【閉店】本格”ハイデラバーディ・ビリヤニ”をいただく!『ハイデラバード』@五反田

【閉店】本格”ハイデラバーディ・ビリヤニ”をいただく!『ハイデラバード』@五反田

五反田、ハイデラバード 南インド料理
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JR山手線五反田駅から徒歩3分ほど。西口を出て桜田通りを目黒川方向に進み、川を渡って3本目の路地を左折したすぐ左手の地下1階に、南インド料理店『ハイデラバード』はあります。

五反田、ハイデラバード

五反田初の南インド料理店であるこのお店、店名の通り、インド中南部の都市ハイデラバードのお料理を提供するお店です。

オーナーは日本人女性の方で、シェフは現地の五つ星ホテルで働いた経験のあるインド人の方であるとのこと。

2015年9月15日にオープンした新しいお店です。

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本場ハイデラバードの五つ星シェフが作る「ハイデラバーディ・ビリヤニ」

五反田、ハイデラバード『ハイデラバード』の看板

五反田、ハイデラバード『ハイデラバード』手書きの案内板

『ハイデラバード』は、雑居ビルの地下1階にあります。

通り沿いの入り口には、ハイダラバードの町の象徴でもある「チャール・ミナール」と二匹の象が描かれた手書きの絵が。

 

インド中南部にあるハイデラバードという町は、テランガナ州とアーンドラ・プラデーシュ州の2つの州都を兼ねている町。

インドの中でもイスラムの色彩の濃い町として知られ、町には15世紀以来のイスラム史跡が数多く残されています。

ハイデラバードと言えば、ビリヤニ

そう言われるほど、ハイデラバードのビリヤニ「ハイデラバーディ・ビリヤニ」は名高い存在です。

本場ハイデラバードのシェフの作る「ハイデラバーディ・ビリヤニ」、楽しみです★

五反田、ハイデラバード『ハイデラバード』の入り口

五反田、ハイデラバード『ハイデラバード』の店内

五反田、ハイデラバードキッチンカウンター

五反田、ハイデラバードブルーと白を基調とした店内

五反田、ハイデラバードテーブルのランプがお洒落

 

『ハイデラバード』の店内の様子です。

まるでギリシャ料理店のようなブルーと白の爽やかな雰囲気。

ステンドグラスなランプも置かれていてなかなかお洒落です。

座席数は50席。平日の夜遅くの訪問でしたが、お客さんは誰もいませんでした。

キッチンカウンター前には、ランチバイキング用のシルバーのケースがズラリと並んでいます。

このお店も、数あるインド料理店と同じで、ランチでの集客がメインのようで、ランチ・ビュッフェが1,050円でいただくことができます(普通のカレーセットは850円〜)

それと、ビリヤニがランチタイムに1,000円で食べられるのも嬉しい★

 

さて、今回はディナータイム、何にしましょうか

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『ハイデラバード』のメニュー

五反田、ハイデラバード『ハイデラバード』のメニュー

五反田、ハイデラバードミールスのメニュー

『ハイデラバード』のディナーメニューです。

表紙にチャール・ミナールが燦然と輝いています。

「H」の文字もチャール・ミナールになっていて、なかなかGood!

 

南インド料理店ということで、ディナーの主役である南インド定食「ミールス」もありましたー★

よくある銀のプレートではなく、白い小皿に載せられたお洒落な装い。

五反田、ハイデラバードビリヤニのメニュー

 

お目当のビリヤニのメニューです。

ビリヤニは、ベジとチキンとマトンの3種類。

今回は、マトンをチョイス!

五反田、ハイデラバードドーサのメニュー

 

南インドの代表的ティファン(軽食)ドーサのメニューです。

プレーン、マサラ、チーズ、タマゴ、スパイシー、ラワドーサなど、種類多いです!

今回は、スパイシードーサというのを選んでみました。

五反田、ハイデラバードスイートラッシー(490円)

 

まずは、お飲み物から。

頼んだのは「スイートラッシー」。濃厚だけどクドさのない飲みやすくて美味しいラッシーです。

 

そして、ラッシーを飲みながら待っていると・・・

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「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤーニ」

五反田、ハイデラバード「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤーニ」(1490円)

 

来ましたー!

「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤーニ」

ビリヤニは、16世紀から19世紀にかけてインド南端部を除くインド亜大陸を支配したムガル帝国の時代に広まった料理で、中央アジアを起源とする料理だと言われています。

ムスリムの人たちが食べていた料理なので、本来の姿はマトンやチキンを使ったノンベジ。

かなりのスパイスを使う料理で、主にクローブ、カルダモン、クミン、コリアンダー、ナツメグ、胡椒、シナモン、ミント、ローリエ、メース、ショウガ、ニンニクなど盛りだくさん!

 

調理法はいくつかありますが、ハイデラバードのビリヤニは、主に「カッチ」と呼ばれる調理法で作られます。

「カッチ」とは、生肉とヨーグルトとスパイスをマリネしたものを一晩寝かせて鍋底に敷き、その上にバスマティライスの層を重ねて調理する調理法。

加熱時は、「ダム」と呼ばれる加熱法が行われます。

「ダム」とは、ビリヤニ鍋に材料を入れて密封し、弱火で長時間加熱する方法です。

五反田、ハイデラバード「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤーニ」

五反田、ハイデラバード「ライタ」と「ミルチ・カ・サラン」

五反田、ハイデラバード「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤニ」

ビリヤニの付け合わせとして、「ライタ」「ミルチ・カ・サラン」が付いてきましたー。

「ライタ」は、インドのヨーグルトサラダで、コリアンダーやローストしたクミンシード、ミント、カイエンペッパーなどをみじん切りにした野菜とヨーグルトに加え、混ぜたもの。

ビリヤニを頼むと、たいていこの「ライタ」が付いてきます。

「ミルチ・カ・サラン」は、ビリヤニのお供として添えられるカレーで、ターメリック、クミンシード、コリアンダーシード、ポピーシード、唐辛子、胡麻、ピーナッツ、ココナッツ、タマリンド、ショウガ、ニンニク、玉ねぎなどで作られる豪華なソース。

この「ミルチ・カ・サラン」が、本当にうまい!

「ミルチ・カ・サラン」が出てくるというだけで、このお店『ハイデラバード』の「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤニ」、ただ者ではないという感じです。

 

お味はというと・・・

当然めちゃくちゃ美味しいです。

油っこさをほとんど感じさせないパラパラのバスマティライスに、しっかりとした肉厚のマトン。

重層的なスパイスの芳香がマトンの臭みを消しています。

そして、スパイシーなビリヤニの味に変化をつけてくれる、スッキリさっぱりとした「ライタ」と、スパイシーながらもマイルドでクリーミーな「ミルチ・カ・サラン」

そのまま食べたり、「ライタ」をかけたり、「ミルチ・カ・サラン」と混ぜたりと、様々な味のバリエーションを楽しめて飽きることがありません。

これは美味しい。

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「ハイデラバーディ・スパイシー・ドーサ」

五反田、ハイデラバード「ハイデラバーディ・スパイシー・ドーサ」(1,210円)

五反田、ハイデラバード「サンバル」「ココナッツチャツネ」「ラッサム」

五反田、ハイデラバードドーサの中身

もう一品頼んだ「ハイデラバーディ・スパイシー・ドーサ」

でっかい、ちょっと緑がかった色のドーサがやって来ましたー。

付け合わせで付いてきたのは、おなじみの「サンバル」「ココナッツチャツネ」「ラッサム」

お店のメニューによると、”ここでしか食べられない香辛料がたっぷり効いたスペシャルドーサ”とのことですが、どんなスパイスが入っているのかまではわかりませんでした。

五反田、ハイデラバード「ハイデラバーディ・スパイシー・ドーサ」

 

「ドーサ」は、米とウラドダールをペースト状にすり潰して発酵させた生地を、鉄板の上でクレープ状に薄く伸ばして焼いたもの。この「ドーサ」でジャガイモと香辛料の炒め煮をくるんだ料理が「マサラ・ドーサ」です。

この「ハイデラバーディ・スパイシー・ドーサ」も「マサラ・ドーサ」のひとつだと思いますが、名前の通り、お味は結構辛めでした。

 

とにもかくにも、スパイシーポテトを包んだドーサを「サンバル」や「ココナッツチャツネ」「ラッサム」などに代わる代わるつけていただくと、たまらない美味しさ。

豆の旨味が優しい「サンバル」に、酸味と辛味がシャープな「ラッサム」、ココナツのシンプルな味と食感がスパイスで火照ったお口の中を和らげてくれる「ココナッツチャツネ」

三者三様のお味が、これまた飽きることがありません。

 

五反田の南インド料理店『ハイデラバード』

さすが、ヒンドゥーとイスラムが融合したインドの食文化のメッカ「ハイデラバード」をお店の名前としているだけはあります。

何はともあれ、「ハイデラバーディ・マトン・ダム・ビリヤニ」

このお店に来たら、これはマストです!

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◉『ハイデラバード』の地図・アクセス

  • 住所:東京都品川区西五反田1-30-2 ウィン五反田 B1F
  • アクセス:五反田駅から220m
  • 営業時間:11:30~23:00
  • 定休日:無休

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