JR山手線駒込駅北口からすぐのところ。駅前の公園に面した場所に、ミャンマー料理のお店『ターリーズワ』は、あります。
2024年3月にオープンしたこのお店、ミャンマー南西部にあるラカイン州の料理を提供するお店で、店名の”ターリーズワ”もラカイン語で「こんにちわ」の意味なのだそう。
ミャンマー南西部「ラカイン州」の料理を提供するお店
『ターリーズワ』の外観
こちらが、『ターリーズワ』の外観です。
看板には、「ラカイン州の伝統料理&ミャンマーレストラン」と書かれています。
描かれた国旗は、ミャンマー、タイ、日本。そして、ラカイン州の州の旗。
店頭のメニュー
「ラカイン州」の料理もいくつかあり
ランチのセット
お店の外窓には、写真付きのメニューが貼られていました。
たくさんの料理がありますが、「ラカイン州の〜」と名付けられている料理がいくつか。それ以外はミャンマー料理(ビルマ族の料理)なのか、ラカイン料理もあるのか、は不明です。
兎にも角にも、店内へと入ってみることにします。
『ターリーズワ』の店内
こちらが、『ターリーズワ』の店内です。
店内は、そこそこ広々としており、座席はテーブル席のみで22席しかないものの、席間はゆったりとした感じ。
訪問したのはディナータイム。お客さんは、ミャンマー人(ラカイン人?)の若い男女のグループ(10人くらい)がいました。
店員さんもお客さんも全員ミャンマーの人
調理や接客をしていた方は、ちょっといかつい雰囲気だけど、親切なミャンマー人の方。日本語は堪能です。
店員さんもお客さんも全員ミャンマーの人で、ビルマ語(ラカイン語?)の会話が店内に響き渡り、BGMとして流れる音楽もミャンマーポップス。
店内はミャンマー一色!
軍人の写真があったり。ミャウウーのパゴダの写真があったり。
フィギュアが飾られています。
店内の壁には、ラカイン州にある「ミャウウー」のパゴダの写真や、ラカインの英雄なのか、軍人の写真も飾られていました。なぜか、日本のアニメのフィギュアも並べられています。
さて、ラカイン州の伝統料理のお店ということですが、ラカイン州について、全く知識が無かったので、ちょっと調べてみることにしました。
ラカイン州とは?ラカイン州の料理とは?
ラカイン州は、ミャンマー南西部のベンガル湾に面した細長い州。西端でバングラデシュと国境を接しています。
州都はシットウェ。住民の多数派は仏教徒であるラカイン族。州内にはイスラム教徒であるロヒンギャ族もおり、彼らへの迫害や、難民化が問題になっています。
ラカイン族は、紀元前から18世紀にビルマ族に征服されるまで独自の王国「アラカン王国」を持ち、ビルマ族とは異なる文化があります(ビルマ族の文化よりも、インドの影響を強く受けているとのこと)。
ラカイン料理は、ラカインがベンガル湾に面した地域であるせいか、海産物を使った料理が豊富。また、ミャンマーの他の地域と比べて油の使用量が控えめで、強烈に辛い料理が多いのが特徴。
さて、ラカインの説明はこのくらいにして、そろそろメニューを見て、注文するお料理を選びましょうか〜♪
『ターリーズワ』のメニュー
ランチメニュー
サラダ
サラダの品数が豊富
スープ、揚げ物
焼き物
こちらも焼き物
ドリンクメニュー
こちらが、『ターリーズワ』のメニュー。
訪問したのは、ディナータイムでしたが、ランチメニューを注文することも可。
ディナーの一品料理は、サラダ、スープ、揚げ物、焼き物があり、サラダの種類と海鮮を使った料理が多い感じ。
それでもって、今回選んだ料理は↓
- お茶葉っぱと揚げ豆サラダ(800円)
- ラカイン州のボウルご飯(1,300円)
ラカイン州の料理ということで、「ラカイン州の〜」と名付けられた定食と、好物のミャンマー料理定番のお茶の葉サラダ「ラペットゥ」をチョイス。
「ラカイン州のボウルご飯」は、肉の種類を選べるとのことだったので、豚肉を選択しました(他にヤギ肉・牛肉・鶏肉がありましたが、ヤギ肉は品切れだった)。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
激辛調味料を混ぜると美味♪「ラカイン州のボウルご飯」
「アサヒ生ビール(中)」(550円)
まずは、お飲み物。
「ミャンマービール」が無かったので、「アサヒ生ビール(中)」を注文。
ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。
「お茶葉っぱと揚げ豆サラダ」(800円)
ほどなくして運ばれてきたのがこちら。
「お茶葉っぱと揚げ豆サラダ」。ミャンマー全土で食べられているお茶の葉サラダ「ラペットゥ」です。
お茶の葉やキャベツに、炒ったそら豆や大豆、ピーナッツ、干しエビ、生ニンニクスライス、唐辛子などを和えたサラダ。
お茶の葉の独特な風味、各種豆類の食感、干しエビの旨味。生ニンニクがかなり強烈に効いています。
間違いない美味しさ♪ ビールに合います★
「ラカイン州のボウルご飯」(1,300円)
そして、メインの定食「ラカイン州のボウルご飯」
こちらは、ランチメニューのプレートですが、ディナータイムでもいただくことができます。
プレートの上には、豚肉とジャガイモがたくさん入ったボウルご飯と、白菜のような野菜のスープ、生野菜と辛味調味料、リンゴジュースが載っています。
結構ボリューミーな感じ。さっそく、いただきましょう〜♪
豚肉とジャガイモがゴロゴロ
メインのボウルは、白ご飯の上に、マイルドなお味の煮汁が掛けられ、煮汁を吸った大ぶりの豚肉とジャガイモがゴロゴロ。
細かく刻まれた干し魚や輪切りの青唐辛子も添えられています。
お味は、東南アジアの屋台でよく食べられている「ぶっ掛け飯」のような、大味な感じですが、食べやすいし、美味しい♪
干し魚の風味が地味に効いています★
辛味調味料がめちゃくちゃ辛い!
こちらは、付け合わせの生野菜と辛味調味料。
この辛味調味料、店主さんに「めちゃ辛いから注意して!」と言われましたが、ほんのちょっと口に含んでみると、なるほど、本当にめちゃ辛!!
しかしながら、この辛い調味料をメインのボウルに少し混ぜていただいてみると、これが、抜群の美味しさ♪
激辛だという「ラカイン料理」の真髄の一端に触れた気がしました★
締めはリンゴジュース
お料理の締めは、プレートの上に載っていた「リンゴジュース」。
メニュー写真には載っていなかったし、何故リンゴジュースなのかは謎でしたが、辛い料理の後の甘いリンゴジュースは、良いお口直しとなりました♪
駒込にあるミャンマー・ラカイン料理のお店『ターリーズワ』
いただいた「ラカイン州のボウルご飯」は、マイルドで食べやすいお味でボリューミー。
付け合わせの激辛調味料を混ぜていただくと、さらに美味しく食べられます。
次回訪問した際は、ラカイン料理の真髄とも言える激辛海鮮料理をいただいてみたいです。
◉『ターリーズワ』の地図・アクセス
- 住所:東京都豊島区駒込2-2-1 都営駒込二丁目アパート1号棟 1F
- アクセス:駒込駅北口より徒歩約1分
- 営業時間:11:00~16:00 17:00~翌0:00
- 定休日:無休
- 予約:『ターリーズワ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
コメント