『サファリ』の看板
賑やかな入り口の案内
東京メトロ千代田線赤坂駅から徒歩1分、赤坂見附や溜池山王からも徒歩5分ほどのところ。
レストランやバー、居酒屋などが並ぶ「みすじ通り」のただ中に、アフリカ料理店『サファリ』はあります。
このお店、新宿で長らく営業していたアフリカ料理店『ローズ・ド・サハラ』(2007年7月閉店)のオーナーシェフ、エチオピア出身のワンダサンさんが2008年に開いたお店です。
お料理はエチオピア料理をメインに、アフリカ各地のお料理が揃っています。
都内に世界各国のレストランは数あれど、エチオピア料理を食べられるお店は数えるほど。
気軽にエチオピア&アフリカを味わえる貴重なお店です。
気軽にアフリカ料理を楽しめるお店。特に名物「ドロワット」は絶品です
『サファリ』入り口。パーティー・宴会はサファリ!
アフリカの仮面や絵が飾られています。
ナイジェリア、ルワンダ、ザンビアの人々の絵
お店はビルの2階にあります。
階段を昇った2階に青いドアがあって、中が見えないのでちょっぴり入りづらい雰囲気ですが、手書きでいろいろ書かれていて、「気さくなお店だよ」っていうことがアピールされています。
ドアを開け、中に入ると、いきなり聴こえてくるアフリカの音楽。
そして、お店の壁にはアフリカの置物や絵がたくさん飾られていました!
お店のご主人「ワンダサンさん」がさっそく席まで案内してくれます。
アピール通り、気さくなお店です★
『サファリ』の店内
アフリカンな置物や飾りがいっぱい!
『サファリ』の店内です。
「AFRICAN RESTAURANT BAR」というお店のサブタイトル通り、店内はBARっぽい雰囲気。
茶色と白を基調とした内装に、アフリカの置物や飾り付けがたくさんなされています。
座席は、6名×1席、4名×4席、2名×1席の合計24席。
訪問した時は、他に2組のお客さん(日本人男性の2人組と白人のカップル)がいらしていました。
『サファリ』のメニュー
アフリカンお料理5品set
『サファリ』シチューのメニュー
アフリカ各地のお料理がズラリ!
『サファリ』のメニューです。
メニューには、お店の紹介が。
日本で一番最初に出来たアフリカ料理のお店「ローズ・ド・サハラ」のシェフが、その味を伝え残したいという思いで、2008年2月赤坂に「SAFARI AFRICAN RESTAURANT BAR」をオープン致しました。
SAFARIのアフリカ料理は、たっぷり野菜と油をひかえたヘルシーメニュー。
そして、お料理と共にアフリカの文化や面白い習慣等もご紹介します。
アフリカの心温まるお料理を堪能していってください。
メニューは、エチオピア料理から、ケニアなどの東アフリカ料理、チュニジアやモロッコなどの北アフリカ料理など、いろいろあるのですが、どうせなら食べる機会の結構ある北アフリカ料理ではなく、エチオピアや東アフリカのお料理を食べてみたい!
でも、ブラックアフリカのお料理って、あまり食べたことがないので、どれを注文したらいいのか迷います。
迷った挙句、「アフリカンお料理5品set」(2,000円)を頼むことにしました。
「ビーンズサラダ」「クスクスサラダ」「ビーンズサンブーサ」「チキンくんせい」「フライドポテト」の5品のセットです。
メニューの紹介には、「太っ腹シェフのおなかも心も満足セット。お得!!」と書かれていました。
それと、食べログのレビューを見て、絶対食べたいと思っていたエチオピアカレー「ドロワット」(1,300円)を注文!
ケニア産「タスカー」とチュニジア産「セルティア」
さて、まずはお飲み物。ビールです。
メニューには、アフリカ産のビールが3種類。ケニア産の「タスカー」とチュニジア産の「セルティア」、モロッコ産の「カサブランカ」です。
ここは、迷わず「タスカー」を選択!
そして、飲んだことのない「セルティア」もチョイスしました。
どちらも特筆すべき点はありませんでしたが、まずまずの美味しさ。
満足のいくビールです。
日本ではなかなか食べる機会のないアフリカン料理の数々。特に名物「ドロワット」は絶品です♪
「アフリカンお料理5品セット」(チキンくんせい)
ビールを飲んでいると、ワンダサンさんがお料理を運んできました。
まずは、「チキンくんせい」
引き締まったチキンのくんせいに、クリーミーなピリ辛ソースがかけられています。
チキンの下には生玉ねぎが敷き詰められていました。
美味しいチキンです。
スターターとして最適。ビールのつまみにピッタリです!
「アフリカンお料理5品セット」(ビーンズサラダ)
お次は、「ビーンズサラダ」
レンズ豆と細かくカットされた玉ねぎ、ピーマン、トマトが入ったシンプルなサラダです。
さっぱりとしたサラダにレンズ豆がほど良く旨みを効かせていて、これは美味しいサラダ!
なかなかのお味です。
「アフリカンお料理5品セット」(クスクスサラダ)
「クスクスサラダ」です。
チュニジアやモロッコなど北アフリカで食べられている”世界最小のパスタ”「クスクス」と玉ねぎやトマト、にんじんやキャベツ、ゆで卵などが和えられています。
プチプチとしたクスクスとザクザクとした生野菜の食感のコントラストが楽しい。
このクスクスは『サファリ』自家製だそうです。
「アフリカンお料理5品セット」(2,000円)
「チキンくんせい」「ビーンズサラダ」「クスクスサラダ」
ビールがすすむ、前菜・サラダの3品です。
「アフリカンお料理5品セット」(フライドポテト)
「フライドポテト」です。
最初、フレンチフライのようなものを想像していたのですが、やってきたのは別物。
単品メニューをだと「アフリカンポテト」となっていました。
サツマイモにアーモンドスライスをまぶして、塩で味付けしたお料理。
アーモンドの香ばしさと塩だけのシンプルな味付けがサツマイモの甘みとベストマッチ!
なかなか美味しいです。
「アフリカンお料理5品セット」(ビーンズサンブーサ)
「ビーンズサンブーサ」
香辛料で味付けされた、たっぷりのレンズ豆を小麦粉でできた薄い皮で包んで揚げた揚げ物料理。インドのサモサに似た感じです。
ぎっしり詰まったレンズ豆が美味しい。
ちょっと油っこさはありますが、ざく切りのキャベツと合わせてほど良い感じ。
エチオピアカレー「ドロワット」(1,300円)
そして、来ましたー!
お目当てのエチオピアカレー「ドロワット」
アムハラ語で「惣菜」を意味する「ワット」、エチオピアを代表するおかずです。
作り方は、茶色くなるまで炒めた玉ねぎをベースに、唐辛子をはじめとしたスパイス&ハーブを使った調味料「ベルベレ」を加え、肉や野菜、豆類などと一緒に煮込んで出来上がるのだそう。
「ドロ・ワット」とは、鶏肉を使ったワットのこと。ラム肉を使ったものは「イェベグ・ワット」、牛肉を使ったものは「カイ・ワット」と呼ばれているのだとのこと。
「ドロワット」、今回初めて食べましたが、深みのある複雑なお味。
かなり美味しかったです。
たっぷりと入ったミックススパイス「ベルベレ」の辛さと形が無くなるまで煮込まれた玉ねぎの旨み、トマトの酸味のマッチングが最高!
「ベルベレ」に含まれているのでしょうか。シナモンやクローブの香りと味わいが感じられました。
辛さはかなりのもの。ガツンとしたインパクトがありつつも直球な辛さではないのですが、食べ進めていくと深い辛さがじんわりと体の中に沁み込んでくる感じ。
不思議な辛さです。
インドのカレーともタイのカレーともまた違った美味しいカレー「ドロワット」
ちょっと、病みつきになりそうです。
「ピタパン」
「ドロワット」のお供は「ピタパン」
本来、エチオピアでは、「ワット」と一緒に食べられる主食は「インジェラ」という食べ物なのですが、「インジェラ」は4日前までの予約が必要とのことなので、今回は「ピタパン」を出していただきました。
普通の「ピタパン」ですが、「ドロワット」と合いますね〜。
ちなみに、「インジェラ」とは、水で溶いたテフの粉を発酵させ、薄いクレープ状に焼き上げたエチオピアの主食。
酸味がかなり強く、発酵食品独特の臭みもあるので、好き嫌いが分かれる食べ物です。
「インジェラ」は、このお店『サファリ』の前身『ローズ・ド・サハラ』で一度食べたことがあります。
その時は、苦手に感じたのですが、今は当時と違って自分の味の嗜好も変わっているので、また食べてみたいです。
お目当ての「ドロワット」を堪能し、アフリカの各種お料理をいただけて大満足。
赤坂のアフリカ料理店『サファリ』、他ではなかなか味わえないお料理を楽しめる貴重なお店です。
特に「ドロワット」はオススメ!カレー好きな方なら気に入ること間違いなしです。
◉『サファリ』の地図・アクセス
- 住所:東京都港区赤坂3-13-1 ベルズ赤坂 2F
- アクセス:赤坂駅から197m
- 営業時間:11:30~14:00 17:00~23:30
- 定休日:日曜祝日
- 予約:『サファリ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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