「PK(ピーケイ)」神様を探す宇宙人が巻き起こす、笑いあり涙ありの珠玉のドラマ

PK【映画】 エスニック映画館
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あの『きっと、うまくいく』監督・主演タッグが贈る、
人生に迷うすべての人の心に突き刺さる
笑いも涙も詰まった珠玉のドラマ!

世間の常識を全く知らない男、PK
彼の“小さな”疑問は、
やがて“大きな”奇跡を呼ぶ!

映画『PK』公式サイト

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大ヒット映画『きっと、うまくいく』の監督&主演が再びタッグを組む

2009年にインドで公開され、インドの歴代興行収入記録を塗り替えた大ヒット映画『きっと、うまくいく』

大学を舞台としたコミカルな青春劇の中に教育や自殺などの社会問題を盛り込み、「常識にとらわれず、我が道を行け」という普遍的なメッセージを伝えたこの作品は、インドだけでなく、世界中で(日本でも)大ヒットを記録。世界中に涙と感動を与えました。

 

そんな珠玉の作品『きっと、うまくいく』の監督(ラージクマール・ヒラニ)主演俳優(アーミル・カーン)が再びタッグを組んだのが、この映画『PK(ピーケイ)』

今回のテーマは、なんと“宗教”

信仰の国インドで、このテーマを扱うのはかなりチャレンジングだと思いますが、ヒラニ監督とアーミルのタッグは、コメディーを下地に宗教の違いによる偏見や対立、宗教を盲信することの危うさについて問題提起し、かつ、エンターテイメントとしても一級品の作品を作り上げたとのこと。

もうこれは見るっきゃない!って感じで、ずいぶん前から楽しみにしておりました★

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“神様”を探す奇妙な男、PK(ピーケイ)

映画の主人公である「PK(ピーケイ)」(アーミル・カーン)

彼は、宇宙からやって来た宇宙人。

そう!なんと、この映画、SFなんです!

 

地球に到着して早々、PKは宇宙船を呼ぶためのリモコン(胸に付けていた光り輝くペンダントの形の)をインドの盗人に盗まれてしまいます。

リモコンを取り戻したいPKは、リモコンのありかを人々に聞いて回るのですが、人々が口々に言うのは、「神様にしかわからない」「神様に頼むしかない」という言葉。

“神様”に会うことができれば、リモコンを取り戻すことができる。そう信じた彼は、神様を探すことを始めるのです。

 

神様を探しに寺院やモスク、教会を訪れるPK。

宗教を全く知らないPKは、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教など、それぞれの宗教の決まりごとやタブーを全くわからず、行く先々で騒動を巻き起こしてしまいます。

そんな奇行を繰り返す彼を人々は、「PK(酔っ払いという意味)」と呼び、それが彼の地球での名前となりました。

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宗教の違いで失恋した美女、ジャグー

映画のヒロインは「ジャグー」(アヌシュカ・シャルマ)

彼女は、留学先のベルギーで「サルファラーズ」(スシャント・シン・ラージプート)という若者と恋に落ちますが、宗教の違いが原因で失恋をしたという悲しい過去を持っていました。

※サルファラーズはイスラム教徒のパキスタン人。敬虔なヒンドゥー教徒であるジャグーの父は、彼女の相手がイスラム教徒だと知ると、自身が盲信している導師様に相談。結局、導師の言葉と偶然の行き違いにより、2人の恋は引き裂かれることとなったのです。

 

インドに戻り、テレビ局のレポーターとして奮闘していたジャグーですが、ある時、街中で奇妙な人物に出会います。

黄色いヘルメットを被り、手にはラジカセ、首からは様々な宗教の首飾りを掛け、「神さまが行方不明」と書かれたチラシを配りまくっているトンデモ人物!

PKです!

これはネタになる!と考えたジャグーは、彼とコンタクトを取り、その身の上話を聴き始めます。

けれども、その話は彼の容貌以上にトンデモな内容だったのです。

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宗教にまつわる欺瞞を次々に問題提起していく宇宙人PK

そんなこんなで、PKのリモコン探しを手伝い始めるジャグー。

気丈に奮闘するジャグーの姿に、PKはいつしか心惹かれていくようになります。

そんなある日、PKは偶然たどり着いた宗教のイベントで、リモコンを発見します。

そのイベントは、なんと、ジャグーの父が心酔するあの導師様のイベントだったのです!

 

ジャグーの働きかけによってセッティングされた、PKと導師のテレビ討論会。

ここでPKは、宗教にまつわる疑問(救いを求める人に献金を募ることや、他の宗教を排撃することなど)を次々に導師にぶつけていきます。

PKの質問にタジタジとなる導師。

そして、PKの素朴な疑問は、いつしかテレビの向こうの大勢の視聴者に共感を与えることとなるのです。

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信仰の国インドで歴代最高ヒットを記録!

ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、 仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%・・・。

インドは信仰の国。人々のほとんどが何かしらの宗教に属し、それも、熱心に信仰しています。

また、各宗教間の対立は根深く、現在でもヒンドゥー教とイスラム教、ヒンドゥー教と仏教、宗教内の各宗派間の対立などが頻繁に起こっています。

そんなインドで、果たしてこの映画が受け入れられるのかどうか、監督のラージクマール・ヒラニは心配だったそうです。

けれども、その心配は杞憂に終わりました。

インドでは、『きっと、うまくいく』を超える興行収入50億円以上を記録。歴代No. 1となり、全世界興行収入でも100億円を超える世界的なヒット作になったのです!

 

この映画は、決して神や宗教を否定している映画ではありません。

監督のラージクマール・ヒラニも、主演のアーミル・カーンも、信じることの大切さを表現した映画だと語っています。

ひとりの人間が信じていれば、それがその人にとっての神様であり、誰かに強制させられたり、教義やしきたりを盲信したりする必要はない。

そんなメッセージがこの作品には込められているようです。

 

この難しいテーマを、宗教のことを何も知らない宇宙人を主人公にして、コミカルなコメディー仕立てで語らせる、監督のアイデアとセンスは見事!

劇中、一度もまばたきをしなかったという、主演のPK役「アーミル・カーン」の徹底した役作りもさすが!

そして、ヒロインのジャグー役の「アヌシュカ・シャルマ」、キュートでセクシーで、本当に魅力的でした★

インド映画らしい陽気で楽しいダンスシーンも随所にあり、ラブロマンスあり、笑えるシーンもたっぷりで、ラストは感動の涙を与えてくれる映画『PK(ピーケイ)』

間違いなく、今年最高の映画のひとつです!

キャスト

PK            :アーミル・カーン
ジャグー        :アヌシュカ・シャルマ
サルファラーズ・ユースフ :スシャント・シン・ラージプート
バイロン・シン     :サンジャイ・ダット
チェリー・バージュワー :ボーマン・イラニ
導師          :ソウラブ・シュクラ
ジャグーの父      :パリークシト・サーハニー
特別出演        :ランビール・カプール

スタッフ

制作    :ヴィドゥ・ヴィノード・チョプラ/ラージクマール・ヒラニ
監督    :ラージクマール・ヒラニ
脚本    :アビジャート・ジョーシー/ラージクマール・ヒラニ
撮影    :C.K.ムラリーダラン
作曲    :シャンタヌ・モイトラ/アジャイ=アトゥル/アンキト・ティワーリー
編集    :ラージクマール・ヒラニ

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