ギリシャ料理店『スパルタ』【関内】現地から取り寄せた素材を使った本物のお味!

ギリシャ料理店『スパルタ』【関内】現地から取り寄せた素材を使った本物のお味!

関内、スパルタ ヨーロッパ料理
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JR関内駅から徒歩3分、吉田町名店街の裏の通りに、ギリシャ料理専門店『スパルタ』はあります。

この『スパルタ』、何と、日本で最も歴史のあるギリシャ料理店であるとのこと。

お店のオープンは、1953年というから、かなりの老舗です。

何でも、当時の横浜は、ギリシャ人の船乗りたちが多く行き来した港町だったようで、この『スパルタ』は、そんな船乗りたちが故郷の料理を味わえるようにという思いから作られたお店だったようです。

当時の店主は、ギリシャのスパルタ出身の「エリヤス・スカンゾス」さん。

エリヤスさんも元船乗りでした。

お店の名前は、彼の故郷の町、そして、古代ギリシア時代にアテナイと覇権を争った都市「スパルタ」から取られています。

関内、スパルタ

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青と白のギリシャカラーの店内で、本場ギリシャのお味に舌鼓!

関内、スパルタ『スパルタ』の看板

関内、スパルタ『スパルタ』手書きのメニュー

お店は、大きなガラス窓が開放的な入りやすい雰囲気。

青と白のギリシャカラーが、地中海の明るい陽光と海をイメージさせてくれます。

 

この『スパルタ』、オープン当初は、横浜の曙町にお店を構えていたそうですが、2010年に現在の吉田町に移転。現オーナーはエリヤスさんの元で修行した日本人で3代目であるとのこと。

関内、スパルタ青と白のギリシャカラーの明るい店内

関内、スパルタ『スパルタ』の店内

関内、スパルタ壁に飾られた絵やギリシャの本など

『スパルタ』の店内です。

青と白のギリシャカラーをベースとした店内は、とっても明るい雰囲気。

所々に、ギリシア正教の宗教画や、古代ギリシアの壺絵、サントリーニ島の写真などが飾られています。

関内、スパルタ壁に描かれたサントリーニ島の絵

 

お店の壁には、エーゲ海にある島「サントリーニ島」を描いた絵も飾られていました。

サントリーニ島、綺麗ですね★

とっても美しい島です。

関内、スパルタ青い間接照明が素敵なカウンター席

関内、スパルタ店内のイルミネーション

関内、スパルタミラーボールみたいなランプ

 

お店の座席数は55席。カウンター席やオープンテラスの席、個室もあって、意外と広い感じ。

お客さんは、日本人のカップルもいましたが、外国の方を含んだグループや、外国人と日本人のカップルなど、外国人率が結構高めです。

カウンター席では、ドレッドヘアの黒人の方がひとりで飲んでいました。

関内、スパルタ『スパルタ』のメニュー

関内、スパルタメニューには、ギリシャの絵が描かれています。

関内、スパルタ『スパルタ』のメニュー

関内、スパルタムサカやチーズなど

 

『スパルタ』のメニューです。

メニューは、ギリシャの風景が描かれた素敵なもの。

お料理も写真付きでとっても見やすいです。

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「ギリシャ料理」とは?

ところで、「ギリシャ料理」って何なの?ってことで、「ギリシャ料理」について、ちょこっと解説。

「ギリシャ料理」の特徴は、オリーブオイルをたっぷりと使うこと。そして、オリーブオイルの風味とのバランスをとるために、酸味としてトマトやレモンもよく用いられます。

素材としては、野菜の調理法が多様なことが特徴。それに、タコやイカ、貝や魚卵など魚介類も多く使われます。これは、ギリシア正教の戒律により、長らく肉食が禁じられていたことが影響しているようです。

地中海料理として、イタリア料理やフランス料理に類似していますが、オスマントルコの支配を長く受けていたため、トルコ料理の影響も強く受けています。

お肉は鶏肉、牛肉、羊肉が用いられ、お料理のアクセントとしては、シナモンやクローブなどのスパイスがアクセントとして使われます。

関内、スパルタギリシャのビール「ベルギナ」(700円)

関内、スパルタ「ベルギナ」

さてさて、お料理を注文しましょう!

まずは、ビール。

ギリシャのビール「ベルギナ」を注文!

ギリシャのビールの名品「ベルギナ」は、オリーブオイルを使った料理に良く合います!

アレキサンダー大王の父フィリッポス2世の墳墓がある町「ベルギナ」から名前が取られたビール。

ギリシャ北部でしか売られていないという、なかなか珍しいビールです。

さっぱりとして飲みやすい、オリーブオイルたっぷりのギリシャ料理によく合う美味しいビールです。

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ハルミチーズ、スブラキ、ムサカ、バクラバ。美味しいギリシャ料理

関内、スパルタ「ギリシャサラダ」(800円)

 

「ギリシャサラダ」(数種類の野菜をオリーブオイルで和えたサラダ)

トマトやキュウリ、レタス、紫たまねぎなどをオリーブオイルで和えたシンプルなサラダです。

味付けは、塩コショウやレモン汁などでさっぱり風味★

美味しいです♪

フェタチーズが入ったタイプの方が好みですが、今回はチーズは別に頼みました。

関内、スパルタ「ハルミチーズ」(1,000円)

 

「ハルミチーズ」(焼いたキプロスの高級チーズ)

こんがりとした焼き色が食欲をそそります。

この「ハルミチーズ」、本当に美味しかったです。

少し弾力のあるタイプのチーズで、塩気は結構強め。

トマトと一緒に食べると何とも絶妙な味わい!

う〜ん、美味しい♪

関内、スパルタ「日替わりスープ」400円

関内、スパルタ「バケットの半分」400円

 

「日替わりスープ」「バケット」も頼みました。

本日の日替わりスープはパンプキンのスープ。

ほかほかのバケットとともにいただきます!

安定の美味しさです★

関内、スパルタ「スブラキ」(1,100円)

 

ギリシャの屋台飯と言えばこれ!

「スブラキ」(豚ロースの串焼き)です。

シンプルな肉の炭火焼きで、ピタパンにトマトやピーマン、紫たまねぎなどのお野菜やサワークリームとともに挟んでいただきます。

ジューシーなお肉がたまらない美味しさ。

ギリシャ料理の鉄板です!

関内、スパルタ「ムサカ」800円

 

そして、ギリシャ料理の代表格、「ムサカ」(じゃが芋と茄子と挽肉とホワイトソースの重ね焼き)です!

じゃが芋と茄子の食感、挽肉の旨み、そこにとろけるようなホワイトソースが絡んで絶妙のお味。

味の印象としては、グラタンに似ています。

「ムサカ」は、ギリシャでも、他の日本のギリシャ料理屋さんでも食べたことがありますが、ここの「ムサカ」が一番とろっとしていてクリーミーな感じでした。

関内、スパルタバクラバ」600円

 

デザートは、中東やモロッコなどでもよく食べられている「バクラバ」(くるみ、アーモンド、はちみつのケーキ)

くるみやアーモンドがぎっしり入っていて、リッチな「バクラバ」です。

はちみつもたっぷりと染み込んでいて、美味しい♪

満足です★

関内、スパルタ「ギリシャコーヒー」を入れる

 

締めは「ギリシャコーヒー」を一杯。

「ギリシャコーヒー」は、水から煮立てて上澄みだけを飲むコーヒー。トルココーヒーと同じです。

お店の方が「ギリシャコーヒー」を入れてくれます。

粉が沈むのを待ってからいただきます。

関内、スパルタ「ギリシャコーヒー」(400円)

 

この「ギリシャコーヒー」、そもそも起源はトルコにあるようです。

「ギリシャコーヒー」と「トルココーヒー」は全く同じもの。

トルコとギリシャは仲が悪いから、ギリシャでは「トルココーヒー」と呼ばずに「ギリシャコーヒー」と呼んでいるのかもしれません。

 

粉が沈んだところで、コーヒーを啜ります。

うん、ギリシャで飲んだあのお味。

お料理のお口直しとして、ギリシャの空気感を味わいながら、「ギリシャコーヒー」をゆっくりと堪能しましたー!

 

この『スパルタ』、お料理の材料はすべてギリシャから取り寄せた本場ものだそうです。

現オーナーは、年に1、2回はギリシャを訪問し、食材探しを行い、新しい料理の研究にも余念がないのだとか。

今回は、お腹いっぱいで食べられませんでしたが、ギリシャ料理は魚介料理も美味しく、バラエティーに富んでいることで知られています。

次回訪問したら、タコやイカ、貝などを使ったお料理もぜひ食べてみたいです。

関内のギリシャ料理の老舗『スパルタ』、本物のギリシャ料理を心ゆくまで堪能できるお店です。

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◉『スパルタ』の地図・アクセス

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