飲食店も、マクドナルドやピザハットなどのファーストフード店から、ステーキ屋、和食のレストラン、カフェ、ケーキ屋、フードコートまで盛りだくさん!
海岸沿いの「ロハス通り」
「ロハス通り」
ロビンソンでしばらく涼んだ後、海岸沿いの「ロハス通り」を歩いてみました。
マニラ湾に沿ってヤシの木の並ぶ遊歩道が続いています。
ここは「ベイウォーク」とも呼ばれていて、マニラ湾に沈む夕陽が綺麗に見えるのだとか。
それにしても暑いです。
ロハス通りから見た海
ロハス通りから見た高層ビル
夕方、タクシーに乗って、パサイ市にあるアジア最大級のショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」に向かいました。
タクシーの車窓からは、マニラ湾に沈む夕陽が見えます。
SMモール・オブ・アジア
「SMモール・オブ・アジア」
モール内にあるスケートリンク
「SMモール・オブ・アジア」到着!
この「SMモール・オブ・アジア」は、2006年に開店したショッピングモールで、地元の人には「モア」の愛称で親しまれています。
店内はびっくりするくらい広大です!
550もの店舗、180のレストラン、スーパーマーケットは13,000㎡の広さで、シネマコンプレックスがあり、ボウリング場があります。
特に驚いたのが、店内にスケートリンクがあること!
このスケートリンク、オリンピック競技で使われるサイズなのだそうです。
前回の冬季オリンピックにフィリピンのフィギュアスケート選手が出場していましたが、子供の頃、きっとここで滑っていたんだろうなーって思いました。
とにかく、この「SMモール・オブ・アジア」を歩き回り、土産物を買ったり、レストランでステーキを食べたりしてフィリピン最後の夜を過ごしました!
旅行時期:2012年12月〜2013年1月
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