ハバナの旧市街で、ヘミングウェイゆかりのバー「フロリディータ」でフローズン・ダイキリを飲み、「ボデギータ」でモヒートを飲みました★
サンティアゴ・デ・クーバから飛行機に乗ってハバナへ
朝、サントィアゴの街は雨に濡れていました。
朝、5時に起床し、6時に宿の朝食を食べます。
この日は、ハバナへと戻る日。
ハバナ行きの飛行機は、9:55分発です(クバーナ航空CU985便 9:55-11:30ハバナ着)。
6時半に宿の息子の車に乗って空港へと向かいます。
外はかなり激しい雨。キューバに来てから初めての雨です。
ハバナ行きの飛行機
サンティアゴ・デ・クーバの空港には、かなり早めの7時過ぎに到着しました。
チェックインを済ませ、搭乗案内を待ちますが、出発時間の9:55になってもいっこうに搭乗できる気配がありません。
かなり遅れているようです!
飛行機はずいぶん遅れて空港に到着し、サンティアゴを出発したのは、結局11時半頃でした。
情報通信省のカミーロの肖像
機内では、日本人の夫婦と隣の席となり、ハバナの空港から旧市街までのタクシーをシェアすることにしました(1人10CUC:1,000円)。
ハバナに着いたのは14時頃、天気は快晴です。
写真は、タクシーで旧市街へと向う途中に見えた、革命広場にある情報通信省の「カミーロ・シエンフエゴス」の肖像です。
内務省のゲバラの肖像
こちらは、同じく革命広場にある内務省の「チェ・ゲバラ」の肖像。
ハバナのカサの食堂
ハバナのカサの部屋
ハバナの宿は、セントロ・ハバナ地区にあるカサ「Alquiler de Habitacione」(25CUC:2,500円)に宿泊しました。
トイレ・シャワーは共同、A/C、朝食が付いています。
実は、最初はトリニダーで宿泊したカサの女主人「グレンダ」が紹介してくれた宿に泊まるつもりだったのですが、いざ行ってみると、スペイン語がわからない旅行者が来ることは想定していなかった様子。
そこで、グレンダの友人は、近所の英語の喋れる人のいるこのカサへと案内してくれたというわけです。
このカサ、宿の人は別のところにいるようで、ほとんど顔を出すことはなく、貸アパートのような感じ。
先客として、フランス人のカップルが泊まっていました。
ハバナのカサからの眺め
カサのテラスから見た眺め。
セントロ・ハバナの街路と、道を行き交う人々やクラシックカーが見えます。
宿の場所は、「セントラル公園」(Parque Central)から徒歩5分ほど。
場所的にはなかなか便利な位置です。
セントロ・ハバナのサンドイッチ屋
荷を置いて、すぐに街へと出掛けました。
歩いてすぐのところに繁華街があり、人民向けのサンドイッチ屋さんがあったので、そこで遅めのランチをとります。
サンドイッチ2つとジュースで、MN25(100円)。
人民ペソ(MN)を使ったのは初めてでしたが、キューバ人民向けの売値、かなり安いです!
お味の方もとっても美味しくて満足!
サンドイッチ屋のおやじ
サンドイッチ屋の外観
サンドイッチ屋で注文した肉ライス弁当
ここのサンドイッチ屋さん、かなり気に入ってしまったので、夕食の時間にも食べに来てしまいました。
店頭に置かれていて気になっていた「お弁当」を購入。ビールと合わせて3CUC(300円)。
CUC払いにしても破格の安さです。
マスターのおやじさんも、店員のお姉さんも陽気で親切だし、安くて美味しいし、かなりGood!なお店です。
「フロリディータ」(Floridita)でダイキリ「パパ・ヘミングウェイ」を飲む♪
ダイキリで有名な「フロリディータ」
食後、旧市街の目抜き通り「オビスポ通り」(Calle Obispo)の入り口にあるバー&レストラン「フロリディータ」(Floridita)に行きました。
このお店は、ノーベル賞作家「アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)」(1899-1961)が通い詰めたお店として有名なところです。
フロリディータのヘミングウェイの銅像
お店に入って左側のカウンターの隅には、ヘミングウェイの実物大の銅像があります。
いつもこの場所に座って、砂糖抜きのダイキリ「パパ・ヘミングウェイ」を飲んでいたそうです。
ヘミングウェイは、アメリカ出身の小説家・詩人。
簡潔でシンプルな文体が特徴で、彼の作品は20世紀の文学とアメリカのライフスタイルに大きな影響を与えました。
代表作は、自らのジャーナリスト経験、スペイン内戦や第一次大戦などへの参戦の経験をもとに、行動的な主人公を描いた「誰がために鐘が鳴る」「武器よさらば」。キューバの漁師の話を題材にした「老人と海」など。
特に「老人と海」は、名作とされて世界的にベストセラーとなり、1954年にノーベル文学賞を受賞する要因ともなりました。
フロリディータの店内とダイキリ「パパ・ヘミングウェイ」
ヘミングウェイは、1940年から1960年までの20年間をキューバで過ごしました。
自分の船を持ち、好きな時に漁に出て、近郊のサン・フランシスコ・デ・パウラ(San Francisco de Paula)の自宅や、常宿にしていた「ホテル・アンボス・ムンドス」(Hotel Ambos Mundos)で執筆し、夜はこの「フロリディータ」などのお店でお酒を楽しんだそうです。
写真は、ヘミングウェイが愛飲していた「フローズン・ダイキリ」(6CUC:600円)
キューバ特産のラム酒に、ライム、砂糖、氷を入れて作ったラムベースのカクテルの代表格です。
このお店に来ると、みんなこの「フローズン・ダイキリ」を注文します。
ズラリと並んだ「フローズン・ダイキリ」!
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」(La Bodeguita del Medio)でモヒートを飲む♪
モヒートで有名な「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」
こちらは、「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」(La Bodeguita del Medio)
このお店もヘミングウェイが通ったお店として有名で、入口のカウンターバーの壁には、ヘミングウェイのサインや写真があります。
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」の店内
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」店内
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」店内
店内の壁は、訪問者のサインがたくさん!
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」は、1942年に開店したバー&レストラン。
このお店は、ヘミングウェイだけでなく、たくさんの有名人の常連がいました。
パブロ・ネルーダ、ガルシア・マルケス、ガブリエラ・ミストラル、アグスティン・ララ、ナット・キング・コール、マレーネ・ディートリッヒ、ニコラス・ギーエンなどなど。
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」のモヒート(4CUC:400円)
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」のモヒート(mojito)です!
モヒートはキューバのハバナ発祥のお酒。
レシピは、Wikipediaによると、
タンブラーにミントの葉、ライム(レモンを使うこともある)、砂糖を加え、ペストルと呼ばれる擦りこぎ棒またはバースプーンで潰す。この時あまり力を加えすぎないようにする。その上にラムとソーダ水(トニック・ウォーターを使うこともある)、氷を追加する。ライムの皮を入れずにジュースだけを入れたり、ソーダを入れなかったり、砂糖が少ないレシピもあるので、自分の好きな味を探すと良い。ただし、ライムと砂糖は多めに入れたほうが、氷が溶けても水っぽくならないので、全体に厚みが出る。
Wikipedia(モヒート)
この、「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」は、モヒートが一番有名なお店です。
ヘミングウェイは、このお店に通い詰め、
「わがダイキリはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて」
との言葉を残したそうです。
さすが、本場のモヒート、美味しかったです♪
「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」店内
キューバらしいお酒を飲んで満足したこの日。
ちょっと体調がよくなかったので、早めに寝て、明日はキューバ野球を観に行きます。
旅行時期:2013年4月〜5月
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