四国の高知と愛媛の旅3日目★
プランは2泊3日で、レンタカーを利用してドライブ周遊。
前日は、「にこ淵」で仁淀ブルーを鑑賞し、愛媛県へ。ランチで『カレー食堂 種』のカレーをいただき、東洋のマチュピチュと言われる「旧別子銅山東平地区」を訪問。西へと向かい、松山の道後温泉「道後館」に宿泊しました。
3日目は松山観光。「坊ちゃん列車」に乗り、「松山城」を見学。ランチはスリランカ料理店『シクル(sikuru)』でいただき、夕方の便で松山空港から羽田へと戻る行程です。
道後館の朝食
道後館の朝食
さつま揚げが香ばしくて美味しい
チョコレートのデザート
朝イチで起床して宿泊していた旅館「道後館」の大浴場で道後温泉の湯を堪能した後、朝食をいただきます。
朝食はホットプレートで焼いたさつま揚げが香ばしくて美味しかったです。チョコレートのデザートもGood!
食後、宿のチェックアウトを済ませ、フロントで荷物を預かってもらい、さっそく松山市内観光に出発です★
松山観光
松山マップ
松山市内観光では、「坊ちゃん列車」に乗って大街道で下車。リフトに乗って「松山城」に登り、天守閣を見物。ランチは本町六丁目にあるスリランカ料理店『シクル(sikuru)』でいただき、その後はお土産を購入して松山空港へと向かう予定。
まずは、「坊ちゃん列車」に乗るため道後温泉駅へ。
「坊ちゃんカラクリ時計」
カラクリ時計が動き出しました!
道後温泉駅の駅前に着くと、ちょうど「坊ちゃんカラクリ時計」が動き出すところでした!
「坊ちゃんカラクリ時計」は、1994年(平成6年)に道後温泉本館建設100周年を記念して作られた時計で、午前8時から午後10時まで1時間ごとに、小説「坊ちゃん」の登場人物が音楽に合わせて登場します。
動きはそんなに激しくないのですが、カラクリイベントの始まりから終わりまでは結構長いです。
カラクリが動くのを見た後、「坊ちゃん列車」のチケットを買うため、駅の受付へと向かいます。
坊ちゃん列車
「坊ちゃん列車」
「坊ちゃん列車」は、道後温泉駅から松山市駅、または古町まで走る伊予鉄の観光列車。土日祝のみ、1日4往復の運行で、料金は大人1,000円。小人500円です。
現在はコロナ禍の影響により、乗車定員は18名となっています。
午前9時過ぎにチケットを買いにチケットカウンターに伺ったところ、9時19分発の列車のチケットをギリギリで購入することが出来ました!
上の写真は道後温泉駅前に展示されていた「坊ちゃん列車」です。
ところが、展示車両だと思っていたこの列車、実はこれが私たちの乗る「坊ちゃん列車」でした!
出発時間の数分前、ホームで「坊ちゃん列車」の到着を待っていると、おもむろに駅務員室から数人の職員が出てきました。職員たち、何やら掛け声を掛け合うと、一目散に展示されていた機関車の方へ!
そして、運転席に乗り込むや否やポーッと汽笛一声!
ブルルンとディーゼルエンジンを吹かせると、列車は意外なスピードの速さで後方に走り出し、程よいところで進行方向を転換。我々の待つホームにするりと入線してきました!
まさか、あそこに展示してあった列車に乗るとは思っていなかったので、想定外の展開にちょっとびっくり!!
「坊ちゃん列車」が到着!
「坊ちゃん列車」の運転席
現在はディーゼル機関の車両
「坊ちゃん列車」は、1888年(明治21年)に伊予鉄道が松山〜三津間に開通させた、蒸気機関車が牽引する列車のこと。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」の中で、主人公の坊ちゃんがこの列車に乗ったことから、「坊ちゃん列車」と呼ばれるようになりました。
初代の蒸気機関車が牽引する「坊っちゃん列車」は、1954年(昭和29年)に運行を終了したのですが、伊予鉄道は松山の観光の目玉として「坊っちゃん列車」を2001年に復活、運行を開始させます。
復活した「坊っちゃん列車」は、蒸気機関車や客車などの車体や、汽笛の音、職員の制服など、可能な限り往時の姿を再現していますが、機関車は、環境への配慮から蒸気機関車ではなく、煤煙の出ないディーゼル機関車となっています。
「坊ちゃん列車」の車内
「坊ちゃん列車」の車内です。
木造の内装はレトロ感があり、天井にある裸電球なども往時の雰囲気を感じさせます。
出発前に、伊予鉄の乗務員の方から「坊ちゃん列車」についての解説がありました。
乗務員の方のお話では、乗り心地も当時を再現しているので、一般の市内電車と比べると乗り心地はかなり悪いのだとのこと。
汽笛一声!さあ、出発です!
大街道駅に到着!
「坊ちゃん列車」は、ゴトゴトと松山市内の路面を進んでいきます。
確かに乗り心地はあまり良くなく、木製の椅子はしばらくするとお尻が痛くなってくる感じ。
ちなみに、蒸気機関車らしいドラフト音(煙を排出する音)は、車外のスピーカーから発せられていました。煙突からはダミーの煙も出ていて、蒸気機関を使わずになるべく往時を再現したいという努力が垣間見えます。
10分ほどで、「坊っちゃん列車」は大街道駅に到着。列車はこのまま松山市駅まで向かいますが、自分たちはここで下車。松山城へと向かいます。
「坊っちゃん列車」の情報
- 運行区間:道後温泉⇔松山市駅(3往復) 道後温泉⇔JR松山駅前⇔古町(1往復)
- 運行予定日:土日祝
- 料金:大人1,000円 小人500円 ※2021年12/1からは大人1,300円 小人650円
- ※松山城らくトクセット券:大人1,900円 小人840円(2021年12/1からは大人2,200円 小人1,020円)
- HP:https://www.iyotetsu.co.jp/botchan/
松山城ロープウェイ・リフト
大街道駅から松山ロープウェイ商店街を北へ進みます。
松山ロープウェイ商店街は、土産物屋やスタイリッシュなカフェやレストランが並ぶお洒落な通り。
500mほど進んだ左手に、松山城ロープウェイ・リフト乗り場山麓駅があります。
ここで、リフトに乗り、松山城へと向かいます。
松山城リフト
ロープウェイも運航中
松山城ロープウェイ・リフト山麓駅から山頂駅までは、ロープウェイとリフト、どちらも往復520円で利用できます。
当日は晴れて気候が良かったということもあり、リフトに乗ることにしました。リフトだとロープウェイと違って待ち時間なく乗ることができます。
秋晴れの爽やかな空気の中、オープンエアのリフトから眺める松山市のパノラマ。気持ちいいです♪
6分ほどで、リフトは山頂駅に到着。ここから松山城までは歩いて向かいます。
「松山城ロープウェイ・リフト」の情報
- 運行区間:山麓駅(東雲口)〜山頂駅(長者ヶ平)
- 運行予定日:無休
- 営業時間:ロープウェイ(8:30~17:30 ※8月は~18:00 12,1月は~17:00) リフト(8:30~17:00)
- 料金:往復券(大人520円 小人270円) 片道券(大人260円 小人140円)
- HP:https://www.matsuyamajo.jp/ropeway/guide.html
松山城
松山城は、松山市の中心部、標高132mの勝山に築かれた広大な平山城。
山頂に本丸、中腹に二之丸、麓に三之丸を配した連郭式平山城で、江戸時代以前に造られた日本に12しかない天守(現存12天守)のひとつとして知られている名城です。
天守をはじめ、現存する21棟の建造物が重要文化財に指定されています。
高さ17mの石垣
ロープウェイ・リフトの山頂駅(長者ヶ平)から歩いて行くと、巨大な石垣が現れます。本丸で一番高い17mの石垣です。
これはすごい!美しく、迫力がある石垣です。
松山城は、関ヶ原の戦いで活躍した武将、加藤嘉明が慶長7年(1602年)に築城を開始し、四半世紀かけて完成させた城です。
松山城の石垣は、初代城主である彼によりほとんどが築かれたのだとのこと。
石垣と太鼓櫓
太鼓櫓。奥に天守が見えます。
敵を筒井門に誘い込む目的で造られたという「戸無門」
壮大な石垣を眺めながら歩いていくと、前方に「戸無門」が現れます。当初から門扉がないのでこの名が付けられたのだそう。
この門は、城内で最も重要で堅固な門である「筒井門」に敵を誘い込む目的で造られたのだとのこと。
「戸無門」
「筒井門」
「戸無門」を抜けると、松山城最大の櫓門「筒井門」が現れます。
「筒井門」は、東と西に続櫓が置かれ守りを固めていますが、その石垣の陰には「隠門」があり、戸無門から筒井門に迫る敵の背後を急襲できるようになっているのだとのこと。
かなり堅固な防衛ラインです。
筒井門の前から眺めた松山市のパノラマ
松山の街並みが見渡せます。
道後温泉方面の風景
屏風折の石垣と天守
筒井門を抜けると、本丸です。
広々とした空間になっていて、左側はジグザグに折れ曲がった「屏風折の石垣」になっています。
「屏風折の石垣」は、折れ目を増やすことで強度が増すと同時に、敵を二方向から攻撃できるという利点があったのだとのこと。
松山城の天守
本丸を進んでいくと、正面に「天守(大天守)」の姿が見えました。
現在の天守は、三重三階地下一階の層塔型天守で、黒船来航の翌年である1854年に落成した3代目の天守。高さは20mです。
日本最後の天守建築で、現存12天守の中で唯一、瓦に「葵の御門」が付けられています。
「小天守」
こちらは「小天守」
大天守とともに連立式天守を構成する建物で、二之丸・三之丸方面を監視防衛する重要な役割がありました。
現在の建物は1968年(昭和43年)に復元されたもの。
「一ノ門」
「一ノ門」は、松山城の天守が建つ「本壇」を守る門。ニノ門との間は方形の空間になっており、突入した敵軍を四方から攻撃できるようになっています。
いよいよ天守へと登ります。
さて、いよいよ天守の上へと登ります。
入り口でアルコール消毒をして、靴をロッカーに預け、木造の急な階段を登っていきます。
途中、甲冑や刀が展示されていたり、城の防御用の「石落とし」があったり、木組の工法の説明があったり、松山城の歴史のVTRが流されていたり、色々な展示がありましたが、見学もそこそこに取り敢えず天守最上部へ。
松山城天守最上部の内部
こちらが、松山城の天守の最上階。標高は161mです。
東西南北360度を見渡せる空間となっていて、松山市のパノラマ風景を堪能できます★
瀬戸内海が遠くに見える西側の風景
本丸の庭園と松山市街が見える南側の風景。大観覧車くるりんも見えます。
こちらは東側。道後温泉の方向です。
南西方向には山並みが見えます。
天守頂上からのパノラマはまさに絶景!
西側には遠くに瀬戸内海が、南側には松山市街の大観覧車くるりんが、東側には道後温泉が見えました。
本丸の庭園にあった愛媛みかんジュースの蛇口
こちらは、本丸の庭園にあった愛媛みかんジュースの蛇口。
あまり喉が渇いていなかったので飲みませんでしたが、記念に飲んでおけば良かった。。
リフトに乗って再び下界へ
松山城の模型
天守頂上のパノラマを堪能した後、再びリフトに乗って下界へ。
山麓駅からリフトに乗って山頂に登り、松山城を見学して、再びリフトに乗って山麓駅へ。ここまで所要1時間15分ほど。
松山城、日本に数ある城の中でも、一二を争う見応えのあるお城でした★
「松山城」の情報
- 住所:愛媛県松山市丸之内1
- 営業時間(天守):9:00~17:00(8月は〜17:30 12,1月は〜16:30)
- 定休日:12月第3水曜日(大掃除)
- 料金:大人520円 小人160円
- アクセス:道後温泉から市内電車で約10分、「大街道」下車徒歩5分
スリランカ料理店『シクル(sikuru)』
伊予鉄市内電車で『シクル(sikuru)』へ
松山城を見学した後は、ランチをいただきに、松山市山越にあるスリランカ料理店『シクル(sikuru)』へと向かいます。
『シクル(sikuru)』の最寄駅は伊予鉄市内電車の本町六丁目駅。大街道駅から環状線の1系統or2系統に乗って10駅目です。
伊予鉄市内電車は、途中、路面から通常の線路に入っていきました。
本町六丁目駅で下車
本町六丁目駅で市内電車を下車。ここからお店までは歩いて15分ほど。
住宅街の中を結構歩いて、やっとお店に辿り着きました。
『シクル(sikuru)』の外観
こちらが『シクル(sikuru)』の外観です。
スリランカ料理店『シクル(sikuru)』は、2020年3月にオープンした松山市初のスリランカ料理店。美味しいスリランカプレートをいただけるお店です。
『シクル(sikuru)』の店内
シクル(sikuru)プレート
カラフルなスリランカおかず
注文したのは、3種のカレーをいただける「シクル(sikuru)プレート」★
青いお皿の上に載ったカラフルなスリランカのおかずの数々。白い椀に入った3種のカレー(チキン・エビ・カキ)。美しいビジュアル♪
プレートに載った各種おかずも美味でしたですが、何より美味かったのが3種のカレー。
チキンが柔らかくマイルドで食べやすい「チキンカレー」、ココナッツとエビの旨味がバランス最高の「エビカレー」、肉厚のカキと深みのあるソースの味が素晴らしい「カキカレー」。
三者三様の個性のあるカレー。絶品です★
『シクル(sikuru)』についての詳細は↓から
「シクル(sikuru)」の情報
- 住所:愛媛県松山市山越6-4-15
- 営業時間:11:00〜15:00
- 定休日:月・火
- アクセス:伊予鉄道1系統(環状線) 本町6丁目駅徒歩11分
- HP:https://sikuru-sc.business.site/
松山空港からJAL438便で羽田へ
再び市内電車で大街道へ
『シクル(sikuru)』でランチをいただいた後、再び本町六丁目駅から市内電車に乗って大街道へと向かいます。
大街道のアーケード
20分ほどで大街道に到着。
松山市最大の繁華街である大街道界隈ですが、あまり見どころもなさそうだし、ちょっと疲れていたということもあって、喫茶店でしばし休憩。
伊予鉄市内電車に乗って道後温泉に戻ります。
休憩後、道後温泉のホテル「道後館」に戻り、預けていた荷物をピックアップして、道後温泉駅前へ向かうと、ちょうど空港行きのリムジンバスが出発するところだったので、飛び乗りました!
松山空港まではおよそ20分ほどで到着。運賃は840円でした。
松山空港のみかんジュースタワー
全国唯一のカール生産工場は松山にあり
空港でチェックインを済ませ、空港内の土産物屋でお土産を購入。飛行機の出発を待ちます。
松山空港の夕暮れ
JAL438便で羽田へ
フライトはJAL438便。17:55分松山空港発、羽田到着は19:15分。
フライト時間は1時間20分です。
空から見た松山の夜景
JAL438便は定刻通り17:55分に松山空港を出発!
四国ともお別れです。
羽田に到着!
19:15分に羽田到着!お疲れ様でした〜!
四国で買ったお土産
四国で買ったお土産をご紹介します。
カール
株式会社明治のスナック菓子「カール」です。空港の売店で購入。
松山には、全国唯一のカール生産工場があるのだそう。カールは現在関東では販売しておらず、西日本でしか買うことができないので購入しました。
久々にいただいたカール、美味しかったです♪
土佐山ジンジャーエール
こちらは、「土佐山ジンジャーエール」
高知で宿泊したホテル「オーベルジュ土佐山」で購入しました。マイルドと辛口の2種類です。
まだ飲んでいません。
今治タオル
シンプルデザインの今治タオル
松山ロープウェイ街にある今治タオルの専門店「伊織」で購入した今治タオル。
植物柄のカラフルなものと、紺と白のシンプルなもの。
どちらも小さめサイズ。お土産用です。
いよかんハンドクリーム
日本の四国の愛媛の明浜育ち。いよかん、家族ハンドクリーム。
こちらも「伊織」で購入。
スペシャルティコーヒー+愛媛みかん
スペシャルティコーヒー+愛媛みかん。
「伊織」で購入。まだ飲んでいません。
クーベルチュール・チョコレート
クーベルチュール・チョコレートの裏面
クーベルチュール・チョコレート。
愛媛産ブラッドオレンジと伯方の塩をブレンド。
「伊織」で購入。このチョコ、とても美味しかったです★
いよかんマーマレード
いよかんマーマレード。
こちらも「伊織」で購入。毎朝トーストに塗っていただいてます。美味しい♪
ハヤトウリ
愛媛・西条の『カレー食堂 種』で購入したハヤトウリ。カレーの具材として。まだ未使用です。
みかんジュース
愛媛と言えばこれ!みかんジュース。松山空港で購入。
河内晩柑、宇和島みかん、きよみ、ぽんかんの4種類。まだ飲んでないです。
一六タルト
松山名物の一六タルト。
道後温泉のショップで購入。お土産用に10個入りのセットも購入しました。
美味しいです★
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