※前回の記事→夕暮れのシャーヒズィンダ廟群を歩く【ウズベキスタン】
中央アジアの国ウズベキスタン、サマルカンド(Samarkand・سمرقند・Samarqand・Самарқанд)の街。
外国人のあまり来ない裏路地をぶらぶら歩き。
サマルカンドの街角で出会った人々をご紹介
くたびれた家並み、一時代前のスタイルの車。
そんな風景の中を歩いていると・・・
路地の向こうから、何やら賑やかな声が聴こえてきます。
声がする方に近づいていく私。
すると、現れたのは・・・
キャッキャッとした甲高い黄色い声。
子供たちです!
見慣れない異邦人である私を見つけるやいなや・・・
珍しいのがいるーって感じで、
すごい集まってきましたー!
この界隈ではあまり外国人を見ることはないのでしょう。
子供たちは興味津々の面持ちで私を眺めます。
そのうち、子供たち、私にいろいろちょっかいを出してきました!
かばんとか引っ張られます・・・
ところ変わって、観光客が結構通るビビハニム・モスクの辺り。
おとなし目の兄といもうとがささやかな感じで挨拶してきました。
グラサン少年登場!
私の姿を見つけ、門の中から出てきます。
写真を撮っているのを見ると、妹も出てきました!
一緒に「パチリ!」
シヨブ・バザールにいたナン売りのおばちゃんたち。
売り物のナンを誇らしげに・・・
このナン、ひとつ購入しましたが、めちゃくちゃ美味しかったです〜!
「シヨブ・バザール」はこちら→シヨブ・バザール(サマルカンド・ウズベキスタン)【市場・バザール】

裏路地を歩いていると、至る所に気になるものが・・・
建物に飾られている渋いおっさんの肖像。
誰なんでしょうねー?
赤ちゃんを連れたウズベクの少女たち。
赤ちゃんもウズベク少女も可愛いです。
なかよし少女3人組とその弟。
ニコニコ顔で近づいてきます!
ウズベク民族衣装が素敵ですね。
通りを歩いていると、トラックから声が・・・
「どこへ行くんだ?乗れ!」
ウズベクおっさんです!
おっさんたち、目的地の絨毯工場まで乗せて行ってくれましたー。
新市街、ツム百貨店のDVD・CD屋のスタッフ。
掃除中でした。
ウズベクの人気ミュージシャンについて彼らに聞いたところ、いくつかのCDを紹介してくれました。
その中で良さげなものを2、3枚購入。
売り子の女の子3人衆。
サマルカンドでは、若い女の子も民族衣装を着ている子が多いです。
華やかでいいですねー。
路肩にヤギの群れがいました!
草を食んでいます。
メェェ〜メェェ〜・・・
このヤギたち、野良ではありません。
ちゃんとヤギ使いがいて、彼らはここで草を食べさせているのです。
夕陽を浴びた子供たち。
ウズベキスタンでは、街を歩いているとよく声を掛けられます。
国民性なのでしょうか?
子供たちはたいてい集まってきて、気軽に声を掛けてきます。
サマルカンドに夕陽が沈みます。
ウズベクの人もヤギもの〜んびり。
ウズベキスタンの民族
ウズベキスタンは様々な民族が住む多民族国家です。
人口統計によると、一番多いのがウズベク人(テュルク系:ウズベク語)。全人口の80%を占めているそうです。
ウズベク人は、中央アジアで最大の人口を抱えるテュルク系民族で、容貌的にはモンゴロイドとコーカソイドが入り混じっています。要は、日本人やモンゴル人のような薄い顔とトルコ人やイラン人のような彫りの深い白人顏の中間って感じです。
他には、ロシア人(東スラヴ系:ロシア語)が5.5%、タジク人(イラン系:タジク語)が5%、カザフ人(テュルク系:カザフ語)が3%、カラカルパク人(テュルク系:カラパルク語)が2.5%、タタール人(テュルク系:タタール語)が1.5%おり、その他多くの少数民族が住んでいます。
ただし、ソ連時代に、ウズベク語を話すことのできるタジク人はウズベク人と分類されたため、実際はタジク人は相当数いるものと考えられていて、人口の 20~30%を占めているという調査もあるそうです。
ソ連時代はロシア人の割合はもっと多く、1970年には12.5%を占めていたそうですが(首都タシケントの人口の半数近くがロシア人・ウクライナ人だった)、現在はウズベク民族主義や経済的な理由により急減しているのだとのこと。
少数民族には、スターリン時代に極東の沿海州から強制移住させられた朝鮮人、同じようにソビエトの各地域から強制移住させられたドイツ系のヴォルガ・ドイツ人、ユダヤ人、アルメニア人、ギリシア人、トルコ人、チェチェン人、クルド人などがいます。
旅行時期:2012年4月〜5月
※次の記事→首都タシケントの風景(ティムール広場、ナヴォイ劇場.etc)【ウズベキスタン】
