関東の古都といえば「鎌倉」
日本初の武家政権「鎌倉幕府」誕生の地として、歴史ある寺社仏閣が並ぶ「鎌倉」
長谷寺のあじさい、報国寺の竹林、由比ヶ浜の海、段葛の桜並木、鎌倉大仏、江ノ電・・・。
見どころいっぱいの「鎌倉」
鎌倉は、町歩きが楽しいところとしても有名。
お洒落なお店や美味しいレストランもたくさんあります!
そんな鎌倉のエスニックを巡り歩き。古都鎌倉・エスニックおすすめ散歩コースをご紹介します。
- ①鎌倉でタイごはん!温かみのあるお店『クリヤム 』
- ②ホロホロの鶏肉カレーが美味しい!『極楽カリー』
- ③曼荼羅や天然石アクセサリーが充実した仏教美術専門店『鎌倉まんだら屋』
- ◉和とアジアンの衣料雑貨店『WOOD ROSE』
- ◉大仏通りにあるケバブスタンド『ケバブ カマクラ』 (Kebab Kamakura)
- ④高徳院で有り難い『鎌倉の大仏』様にご参拝
- ◉江ノ電に乗って鎌倉へ
- ⑤カラフルなアジアン雑貨や衣料がいっぱい!鎌倉のスーク『SOUK SOUK SOUK』
- ◉御成通りのエスニックなお店
- ◉小町通りのエスニックなお店
- ⑥エスニック雑貨屋さん大手、『マライカ』の鎌倉店
- ⑦思わず欲しくなる!トルコの「キリム」やイランの「ギャッベ」『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』
- ⑧ベトナム感満点の可愛いカフェ『ソン べ カフェ(SONG BE CAFE)』
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①鎌倉でタイごはん!温かみのあるお店『クリヤム 』
江ノ電の長谷駅
「鎌倉エスニック巡り」は、江ノ電の長谷駅からスタート!
長谷駅は、JR横須賀線鎌倉駅から江ノ電に乗って5分ほど。
鎌倉大仏やあじさいの綺麗な長谷寺の最寄駅で、江ノ電の駅の中でも降りるお客さんが多い駅のひとつです。
2階にあるタイキッチン『クリヤム 』
『クリヤム 』のメニュー
駅の改札を出て左へ。
突き当たりの三叉路を右折してすぐのところ。
薄オレンジ色の建物の2階に、タイキッチン『クリヤム 』があります。
黄色い看板が目印です。
シンプルで温かみのある『クリヤム 』の店内
『クリヤム 』は、ナチュラルテイストの空間で、新鮮な野菜やハーブを使ったしっかりとしたタイ料理をいただけるお店。
洗練さと温かみが感じられる、鎌倉らしいお洒落な、日本人シェフのタイ料理屋さんです★
「生春巻きと季節野菜のヤム(サラダ)の盛り合わせ」
「ガパオ ガイ」(鶏ひき肉のバジル炒め、目玉焼きのせごはん)
「スッキーヘーン」(太麺のタイスキ炒め)
「ジャスミンティー」(450円)
ランチメニューは6種類から(1,300円)。
セットで付いてくる「生春巻きと季節野菜のヤム(サラダ)の盛り合わせ」も、メインの「ガパオ ガイ」や「スッキーヘーン」も美味しい。
ハーブやスパイスの効いたしっかりとしたタイのお味です★
お店の雰囲気もお料理のお味もGood!
鎌倉でタイ料理を食べるなら、ここ『クリヤム 』です。
②ホロホロの鶏肉カレーが美味しい!『極楽カリー』
店頭に仏様がたくさん!『極楽カリー』
今回、ランチは長谷のタイ料理屋さん『クリヤム 』でいただきましたが、カレーを食べたいならここ!
長谷の手前の由比ヶ浜駅から徒歩5分ほどのところにある『極楽カリー』です。
個性的な手書きの看板
ガネーシャ神様もおりました
お店の看板がなんとも個性的!
手書きで大仏様などの絵や、スパイスの効能が書かれていたり、ガネーシャ神様の像が飾られていたり・・・。
『極楽カリー』店内
店内にも至る所に手書きの絵やメッセージが!
吊り下げられたランプや壁に掛けられた布も味があります。
「極楽カリーSET」(1,300円)
『極楽カリー』のメニューは1種類だけ!
「極楽カリーSET」(1,300円)。カリーライスにサラダとチャイが付いたセットです。
カレーは、他では見たことのないビジュアル。
ホロホロにほぐされた鶏肉がこんもり! 野菜などは入ってなく、具材は鶏肉のみ。
お味は、お肉がホロホロととっても柔らかく、骨も一緒に入っています。すっごく良く煮込まれている感じ。
スパイスが効いていて深みがあるけど、でもそれほど独特な感じはせず、とても食べやすくホントに美味しいです。
鎌倉でカレーなら、『極楽カリー』がイチ押しです。
③曼荼羅や天然石アクセサリーが充実した仏教美術専門店『鎌倉まんだら屋』
『クリヤム 』を出て、江ノ電の線路を渡り、鎌倉大仏のある高徳院の方へと北に歩いていきます。
すると、左手に見えてくるのが仏教美術専門店『鎌倉まんだら屋』です★
チベット美術がズラリ!『鎌倉まんだら屋』
外国人にも人気!英語で書かれた案内
エスニックな帽子の数々
『鎌倉まんだら屋』は、チベットの曼荼羅(仏画)や、仏像、シンギングボウルなどの仏具、お香や天然石アクセサリー、輸入雑貨などを扱うお店。
特に、曼荼羅はチベットの仏教僧が描いた本物で、その数百種類!
びっくりです!
店主は、ネパール生まれのチベット人の方であるとのこと。
売られている物のお値段は結構お高めですが、店内の商品を見て回るだけでも、結構面白いです。
◉和とアジアンの衣料雑貨店『WOOD ROSE』
『鎌倉まんだら屋』を出て、大仏方向へしばらく進むと右手にあるのが、和とアジアンの衣料雑貨店『WOOD ROSE』です。
『WOOD ROSE』
『WOOD ROSE』は、タイやインド、インドネシアなどの現地で直接買い付けた衣料や雑貨、アクセサリーなどを扱っているお店。
藍染めや草木染め、モン族の財布やインドネシアの木彫りの猫、天然石のアクセサリーなど。
アジアンな雑貨がリーズナブルな価格で販売されています。
小ぢんまりとした可愛らしいお店です。
◉大仏通りにあるケバブスタンド『ケバブ カマクラ』 (Kebab Kamakura)
『WOOD ROSE』のすぐ横には、ケバブスタンド『ケバブ カマクラ』 (Kebab Kamakura)がありましたー!
『ケバブ カマクラ』 (Kebab Kamakura)
白髭のカーネルサンダースみたいなおじさんが売る「ケバブ」
リーズナブルな価格で美味しいケバブをいただけます。
メニューは、おなじみ「ケバブ・サンド」の他にも、ちょい食べ「ケバブ・ドック」、ご飯がたくさんの「ケバブ弁当」なんてのもあります。
のびーるトルコアイス「ドンドルマ」も300円!
④高徳院で有り難い『鎌倉の大仏』様にご参拝
『ケバブ カマクラ』からさらに北へと進んで高徳院へ。
長谷駅から徒歩10分ほど、『鎌倉の大仏』の御姿が見えてきます★
『鎌倉の大仏』
高徳院は浄土宗のお寺。そのご本尊が『鎌倉大仏』として知られる「阿弥陀如来像」(国宝)です。
この『鎌倉大仏』、いつ、誰が建てたのかは不明な点が多いそうですが、 寛元元年(1243年)に開眼供養が行われたという記述が遺されているのだとのこと。
大仏の高さは11.39m、重さは約121トンだそうで、材質は青銅です。
大仏の内部には入ることもできます。
◉江ノ電に乗って鎌倉へ
大仏を見学し終わった後、長谷駅に戻って江ノ電に乗ります。
長谷から鎌倉までは3駅。およそ5分ほどで到着します。
『江ノ電』(写真は鎌倉高校前駅)
江ノ電の鎌倉駅
鎌倉駅に到着〜!
西口を出て、南東へ。御成通りを歩いていきます。
通りにはお洒落な雑貨屋さん、庶民的な雑貨屋さん、カフェやレストランがたくさん!
歩いていて楽しい通りです。
⑤カラフルなアジアン雑貨や衣料がいっぱい!鎌倉のスーク『SOUK SOUK SOUK』
御成通りの五叉路を越えて左手に、黒と黄色のインパクトのある外観のお店が見えてきます。
ネパールやタイ、モロッコやメキシコなどの洋服や雑貨を扱うお店『SOUK SOUK SOUK』です。
カラフルな『SOUK SOUK SOUK』
『SOUK SOUK SOUK』の「SOUK」とは、アラブの「スーク(市場)」のこと。
現地で買い付けたという、ネパールのフェルト製のポーチや帽子、ヤクの毛を使ったストールやマフラー、ラオスのパンツやアフリカやエジプトのピアス、タイのシルーバアクセやメキシコの人形、ヘンプのパッチワークTシャツなど、アジアやアフリカ、中南米のエスニック雑貨・衣料が店内や店頭にごちゃっと並んでいます。
カラフルでより取り見取りなその様子は、まるで中東の「スーク」そのもの!
見ているだけで楽しくなるようなお店です。
ラクダのロゴがエスニック!
ストリートな雰囲気の店内
個性的な雑貨が満載!
ストールやフェルト製品などが豊富
お店のテーマは、土と水と風と太陽。
黒塗りの木造のファサードには、ラクダのロゴが描かれていて、とってもエスニックな感じ。
売られているバッグや洋服は、カラフルだけど普段使いもしやすそうです。
◉御成通りのエスニックなお店
個性的な小店舗が並ぶ御成通り。
『SOUK SOUK SOUK』の他にもエスニックテイストなお店がいくつもありました。
名前は忘れてしまいましたが、エスニックなお洋服屋さん
パワーストーンや占い、マヤ暦教室『MANA(マナ)』
岩盤浴やヨガ教室『HAMMAM(ハマム)』
42℃の岩盤浴でアンチエイジング
エスニックな雑貨・衣料品店や、パワーストーンや占い・雑貨・マヤ暦教室の『MANA(マナ)』、岩盤浴やヨガ教室『HAMMAM(ハマム)』
インド風のオリジナルカレーやナシゴレンをいただける無国籍カフェ『JAMMIN’(ジャミン)』、タイマッサージのお店『サバーイ鎌倉店』などなど。
◉小町通りのエスニックなお店
御成通りを見て回った後、JR横須賀線の線路をくぐり、鎌倉駅の東口へと向かいます。
東口駅前のロータリーから、鶴岡八幡宮へと続く若宮大路の西に並走する小道が「小町通り」
鎌倉で一番賑やかな通りのひとつです。
和雑貨のお店やカフェ。せんべいやソフトクリーム、コロッケ、お団子など食べ歩きグルメのお店が並ぶ「小町通り」ですが、エスニックなお店もチラホラとあります。
センスの良いエスニック店『MELTING POT(メルティングポット)』
こちらは、『MELTING POT(メルティングポット)』
アジアやアフリカの雑貨や民芸品、食器、家具、アクセサリーなどを扱うお店です。
お店の雰囲気も洗練されていて、売られている布やバッグもセンスが良く、お洒落な感じ★
『SOUK SOUK SOUK』とはまた違った、大人なエスニックが並びます。
いいですね!こういう雰囲気。
ペルシャ絨毯のお店『アスラン』
ペルシャ絨毯のお店『アスラン』です。
イランやトルコ、パキスタンから直輸入したという「ペルシャ絨毯」を扱うのがこのお店。
お店のファサードを飾るタイルが「ペルシャ」しています!
パキスタン玄関マット 直輸入12,000円
店内には、いかにも高級そうな見事な柄のペルシャ絨毯がたくさん掛かっていましたが、店頭には、こんなのも売られていました。
「パキスタン玄関マット」、直輸入12,000円です!
なかなか良い色合い。グリーンのが魅力的です★
トルコタイル(1,080円)
トルコ直輸入の「トルコタイル」も1,080円で売られていましたー。
鍋敷きや鉢置き、壁掛け用だそうです。
トルコらしい色合いと図柄ですね。
鎌倉の超人気カレー屋さん『オクシモロン』
通り沿いには、カフェ&カレー屋さん『オクシモロン』もありました!
この『オクシモロン』、鎌倉でも特に人気のあるカレー屋さんで、案の定、お店の外にまで長い行列が出来ていましたー。
人気の「エスニックそぼろカリー」(スパイシーに炒めた豚そぼろに香り高い香菜や大葉、ねぎ、三つ葉を合わせたドライなカリー)は、一度食べてみたいです。
『チャンズコレクション』
『ノブコレクション』
ウッドスタンプ、カシミール刺繍ポーチ
ポーチやサイフ、バティックアニマルなど
隣り合っていたローカルチックな2店舗『チャンズコレクション』と『ノブコレクション』です。
どちらも、エスニック風の衣料品と、インドネシアなどで買い付けたと思われる雑貨がたくさん売られていました。
店構えや看板も似ているし、兄弟のお店なのでしょうか。
⑥エスニック雑貨屋さん大手、『マライカ』の鎌倉店
小町通りの奥の方。鶴岡八幡宮に近いところに、エスニック雑貨屋さんの大手、『マライカ』の鎌倉店がありました!
『マライカ鎌倉店』
『マライカ』は、北は北海道から南は沖縄まで、全国に77店舗を構えるエスニック雑貨屋さん。
さすが大手、店構えからして、エスニックな雰囲気の見せ方がお上手!
お客さんがどんどん店内に入っていっています。
所狭しと並ぶエスニック雑貨の数々
店内は、東南アジアやインド、ネパール、メキシコなどを中心に、エスニックな国々から買い付けた雑貨や衣料、アクセサリーなどが所狭しと並んでいます。
天井からはランプが釣り下がり、壁には隙間なくカラフルな洋服やバッグが掛けられています。
通りからも垣間見える、アジアや中南米のバザールのようなこの雰囲気。
思わず中に入ってみたくなりますね。
さすが、『マライカ』
2階はインディアンジュエリーやアンティークビーズがたくさん!
『マライカ鎌倉店』は、1階がエスニック雑貨、2階がハイグレードなインディアンジュエリーやアンティークビーズのコーナーとなっています。
『マライカ鎌倉店』の売りは、ハイグレードなインディアンジュエリーを豊富に取り揃えていることだそう。
店内では、オリジナルアクセサリーも作ることができるそうです。
⑦思わず欲しくなる!トルコの「キリム」やイランの「ギャッベ」『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』
小町通りから、一本東に並走する大通り「若宮大路」に向かいます。
「若宮大路」を駅方向に歩いた右手にあるのが、『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』です。
『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』の看板
『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』は、東京広尾にある「広尾キリムギャラリー アナトリア」の姉妹店。
「キリム」とは、トルコのアナトリア地方の遊牧民によって伝統的に織られてきた毛織り物のこと。
民族特有の素朴な文様、カラフルな色合い、草木染めの優しい風合いが魅力です★
お店は、「大和屋」という建物の中にあります。
お店は、「大和屋」という建物の中にあります。
開放的な間口からは、エキゾチックなトルコ雑貨や陶器、色鮮やかなキリムや絨毯が掲げられているのが見えます。
トルコらしい色合いのお皿やカップ、カラフルなチャイグラス
「キリム」メインですが、トルコのお皿やカップ、チャイグラスなども売られています。
白地に鮮やかな赤色や深い青色で模様が描かれたトルコの陶器、魅力的です★
イランの布「ギャッベ」がたくさん!
店内には、「キリム」だけでなく、イランの「ギャッベ」もたくさん並んでいました!
「ギャッベ」とは、イラン山岳部に暮らす遊牧民「カシュガイ族」がテントの中で使う手織りの絨毯のこと。
彼らが、自分たちで育てている羊の毛を刈り、草木で染め、1つ1つ丁寧に織り上げているのだそう。
その色や柄は、暖かくてとても素敵なんです。
「ギャッベ」、とっても欲しくなってしまったのですが、一番小さいのでも6,000円はするんですねー。
色合いや図柄が魅力的なのは数万円はするし・・・。
だけど、ここ『鎌倉キリムギャラリー アナトリア』は、都内のお店よりも比較的お値段が安めな気がしました。
⑧ベトナム感満点の可愛いカフェ『ソン べ カフェ(SONG BE CAFE)』
結構歩き疲れたので、ちょっとひと休みしましょう!
「若宮大路」を二の鳥居前の信号で右折。ずーっと歩いて行ってJR横須賀線の踏切を渡った左手に、アジアンテイストなカフェ『ソン べ カフェ(SONG BE CAFE)』があります。
『ソン べ カフェ(SONG BE CAFE)』
『ソン べ カフェ(SONG BE CAFE)』は、タイの「パッタイ」やベトナムの「フォー」、ベトナムコーヒーやアジア風のケーキなどを味わえる、エスニックカフェ。
店名の「ソンベ」とは、ベトナムの庶民たちが日常的に使う食器にちなんだ名前だそうです。
ベトナムの食器や雑貨が並ぶ店内
バッチャン焼きもこんなにたくさん!
カラフルなベトナムのかごバッグ
ベトナム、アジアの食品もいろいろ売られてます。
木製のテーブルや椅子が並ぶナチュラルテイストな店内。
オープンテラスの席や座敷、ソファー席などもあって、ゆったりと落ち着ける雰囲気です。
店内には、ベトナム・アジアの雑貨や、バッチャン焼きなどの食器も売られています。
ベトナム感満点です。
はちみつラテ(520円)
ゆずはちみつチーズケーキ(480円)
今回はお食事ではなく、カフェとケーキをいただきました!
ハノイやホーチミンのカフェでいただけるような、ちょっと甘めのカフェとケーキ。
器が可愛いです★
居心地の良い雰囲気の中、ゆったりとしたカフェタイムを楽しむことができました。
鎌倉エスニック巡りマップ
タイからチベット、イラン、インドネシア、トルコ、ベトナムまで。
和のお店が多い鎌倉だけど、意外とエスニックなお店もあるんですね。
和の雰囲気を満喫するのも良いけれど、ひと味違った鎌倉歩き。
古都鎌倉のエスニック巡り、なかなか楽しかったです。
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