JR中央総武線大久保駅から徒歩2分。大久保通り沿いに、中国の上海周辺で食べられている麺料理「蘇州麺」の専門店があります。
店名はその名もまんまの『蘇州麺』。中国の上海と蘇州に20以上の店舗をオープンさせているチェーンの日本初出店店舗で、今年(2024年)に出来た新しいお店のようです。
中国の上海周辺で食べられている麺料理「蘇州麺」の専門店
『蘇州麺』の外観
こちらが、『蘇州麺』の外観です。
この場所は、唐揚げ専門店があったり、中国の羊肉専門店があったり、入れ替わりが激しい場所。
店頭には、開店祝いの胡蝶蘭の花が飾られていました。
『蘇州麺』の看板
窓に貼られたメニュー
蘇州特製油そば
ぱっと見、日本の普通のラーメン屋風。大久保界隈はラーメン屋さんが意外と少ないので、在住の中国人だけでなく、日本人の需要もありそうです。
『蘇州麺』の店内
『蘇州麺』の店内です。
牛丼チェーン店やラーメン屋のようなコの字形のカウンターがある店内空間。カウンター席だけでなく、小さなテーブル席も4席ほどあります。
店員さんは中国人女性の方2人
店員さんは、ホールに女性の方2名、厨房に男性1名。全員中国の方です。
ランチタイム12時頃の訪問で、最初は誰もいなかったものの、そのうち次々と来店。お客さんは、中国人、日本人の男性おひとり様か二人連れが中心。
『蘇州麺』は、中国に20以上の直営店を開設しているとのこと
壁に掲げられた「蘇州麺」の説明
こちらは、壁に掲げられた「蘇州麺」の説明(内容は↓)。
蘇州の麺の文化は、中国の南宋時代から現在まで700年以上の歴史があります。
蘇州の麺の特徴は新鮮で、濃厚で、深い味わいで、香ります。
蘇州の麺のスープは新鮮な豚肉を主材料として、20種類以上の異なる食材と組み合わせ、毎日9時間を煮込む必要があります。
蘇州の麺には「三湯」という概念があり、「麺が熱い」「スープが熱い」「碗が熱い」
これだと、ちょっとわかりづらいですが、GoogleMapのお店の説明には、もっと簡潔でわかりやすい説明がなされていました(↓)
「蘇州麺(蘇式湯麺)」です。 特徴は、タウナギや鶏などでダシをとったあっさりスープと細ストレート麺。これに浇頭(ジャオトウ/具材)をのせて食べます。
『蘇州麺』のメニュー
『蘇州麺』のメニュー
こちらが、『蘇州麺』のメニューです。
メインの麺料理は、2品のみ。
- 蘇州厚切りチャーシュー麺+高菜一皿(950円)
- 蘇州特製油そば(680円)
サイドメニューには、
- 宮保鶏肉丁(600円)
- 厚切りチャーシュー(350円)
- サクサクレバー焼き(600円)
- チャーシュー天麩羅(480円)
がありました。
替え玉(150円)や青梗菜(100円)、目玉焼き(120円)などのトッピングもあり、みじん切り生姜は無料で提供されるとのこと。
今回は、初訪問なので、メインの「蘇州厚切りチャーシュー麺+高菜一皿」を注文。
若い美人の店員さん(日本語がそこそこ達者)に、替え玉を付けるかと聞かれたので、付けてもらうことに。
ちなみに、テーブル上にはQRコードのポップがあり、Googleの口コミによると、本来はQRコードから専用ページにアクセスしてオンラインでお料理を注文するようなのですが、今回はQRコードのポップに気づかず、店員さんに直接口頭で注文しました。
特に「QRコードで注文してください」とも言われず、怪訝な反応もされなかったので、よくあることなのかも。
テーブル上に置かれた「蘇州麺」の食べ方
こちらは、テーブル上に置かれた「蘇州麺」の食べ方の説明。
蘇州麺 ディップス
七百年の歴史を持ち 中国の無形文化遺産です
- 先にスープを飲んでから麺をお召し上がりください。
- 燜肉(厚切りチャーシュー)を麺の下に押し込み、20秒待ってからお召し上がりください。
- みじん切り生姜をお酢と混ぜて、ご自由にお召し上がりください。
- 麺の中に他のトッピングを入れ混ぜることはお勧めしません。
- 替え玉一回は無料です。
ここで、ちょっと謎なことが。
メニューには、目玉焼きや青梗菜、無料のみじん切り生姜などのトッピングが記載されていますが、ディップスに「麺の中に他のトッピングを入れ混ぜることはお勧めしません」と書かれているのは、どういうことなのか。
ディップスに「替え玉一回は無料です」と書かれているが、メニューに「試営業期間」限定で麺を一回無料で追加できるという記載がある(訪問時には「試営業期間」は終了済み)。どちらが正しいのか。
兎にも角にも、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
まろやかであっさりとしたスープと、ほろほろのチャーシューが美味な「蘇州厚切りチャーシュー麺」
「蘇州厚切りチャーシュー麺」(950円)
ほどなくしてお料理が登場!
こちらが、「蘇州厚切りチャーシュー麺」です。
深い紅い色のスープの中に、細ストレート麺。そして、厚切りチャーシューがドカッと! 青梗菜もたくさん入っています。
そして、替え玉の麺と、カットされたゆで卵がひとつ。
さっそく、いただきましょう〜♪
まろやかであっさりとしたスープが旨い!
「蘇州麺」、初めていただきましたが、これ旨いです!
スープは、濃い色の見た目に反して、まろやかであっさりとしたお味で塩味も控えめ。それでいて、奥深い旨味を感じさせるお味。タウナギや鶏などのダシの旨味でしょうか。
ぷつぷつと歯で千切れる細ストレート麺の食感もGood!
絶品の厚切りチャーシュー
そして、何と言っても、厚切りチャーシューが絶品!
ほろほろと柔らかい歯応えのチャーシューは、ダシの効いたスープの旨味が沁み込んでいて、たまらない美味しさ♪ 青梗菜とのマッチングもいい感じ。
替え玉(細ストレート麺)
スープに入った麺を食べ終わり、替え玉を投入!
ここで、店員さんに、メニューに無料と書かれていた「みじん切り生姜」をオーダーしてみることにしました。
千切り生姜
それでもって、出てきたのがこちら。
ん? みじん切り生姜じゃなくて、千切り生姜?
メニューの表記が間違っているのか、出てきた品が間違っているのかは謎です。
テーブル上の調味料
兎にも角にも、「蘇州麺 ディップス」に、“みじん切り生姜をお酢と混ぜて、ご自由にお召し上がりください” と書かれていたので、テーブル上にある黒酢を千切り生姜に掛けます。
そして、「蘇州麺 ディップス」に、“麺の中に他のトッピングを入れ混ぜることはお勧めしません” と書かれていたものの、千切り生姜をそのまま食べるのも変だと思ったので、蘇州麺のスープの中に入れ、細ストレート麺と一緒にいただきました!
生姜の風味と黒酢の酸味の味変が効いて、なかなか美味しかったです。
ところで、食べ終わった後、もう一つ謎が浮かび上がりました。
そう言えば、いただいた「蘇州麺」、メニューには「蘇州厚切りチャーシュー麺+高菜一皿」と記載されていますが、「+高菜一皿」が無かった!
単に店員さんが載せ忘れたのか、メニューの記載になかった「ゆで卵」が高菜の代わりだったのか、結論は出ず。
『蘇州麺』
大久保にある中国の上海周辺で食べられている麺料理「蘇州麺」の専門店、店名そのまんまの『蘇州麺』。
いただいた「蘇州厚切りチャーシュー麺」は、濃い色の見た目に反して、まろやかであっさりとしたスープがまず美味しい♪ そして、ぷつぷつと歯で千切れる細ストレート麺の食感、スープの旨味が沁み込んだほろほろと柔らかいチャーシュー。
かなり美味なスープ麺でした★
細かいところで?なところもありましたが、お味は満足。近くに来たら気軽に立ち寄りたいお店です。
◉『蘇州麺』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区百人町1-17-10 STビル 1F
- アクセス:大久保駅から124m
- 営業時間:11:00~22:00
- 定休日:無休
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